コンバージョン値について

この記事では、コンバージョン値とは何か、それを使用することのメリット、そのレポートの内容について説明します。コンバージョン値の設定や編集、またはコンバージョン値のレポートで使用する通貨の変更については、コンバージョン値を設定するの手順をご覧ください。

コンバージョンの価値はすべて同じではなく、他に比べて価値の高いコンバージョンもあります。そこで各コンバージョンに値(購入額など)を割り当てれば、単にコンバージョンが発生した数ではなく、コンバージョンごとの価値の違いをふまえて広告の価値を把握できます。また、価値の高いコンバージョンを見極めて重点的に対応することもできます。

コンバージョン トラッキングを使用する際には、特定の操作のコンバージョンにすべて同じ値を割り当てたり、コンバージョンごとに異なる値(トランザクションに固有の値)を割り当てたりできます。

メリット

コンバージョン値を使用すると、キャンペーンの費用対効果(ROI)を測定して改善できます。

目標広告費用対効果(ROAS)の入札戦略ツールを使用すれば、目標とする広告費用対効果を平均的に維持しながら、コンバージョン値を最大化できます。

コンバージョン値を設定するメリット:

  • 詳しいデータが得られる: コンバージョンで生み出された価値の合計を把握できます。また、[コンバージョン値/費用] データ列を通じて、投資収益率も測定できます。こうしたデータを参考にすれば、投資収益率の高い(低い)キーワードや広告グループ、キャンペーンを特定して、入札単価や予算、ターゲット設定を調整できます。
  • 入札戦略を効率化: コンバージョン値を設定すると、目標広告費用対効果(ROAS)の入札戦略を使用できます。入札戦略ツールを使用すると、特定のキャンペーン、広告グループ、キーワードの入札単価が、掲載結果の目標に合わせて自動的に最適化されます。目標広告費用対効果を設定すると、指定した目標値と同等の広告費用対効果(ROAS)を目指しながら、コンバージョンの価値を最大限に高められるよう、上限クリック単価が設定されます。

同じ価値のコンバージョンについて

いくつかのコンバージョンに同じ価値を割り当てることもできます。この方法は複数のコンバージョン アクションをトラッキングする場合などに使用され、たとえば通話やユーザー登録について個別の値を取得することができます。これにより、2 つの異なるコンバージョン アクションが比較しやすくなります。たとえば通話の値が 500 円、ユーザー登録の値が 2,000 円の場合、登録の方が通話の 4 倍の価値があることを示しています。

その他、フォームの送信、見積もり依頼、車の試乗申し込み、電話問い合わせ、店舗検索の利用などにも値を割り当てることができます。

トランザクション固有のコンバージョン値について

トランザクション固有の値を使うと、同じコンバージョンが起こるたびに値が異なる可能性があります。たとえばショッピング カートを備えたオンライン ショップでは、ある顧客のコンバージョンの価値は 2,500 円で、別の顧客の場合は 5 万円になる場合があります。

トランザクション固有のコンバージョン値は、注文ごとにコンバージョン値が異なり、次のような条件がある場合に適しています。

  • キャンペーンの費用対効果を測定する。
  • 目標広告費用対効果(ROAS)などのスマート自動入札戦略を使用する。この場合は、コンバージョンのカウント方式で「すべてのコンバージョン」を選ぶことをおすすめします。「1 回のコンバージョン」を選ぶと、同じ顧客が 2 回以上コンバージョンを達成しても、1 つの値しかカウントされません。

要件

トランザクション固有の値を設定する場合は、ウェブ開発者に依頼して、コンバージョン トラッキング タグに含まれる google_conversion_value 変数にトランザクション固有の値を統合する必要があります。

トランザクション固有の値を設定する

トランザクション固有の値の設定については、購入や注文ごとに変動する値をコンバージョン値としてトラッキングするをご覧ください。

レポートでコンバージョン値を確認する

コンバージョン トラッキングを設定すると、コンバージョン値に関するデータ(コンバージョン全体におけるコンバージョン値の合計など)を確認できるようになります。コンバージョン値に関するすべてのデータを一目で確認するには、関連する表示項目を掲載結果の表に追加する必要があります。

コンバージョン値の列を追加する方法については、表示項目をカスタマイズして特定の掲載結果データを確認するをご覧ください。使用できる列については、コンバージョン トラッキング データについてをご確認ください。

コンバージョン値の通貨

通常、コンバージョン値は Google 広告のお支払い通貨でレポートに表示されます。ただし、コンバージョンごとに別の通貨を割り当てることもできます。

クロスアカウント コンバージョン トラッキングで使用するコンバージョン値の通貨

クライアント センター(MCC)アカウントで管理しているクロスアカウント コンバージョン トラッキングを使用している場合、別の通貨を既定値に指定したり、コンバージョン タグで通貨コードを指定したりしない限り、クライアント センター アカウントの通貨がコンバージョン値として適用されます。ただし、コンバージョンの基になったクリックが発生した Google 広告アカウントで別のお支払い通貨が設定されている場合、コンバージョン値は為替レートのその日の平均値を基にそのアカウントの通貨に換算されます。

MCC アカウントの既定の通貨が英国ポンドの場合を考えてみましょう。£10 相当のコンバージョン アクションを作成したとします。次に、通貨がユーロに設定されている管理アカウントの広告をクリックしたユーザーが、コンバージョンを達成したとします。現在の為替レートは £1 = €1.19 です。この場合、管理アカウントでは €11.93 というコンバージョン値が表示されます。ただし、MCC アカウントでは元の通貨のまま £10 と表示されます。

金銭的価値を設定しないコンバージョン トラッキング

実際の金銭的価値を設定せずにコンバージョンをトラッキングしているが、複数のコンバージョンの相対的な価値を測定したいという場合は、通貨を割り当てないことも可能です。一般的には、このような値は「主要業績評価指標(KPI)」と呼ばれます。そのコンバージョン アクションのデフォルト値で通貨を選択していない場合、タグに通貨コードが含まれていても、その通貨コードは無視されます。こうすることで、コンバージョン タグに変更を加えることなく、金銭的価値と KPI のどちらをコンバージョン値として測定するかコントロールすることができます。

ウェブサイトに申し込みフォームがある場合を考えてみましょう。この申し込みに金銭的価値を割り当てたくないものの、なんらかの数値は割り当てたいとします。この場合は、まずコンバージョン アクションを作成し、各申し込みに 2 という値を割り当ててから、[通貨を設定しない] を選択してください。レポートでは、アカウントのお支払い通貨やタグで送られた通貨コードに関係なく「2」という値が表示されます。

MCC アカウントで設定したコンバージョン アクションの値に通貨が割り当てられていない場合、コンバージョンのもとになった Google 広告アカウントの通貨に関係なく、為替レートによる換算は行われません。

コンバージョン値と入札戦略

コンバージョン値を設定すると、目標広告費用対効果(ROAS)の自動入札戦略を使用できるようになります。自動入札戦略では、目標に合わせて入札単価が自動的に設定されます。目標広告費用対効果では、掲載結果の向上を図るため、リアルタイム データ(デバイス、ブラウザ、所在地、時間帯など)を取り込んでオークションのたびに入札単価が調整されます。

目標広告費用対効果では、広告費用対効果の平均値の目標達成を目指しながら、コンバージョンの価値が最も高まるように入札単価が自動的に設定されます。つまり、目標広告費用対効果とは、広告に投じた費用で獲得したい平均コンバージョン値(収益額など)と言えます。

個々のコンバージョンごとに価値が異なり、目標広告費用対効果の達成を希望される場合は、目標広告費用対効果ツールのご利用をおすすめします。詳しくは、目標広告費用対効果とその設定方法に関する記事をご覧ください。

この情報は役に立ちましたか?
改善できる点がありましたらお聞かせください。