商品フィードを使用してファインド広告に商品を表示する

10 月より、デマンド ジェネレーション キャンペーンは Google 広告のすべての広告主様にご利用いただけるようになります。これに伴い、同月よりファインド キャンペーンはデマンド ジェネレーション キャンペーンにアップグレードできます。ファインド キャンペーンのアップグレードをご希望の場合は、Google アカウント チームにお問い合わせください。また、特に担当の Google アカウント チームがない場合は、ファインド キャンペーンは 11 月までに自動的にアップグレードされます。

アップグレードが完了すると、ファインド キャンペーンの過去のデータと学習データはすべて、新しいデマンド ジェネレーション キャンペーンにシームレスに引き継がれます。これにより、新しいユーザー インターフェースをフルに活用し、パフォーマンス向上を実現する新機能を使用してキャンペーンを最適化できます。

ファインド広告からデマンド ジェネレーションへのアップグレードに関する詳細

商品フィードのあるファインド広告のさまざまなプレースメント例を示すアニメーション。

Google の AI を活用したファインド広告を使用すると、YouTube、Discover、Gmail でユーザーがお気に入りのコンテンツを閲覧しているときに、適切なユーザーに適切な商品を適切なタイミングで宣伝できます。これにより、広告主様のブランドを知らなかったユーザーの購入を促進できます。

小売業者様は、自身の商品を宣伝するために利用できる商品カタログをお持ちかもしれません。そうしたカタログの活用に最適な場所が Google Merchant Center です。何百万人ものユーザーが商品を見つけたり、探したり、購入したりすることができます。

ファインド広告で商品フィードを使用すれば、Google Merchant Center の商品カタログをアピールし、ウェブサイトでの売り上げの拡大、見込み顧客の増加、その他のユーザー行動の促進につなげることができます。

重要: 販売促進または見込み顧客の発掘のコンバージョン目標のいずれか、またはその両方を重視して最適化したファインド キャンペーンは、商品フィードを使用することで、平均して、同様の CPA で 45% 多いコンバージョンを達成します*。
*出典: Google 内部データ、グローバル、2022 年 11 月。2022 年 8 月から 11 月にかけて 731 件のファインド キャンペーンで商品フィードを使用した 458 人の広告主様の分析に基づくデータ。

メリット

  • パフォーマンス: YouTube、Discover、Gmail の 30 億人のユーザーの中で見込み顧客に的確にリーチでき、適切な商品を適切なタイミングで適切なオーディエンスに宣伝することができます。Google の AI によりユーザーの関心と意向を予測することで、ユーザーに関連性の高い商品を表示します。これにより、コンバージョン数の最大化、目標コンバージョン単価、目標広告費用対効果(ベータ版)、それぞれの入札戦略の目標達成を実現します。
  • 使いやすさ: 宣伝する商品アイテムごとに広告を作成するのではなく、ファインド キャンペーンを既存の Google Merchant フィードに関連付けることができます。フィード内の画像と商品の詳細は、見込み顧客に Google の AI を使って表示される広告のクリエイティブとして使用されます。商品画像を選択すると商品のランディング ページに直接移動するため、見込み顧客が詳細情報を確認して購入することができます。
  • 柔軟性: 事前定義された商品グループ フィルタを設定し使用することで、より的確にターゲットを絞ったファインド広告を作成できます。

前提条件

  1. Google Merchant Center のアカウントをセットアップします。詳しくは、Google Merchant Center に登録する方法をご覧ください。
  2. Google Merchant Center アカウントのフィードを作成します。フィード商品データ仕様の詳細をご確認ください。キャンペーンを計画するときは、新しい商品フィードの承認までに最大 3 日かかる場合があることに注意してください。
  3. Merchant Center アカウントと Google 広告アカウントをリンクする方法を確認します。
  4. Google Merchant Center で、「ショッピング広告」が掲載先として有効になっていることを確認します。
  5. 商品広告が最大限のカバレッジを得るために、商品を正方形の画像(1:1)で表示することをおすすめします。アスペクト比が 0.6:1.4 以内の画像は十分なカバレッジを得ます。
  6. Google 広告のポリシーファインド広告のポリシーショッピング広告のポリシーファインド広告の商品フィードの要件を確認します。

: Google Merchant Center フィードにリンクするファインド キャンペーンは、新しくセットアップする必要があります。Google Merchant Center のフィードを既存のファインド キャンペーンに追加することはできません。また、ファインド キャンペーンにすでに関連付けられている Google Merchant Center フィードに変更を加えることもできません。


ベスト プラクティス

商品フィードを使ったプロスペクティング キャンペーンまたはリマーケティング キャンペーンの成果を最大限に引き出すためのベスト プラクティスをご紹介します。プロスペクティング キャンペーンは、ウェブサイト トラフィックの獲得、エンゲージメント、販売など、さまざまな目標を達成するのに役立ちます。リマーケティング キャンペーンでは通常、過去にお客様のサイトや商品を利用したことがあるユーザーへのリエンゲージメントに焦点を当てています。また、ファインド広告のベスト プラクティスに沿ってファインド キャンペーンを最適化してください。

地域ターゲティング

フィードが複数の地域をターゲットにするように設定されているが、キャンペーンでこれらの地域の一部をターゲットにしたい場合は、キャンペーンの作成時またはキャンペーン設定時にターゲット地域を選択します。ファインド キャンペーンでは、配信期間中、商品と対象国のユーザーが照合されます。

商品グループ

注: 指定したオーディエンスやキャンペーンに追加した他のアセットに関連性があり、ぴったりの商品をできるだけ多く含めます。キャンペーンが適切に機能するよう、最低 4 つの商品を追加してください。最良の結果を得るには、最低 50 個の商品がおすすめです。

入札単価と予算

  • コンバージョン値をレポートする場合は、目標広告費用対効果(tROAS)入札戦略を使用します。「tROAS」入札戦略では、コンバージョン値を分析し、その分析を基に将来のコンバージョンとそれに関連する値を予測することで、目標広告費用対効果を達成するようリアルタイムの自動入札が行われます。
  • 1 日の推奨予算は、目標コンバージョン単価の 10 倍であるか、1 日あたり 100~500 米ドルのいずれか高い方です。

ヒント: 標準のファインド キャンペーンと同様に、キャンペーンの立ち上げに 1~2 週間ほどかかります。その間キャンペーンの入札単価や予算を変更しないでください。

クリエイティブ

商品フィード広告のアセットは、主に Google Merchant Center のカタログから取り込みます。
  • 広告の見出しと説明文: 広告レベルの広告見出しと説明文を使用して、店舗で提供しているサービスまたは全体で提供しているサービスを示します。
    • 例: 「すべての商品が送料無料」、「全品 10% オフ」など。
  • (推奨)紹介カード: 商品の詳細を表示できない場合に代替として画像を表示することができ、より多くのユーザーに広告を配信できます。

Google Merchant Center

  • フィード内の商品仕様が正確であることを確認してください。
  • 商品フィードに、ターゲットとする国で購入できる商品が含まれていることを確認してください。キャンペーン内の商品の在庫状況は、商品フィードの設定に基づいて表示されます。
  • Google Merchant Center の属性の短いタイトル [short_title] を使用して、訴求力の高い商品広告を作成できます。
    • すばやく目を引くタイトル(通常は半角 65 文字(全角 32 文字)未満)を使用して、ブラウジング中のユーザーの関心を引きつけます。
    • サイズや性別など、商品のバリエーションに固有の属性は使用しないでください。
  • 同一または類似のアイテムを扱う大規模な販売者のフィードには、item_group_id 属性を使用します。この属性を使用すると、フィード内の商品バリエーションをグループ化して、広告に重複する商品画像が表示されないようにできます。
  • 新しい商品フィードの承認には最長で 3 日かかる場合があるため、キャンペーンを計画する際はこの点をご留意ください。
  • 商品広告が最大限のカバレッジを得るために、商品を正方形の画像(1:1)で表示することをおすすめします。アスペクト比が 0.6:1.4 以内の画像は十分なカバレッジを得ます。

詳細: ファインド キャンペーンのパーソナライズされたフィードで行動を促しましょう


商品フィードと新しいファインド キャンペーンをリンクする手順

キャンペーンを設定する

注: 以下の手順は、2024 年にすべての広告主様にご利用いただけるようになる、新しい Google 広告ユーザー エクスペリエンスの一部です。以前のバージョンの Google 広告を現在もお使いいただいている場合は、クイック リファレンス マップを確認するか、Google 広告の上部にあるナビゲーション パネルの検索バーを使って、お探しのページを検索してください。
  1. Google 広告の管理画面で、[キャンペーン] アイコン Campaigns Icon をクリックします。
  2. セクション メニューで [コンバージョン ] プルダウンをクリックします。
  3. プラスボタン をクリックし、[新しいキャンペーンを作成] を選択します。
  4. マーケティング目標として [販売促進]、[見込み顧客の獲得]、[ウェブサイトのトラフィック]、[目標を設定していない] のいずれかを指定します。
  5. 販売重視で最適化するには、利用可能なオプションからコンバージョン目標を選択し、[続行] をクリックします。
  6. [キャンペーン タイプを選択してください] で [ファインド] を選択します。
    商品フィードのある新しいファインド キャンペーンを設定する方法を示す UI アニメーション。
  7. [商品フィードのあるファインド キャンペーン] オプションを選択します。
  8. キャンペーンにリンクする Merchant Center アカウントを選択します。
    ファインド キャンペーンで、リンクしている GMC アカウントおよびフィードを設定する方法を示す UI アニメーション。
  9. 広告をクリックしたユーザーに表示されるウェブページの URL を入力します。
  10. 商品フィードnのあるファインド広告の名前を入力します。
  11. [続行] をクリックします。
  12. キャンペーンのターゲット地域と対象言語を選択します。
    • 注: 広告のローテーションとフリークエンシー キャップは、このキャンペーン タイプではご利用いただけません。
  13. 入札戦略を選択し、1 日の平均予算を入力します。詳細: 自動入札について
    • コンバージョン: [目標コンバージョン単価の設定] のチェックボックスをオンにすると、入力された目標コンバージョン単価の達成に向けてキャンペーンが最適化されます。詳しくは、目標コンバージョン単価制をご覧ください。
    • コンバージョン値: [目標広告費用対効果を設定する] チェックボックスをオンにすると、入力された目標広告費用対効果の達成に向けてキャンペーンが最適化されます。この機能は現在ベータ版です。使用を開始する際は、Google の担当者にご連絡ください。詳しくは、「目標広告費用対効果」入札戦略についてをご覧ください。
  14. [次へ] をクリックします。
  15. オーディエンスを選択します。カスタム インテント オーディエンス、広告主様のデータ、購買意向の強いセグメントをオーディエンス セグメントのターゲティング オプションとして追加できます。
    • 注: オーディエンス リストを使用する場合は、以下の最小要件を満たしている必要があります(詳細)。
      • Google 検索ネットワークをターゲットとする場合、過去 30 日間のアクティブ ユーザー数が 1,000 人以上であることが必要です。
      • YouTube をターゲットとする場合、過去 30 日間のアクティブ ユーザー数が 1,000 人以上であることが必要です。
      • Gmail をターゲットにする場合、ディスプレイ ネットワークで過去 30 日間のアクティブ ユーザー数が 100 人以上であることが必要です。
    • Google アナリティクスのオーディエンス リストを使用する場合:
    • カスタム インテント セグメントを利用する場合:
      • ファインド広告では検索広告のキーワードのみがサポートされます。
  16. [次へ] をクリックして広告の作成に進みます。

広告の作成

: フィードがキャンペーンと正しく関連付けられていると、ページ上部に Merchant Center アカウントと [商品グループ] セクションが表示されます。

商品フィードが関連付けられているファインド キャンペーンでサポートされるのは、ファインド商品広告フォーマットのみです。商品広告は、単一販売者のカルーセル広告として表示され、販売者のフィード内の関連商品と特典がスクロール可能な広告に表示されます。

商品フィード付きファインド広告を新規設定するための UI を示したスクリーンショット。
  1. (省略可)商品グループを選択します。ファインド キャンペーンに含める商品グループを選択する過程を示した UI のアニメーション。
    1. Merchant Center の商品フィードに含まれている事前定義済みの商品グループのフィルタのセットを選択することもできます。商品グループ フィルタを使用して、フィードの商品の詳細を調整できます。
      1. 最上位の商品グループのフィルタを 1 つ以上選択できます。広告グループを作成すると、より複雑なフィルタの組み合わせを [商品グループ] タブで追加することができるようになります。
      2. 商品グループ フィルタが選択されていない場合は、フィード内のすべての商品が、新しく作成したキャンペーンの広告グループで表示されるようになります。
  2. 最終ページ URL を指定します。「最終ページ URL」とは、広告をクリックしたユーザーに表示されるページのことを指します。ご自身のウェブサイトのどのページでも指定できますが、広告の宣伝内容と一致したページである必要があります。
  3. ロゴを追加します。
    • 推奨サイズ: 1200 × 1200px
    • 最小サイズ: 128 × 128px
    • ファイルサイズ上限: 5,120 KB
  4. 広告見出しと説明を追加します。
    • 「広告見出し」とは、広告に表示される最初の行で、半角 40 文字(全角 20 文字)以内で指定できます。表示される広告見出しの長さは、見出しが表示されるサイトによって変わります。表示しきれない場合は、末尾が省略記号(...)で表されます。
    • 説明文を追加することで、追加の説明や詳細情報を表示できます。文字数は半角 90 文字(全角 45 文字)以内で、広告見出しの後に表示されることもあります。
  5. 行動を促すフレーズ(CTA)を追加します。
    • ユーザーの行動を喚起するため、さまざまなレイアウトで行動を促すフレーズが表示されます。「(自動)」を選択すると、行動を促すフレーズが自動的に選択されます。なお、一部の広告レイアウトには行動を促すフレーズは含まれません。
  6. (推奨)商品広告の紹介カードを追加します。この画像は、商品の詳細を表示できない場合に代替画像として表示され、より多くのユーザーに広告を配信するのに役立ちます。画像のアスペクト比の以下の要件を必ず満たすようにしてください。
    1. スクエアのロゴ(1:1)
    2. 推奨サイズ: 1,200×1,200
    3. 最小: 128×128
    4. 最大ファイルサイズ: 5,120 KB
    5. 商品フィード付きファインド広告の紹介カードを設定している様子を示したスクリーンショット。
      1. 紹介カードの画像を選択します。
        1. 必要な画像は 1 枚のみですが、最適な形で表示されるように、アスペクト比(16:9、1:1、4:5)ごとに 1 個の画像を選択することをおすすめします。追加する画像の数およびアスペクト比は、他のカードで使用されている画像と同じにしてください。
          ファインド広告の紹介カードを設定する方法を示す UI アニメーション。
      2. 画像を選択したら、URL(必須)と説明文(省略可)を入力します。
  7. これで紹介カードが完成しました。編集することもできます。[次へ] をクリックして、確認ページに移動します。
    完成した商品フィード付きファインド広告の紹介カードを示したスクリーンショット。
  8. 確認ページに表示されている情報が正確であることを確認します。
    簡略化されたファインド広告の確認ページのスクリーンショット。

商品のレポートと分析情報

[商品] タブでは、広告のパフォーマンスの最新データを商品単位で確認したり、内訳を適用して重要な指標を確認したりできます。組み込み指標のトラッキングにより、キャンペーンのパフォーマンスを幅広く把握し、マーケティング戦略を最適化するために情報に基づいた意思決定を行うことができます。

レポート機能
商品属性(Google Merchant Center フィードから取得) 販売者 ID
商品アイテム ID
画像
タイトル
料金
配信の準備状況を示す分析情報(ポリシー審査の詳細) 商品のステータス
分析情報
主要なパフォーマンス指標 クリック数
インプレッション数
クリック率(CTR)

また、[広告グループ] タブで商品単位のレポートを確認することもできます。このタブには、表示回数、クリック数、クリック率などの広告グループの主要なパフォーマンス指標に加えて、送信済み商品数や有効な商品数などのショッピング カバレッジの指標が含まれます。


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