アプリアセットを使用すると、テキスト広告にモバイルアプリまたはタブレット アプリへのリンクを表示できます。ユーザーは広告見出しをクリックしてサイトにアクセスするか、リンクをクリックしてアプリにアクセスするかを選べます。このように、アプリアセットは 1 つの広告でウェブサイトとアプリの両方へのアクセスを提供できる便利な機能です。
この記事では、アプリアセットの仕組みと、どのようなメリットがあるかについて説明します。
始める前に
アプリアセットのテストをセットアップする前に、次のことを確認してください。
- Google Play か Apple App Store で公開中のモバイルアプリ
- モバイルアプリのパッケージ名(Android)またはアプリ ID(iOS)
- アプリストア内のアプリ詳細情報ページやダウンロード ページの URL
上記の要素がすべてそろっている場合は、アプリアセットをアカウント、キャンペーン、または広告グループに追加できます。
仕組み
アプリアセットでは、広告のすぐ下にモバイルアプリまたはタブレット アプリへのリンクが表示されます。このリンクをクリックすると、アプリストア(Google Play または Apple App Store)のアプリの説明ページが開きます。広告見出しをクリックすると、これまでどおりウェブサイトが開きます。
アプリアセットの主なメリット
- 柔軟性: アプリアセットは、アカウント、キャンペーン、広告グループの単位で設定できます。
- 詳細なレポート: アプリアセットが表示されたときに広告の各部分で獲得したクリック数を確認できます。それにより、広告見出しのクリック数とアプリアセットのクリック数を比較できます。また、その統計情報をキャンペーン、広告グループ、広告ごとに分けて表示することもできます。
- アプリストアとデバイスの「自動」検出: 各アプリストア用にアセットを 1 つずつ作成した場合、ユーザーのデバイスに応じたリンクが表示されます。そのため、iOS デバイスでは Apple App Store のリンクが表示されます。また、ユーザーのデバイスに合わせて適切なアプリアセット リンクが自動的に表示されます。たとえば、タブレット専用アプリのアプリであれば、そのアプリアセット リンクはスマートフォンには表示されません。
- 運用中に編集可能: パフォーマンス データをリセットすることなく、そのままアプリアセットを編集することができます。
なお、アプリアセットは、1 つのテキスト広告に 1 つしか表示されません(サイト内の各ページへのリンクを複数追加できるサイトリンクとは異なります)。ただし、アプリアセットそのものは、アプリごとやアプリストアごとなど、複数作成することができます。
追加先の階層
アプリアセットは、アカウント、キャンペーン、広告グループ、または広告単位で追加できます。アプリアセットを異なる単位(アカウント、キャンペーン、広告グループ)で設定している場合は、階層が最も低いものが使用されます。つまり、広告グループに追加したアプリアセットは、キャンペーン単位またはアカウント単位のアプリアセットの代わりに表示されます。同様に、キャンペーン単位のアセットはアカウント単位のアセットよりも優先されます。アプリアセットの費用
アプリアセットは無料で追加でき、クリックされた場合のみ料金が発生します。アプリアセットがクリックされた場合に発生する料金は、その広告の見出しがクリックされた場合と同じです。つまり、同じ広告のどちらのリンクがクリックされた場合でも、発生する料金は変わりません。
手順
アプリアセットを作成する
- Google 広告の管理画面で、[キャンペーン] アイコン をクリックします。
- セクション メニューで [アセット] プルダウンをクリックします。
- [アセット] をクリックします。
- アセットの一覧が表に表示されます。プラスボタン をクリックします。
- プルダウン メニューから [アセット] を選択します。
- 作成するアプリアセットの追加先(アカウント、キャンペーン、または広告グループ)をプルダウン メニューから選択します。
- [新規作成] または [既存のものを使用] を選択します。
- 検索フィールドにアプリ名を入力します。アプリの「Android」版と「iOS」版を選択できます。
- 行動を促すフレーズとして表示する「リンクテキスト」を入力します。
- 必要に応じて、カスタム トラッキング パラメータを追加することや、アプリアセットの掲載開始日および終了日を指定することも可能です。
- [保存] をクリックします。