顧客ライフサイクル目標について

Google 広告の顧客ライフサイクル目標を使用すると、新規顧客の獲得活動の活性化、価値の高い新規顧客の開拓、休眠ユーザーへの再アプローチによって、新規顧客と既存顧客の両方から得られる価値を高めることができます。顧客ライフサイクル目標はスマート自動入札を活用し、単なる収益創出を超える価値をもたらします。

この記事では、顧客ライフサイクル目標、利用可能なさまざまなモード、これらのモードでリーチできるさまざまな顧客セグメントについて詳しく説明します。

このページの内容


顧客ライフサイクル目標とは

Google 広告の顧客ライフサイクル目標は、顧客ライフサイクルの特定の段階に合わせて広告キャンペーンに優先順位を付けるのに役立つ、一連のパフォーマンス最適化機能です。顧客ライフサイクル目標には次の 2 種類があります。

  • 「新規顧客の獲得」目標: 新規顧客へのリーチと新規顧客獲得のための入札戦略が優先されます。
  • 「ユーザー維持」目標: 既存顧客によるエンゲージメントを維持しつつ、休眠ユーザーを再獲得することを目的としています。
それぞれの顧客ライフサイクル目標で、各ユーザー セグメントを重視した入札モードを選択できます。顧客ライフサイクル目標を使用すると、顧客ロイヤルティを高め、ライフタイム バリューを拡大するようキャンペーンを最適化することもできます。

顧客ライフサイクル目標の種類

Google 広告の P-MAX キャンペーン、検索キャンペーン、ショッピング キャンペーンで利用できる、顧客ライフサイクル目標の種類は次のとおりです。

目標 モード 対象となるキャンペーン タイプ 入札戦略 コンバージョン目標の設定
新規顧客の獲得

「新規顧客の価値」モード

既存顧客よりも新規顧客に対する
入札単価を高く設定する

  • 検索
  • P-MAX
  • ショッピング

価値に基づく入札戦略:

1 つ以上の購入のコンバージョン目標が必須です。

価値の高い新規顧客モード(ベータ版)

通常の新規顧客および既存顧客よりも、価値の高い新規顧客に対する入札単価を高く設定する

  • P-MAX

価値に基づく入札戦略:

1 つ以上の購入のコンバージョン目標が必須です。

「新規顧客のみ」モード

新規顧客に対してのみ入札単価を設定する

  • 検索
  • P-MAX
  • ショッピング

価値に基づく入札戦略:

費用に基づく入札戦略:

購入のコンバージョン目標は必須ではありません。
顧客の維持

顧客再獲得モード(ベータ版)

既存顧客よりも休眠ユーザーに対する入札単価を高くする

P-MAX

価値に基づく入札戦略:

1 つ以上の購入のコンバージョン目標が必須です。

価値の高い顧客の再獲得モード(ベータ版)

通常の休眠ユーザーよりも、価値の高い休眠ユーザーに対する入札単価を高く設定する

P-MAX

価値に基づく入札戦略:

1 つ以上の購入のコンバージョン目標が必須です。

「新規顧客の獲得」目標について

Google Ads Tutorials: Setting up the New Customer Acquisition Goal in Google Ads

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「新規顧客の獲得」目標は、新規顧客の獲得に向けてキャンペーンを最適化することを目的としています。価値の高い新規顧客に対する入札単価を高く設定して、競争力を高めることもできます。

新規顧客の獲得を導入する方法について詳しくは、有効化の手順に関する記事をご覧ください。

「新規顧客の価値」モード

購入のコンバージョン目標を設定しているすべての広告主様には、「新規顧客の価値」モードをおすすめします。潜在リピーターにも働きかけながら、新規顧客に対する入札が優先されます。

価値の高い新規顧客モード(ベータ版)

現在「新規顧客の価値」モードで新規顧客に対する入札単価を高く設定している広告主様は、最も価値の高い既存顧客に類似している価値の高い新規顧客を獲得することをおすすめします。このモードでは、価値の高い新規顧客、通常の新規顧客、既存顧客に対して、それぞれ異なる入札優先度を設定できます。独自の観察結果に基づいて、価値の高い顧客と通常の顧客を区別します。たとえば、他の顧客と比べて 2 倍の商品を購入する顧客を価値の高い顧客とするなどです。

「新規顧客のみ」モード

この戦略は、新規顧客の獲得の予算に制限がある場合、または購入以外のコンバージョン目標(見込み顧客の発掘など)を設定している場合に限りおすすめします。「新規顧客のみ」モードでは、新規顧客のみを対象に入札するようにキャンペーンが最適化されます。このモードを使用する場合、既存顧客にリーチするには別のキャンペーンを設定する必要があります。


「ユーザー維持」目標について

「ユーザー維持」目標は、既存顧客によるエンゲージメントを維持しつつ、休眠ユーザーを再獲得することを目的としています。現在「ユーザー維持」目標で利用できるモードは、休眠ユーザーを重視して最適化する「顧客再獲得モード」と「価値の高い顧客の再獲得モード」の 2 つです。

休眠ユーザーの定義は、休眠ユーザーの検出精度と入札精度を高めるのに重要です。カスタマー マッチによって顧客リストをアップロードしてこの定義を作成し、「ユーザー維持」目標の対象にできます。

顧客再獲得モード(ベータ版)

顧客再獲得モードは、休眠ユーザーに再アプローチするのに役立ちます。休眠ユーザーとは、ビジネスで定義した一定期間、お客様のブランドに興味を示していないユーザーを指します。このモードを「新規顧客のみ」モードや「新規顧客の価値」モードなどの他のモードと組み合わせて使用することで、顧客の獲得と維持に役立つ包括的なアプローチが可能になります。

「休眠ユーザー」は、休眠状態の期間や特定のエンゲージメントの不足など、独自のビジネス基準に基づきお客様が定義します。カスタマー マッチを使用すると、定義した休眠ユーザーのリストをアップロードして、高い入札単価を割り当てることができます。これらのリストにより、Google は休眠ユーザーに対する入札単価を最適化できます。顧客を取り戻してビジネスの収益が拡大する可能性が高まります。

価値の高い顧客の再獲得モード(ベータ版)

すでに「顧客再獲得モード」を使用して休眠ユーザーに対する入札単価を高く設定している場合は、価値の高い休眠ユーザーの特定のグループを重視して最適化できます。価値の高い顧客の再獲得モードでは、購入頻度が高く、注文する商品の数が多く、注文額が高いことでビジネスに高い価値をもたらしていたものの、その後エンゲージメントが途絶えた顧客に再アプローチできます。

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