除外キーワードについて

より多くのユーザーに広告を表示できるよう、ターゲットに設定したトピック、プレースメント、ディスプレイ広告、動画広告、または検索広告のキーワードに一致するコンテンツに広告が表示されるようになります。たとえば、トピックとして「自転車」をターゲットに設定し、ディスプレイ広告、動画広告、または検索広告のキーワードとして「サイクリング」をターゲットに設定すると、いずれかに一致するコンテンツに広告が表示されます。

また、コンテンツ ターゲティングが Google 広告の 1 つのページに簡略化されるため、すべてのコンテンツ ターゲティング タイプ(トピック、プレースメント、ディスプレイ広告や動画広告のキーワード、除外設定)を 1 つの画面で管理できるようになります。新しいページは、左側のナビゲーション メニューの [キャンペーン] キャンペーン アイコン の [コンテンツ] セクションに表示されます。

除外キーワードを設定すると、特定の検索語句を広告の表示対象から除外して、お客様の商品やサービスに関連する重要なキーワードを検索したユーザーのみに広告を表示することができます。ターゲットを絞り込むことで、関心のあるユーザーに広告が表示されるようになり、費用対効果(ROI)を向上させることができます。

この記事では、除外キーワードの概要を説明します。詳しくは、キャンペーンに除外キーワードを追加するをご覧ください。

仕組み

この機能を利用するにはまず、除外したい語句について考えます。

除外キーワードを選ぶ際は、キーワードとして設定している語句に類似しているものの、別の商品を探しているユーザーが検索に使用する可能性がある語句を探します。たとえば、食器のグラスを販売している場合、「サングラス」、「グラス ファイバー」などの語句を除外キーワードとして追加します。

除外キーワードは、類似パターンやその他のバリエーションと一致しません。部分一致の除外キーワードの「花束」を除外した場合、ユーザーが「赤い花束」を検索しても広告は掲載されませんが、「赤い花」を検索すると広告は掲載対象となります。

ディスプレイ キャンペーンや動画キャンペーンを使用している場合は、除外キーワードを使用すると、無関係なサイトや動画に広告が掲載されないようにすることができますが、ディスプレイ キャンペーンや動画キャンペーンの除外キーワードの機能は、検索キャンペーンの場合とは異なります。広告グループで使用している他のキーワードやターゲティング方法によっては、除外キーワードを使用しているサイトに広告が表示される場合もあります。ディスプレイ広告と動画広告では、掲載対象の決定に最大 5,000 個の除外キーワードが反映されます。サイトカテゴリ オプションとコンテンツの除外を設定することでも、無関係なサイトや動画に広告が掲載されないようにすることができます。

除外キーワードを設定すると、アプリに表示されるコンテンツも制限される場合があります。アプリのキーワードは、アプリのコンテンツではなくアプリの中心的な機能で分類されています。

除外キーワードの種類

検索キャンペーンでは、部分一致、完全一致、フレーズ一致の除外キーワードを使用できます。除外キーワードのマッチタイプの機能は、通常のキーワードのマッチタイプとは異なります。

通常のキーワードとの主な違いは、誤字脱字に対応するために追加する除外キーワードが 1 つだけ必要になることです。たとえば、「YouTube」を除外キーワードとして追加すると、「yiutube music」や「YouTube music」などのスペルミスや類似パターンが考慮され、効果的に除外されます。

関連するすべての Google 広告キャンペーン タイプの検索広告枠またはショッピング広告枠で、自社のブランドに適さない検索語句に対して P-MAX 広告が表示されないようにするには、アカウント単位のキーワード除外機能を使用します。詳しくは、アカウント単位の除外キーワードについてをご覧ください。

ディスプレイ キャンペーンでは、キーワードと完全に一致するトピックが除外されます。正確なキーワードやフレーズが明示的にページに表示されていなくても広告はページに表示されませんが、コンテンツのトピックは除外キーワードの組み合わせに強く関連しています。

たとえば、「女性用ズボン」のような組み合わせの除外キーワードによって、たとえ「女性用ズボン」というフレーズがそのままページに表示されていなくても、女性用ジーンズに関するコンテンツを含むページでの入札がブロックされます。しかし、女性用のズボンという概念を超えて、他の種類の女性用のボトムス(スカートなど)や男性用スラックスへと一般化して適用されることはありません。これは、非除外キーワードの扱い方とは異なります。たとえば、「靴」などの非除外キーワードは、フットウェアなどのより幅広いカテゴリにも一致します。

YouTube インストリームと Google 動画パートナーでは、キーワードに関連する動画が除外されます。キーワードの除外は、YouTube ホームフィードと Discover フィードではサポートされていません。

部分一致の除外キーワード

除外キーワードのデフォルトのタイプです。部分一致の除外キーワードを設定すると、そのキーワードに含まれるすべての語句が検索に使用された場合に(語順は問いません)、広告が表示されなくなります。ただし、キーワードに含まれる一部の語句のみが検索に使用された場合は、広告が表示されることがあります。

部分一致の除外キーワード: ランニング シューズ

検索 広告の表示対象
青 テニス シューズ ○
ランニングの靴 ○
ランニング シューズ ×
シューズ ランニング ×
ランニング シューズ ×

フレーズ一致の除外キーワード

フレーズ一致の除外キーワードを設定すると、完全に一致するキーワードが同じ語順で検索に使用された場合に、広告が表示されなくなります。検索に別の語句が含まれている場合でも、すべてのキーワードが同じ語順で検索に使用されていれば、広告は表示されません。ただし、キーワードの残りが同じ語順で検索に使用されていても、語句に別の文字が含まれている場合、広告は表示されます。

フレーズ一致の除外キーワード: "ランニング シューズ"

検索 広告の表示対象
青 テニス シューズ ○
ランニングの靴 ○
ランニング シューズ ×
シューズ ランニング ○
ランニング シューズ ×

完全一致の除外キーワード

完全一致の除外キーワードを設定すると、完全に一致するキーワードが別の語句を含まずに同じ語順で検索に使用された場合に、広告が表示されなくなります。ただし、別の語句を含むキーワードが検索に使用された場合に、広告が表示されることもあります。

完全一致の除外キーワード: [ランニング シューズ]

検索 広告の表示対象
青 テニス シューズ ○
ランニングの靴 ○
ランニング シューズ ○
シューズ ランニング ○
ランニング シューズ ×

除外キーワードにおける記号

除外キーワードでは、アンパサンド(&)、アクセント記号(á)、アスタリスク(*)、アポストロフィ(')の 4 つの記号を使用できます。アクセント記号を含む除外キーワードは、それぞれ異なる除外キーワードと見なされます(「sidewalk cafe」と「sidewalk café」など)。同様に、「靴下 & 靴」は「靴下と靴」とは異なります。

システムに認識されない記号には、次のようなものがあります。

  • 無視される記号: 除外キーワードにピリオド(.)を含めることはできますが、これらは無視されます。このため、たとえば「Fifth Ave」と「Fifth Ave」という除外キーワードは、同一の除外キーワードと見なされます。プラス記号(+)を除外キーワードに追加(例: 青+車)すると、通常は無視されます。ただし単語の末尾にある場合(例: C++)は無視されないことがあります。
  • 無効な記号: 特定の記号を含む除外キーワードをアカウントに追加した場合は、エラー メッセージが表示されます。除外キーワードに使用できない記号の一例:
    • カンマ(,)
    • 感嘆符(!)
    • アットマーク(@)
    • パーセント記号(%)
    • キャレット(^)
    • 丸かっこ(())
    • 等号(=)
    • 中かっこ({})
    • セミコロン(;)
    • チルダ(~)
    • バッククォート(`)
    • 山かっこ(<>)
    • 疑問符(?)
    • バックスラッシュ(\)
    • 垂直バー(|)
  • サイト演算子と検索演算子: 「site:」演算子は除外キーワードから削除されます。このため、「[site:www.example.com ダーク チョコレート]」という除外キーワードを追加した場合は、「[ダーク チョコレート]」と同じキーワードと見なされます。検索演算子も無視されます。たとえば、「ダーク チョコレート」という除外キーワードに検索演算子「OR」を追加して、「OR ダーク チョコレート」とした場合、「OR」コマンドは無視され、除外キーワードは「ダーク チョコレート」だけになります。
  • 他の検索演算子: マイナス(-)の演算子をキーワードの先頭に追加すると、除外キーワード マッチでそのキーワードが無視されます。たとえば、「ダーク -チョコレート」という除外キーワードがある場合、「ダーク」と同じキーワードと見なされます。

留意点

  • 除外キーワードは慎重に選択してください。除外キーワードの数が多すぎると、広告の表示対象となるユーザー数が減る可能性があります。
  • 除外キーワードは類似パターンとは一致しないため、除外キーワードに類似する関連語句を含む検索やページも、広告の表示対象となる可能性があります。
  • 17 語以上からなるフレーズを検索しているユーザーが、17 番目以降の語に除外キーワードと同じ語句を使用した場合も、広告が表示される可能性があります。たとえば、「割引」を除外キーワードに設定したとすると、ユーザーが「LA ロサンゼルス CA ホテル 宿 ベッド 朝食 レンタル 上品 快適 清潔 部屋 ビーチ 近い 徒歩 リゾート 割引」で検索した場合、除外キーワードは 17 番目の単語であるため、広告が表示される可能性があります。一方、ユーザーが「LA ロサンゼルス ホテル 宿 ベッド 朝食 レンタル 上品 快適 清潔 部屋 ビーチ 近い 徒歩 リゾート 割引」で検索した場合、除外キーワードは 16 番目の単語であるため、広告は表示されません。

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