これらのイベントをウェブサイトまたはモバイルアプリに追加すると、より有益なレポートの生成に加え、新たな機能と動作の測定を行うことができます。これらのイベントが意味を成すようにするには追加のコンテキストが必要なため、イベントが自動的に送信されることはありません。
この記事内のリンクを使用して、各イベントの既定のパラメータをご確認ください。推奨イベントと既定のパラメータを一緒に送信すると、レポートで詳細な情報を得ることができます。また、今後リリースされる最新の機能と統合をいち早く利用することができます。
ウェブサイトまたはアプリで推奨イベントを設定する方法については、[GA4] イベントを設定するをご覧ください。
すべてのプロパティ向け
これらのイベントは、すべての業種のすべてのお客様におすすめします。イベントの送信が推奨される事例について、この記事内で後述します。
イベント | トリガーのタイミング: |
---|---|
ad_impression | ユーザーに広告が表示されたとき(アプリのみ) |
earn_virtual_currency | ユーザーが仮想通貨(コイン、ジェム、トークンなど)を獲得したとき |
join_group | ユーザーがグループに参加して、各グループの人気度が測定されたとき |
login | ユーザーがログインしたとき |
purchase | ユーザーが購入を完了したとき |
refund | ユーザーが払い戻しを受けたとき |
search | ユーザーがお客様のコンテンツを検索したとき |
select_content | ユーザーがコンテンツを選択したとき |
share | ユーザーがコンテンツを共有したとき |
sign_up | ユーザーが登録して、各登録方法の人気度が測定されたとき |
spend_virtual_currency | ユーザーが仮想通貨(コイン、ジェム、トークンなど)を使用したとき |
tutorial_begin | ユーザーがチュートリアルを開始したとき |
tutorial_complete | ユーザーがチュートリアルを完了したとき |
オンライン販売向け
サイトまたはアプリでの販売を測定する場合は、これらのイベントをおすすめします。これらのイベントは、小売、e コマース、教育、不動産、旅行の分野における販売の測定に役立ちます。イベントを送信すると、e コマース購入レポートにデータが入力されます。これらのイベントの詳細については、e コマースを測定する方法をご覧ください。
イベント | トリガーのタイミング: |
---|---|
add_payment_info | ユーザーが支払い情報を送信したとき |
add_shipping_info | ユーザーが配送先情報を送信したとき |
add_to_cart | ユーザーがカートに商品を追加したとき |
add_to_wishlist | ユーザーがウィッシュリストに商品を追加したとき |
begin_checkout | ユーザーが購入手続きを開始したとき |
generate_lead | ユーザーが問い合わせのためにフォームまたはリクエストを送信したとき |
purchase | ユーザーが購入を完了したとき |
refund | ユーザーが払い戻しを受けたとき |
remove_from_cart | ユーザーがカートから商品を削除したとき |
select_item | ユーザーがリストから商品を選択したとき |
select_promotion | ユーザーがプロモーションを選択したとき |
view_cart | ユーザーがカートを表示したとき |
view_item | ユーザーが商品を表示したとき |
view_item_list | ユーザーが商品やサービスの一覧を表示したとき |
view_promotion | ユーザーがプロモーションを表示したとき |
ゲーム向け
これらのイベントは、ゲーム プロパティでの測定におすすめします。これらのイベントを送信すると、ゲームレポートにデータが入力されます。
イベント | トリガーのタイミング: |
---|---|
earn_virtual_currency | ユーザーが仮想通貨(コイン、ジェム、トークンなど)を獲得したとき |
join_group | ユーザーがグループに参加して、各グループの人気度が測定されたとき |
level_end | ユーザーがゲームで 1 つのレベルを完了したとき |
level_start | ユーザーがゲームで新しいレベルを開始したとき |
level_up | ユーザーがゲームでレベルアップしたとき |
post_score | ユーザーがスコアを投稿したとき |
select_content | ユーザーがコンテンツを選択したとき |
spend_virtual_currency | ユーザーが仮想通貨(コイン、ジェム、トークンなど)を使用したとき |
tutorial_begin | ユーザーがチュートリアルを開始したとき |
tutorial_complete | ユーザーがチュートリアルを完了したとき |
unlock_achievement | ユーザーが実績を達成したとき |
アナリティクスのイベントに関する最適化案
[イベント] レポートでは、すでに収集したデータ、あるいは Google Play ストアまたは iOS App Store のアプリのカテゴリ(e コマース、旅行など)に基づいて、収集するイベントの最適化案が表示されます。デフォルトでは、イベント表の上部に 3 つの最適化案が表示されます。
- その他の最適化案を表示するには、[すべて表示] をクリックします。
- イベントを収集するコード スニペットを表示するには、そのイベントの行をクリックします。
- 最適化案を非表示にするには、イベント名にカーソルを合わせて
をクリックします。
SDK を Android 17.2.5 以降または iOS 16.20.0 以降に更新する場合の考慮事項
いずれかの OS で以前のバージョンの SDK を使用していて、Android 17.2.5 以降または iOS 16.20.0 以降にアップグレードする場合は、次の点を考慮してください。
- アップグレードすると、それ以降にアクセスできるのは繰り返し項目配列内の商品データのみです。これらの SDK バージョンより前の商品データには、標準イベント パラメータを使用できなくなります。
- この変更は、複数商品の分析に対応できるようにするために行われました。
- そのため、商品データへの参照を調整することが必要になる場合があります。
このアップグレードにより、BigQuery のスキーマ形式も変更されます。商品データが繰り返しフィールドに表示されるようになるため、1 つのイベント内で複数の商品を分析することが可能になります。このアップグレードを行う際、商品データのフィールドを参照するすべてのクエリを調整する必要があります。