2022 年 11 月 1 日にお知らせしましたとおり、類似ユーザー機能はより持続可能なソリューションに変わり、Google 広告から削除されます。
2023 年 8 月に行われる変更の内容
- 類似セグメントは、Google 広告のすべての広告グループとキャンペーンから段階的に削除され、月末までにすべてが削除されます。
- 過去のキャンペーンの類似ユーザー セグメントにつきましては、引き続き過去のレポートにアクセスしてご確認いただけます。
次の点にご注意ください。
- 2023 年 8 月 1 日時点で類似ユーザー セグメントが使用されているディスプレイ キャンペーンと動画アクション キャンペーンでは、最適化されたターゲティングが有効化されます。
- 詳しくは、最適化されたターゲティングを使用する方法をご覧ください。
- [商品やブランドの比較検討] または [ブランド認知度とリーチ] の目標を設定した動画キャンペーンでは、オーディエンス拡張が有効になります。
- 詳しくは、オーディエンス拡張を使用するをご覧ください。
- 2023 年 8 月 1 日より前にオプトアウトしていた場合、類似セグメントをターゲットとしている広告グループとキャンペーンは一時停止されます。必ず一時停止を解除し、関連するターゲティング条件を追加してください。
その他の注意事項
- 対応する自社オーディエンス セグメントは、最適化されたターゲティングのシグナルとして、およびオーディエンス拡張のターゲティング条件として追加されます。
- 最適化案「最適化されたターゲティングを使用する」の自動適用を有効にしていれば、引き続き、意図されたとおりに動作します。最適化案の自動適用は、[最適化案] ページで引き続き管理できます。
8 月 1 日を過ぎると、類似セグメントが Google 広告の広告グループとキャンペーンから削除されます。過去のキャンペーンの類似セグメントについては、引き続き過去のレポートで確認できます。
類似セグメントのサポート終了後は、自社データの活用、適切なオーディエンスへのリーチ、キャンペーンのパフォーマンスの向上を行うために、キャンペーン タイプに応じたソリューションが提供されます。これにより、お客様のビジネス目標に沿って直接最適化できるようになります。
ディスプレイ キャンペーンまたは動画アクション キャンペーンで類似セグメントを使用していて、まだ最適化されたターゲティングを有効にしていない場合は、最適化されたターゲティングを有効にしてください。これにより、関連性の高いオーディエンスへのリーチを拡大し、お客様のコンバージョン目標に沿って最適化できるようになります。詳しくは、最適化されたターゲティングを使用する方法をご覧ください。
リーチと認知度向上重視の動画キャンペーンまたは比較検討動画キャンペーンで類似セグメントを使用している場合、自社データに含まれるユーザーと類似するユーザーにリーチするためには、広告グループに自社データ セグメントを含め、オーディエンス拡張を有効にする必要があります。詳しくは、オーディエンス拡張を使用するをご覧ください。
検索キャンペーンまたはショッピング キャンペーンで類似セグメントを使用していて、スマート自動入札を使用していない場合は、キャンペーンでスマート自動入札を使用する必要があります。スマート自動入札をすでに使用している場合は、特に必要な対応はございません。また、P-MAX キャンペーンを実施している場合も、特に必要な対応はございません(P-MAX キャンペーンは自社データのシグナルを利用するため)。
この変更が行われる理由
一般的なオンライン マーケティング手法の制限が厳しくなる中、ビジネスを成長させるには、より新しく、より持続可能な戦略が必要とされます。こうした変化を先取りするには、プライバシーに配慮した方法で関連性の高いオーディエンスにリーチし、成果を測定できるよう、Google AI を活用することが最も効果的です。こうした状況に対応するため Google は、類似ユーザー機能を、最適化されたターゲティング、オーディエンス拡張機能、スマート自動入札などの、自社データの活用とマーケティング目標に沿った最適化に役立つ高度な AI 活用ソリューションにアップグレードします。
2023 年以降の変更点
- 2023 年 8 月 1 日に行われる変更の内容:
- 類似セグメントはターゲティング設定とレポート作成には使用できなくなります。
- 類似セグメントはすべての広告グループとキャンペーンから削除されます。
- 類似セグメントはオーディエンス マネージャーなどの Google 広告に表示されなくなります。
- 類似セグメントは Google 広告の分析情報とレポートから除外されます。過去のレポートは引き続きご利用いただけます。
- 類似セグメントを使用するコンバージョン値のルールの適用は終了し、コンバージョン値が類似セグメントに基づいて調整されることはなくなります。
変更への対応方法
検索キャンペーンと標準のショッピング キャンペーンの場合
目標 | 現在の戦略 | おすすめの解決策 |
---|---|---|
成果の向上 |
スマート自動入札を使用した類似セグメントのモニタリングまたはターゲティング + 類似セグメントに関するレポートの作成と確認 |
対処方法: ご対応は不要です |
個々のユーザーの価値を評価する |
類似セグメントに基づく個別単価設定 または類似セグメントに基づくコンバージョン値のルール |
スマート自動入札を使用して、コンバージョン数またはコンバージョン値に基づいてユーザーを自動的に評価します コンバージョン値のルール: 値のルールでは類似セグメントを使用できなくなります |
新規顧客の獲得 |
購入者のターゲティング設定で類似セグメントを使用 |
ディスプレイ キャンペーンと動画アクション キャンペーンの場合
目標 | 現在の戦略 | おすすめの解決策 |
---|---|---|
成果を高めて新たなユーザーにリーチ | Google のオーディエンスの購買意向の強いセグメント、アフィニティ セグメント、カスタム セグメントを活用し、最適化されたターゲティングの有無にかかわらず類似セグメントをターゲットに設定 |
対処方法: 自社セグメントを追加します。 最適化されたターゲティングが有効になっていない場合は、最適化されたターゲティングを有効にします 自社データ(カスタマー マッチ セグメントなど)をオーディエンスに含めると、最適化されたターゲティングのヒントとして活用されるため、パフォーマンス向上につながります。カスタム セグメントの作成と、Google の購買意向の強いセグメントおよびアフィニティ セグメントの活用に関するベスト プラクティスを、引き続き参考にします。 |
個々のユーザーの価値を評価する | それぞれに異なる広告グループおよびキャンペーンで、類似セグメントをターゲットに設定 |
必要な対応: 最適化されたターゲティングを自社リストと組み合わせて、オーディエンスのヒントとして使用します。 |
YouTube の、認知度向上およびリーチを目的とした動画、または比較検討を促す動画
広告主の目標 | 現在の戦略 | おすすめの解決策 |
---|---|---|
特定のペルソナをターゲットに設定して、認知度向上または比較検討を促す |
類似セグメントをターゲティングに設定 |
必要な対応: オーディエンス拡張を使用する 自社データに基づいて類似ユーザーにリーチを拡大できるように、広告グループで自社データを使用し、オーディエンス拡張を有効にします。 |
よくある質問
すべて展開
1. 最適化されたターゲティングとは何ですか?類似セグメントの代わりに使用できるものですか?
最適化されたターゲティングは、キャンペーンの目標に応じて、コンバージョンにつながりやすい新しい関連性の高いユーザーにリーチするのに役立ちます。また、手動で選択したオーディエンス セグメントの枠外にキャンペーンのリーチを広げ、これまで広告主様が逃していた可能性のあるセグメントを取り込んでキャンペーンの成果を高めることが可能です。類似セグメントを使用する代わりに、広告グループで最適化されたターゲティングを有効にして、自社データ セグメントをヒントとして含めることもできます。自社セグメントのユーザーを除外するには、オーディエンスの除外を使用します。
2. 類似セグメントの過去のデータはどうなりますか?今後も使用できますか?
3. 今回の変更により、パフォーマンスが低下したり、収益が減少したりしますか?
今回の変更によって収益が減少することはありません。上述の代替ソリューションを使用すれば、キャンペーン目標で従来と同等かそれ以上のパフォーマンスが得られます。
4. 今回の変更に向けてどのように準備すればよいですか?
具体的な目標と、実施すべき対応策を上記の表で確認してください。また、引き続き、カスタマー マッチを使用して Google 広告でユーザーにリーチしたり、再アプローチしたりしましょう。