動画アクション キャンペーンがデマンド ジェネレーションにアップグレードされます

動画アクション キャンペーン(VAC)*はデマンド ジェネレーションに置き換わります。デマンド ジェネレーションによって広告主様は、YouTube と Google の最もブラウジングされるサーフェスでヒントを探したり、情報を収集したりできます。また、オンライン購入の意思決定を行うこともできます。デマンド ジェネレーションで動画広告を掲載した広告主様は平均して、動画アクション キャンペーンと同程度のコンバージョン数を同程度のアクション単価で獲得しています1。マルチフォーマットを使用すると、パフォーマンスをさらに高めることができます。デマンド ジェネレーションに動画アセットと画像アセットの両方をアップロードした広告主様は、動画アセットのみをアップロードした広告主様に比べ、同じアクション単価で、コンバージョン数が 20% 増加しています2

主なスケジュール

  • 2025 年 3 月: Google 広告から、新しい動画アクション キャンペーンを作成するオプションが削除されます。
  • 2025 年第 2 四半期: 既存の動画アクション キャンペーンはデマンド ジェネレーション キャンペーンに自動的にアップグレードされます。

この更新について詳しくは、Google ブログの投稿をご覧ください。

*動画アクション キャンペーン(VAC)は、動画コンバージョン キャンペーンとも呼ばれ、キャンペーン サブタイプが [コンバージョンの促進] の動画キャンペーンを指します。Google 広告の [キャンペーン] タブで関連するキャンペーンをフィルタリングするには、[+ フィルタ] で [キャンペーン タイプ] に [動画]、[キャンペーン サブタイプ] に [コンバージョンの促進] を選択します。

1Google 内部データ、グローバル、2024 年 7 月、YouTube と GVP のインベントリのみ、Google 広告

2Google 内部データ、グローバル、2024 年 1 月~2 月

デマンド ジェネレーション キャンペーンと動画アクション キャンペーンの違い

デマンド ジェネレーションにアップグレードしたキャンペーンでは、動画アクション キャンペーンで使い慣れた設定の多くを引き続き使用できるほか、追加機能からのメリットも得ることができます。また、デマンド ジェネレーション キャンペーンでは、スマート自動入札によって、追加されたディメンションでパフォーマンスを最適化できるため、パフォーマンスの向上につながるメリットも得ることができます。

デマンド ジェネレーションのインベントリが YouTube から Discover、Gmail、GVP(省略可)まで拡大されます。

広告が表示される場所 *Discover Gmail YouTube YouTube ショート Google 動画パートナー
デマンド ジェネレーション はい、確認しました はい、確認しました はい、確認しました はい、確認しました はい、確認しました
動画アクション キャンペーン Red X icon Red X icon はい、確認しました はい、確認しました はい、確認しました
An image showing ad formats for Demand Gen and Video Action Campaigns.

*Discover フィードはモバイル デバイスに固有の機能です。ユーザーは、興味 / 関心に基づいて表示される記事のフィードを閲覧できます。Android では、ホーム画面から左にスクロールしてフィードにアクセスします。iPhone の場合は、iOS の Google アプリに表示されます。

デマンド ジェネレーション広告フォーマットが拡張され、画像を使用できます。詳しくは、デマンド ジェネレーション キャンペーンのアセットの仕様とベスト プラクティスをご覧ください。

広告フォーマット インストリーム動画 インフィード動画 ショート動画 インフィード画像 ショート動画の画像
デマンド ジェネレーション はい、確認しました はい、確認しました はい、確認しました はい、確認しました はい、確認しました
動画アクション キャンペーン はい、確認しました はい、確認しました はい、確認しました Red X icon Red X icon

デマンド ジェネレーションにアップグレードすることで利用できる機能

クリエイティブ

  • クリエイティブの選好: クリエイティブの選好を使用すると、デマンド ジェネレーション広告内の特定のフォーマットに動画アセットを固定できます。

  • クリエイティブの A/B テスト: デマンド ジェネレーション テストを使用すると、広告主様はユーザーを別個のグループにランダムに割り当てるクリーンなテスト環境で 1 対 1 のテストを作成し、画像と動画の両方を含むクロスチャネルのクリエイティブについて効果をテストできます。
  • テキスト プロンプトを使用した AI 生成画像: カスタムの画像アセットを簡単に作成できます。生成 AI を使えば、わずか数クリックでオリジナルの新しい画像アセットを作成できます。高いパフォーマンスを上げている画像がすでにある場合は、似た画像を生成できます。

キャンペーン設定

  • 類似セグメント: 類似セグメントは、既存の「基となる」リストのユーザーと特性を共有するユーザーのグループです。カスタマー マッチ リスト、広告主様のウェブサイトやアプリ、YouTube チャネルを操作したユーザーのリストなど、自社データを使用して「基となるリスト」を提供します。その情報をもとに、似た特徴を持つ見込み他の顧客が発掘されます。
  • クリック数の最大化入札戦略クリック数の最大化入札戦略は、デマンド ジェネレーションを実施したいものの、アカウントでコンバージョン目標を設定していない場合に最適な選択肢です。
  • キャンペーン単位と広告グループ単位で設定できる言語と地域の設定: 広告主様は、ニーズに応じて、地域 / 言語の設定を広告グループ単位またはキャンペーン単位で設定できます。この設定を広告グループ単位で行うと、対象地域間で予算をより柔軟に調整できます。そうでない場合でも、地域ごとに個別のキャンペーンを作成して、地域間でより厳密に予算を配分できます。広告グループ単位とキャンペーン単位のどちらかの設定を選択すると、キャンペーンの公開後にはその設定を変更できなくなることにご注意ください。「半径」や「近接地域」によるターゲティングはデマンド ジェネレーションで引き続き使用できますが、キャンペーン単位でのみ使用できます。

レポート

  • フォーマット セグメンテーション レポート: フォーマット レベルで分割された分析情報を理解するために、さらなる透明性を確保します。セグメンテーションは、インフィード(Discover フィード、Gmail、YouTube ホームフィード、YouTube 次のおすすめ、YouTube 検索など)、スキップ可能なインストリーム、YouTube ショートで分割されます。

機能比較

緑色のテキスト は、デマンド ジェネレーションで利用できる機能を、赤色のテキストは、デマンド ジェネレーションで利用できない機能を示します。 

 

デマンド ジェネレーション キャンペーン

動画アクション キャンペーン
セールス ファネルでの段階 ファネルの中流~下流
インベントリ
  • YouTube
  • Google 動画パートナー(オプトアウトあり)
  • Discover
  • Gmail
  • YouTube
  • Google 動画パートナー
デバイス モバイル、パソコン、タブレット、コネクテッド テレビ
形式
  • 動画広告
  • イメージ広告
  • カルーセル広告
動画広告
オーディエンス
  • カスタム セグメント
  • 広告主様のデータ
  • 興味 / 関心
  • ユーザー属性
  • 最適化されたターゲティング
  • 類似セグメント
  • カスタム セグメント
  • 広告主様のデータ、興味 / 関心
  • ユーザー属性
  • 最適化されたターゲティング
  • 組み合わせオーディエンス
  • 季節限定イベント
  • 新規顧客の獲得(ベータ版)
入札単価
  • コンバージョン数の最大化
  • 目標コンバージョン単価
  • コンバージョン値の最大化
  • 目標広告費用対効果
  • クリック数の最大化
  • オムニチャネル入札戦略(2025 年第 1 四半期を予定)
  • コンバージョン数の最大化
  • 目標コンバージョン単価
  • コンバージョン値の最大化
  • 目標広告費用対効果(過去のコンバージョン数が十分にある場合に使用可能)
  • オムニチャネル入札戦略
  • 単価調整比
測定
  • DDA
  • コンバージョン リフト測定
  • ブランド効果測定
  • 検索数の増加
  • 第三者による測定
  • DDA
  • コンバージョン リフト測定
  • ブランド効果測定
  • 検索数の増加
  • 第三者による測定
UI(ワークフロー、レポート)
  • クリエイティブの選好
  • 広告のプレビュー、広告フォーマット別のレポート、下書き用キャンペーンの作成(進行状況を保存し、後でキャンペーンの作成に戻る)
  • 地域と言語の設定は広告グループ単位で設定可能
  • 動画フリークエンシー グループ(アルファ版)(フリークエンシー キャップの代替)
  • 以前の管理画面
  • フリークエンシー キャップ
  • 共有予算
  • 動画フリークエンシー グループ(アルファ版)
広告表示オプション
  • 商品フィード
  • 行動を促すフレーズの表示オプション
  • サイトリンク
  • 商品フィード
  • 行動を促すフレーズの表示オプション
  • サイトリンク
  • リードフォーム広告(ベータ版)
  • アフィリエイト住所アセット(ベータ版)

デマンド ジェネレーションにアップグレードする方法

アップグレードの方法は、アカウントの目標と状況によって異なりますが、動画アクション キャンペーンの予算をデマンド ジェネレーション キャンペーンに移行したり、動画アクション キャンペーンの設定の方法と編成をそのまま反映した新しいデマンド ジェネレーション キャンペーンを作成したりすることで、事前に移行を進めることができます。

動画アクション キャンペーンからデマンド ジェネレーションへの移行には、次の 3 つの方法があります。

  1. 予算を手動で移行する: デマンド ジェネレーションに予算を移行する準備ができたら、動画アクション キャンペーンの予算を減らしながら、その分の予算をデマンド ジェネレーション キャンペーンで増やすことができます。
  2. コピーと貼り付けを使用する: コピーと貼り付けを使用して、既存の動画アクション キャンペーンのコピーを作成し、新しいデマンド ジェネレーション キャンペーンとして貼り付けると、既存の設定が引き継がれます。
  3. 移行ツールを使用する(2025 年第 1 四半期より利用可能): 以前の動画アクション キャンペーンの学習結果を新しいデマンド ジェネレーション キャンペーンに適用することで、学習期間を最小限に抑えることができます。このツールを使用すると、以前の動画アクション キャンペーンは無効になりますが、レポート作成のためにアカウントでは引き続き表示されます。既存の動画広告フォーマットのみを使用するデマンド ジェネレーション キャンペーンに、動画アクション キャンペーンを移行する場合は、移行ツールを使用して動画アクション キャンペーンをデマンド ジェネレーション キャンペーンに変換します。

動画アクション キャンペーンが終了する場合

動画アクション キャンペーンが終了したら、デマンド ジェネレーション キャンペーンを作成することをおすすめします。手動で作成するか、既存の動画アクション キャンペーンをコピーして新しいデマンド ジェネレーション キャンペーンに貼り付けることができます。デマンド ジェネレーション キャンペーンがすでにあり、動画アクション キャンペーンの予算に対して必要な設定がそのキャンペーンに含まれている場合は、新しいデマンド ジェネレーション キャンペーンを作成するのではなく、動画アクション キャンペーンの予算をそのデマンド ジェネレーション キャンペーンに移行できます。このシナリオでは、「移行ツール」のリリースを待つ必要はほとんどありません。

動画アクション キャンペーンが常時掲載の場合

キャンペーンの運用中に移行する場合や、常時掲載のキャンペーンがある場合は、段階的な方法で予算を移行し、その際に移行ツールの使用を検討することをおすすめします。

  • 予算を移行する:
    • ほとんどの広告主様、特に浅いコンバージョン*がある広告主様: デマンド ジェネレーション キャンペーンの予算を動画アクション キャンペーンの予算の 100% に引き上げます
    • 以前に立ち上げの問題が発生した広告主様、深いコンバージョン*がある広告主様:
      • デマンド ジェネレーションの予算を動画アクション キャンペーンの 10% に引き上げ、1~2 週間実施します
      • デマンド ジェネレーションの予算を動画アクション キャンペーンの 50% に引き上げ、1~2 週間実施します
      • デマンド ジェネレーション キャンペーンの予算を動画アクション キャンペーンの 100% に引き上げます

*「浅いコンバージョン」とは、ユーザーがサイト上で比較的「簡単に」行えるアクション(少ないクリック数で移動できるサイト上のページにアクセスするなど)をコンバージョンとしてカウントしたものを指します。一方「深いコンバージョン」とは、購入やフォームの送信など、ユーザーにとって通常、多くの操作が必要となるアクションをコンバージョンとしてカウントしたものを指します。

ご対応いただけない場合

ご対応いただけなかった場合、キャンペーンは 2025 年第 2 四半期にデマンド ジェネレーションに自動的にアップグレードされます。自動アップグレードが行われる前に、動画アクション キャンペーンの予算をデマンド ジェネレーションに移行することをおすすめします。以下はその理由です。

  • 早めに移行すると、デマンド ジェネレーションの設定フローについて把握でき、デマンド ジェネレーションに固有の機能をテストできます。
  • アップグレードしないことで、早めにアップグレードしていた場合に実現していた可能性のあるパフォーマンスの向上を逃すことになります。
  • 自動移行では、キャンペーンにデフォルトの設定が使用されます。この設定は、手動で移行する場合にカスタマイズできます。
  • 自動アップグレードが開始されるまでの間、ご都合のよいペースでパフォーマンスをモニタリングできるので、特にアップグレードするキャンペーンが多い場合には、自動アップグレードを待つよりもメリットがあります。

コピーと貼り付けツール

Google 広告では、キャンペーンをコピーして貼り付ける既存のワークフローに基づいたコピーと貼り付けのオプションを使用して、既存のキャンペーンを複製し、デマンド ジェネレーション キャンペーンに変換できます。このオプションは、選択したキャンペーンが動画アクション キャンペーンである場合にのみ表示されます。

動画アクション キャンペーンにはないデマンド ジェネレーションの設定であるため、このプロセスではロゴとビジネスの名前を追加する必要があります。ロゴとビジネスの名前は、既存のデマンド ジェネレーション キャンペーン、P-MAX キャンペーン、またはその他の広告キャンペーンに基づいて事前入力されます。

既存のキャンペーンをコピーして、新しいデマンド ジェネレーション キャンペーンとして貼り付ける方法

This animation guides you through using the copy and paste tool to replicate existing campaigns and convert them to Demand Gen.

  1. Google 広告の管理画面で、[キャンペーン] アイコン キャンペーン アイコン をクリックします。
  2. セクション メニューで [キャンペーン] プルダウンをクリックします。
  3. [キャンペーン] をクリックして、[キャンペーン] タブにアクセスします。
  4. コピーするキャンペーンを選択します。
  5. [編集] メニューをクリックし、[コピー] をクリックします。
  6. [編集] メニューをもう一度クリックし、[貼り付け] をクリックします。貼り付けオプションのチェックボックスが表示されます。
  7. 選択したキャンペーンをデマンド ジェネレーションに変更するオプションを選択します。
  8. ビジネスの名前を設定します。
  9. 設定を編集(鉛筆アイコン) [ロゴを編集] をクリックして、キャンペーンのロゴを設定します。ロゴは次の 3 つの方法で選択できます。
    • アップロード: 独自のファイルをアップロードします。
    • ウェブサイトまたはソーシャル: URL を入力します。ウェブサイトをスキャンして、サイズ要件を満たす画像を取得します。
    • アセット ライブラリ: アセット ライブラリから希望のロゴを選択します。
  10. 目的の画像を選択して、[保存] をクリックします。
  11. [貼り付け] をクリックして完了します。

貼り付けたら、キャンペーンに移動し、デマンド ジェネレーションに固有の機能(類似オーディエンス、動画と画像を 1 つのキャンペーンで併用する機能など)を追加できます。

リフト測定(ブランド効果測定、検索数の増加、コンバージョン リフト測定など)を実施していて、調査の途中である場合は、調査の実施中にコピーと貼り付けや移行ツールを使用しないことをおすすめします。変換されたキャンペーンが、自動的に調査に関連付けられることはありません。

移行ツール

: このツールは、2025 年初頭にすべての広告主様がご利用いただけるようになります。

移行ツールでは、既存の動画アクション キャンペーンを動画のみのデマンド ジェネレーション キャンペーンに変換できます。移行ツールを使用すると、既存の動画アクション キャンペーンをコピーし、動画のみを使用する同等のデマンド ジェネレーション キャンペーンとして貼り付けることができます。デマンド ジェネレーション キャンペーンとして貼り付けると、既存の動画アクション キャンペーンのステータスは [削除済み] になります。移行ツールを使用すると、既存の動画アクション キャンペーンの履歴が参照され、デマンド ジェネレーション キャンペーンを早期に立ち上げることができます。

ステータスが [削除済み] のキャンペーンを探すことで、アカウント内の古いキャンペーンも確認できます。

よくある質問(FAQ)

この移行に関するアラートは届きますか?

主なスケジュールの日付が近づくと、Google 広告アカウントに通知が届きます。

アカウントでは、どこで動画アクション キャンペーンを確認できますか?

アカウント内で動画アクション キャンペーンを確認するには、フィルタを組み合わせて使用します。

[キャンペーン] タブで以下の手順を実施します。

  1. [+ フィルタ] をクリックします。
  2. 次の 2 つのフィルタを追加します。
    1. キャンペーン タイプ: 動画
    2. キャンペーン サブタイプ: コンバージョンの促進

[ステータス] フィルタを含めて、[削除済み] を除くすべてのステータスを選択することをおすすめします。

削除された動画アクション キャンペーンは、自動ではデマンド ジェネレーションにアップグレードされません。ステータスが [一時停止] または [終了] の動画アクション キャンペーンの場合、アカウントでキャンペーンの費用が発生してからの経過日数によっては、アップグレードされる場合があります。

ヒント: フィルタ後のキャンペーン数の合計を確認するには、キャンペーンの表でテーブルの合計行数を確認します。たとえば、このフィルタを適用して [行: 1~57 / 57] と表示された場合は、アカウントに 57 個の動画アクション キャンペーンがあります。

デマンド ジェネレーションにアップグレードする際のベスト プラクティスを教えてください。

設定 アップグレード ツールのいずれかを使用して、デマンド ジェネレーション キャンペーンを作成します。動画アクション キャンペーンと同じ目標を設定する場合は、同じコンバージョン目標と設定を使用します。統合されたキャンペーン構成に沿って、オーディエンスのテーマを同じ広告グループにまとめます。
オーディエンス 比較可能な動画アクション キャンペーンのオーディエンスへのアプローチを踏襲し、類似オーディエンスをテストします。既存のキャンペーンと同じオーディエンスを使用しても、パフォーマンスに影響はありません。
予算

コンバージョンに基づく入札戦略: 1 日の予算を推定アクション単価の 20 倍以上に設定します。

価値に基づく入札戦略: 1 日の予算を 20 倍以上に設定する(予想される平均コンバージョン値 / 目標広告費用対効果)。
入札単価

動画アクション キャンペーンと同様の入札単価を設定し、コンバージョン アトリビューション期間を 28 日より長く設定します。

キャンペーンを最適化する必要がある場合は、入札単価の変更は 15% の範囲に制限し、次回の変更まで 1 週間の間隔を空けるようにします。

クリエイティブ 既存の動画アセットを使用し、横向き動画と縦向き動画を組み合わせます。画像アセットも追加することを強く推奨します。クリエイティブのベスト プラクティスを確認してください。
長さ デマンド ジェネレーション テストは少なくとも 4~6 週間実施することをおすすめします。想定外のパフォーマンスの問題を回避するには、期間を延長します。
評価ベンチマーク マーケティング目標と入札戦略に沿ったキャンペーン固有の KPI に照らして、デマンド ジェネレーションのパフォーマンスを評価します。

立ち上げ

デマンド ジェネレーションは AI を活用したキャンペーンです。そのため、機械学習モデルに顧客の情報を学習させる時間を必要とします。 良好なエクスペリエンスを実現し、十分な学習期間を確保するために、キャンペーンの立ち上げ期間として少なくとも 2 週間または 50 件のコンバージョンが発生するまで待ってから、構成を変更します。この想定とベスト プラクティスは、動画アクション キャンペーンを新しい動画アクション キャンペーンに移行した場合と同じです。

立ち上げのタイムライン

  1. デマンド ジェネレーションの開始
  2. 学習期間: 約 2 週間
  3. キャンペーン期間(最適化を含む): 最低 4~6 週間以上を推奨
  4. コンバージョン達成までの期間: 「X」日間
  5. 拡大とアップグレード

役立つヒント

  • 成果を評価するためのキャンペーン目標、立ち上げ期間、予算を調整し、明確にしておきます。

  • キャンペーンの構成を統合して学習効果を高めます。類似したオーディエンスのテーマを可能な限り広告グループごとにまとめ、過去 30 日間のコンバージョン数が 30 件ほどに満たない広告グループは統合を検討します。

  • パフォーマンスに変動が生じないように、入札単価の変更は 5% の範囲に制限します。
  • キャンペーンの掲載期間全体を通じて、キャンペーンの最適化案と成果の測定データを活用します。

デマンド ジェネレーションで利用できない機能の代替として提案される機能

機能 提案される代替機能
リードフォーム(ベータ版) リードフォームは P-MAX で利用できます。
季節限定イベントでのターゲティング 類似オーディエンス ターゲティングの代替機能については、オーディエンス検索ツールを使用してご確認ください。
新規顧客の獲得(NCA) 詳しくは、NCA の代替機能についてご確認ください。
共有予算 デマンド ジェネレーションでは、地域とターゲット言語は広告グループ単位で設定します。これにより、共有予算と同様に、予算の柔軟性が高くなります。
フリークエンシー キャップ フリークエンシー キャップは、ブランド キャンペーンを実施している状況で効果を発揮するコンセプトですが、デマンド ジェネレーションはパフォーマンスに最適化したキャンペーンです。パフォーマンスに最適化したキャンペーンでは、フリークエンシー キャップがパフォーマンスに悪影響を与えることがあり、また広告の表示回数が過剰にならないよう自動的に考慮されます。
アフィリエイト住所アセット この設定は使用できず、代替機能もありません。
オムニチャネル入札戦略(来店を重視した入札) 2025 年上半期にリリース予定。

デマンド ジェネレーション キャンペーンは実施中の既存のキャンペーンと競合しますか?

キャンペーンを同じアカウントにまとめるか、複数のアカウントで同じ最終ページ URL*に誘導する広告を掲載すると、それらの広告は同じ広告主様のものであると Google 広告に認識され、オークションごとに支払う金額が増えることはありません。アカウント内のキャンペーン間でターゲティング、広告フォーマット、インベントリが重複している場合、一方のキャンペーンの配信頻度が上がり、もう一方のキャンペーンよりも費用が増加する可能性があります。

例: 動画アクション キャンペーン「A」とデマンド ジェネレーション キャンペーン「B」があり、どちらも動画広告を掲載し、フランスと「スポーツファン」のオーディエンスをターゲットに設定しています。あるユーザーが、インストリーム広告の配信対象となる YouTube 動画を視聴しようとしています。入札単価が考慮される前に、Google 広告はキャンペーン A とキャンペーン B の広告が同じ広告主からのものであり、配信可能であると判断します。Google 広告は品質シグナルを使用して、A のほうがオークションに適した広告であると判断します。入札単価は、オークションに参加しているすべての競合他社による広告のうち、どの広告が配信されるのかと、それに支払われる金額を決定するために考慮されます。広告 A がオークションに参加し、配信されると費用が発生します。

  • B は A の入札単価を引き上げませんでした。
  • A が B の「代わりに」配信されました。この状況が繰り返される場合、時間の経過とともに B は配信されにくくなり、A のインプレッション数と費用が増加する可能性があります。配信がどの程度不均一であるかは、2 つのキャンペーン間での品質シグナルの差異によって変わります。

このようなことが懸念される場合は、キャンペーンのターゲティングの重複を減らすことができます(異なるオーディエンスを使用する、異なる地域を使用するなど)。1 つのキャンペーンで予算の多くが使用されている場合でも、複数のキャンペーンを組み合わせることでメリットが得られることがあります。動画アクション キャンペーンとデマンド ジェネレーションは、オーディエンスやインベントリが完全に重複しているわけではありません。そのため、両方のキャンペーンを並行して配信すれば、それらが組み合わさって、コンバージョンを獲得するのに必要なリーチと能力を拡大できます。両方のキャンペーンを組み合わせる場合は、個々のキャンペーンではなく、両方のキャンペーン全体でのパフォーマンスを把握してください。

*最終ページ URL では、同じ広告主の広告が競合しないように、ルートドメインのみを同じにする必要があります。たとえば、広告 A の最終ページ URL が example.com/shoes で、広告 B の最終ページ URL が example.com/shirts であるとします。これらの広告は、example.com のルートドメインが同じであるため、同じ広告主による広告と認識されます。 

動画アクション キャンペーンをデマンド ジェネレーションにアップグレードした後、動画アクション キャンペーンの過去のデータを確認できますか?

コピーと貼り付け(または自動アップグレード)の後でも、動画アクション キャンペーンはアカウントに残ります(つまり、一時停止または削除された動画アクション キャンペーンと、新しく作成されたデマンド ジェネレーション キャンペーンが表示されます)。

作成されたデマンド ジェネレーション キャンペーンには、元の動画アクション キャンペーン名に「#2」を追加した名前がデフォルトで付けられます。

例: 「夏のシャツ」という名前の動画アクション キャンペーンは、自動移行後に「夏のシャツ #2」という名前のデマンド ジェネレーション キャンペーンになります。

以前の動画アクション キャンペーンは引き続きアカウントに表示され、命名規則により、デマンド ジェネレーション キャンペーンの移行元となった動画アクション キャンペーンを簡単に特定できます。

動画アクション キャンペーンからデマンド ジェネレーション キャンペーンへの移行が済んだら、新しいデマンド ジェネレーション キャンペーンにアセットを追加すべきですか?

必須ではありません。しかし、デマンド ジェネレーション広告では、できるだけ多くのアセットとアスペクト比を使うことをおすすめします。これにより、利用可能なインベントリのカバレッジが最適化され、ストーリーの全体をユーザーに伝えやすくなり、ファネルのあらゆる段階で需要を満たすことができます。詳しくは、デマンド ジェネレーション キャンペーンのアセットの仕様とベスト プラクティスをご覧ください。

新しいキャンペーンを作成する場合、広告の再承認は必要ですか?

はい。移行方法にかかわらず、これらの広告は新しく作成された広告と見なされます。つまり、広告を提出して承認を受ける必要があります。配信の中断を防ぐために、早めに移行することをおすすめします。不承認となった場合は、[広告] タブのセルフサービスの再審査請求オプションを使用して、広告の手動審査をリクエストしてください。

デリケートなカテゴリはデマンド ジェネレーションの対象になりますか?

デリケートな情報に該当するインタレスト カテゴリの広告主様は、デマンド ジェネレーション キャンペーン内の YouTube インベントリにイメージ広告と動画広告を配信できます。YouTube インベントリには、YouTube ホームフィード / 次のおすすめ / 検索、YouTube ショート、YouTube インストリームが含まれます。

デマンド ジェネレーションで「新規顧客の獲得」目標(NCA)を使用できますか?

新規顧客の獲得入札目標はデマンド ジェネレーションではサポートされていません。代わりに、デマンド ジェネレーションのユーザーは、除外機能を使用して顧客開拓戦略を強化し、新規顧客を獲得できます。

  • 類似セグメント: 既存顧客と類似した新しい見込み顧客を見つけてビジネスを成長させます。
    • 既存顧客のデータ セグメントを作成する: 関連する顧客データを Google 広告アカウントにアップロードします。データの例としては、ウェブサイト訪問者の中の「購入ユーザー」、過去(または最近)の顧客のリスト、アプリユーザーがあります。
    • 類似セグメントを作成する: これらの既存顧客のセグメントを使用して、類似セグメントを作成します。類似セグメントでは、基となるリストに登録されているユーザーは自動的に除外されます。
      • [リーチの範囲: 広] を選択して、新規見込み顧客のプールを拡大します。
      • デバイス ID リストは、類似セグメントの拡張の基となるリストとして使用できません。
  • 除外: 既存顧客を除外する機能と、Google が提供する価値の高い多様なオーディエンス セグメントを組み合わせます。
    • 既存顧客のデータ セグメントを作成する: 関連する顧客データを Google 広告アカウントにアップロードします。データの例としては、ウェブサイト訪問者の中の「購入ユーザー」、過去(または最近)の顧客のリスト、アプリユーザーがあります。
    • ターゲティングから除外: これらの既存顧客のセグメントを、広告グループのオーディエンスの [除外] に追加します。
    • 価値の高いオーディエンス セグメントを追加する: 商品カテゴリの購買意向が強いユーザーや、Google や YouTube でブランドを検索したユーザーなど、新規顧客になる可能性が高いオーディエンス セグメントを、Google 広告の豊富なオプションから選択して、ターゲティング戦略を強化できます。

請求は動画アクション キャンペーンと同じ方法で行われますか?

動画アクション キャンペーンとデマンド ジェネレーションはともにコンバージョンまたはコンバージョンに基づく目標(入札戦略に応じて、目標アクション単価、コンバージョン値、広告費用対効果など)を重視して最適化されますが、請求は異なる指標に基づいています。

動画アクション キャンペーンの請求はインプレッション単価に基づいています。

デマンド ジェネレーションでは、インプレッション単価クリック単価などの入札単価が併用され、(P-MAX と同様)請求の基準は Google サーフェスと広告フォーマットによって異なります。

  • YouTube の動画広告: インプレッション単価
  • YouTube のイメージ広告: インプレッション単価
  • Gmail: ティーザーのクリック(広告を開く最初のクリック。ウェブサイトに遷移する 2 回目のクリックについては課金されない)
  • Discover のイメージ広告: クリック単価
  • Discover の動画広告: エンゲージ ビュー(動画が 5 秒以上視聴された後にクリックして再生またはリンクがクリックされた場合に、エンゲージ ビューと見なされます)

デマンド ジェネレーションの詳細はどこで確認できますか?

この情報は役に立ちましたか?

改善できる点がありましたらお聞かせください。
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