動画アクション キャンペーンを作成すると、コンバージョン単価を最小限に抑えつつ、コンバージョン数を伸ばすことができます。動画アクション キャンペーンでは広告の組み合わせが複数生成され、ターゲット ユーザーに最適なフォーマットで表示されます。この記事では、動画アクション キャンペーンを設定する方法について説明します。
ご希望の言語の字幕を表示するには、YouTube の字幕をオンにしてください。動画プレーヤーの下部にある [設定] アイコン で [字幕] を選択し、言語を選択します。
はじめに
コンバージョン トラッキング
ウェブサイトでコンバージョン トラッキングを設定し、Google タグが正しく動作していることを確認します。シンプルなコンバージョン イベント(「カートに追加」や「サイトのアクセス数」など)の促進を重視し、キャンペーンに適したコンバージョンのカウント方法を選択してください。来店数を測定する場合は、これをコンバージョン イベントとして含めることで、オムニチャネルの目標に合わせて動画キャンペーンを最適化できます。そうすることで、Google のシステムに貴重なシグナルを提供して、望ましい結果をより早く得ることができます。
必要な予算
予算をいくらに設定するかで、コンバージョン重視の最適化に要する期間が変化します。目標コンバージョン単価制を使用するキャンペーンでは、予算を目標コンバージョン単価の 15 倍以上に設定することが推奨されています。以下の表で、予算設定とキャンペーンの最適化に要する期間の関係をご確認ください。
予算設定 | 最適化に要する時間 |
---|---|
目標コンバージョン単価の 15 倍以上 | 7~8 日 |
目標コンバージョン単価の 10~15 倍 | 2 週間 |
目標コンバージョン単価の 5~10 倍 | 3 週間 |
「コンバージョン数の最大化」入札戦略を使用するキャンペーンでは、1 日の予算を動画キャンペーンの目標コンバージョン単価の 10 倍以上に設定してください。
留意事項
キャンペーンを作成しながら最適化
キャンペーンを作成しているときに、設定内容に応じて通知が表示されることがあります。これらの通知では、パフォーマンスの低下につながる問題や、キャンペーンの公開を妨げる重大な問題などについての警告が表示されます。
キャンペーンの作成中に表示されるキャンペーン作成ナビゲーション メニューでは、作成に関する全体的な進捗状況を把握したり、対応が必要な項目について確認したりすることができます。ナビゲーション メニューでステップ間を移動しながら、容易にターゲティング、入札単価、予算などのキャンペーン設定を確認し、問題を解決できます。詳しくは、効果的なキャンペーンを設定する方法をご覧ください。
動画アクション キャンペーンを作成する
ステップ 1/2
- Google 広告の管理画面で、[キャンペーン] アイコン をクリックします。
- セクション メニューで [キャンペーン] プルダウンをクリックします。
- プラスボタン をクリックし、[新しいキャンペーンを作成] を選択します。
- 目標として [販売促進]、[見込み顧客の獲得]、[ウェブサイトのトラフィック] のいずれかを選択します。
- キャンペーン タイプとして [動画] を選択します。
- キャンペーンのサブタイプとして、[コンバージョンの促進] が自動的に選択されます。
- [続行] をクリックします。
- キャンペーンの名前を入力します。
- [入札戦略] で、入札戦略を [目標コンバージョン単価]、[コンバージョン数の最大化]、[コンバージョン値の最大化]、または[目標広告費用対効果] に設定します。[目標コンバージョン単価] を選択する場合は、1 回あたりのコンバージョンに対して支払い可能な目標額を設定します。
- 注: 「目標広告費用対効果」入札戦略と「コンバージョン値の最大化」入札戦略は、キャンペーンでコンバージョンが 30 件以上発生している場合にのみ利用できます。詳しくは、動画アクション キャンペーンの価値に基づく入札戦略をご覧ください。
- [予算と日程] で、予算タイプ、予算金額、キャンペーンの開始日と終了日を設定します。
- 予算タイプとして、[日別](1 日に支払い可能な平均額)または [キャンペーンの合計](キャンペーンの期間中に支払い可能な予算の合計額)を選択し、予算の金額を入力します。
- 終了日は、短期の季節限定キャンペーンを実施する場合、または日別の予算ではなくキャンペーンの合計予算を使用する場合に入力してください。
- キャンペーンのターゲットとする地域と言語を選択します。
- [コンテンツの除外設定] で、キャンペーンの広告を掲載する場所を設定します。
- (省略可)サイトリンク アセットを追加します。
- (省略可)キャンペーンに商品フィードを追加するには、[商品フィード] ボックスを展開してチェックボックスをオンにします。
- (省略可)[その他の設定] をクリックすると、特定のデバイスをターゲットにしたり、フリークエンシー キャップやキャンペーンのスケジュールを設定したりできます。
- 広告グループ名を入力します。
- ターゲットとするユーザー属性とオーディエンス セグメントを選択します。
注: コンバージョンの獲得機会を増やせるよう、今後数か月以内に、新規および既存の動画コンバージョン キャンペーンにコンテンツ ターゲティングを追加できなくなります。2023 年初頭に、既存のすべてのコンテンツ ターゲティングの設定は、コンバージョンを促進する動画キャンペーンから自動的に削除されます。既存のコンバージョン キャンペーンからコンテンツ ターゲティングを手動で削除するには、広告グループの設定に移動します。詳しくは、コンバージョン重視で動画キャンペーンを最適化する方法をご覧ください。
ステップ 2/2
- エディタを使用して、広告を作成します。
- お客様の YouTube 動画: アップロードした動画を検索するか、YouTube の動画の URL を貼り付けます。最終ページ URL(広告をクリックしたユーザーがアクセスするランディング ページ)と表示 URL(広告内に表示されるウェブサイトの URL)を指定します。
- 行動を促すフレーズ: ユーザーに広告のクリックを促すフレーズを入力します(半角 10 文字(全角 5 文字)まで)。
- 広告見出し: 商品やサービスを宣伝する広告見出しを入力します(半角 15 文字(全角 7 文字)まで)。広告見出しは、スキップ可能なインストリーム広告にのみ表示されます。
- 長い広告見出し: 商品やサービスを宣伝する広告見出しの長いバージョンを入力します(半角 90 文字(全角 45 文字)まで)。長い広告見出しは、インフィード動画広告にのみ表示されます。
- 説明文: 商品やサービスの説明を入力します(半角 70 文字(全角 35 文字)まで)。
- (省略可)[広告の URL オプション(詳細設定)] をクリックして、トラッキング テンプレート、最終ページ URL サフィックス、またはカスタム パラメータを最終ページ URL に追加します。
- YouTube チャンネルの動画から自動生成される画像を選択するか(推奨)、コンパニオン バナーとして手動でアップロードした画像を選択します。コンパニオン バナーはパソコンのみに表示されます。
- 広告の名前を入力します。
- 完了したら、[キャンペーンを作成] をクリックします。
縦向きに適した動画広告
クリエイティブ アセットに縦向き動画を追加して、アプリ キャンペーン、P-MAX キャンペーン、動画キャンペーンを最適化することをおすすめします。モバイル フレンドリーな縦向き動画のフルスクリーン エクスペリエンスは、モバイル視聴者のキャンペーン エンゲージメントを高めるのに役立ちます。
YouTube の場合、縦向き動画はすべての動画対応キャンペーンでサポートされており、YouTube 検索と YouTube ショートのインフィード、インストリームのプレースメントが可能です。場合によっては、動画アクション キャンペーンに縦向き動画アセットを追加すると、YouTube ショートの横向き動画のみを使用した場合と比べて、コンバージョン数が 10~20% 増加する可能性があります。
YouTube 以外の Google 動画パートナーでも広告が掲載されます。Google 動画パートナーの広告枠のほとんどは、縦向き動画とスクエア動画のアセットをさらに活用するために、ゲームや動画アプリなど、縦向きを重視しています。
縦向き動画アセットの作成について詳しくは、Google 広告の動画作成ツールに関する動画をご覧ください。