新しいキャンペーン ガイダンス機能を使用して、Google 広告テストを改善しましょう。検索キャンペーンと P-MAX キャンペーンで利用できるこの機能では、[テストの有意性] スコアにより、統計的有意性のある結果が得られる確率が表示されます。また、テストを改善して十分な情報に基づく意思決定を行うための実用的な推奨アクションも提示されます。この機能は、検索キャンペーンのすべての P-MAX テストとインテント マッチ テストで利用できます。
このページの内容
メリット
キャンペーン ガイダンスにより、次のことが可能になります。
- より効果的なテストを実施する: 有意な結果が得られない事態やテスト期間が不必要に長くなる事態を回避できます。
- 行動につながるインサイトをより迅速に取得する: より迅速にデータドリブンの最適化を行い、キャンペーンのパフォーマンスを改善できます。
- パーソナライズされた推奨アクションを取得する: 予算、テスト期間、キャンペーンの選択を調整して、有意な結果が得られる可能性を高めることができます。
- テストの設定を簡素化する: 効果的なテストを実施するための明快でわかりやすい説明と実践的な手順を確認できます。
テストの有意性の範囲
テストの有意性のパーセンテージは次のカテゴリに分類されます。
- 有意性が低い: 0~49%
- 有意性が中程度: 50~79%
- 有意性が高い: 80~99%
テストの有意性に影響する要因
テストの有意性に影響する要因:
- キャンペーンの選択: テストの正常な設定を行うには、データ量が十分にあるキャンペーンが必要です。
- キャンペーンの変動: パフォーマンスに経時的な一貫性があるキャンペーンでは、より信頼性の高いテスト結果が得られます。
- トラフィック分割: 有意な結果を得るには、十分な量のトラフィックがテスト群に必要です。
- テスト期間: 信頼性の高い有意な結果を得るには、キャンペーンのデータ量とトラフィックに応じて、一定の期間以上テストを実施する必要があります。
- テストのタイプ: 特に広告見出しや入札戦略などのテスト設定の場合、有意な結果を得るには、可変的なテスト期間と最小限のパフォーマンス量が必要です。
ヒント: テストの有意性は、費用やコンバージョン数などの過去のキャンペーン データ、および見込まれる伸びとテスト期間に基づいて計算されます。計算はあくまで推定であり、実際のテストでは異なるスコアになる可能性があります。
テストの有意性を高める方法
テストの有意性を高めるには、次の方法があります。
- データ量が十分にあるキャンペーンを選択する: 特にコンバージョン数や費用などのデータ量が十分にあるキャンペーンでテストを実施すると、テストの有意性が大幅に高くなります。
- テスト期間を調整する: テスト期間を長くすると、より多くのデータを収集できるため、信頼性が高くなります。
- トラフィック分割を最適化する: より迅速に結果を得るには、コントロール グループとトリートメント グループの比率を 50:50 にすることを検討してください。
- 代替キャンペーンを選択する: テストに使用できるトラフィック量の多い他のキャンペーンを見つけましょう。
キャンペーン ガイダンスを使用してテストを作成する方法
Google 広告の広告キャンペーンを最適化するには、テストを実施して最も効果的な設定を見つけます。手順は次のとおりです。
- Google 広告の管理画面で、[キャンペーン] アイコン
をクリックします。
- セクション メニューで [キャンペーン] プルダウンをクリックします。
- [テスト] をクリックします。
- [すべてのテスト] 表の上にあるプラスボタン
をクリックして、テストのタイプを選択します。
- [テストを作成する] セクションで、テストのタイプと、テストの対照群として適格なキャンペーンを選択します。
- 適格なキャンペーンは次の要件を満たす必要があります。
- 有効になっている
- 既存のテストに含まれていない
- 適格なキャンペーンは次の要件を満たす必要があります。
- その他の必要な情報をすべて入力します。すべての情報を入力すると、テストの有意性が計算されます。
- 右側のパネルに表示される有意性評価を確認します。
- 有意性スコアにカーソルを合わせると、スコアに影響した要因と、評価が決定される仕組みに関する詳細が表示されます。
- 有意性が低い場合は黄色で示されます。
- 有意性が中程度の場合は青色で示されます。
- 有意性が高い場合は緑色で示されます。
- [表示] をクリックすると、テストの有意性を高めるための推奨アクションが表示されます。
ボタンをクリックして、テストの有意性パネルを閉じます。
