この記事では、小売と e コマースのアプリおよびウェブサイトで推奨されるイベントを紹介します。これらのイベントをウェブサイトに実装する方法については、デベロッパー向けドキュメントをご覧ください。
小売と e コマースのアプリでは、この記事の一覧にあるイベントに加えて、すべてのアプリのイベントもログに記録する必要があります。イベントとともに指定されたパラメータも記録することで、レポートには詳しい情報が表示されるようになります。また、Firebase に新しい機能が追加されたときにアプリと統合して活用することもできます。
イベント | トリガー | パラメータ |
---|---|---|
add_payment_info | ユーザーがお支払い情報を送信したとき | coupon、currency、items、payment_type、value |
add_shipping_info | ユーザーが配送情報を送信したとき | coupon、currency、items、shipping_tier、value |
add_to_cart | ユーザーがカートに商品を追加したとき | currency、items、value |
add_to_wishlist | ユーザーがほしいものリストに商品を追加したとき | currency、items、value |
begin_checkout | ユーザーが購入手続きを開始したとき | coupon、currency、items、value |
generate_lead | ユーザーが問い合わせフォームまたはリクエストを送信したとき | value、currency |
purchase | ユーザーが購入手続きを完了したとき | affiliation、coupon、currency、items、transaction_id、shipping、tax、value(必須パラメータ) |
refund | 払い戻しが行われたとき | affiliation、coupon、currency、items、transaction_id、shipping、tax、value |
remove_from_cart | ユーザーがカートから商品を削除したとき | currency、items、value |
select_item | リストから商品が選択されたとき | items、item_list_name、item_list_id |
select_promotion | ユーザーがプロモーションを選択したとき | items、promotion_id、promotion_name、creative_name、creative_slot、location_id |
view_cart | ユーザーがカートを表示したとき | currency、items、value |
view_item | ユーザーが商品を表示したとき | currency、items、value |
view_item_list | ユーザーが商品やサービスの一覧を表示したとき | items、item_list_name、item_list_id |
view_promotion | ユーザーにプロモーションが表示されたとき | items、promotion_id、promotion_name、creative_name、creative_slot、location_id |
SDK を Android 17.2.5 以降または iOS 16.20.0 以降に更新する場合の考慮事項:
いずれかの OS で以前のバージョンの SDK を使用していて、Android 17.2.5 以降または iOS 16.20.0 以降にアップグレードする場合は、次の点を考慮してください。
- アップグレードすると、それ以降にアクセスできるのは繰り返し項目配列内の商品データのみです。これらの SDK バージョンより前の商品データには、標準イベント パラメータを使用できなくなります。
- この変更は、複数商品の分析に対応できるようにするために行われました。
- そのため、商品データへの参照を調整することが必要になる場合があります。
このアップグレードにより、BigQuery のスキーマ形式も変更されます。商品データが繰り返しフィールドに表示されるようになるため、1 つのイベント内で複数の商品を分析することが可能になります。このアップグレードを行う際、商品データのフィールドを参照するすべてのクエリを調整する必要があります。