ライフサイクル目標キャンペーンを測定する

2025 年 10 月に、キャンペーンのオーディエンスをより詳しく把握できるよう、「新規顧客の獲得」レポートを明確にしました。以前は、技術的な制限やユーザーのパーソナライズ設定によって、一部の購入コンバージョン(新規顧客の獲得の最適化対象)に「不明」のラベルが付けられていました。

新規顧客の獲得を把握しやすくするために、「不明」の顧客が新規または既存かどうかを予測する機能を改善しました。機能の具体的な内容は次のとおりです。

  • 過去のキャンペーンのパフォーマンスに基づきます。
  • レポートに反映されます。
  • キャンペーンで、新規顧客を重視してより効果的に入札できるようになるため、新規顧客の獲得を促進できる可能性があります。

この記事では、ライフサイクル目標レポートを確認する方法、パフォーマンスの評価方法、レポートで顧客セグメントがどのように決定されるかについて説明します。

このページの内容


ライフサイクル目標レポートを確認する方法

有効にしたライフサイクル目標に応じて、キャンペーンで促進を図っている新規顧客、価値の高い新規顧客、リピーター、休眠ユーザー、価値の高い休眠ユーザーの数をモニタリングし、主要な指標をレポートできます。

: これらの指標は、キャンペーンで対応するライフサイクル目標を有効にして、購入コンバージョンを重視して最適化している場合にのみ利用できます。購入以外のコンバージョンでは、ライフサイクル目標のレポートは利用できません。詳しくは、顧客ライフサイクル目標を有効にする方法をご覧ください。

レポートを表示する方法

  1. [キャンペーン] 表で [セグメント] をクリックすると、[新規顧客とリピーター] セグメントを表に追加できます。これにより、有効にしたライフサイクル目標に応じて、次のカテゴリ別にコンバージョン数とコンバージョン値を確認できます。
    • 「新規顧客の獲得」目標:
      • 新規顧客: 広告主様のウェブサイトまたはアプリで初めて商品をオンライン購入したユーザーによるコンバージョン数とコンバージョン値。次の 1 つ以上の条件を満たすと、新規顧客として識別されます。
        • 過去 540 日間に商品を購入している(Google の自動検出システムをご利用の場合の適用基準)。
        • アカウント単位の顧客獲得設定で指定した既存顧客リストに含まれていない。
        • 新規顧客レポートタグを使用して、新規顧客として識別されている。
      • リピーター: 広告主様のウェブサイトまたはアプリで過去に商品をオンライン購入したことのあるユーザーによるコンバージョン数とコンバージョン値。次の 1 つ以上の条件を満たすと、リピーターとして識別されます。
        • 過去 540 日間に商品を購入している(Google の自動検出システムをご利用の場合の適用基準)。
        • アカウント単位の顧客獲得設定で指定した既存顧客リストに含まれている。
        • 新規顧客レポートタグを使用して、既存の顧客として識別されている。
    : プライバシーと技術上の理由により、リピーターにも「新規顧客のみ」の広告が表示されることがあります。詳しくは、「新規顧客の獲得」目標に関するトラブルシューティングの記事をご覧ください。
    • 新規顧客 - 高価値(「価値の高い新規顧客」モードを有効にしている場合に利用可能): 広告主様のウェブサイトまたはアプリで初めて商品をオンライン購入したユーザーのうち、価値の高い既存顧客リストのユーザーとの類似性に基づいて Google が価値が高いと判断したユーザーによるコンバージョン数とコンバージョン値。
    • 不明: 法的または文化的にデリケートなカテゴリに関連するポリシーの規定により、データをレポートできないユーザーによるコンバージョン数とコンバージョン値、または iOS やユーザー単位のパーソナライズ設定による測定の制限により、新規顧客か既存顧客かを識別できないコンバージョン。多数の「不明」コンバージョンのトラブルシューティング方法について詳しくは、こちらをご覧ください。
    • 追加のコンバージョン: 購入以外のコンバージョンの数。ライフサイクル目標のレポートは、購入コンバージョン(コンバージョンの概要ページの [購入] に分類されているコンバージョン)に限定されます。購入以外のコンバージョンは、その他のコンバージョンとして自動的に分類されます。
    • 「ユーザー維持」目標:
      • 復帰ユーザー: 休眠ユーザーリストに基づく、休眠状態だった顧客によるコンバージョン数とコンバージョン値。
      • 復帰ユーザー - 高価値: 休眠ユーザーリストと高価値の既存顧客リストに基づく、価値の高い休眠ユーザーによるコンバージョン数とコンバージョン値。
  2. [キャンペーン] 表で [] をクリックすると、キャンペーンで有効にしたライフサイクル目標について、次の主要な指標を確認できます。
    • 「新規顧客の獲得」目標:
      • 新規顧客: キャンペーンで獲得した新規顧客の数。キャンペーンによって獲得した価値の高い新規顧客の数を確認するには、この列を追加してデータを「新規顧客とリピーター」で分類します。
      • 顧客獲得費用(CAC): 新規顧客に割り当てられた広告費用を、キャンペーンで獲得した新規顧客の総数(ユニーク数)で割った値。
        • : 現在のところ、デマンド ジェネレーションでは CAC 列を使用できません。新規コンバージョンのみの顧客獲得コストを計算するには、「合計費用」を「新しいコンバージョン数」で割ります。
      • 新規顧客のライフタイム バリュー: 顧客獲得コンバージョン(新規顧客からのものであると特定された最初の購入コンバージョン)に対応するコンバージョン値の調整額。

新規顧客の獲得コンバージョンが 5 件あり、そのコンバージョンに設定された値が 2,500 円の場合、[新規顧客のライフタイム バリュー] 列には「12,500 円」と表示されます。
  • すべての新しい顧客のライフタイム バリュー: 顧客獲得コンバージョン(新規顧客からのものであると特定された最初の購入コンバージョン)に対応するコンバージョン値の調整額。入札対象外で「セカンダリ」に設定されている購入コンバージョンも含まれます。
  • 「ユーザー維持」目標:
    • 復帰ユーザー: 広告主様のウェブサイトまたはアプリで商品をオンライン購入した休眠ユーザーの数。キャンペーンによって獲得した高価値の休眠ユーザーの数を確認するには、この列を追加してデータを「新規顧客とリピーター」で分類します。
    • 復帰ユーザーのライフタイム バリュー: 休眠コンバージョン(休眠ユーザーからのものであると特定された最初の購入コンバージョン)に対応するコンバージョン値の調整額。
  • すべての復帰ユーザーのライフタイム バリュー: 休眠コンバージョン(休眠ユーザーからのものであると特定された最初の購入コンバージョン)に対応するコンバージョン値の調整額。入札対象外で「セカンダリ」に設定されている購入コンバージョンも含まれます。
  • 元のコンバージョン値: 値のルールによる調整(コンバージョン値のルールやライフサイクル目標による調整など)が適用される前の、未調整の値が表示されます。
: コンバージョン トラッキング タグで新規顧客と既存顧客のパラメータを送信した場合、Google の自動検出の代わりにそのパラメータが使用されます。

ライフサイクル目標キャンペーンの効果を測定する方法

ライフサイクル目標キャンペーンのパフォーマンスを評価するには、事前テストと事後テストを実施して、優先するセグメントの顧客のうちコンバージョンに至った顧客の割合を測定します。

ライフサイクル指標は、ライフサイクル目標を有効にした後にのみ Google 広告で利用可能になるため、事前 / 事後テストでは、独自の分析ツールを使用してパフォーマンスを測定する必要があります。

分析プラットフォームを使用して、ライフサイクル目標を有効にする前と有効にした後の、キャンペーンによって獲得した顧客の割合(特定のセグメントのコンバージョンに至った顧客数をコンバージョンに至った顧客の合計数で割った値)を測定します。

使用しているライフサイクル入札モードに応じて、次の顧客の割合を検討することをおすすめします。

  • 新規顧客の割合
  • 価値の高い新規顧客の割合
  • 休眠ユーザーの割合
  • 価値の高い休眠ユーザーの割合

Google 広告では、ライフサイクル目標のインクリメンタリティ テストはサポートされていませんが、地域に基づくコンバージョン リフトユーザーに基づくコンバージョン リフト機能を使用して、メディア ミックスが新規顧客の獲得に貢献しているかどうかをテストできます。新規顧客の増分を測定する場合、これらのテストで「新規顧客の獲得」目標を有効にします。

: ライフサイクル目標のレポートは、ライフサイクル目標を有効にした後のデータについてのみ提供されます。レポートデータを過去にさかのぼって利用することはできません。

ライフサイクル目標のパフォーマンスを最適化する

以下は、ライフサイクル目標のパフォーマンスに関するよくある懸念事項とその対処方法です。

  • 不明な顧客またはリピーターの割合が高い
    • 最適化案: 不明な顧客またはリピーターの割合が高い場合については、以下の項目をご覧ください。
  • 目標広告費用対効果の値は変えずに、新規顧客での入札単価をリピーターの場合よりも引き上げたい。
    • 最適化案: 新規顧客の価値の調整を引き上げ、目標広告費用対効果の値はそのまま維持します。
  • 顧客獲得コスト(CAC)が他のチャネルよりも高い
    • 最適化案: 新規顧客の獲得にはコストがかかるため、新規顧客の CAC は高くなりますが、ビジネスの長期的な価値の向上につながります。パフォーマンスを評価する際は、新規顧客のライフタイム バリューを考慮することが重要です。ただし、CAC の増加がビジネスにとって大きすぎる場合は、新規顧客の価値の調整を下げて、目標広告費用対効果の値を引き上げることができます。ただし、これにより新規顧客の割合が低下する場合があります。
  • 新規顧客の割合が時間の経過とともに減少している
    • 最適化案: 新規顧客の価値の調整を引き上げ、目標広告費用対効果の値はそのまま維持します。

レポートで顧客がセグメント別に分類される仕組み

デフォルトでは、ライフサイクル目標のターゲティング設定で使用されている方法(Google の自動検出、カスタマー マッチ リスト、タグベースのリマーケティング リスト)が測定に使用されます。ただし、これらの方法は完璧ではありません。これらの方法のみに頼ると、レポートにギャップが生じ、レポートに「不明」または「リピーター」のコンバージョンの割合が高くなる可能性があります。最も正確なレポートを作成するには、コンバージョン トラッキング タグに新規顧客と既存顧客のパラメータを設定します。

新規顧客と既存顧客のパラメータを使用すると、Google にグラウンド トゥルース レポートが提供されます。これは、Google が新規顧客と既存顧客の検出モデルを改善するためのフィードバック ループとして機能します。

: 顧客ライフサイクル目標を有効にした後、キャンペーンでレポートデータを利用できるようになります。ただし、顧客ライフサイクル目標が選択されていない期間のレポートを表示すると、結果が不正確になる場合があります。

レポートがコンバージョン数の設定と連動する仕組み

コンバージョンのカウント方法で「すべての」コンバージョンをカウントするように設定している場合(デフォルト設定)、コンバージョンが計測期間内に完了していれば、特定の広告インタラクションに関連するすべてのコンバージョン(再購入を含む)がカウントされます。「新規顧客の獲得」レポートでは、新規顧客によるこのような再購入はすべて「新規」に分類されます。コンバージョンのカウント方法で「1 回」のコンバージョンをカウントするように設定している場合、再購入はレポートにカウントされません。キャンペーンの表に「新規顧客とリピーター」セグメントを追加すると、新規顧客とリピーター別のコンバージョン数を確認できます。

[新規顧客] 列には、再購入率に関係なく、新規顧客の数が表示されます。同様に、[新規顧客のライフタイム バリュー] 列には、新規顧客が完了した最初の購入コンバージョンのコンバージョン値の調整が反映されるため、再購入は含まれません。

休眠ユーザーのレポートは上記と同じように機能します。つまり、休眠ユーザーによる再購入(コンバージョン期間内)は「復帰ユーザー」に分類されます。

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