Google アナリティクスのプライバシー管理

この記事には、Google アナリティクスおよび Firebase 向け Google アナリティクスを使用しているサイトやアプリの所有者(「お客様」)が、特に欧州経済領域の一般データ保護規則(GDPR)、またはその他の同様の規制の影響を受けるビジネスを経営している場合に役立つ情報を掲載しています。

詳しくは、データの保護をご確認ください。

  この記事の内容:

アナリティクスのデータ収集を無効にする(アプリ)

以下を使用する Android アプリおよび iOS アプリからのデータ収集を、プログラムで無効にできます。

  • Firebase 向け Google アナリティクス SDK(手順

  • Google アナリティクス Android SDK(手順

  • Google アナリティクス iOS SDK(手順

詳しくは、Google アナリティクスと Firebase 向け Google アナリティクスで収集されるデータに関する記事をご確認ください。

アナリティクスのデータ収集を無効にする(ウェブ)

以下からのデータ収集をプログラムで無効にできます。

  • gtag.js を使用した Google アナリティクス 4 プロパティ(手順

  • gtag.js を使用したユニバーサル アナリティクス プロパティ(手順

  • analytics.js を使用したユニバーサル アナリティクス プロパティ(手順

  • ga.js を使用したユニバーサル アナリティクス プロパティ(手順

また、ウェブサイトのユーザーは、Google アナリティクス オプトアウト アドオンを使用してデータ収集を無効にすることもできます。

地域とデバイスに関する詳細なデータの収集を無効にする

地域とデバイスに関するデータの収集を、地域ごとに有効または無効にすることができます。アナリティクスでは、このデータはデフォルトで収集されます。データ収集を無効にすると、次のデータは収集されなくなります。

  • 都市
  • (都市の)緯度
  • (都市の)経度
  • ブラウザのマイナー バージョン
  • ブラウザのユーザー エージェント文字列
  • デバイスのブランド
  • デバイスのモデル
  • デバイス名
  • オペレーティング システムのマイナー バージョン
  • プラットフォームのマイナー バージョン
  • 画面の解像度

設定を変更し、ある地域での収集を無効にすると、収集済みの過去のデータはアナリティクスに保持されますが、変更後のデータは収集されなくなります。

詳細

特定の地域について、地域とデバイスに関する詳細なデータの収集を無効にすると、その地域の推定コンバージョンのボリュームが大幅に減少します。リンクした Google 広告アカウントと検索広告 360 アカウントの下位のコンバージョン モデリングとレポートも影響を受けます。

メールアドレスとユーザー定義の URL クエリ パラメータを削除する

メールアドレスとユーザー定義の URL クエリ パラメータのテキストを、クライアント サイドで削除するようウェブデータ ストリームを設定できます。

データの除去に関する詳細

Google シグナルのデータ収集を無効にする

Google シグナルを有効にすると、地域ごとにシグナルの収集を有効または無効にできます。Google シグナルの設定を変更し、ある地域での収集を無効にすると、収集済みの過去のデータはアナリティクスに保持されますが、変更後のデータは収集されなくなります。Google シグナルのデータの収集を無効にすると、アナリティクス データに基づくリマーケティング リスト、広告レポート機能、ユーザー属性とインタレスト カテゴリが利用できなくなります。

詳細

Google シグナルを無効にすると、対象地域のリマーケティングは利用できなくなります。リンクした Google 広告アカウントの下位のコンバージョン モデリングとレポートも影響を受けます。

広告向けの機能を無効にする(アプリ)

以下を使用する Android アプリおよび iOS アプリからの広告向けの機能用のデータ収集を、プログラムで無効にできます。

  • Firebase 向け Google アナリティクス SDK(手順
  • Google アナリティクス Android SDK(手順
  • Google アナリティクス iOS SDK(手順

詳しくは、Google アナリティクスと Firebase 向け Google アナリティクスで収集されるデータに関する記事をご確認ください。

広告向けの機能を無効にする(ウェブ)

次のプロパティからの広告向けの機能用のデータ収集をプログラムで無効にできます。

  • gtag.js を使用した Google アナリティクス 4 プロパティ(手順
  • gtag.js を使用したユニバーサル アナリティクス プロパティ(手順
  • analytics.js を使用したユニバーサル アナリティクス プロパティ(手順

広告のパーソナライズを無効にする(アプリ)

Firebase 向け Google アナリティクス SDK を使用する Android アプリおよび iOS アプリからのデータを基にした広告のパーソナライズを、プログラムで無効にできます(手順)。

詳しくは、Google アナリティクスと Firebase 向け Google アナリティクスで収集されるデータに関する記事をご確認ください。

広告のパーソナライズを無効にする(ウェブ)

次のプロパティからのデータを基にした広告のパーソナライズをプログラムで無効にできます。

  • gtag.js を使用した Google アナリティクス 4 プロパティ(手順
  • gtag.js を使用したユニバーサル アナリティクス プロパティ(手順
  • analytics.js を使用したユニバーサル アナリティクス プロパティ(手順

IP マスキング

Google アナリティクスでは、ウェブとアプリの両方で IP マスキングを行うことができます。IP マスキングの仕組みをご確認ください。

ユニバーサル アナリティクス プロパティ

以下を使用してユニバーサル アナリティクス プロパティの IP アドレスをマスキングできます。

Google アナリティクス 4 プロパティ

Google アナリティクス 4 では、IP アドレスは記録および保存されないため、IP マスキングは必要ありません。

収集するアナリティクス データの保持期間を設定する

以下から収集するデータの保持期間を設定できます。

ユーザー単位のデータアクセスとポータビリティ

ユニバーサル アナリティクス プロパティの場合、ユーザー エクスプローラ レポートまたは User Activity API を使用して、任意のユーザー識別子のイベント情報を取得できます。これらの機能を使用すると、ユーザー識別子ごとにイベント単位のデータを分析したりエクスポートしたりすることができます。アナリティクス 360 をご利用の場合、BigQuery を併用して、ユーザーに関連付けられたすべてのイベントデータを、クエリ可能な単一リポジトリに完全にエクスポートできます。

Google アナリティクス 4 プロパティの場合、この機能はデータ探索ツールに備わっています。ユーザー エクスプローラ レポートまたはユーザー アクティビティ レポートを使用して、任意のユーザー識別子のイベント情報を取得できます。これらの機能を使用すると、ユーザー識別子ごとにイベント単位のデータを分析したりエクスポートしたりすることができます。また、ユーザー アクティビティ レポートを使用して個々のユーザー レコードを削除することも可能です。さらに、BigQuery を併用して、ユーザーに関連付けられたすべてのイベントデータを、クエリ可能な単一リポジトリに完全にエクスポートできます。

モバイル デバイスに保存されているエンドユーザー データを削除する

Firebase 向け Google アナリティクス SDK を使用すると、モバイル デバイス内に保存されたアナリティクス データをユーザー自身が削除し、そのプロセス内でアプリ インスタンス ID をリセットできるアプリ設定を用意できます。詳しくは、resetAnalyticsData の使用に関する記事(Android および iOS)をご確認ください。

また、この SDK を使用すると、特定のデバイスのアプリからアナリティクス データを収集するかどうかを指定することもできます。詳しくは、setAnalyticsCollectionEnabled の使用に関する記事(Android および iOS)をご確認ください。

アナリティクス サーバーに保存されているエンドユーザー データを削除する

Google Analytics API を使用すると、アナリティクス サーバーにある自身に関するデータの削除を希望するユーザー リクエストを、アプリごとやデバイスごとに処理できます。詳しくは、User Deletion API に関する記事をご確認ください。

任意のプロパティで広告のパーソナライズを許可または無効にする

広告のパーソナライズを許可する詳細設定を使用して、任意のプロパティでエンドユーザーから収集したデータを広告のパーソナライズに使用するかどうかを設定できます。

Firebase 向け Google アナリティクス iOS SDK を使用し、SKAdNetwork によってアトリビューションを登録する

アプリ デベロッパーが静的設定フラグ経由でオプトアウト(手順)しない限り、Firebase 向け Google アナリティクス iOS SDKは、初回起動時に Apple の SKAdNetwork registerAppForAdNetworkAttribution API(Apple に登録されている広告ネットワークにアプリ インストール検証情報を提供する API)を自動的に呼び出します。

iOS 14 向けに更新された SKAdNetwork API では、WWDC 2020 で発表された Apple の新しいプライバシー機能とセキュリティ機能にともない、アプリ インストールのアトリビューションが一層重視されます。このため、アプリ デベロッパーは、広告主向け識別子(IDFA)を使用して iOS ユーザーの測定を始める前に、プライバシーに関する情報の開示ポップアップを通じてユーザーの同意を得ることが必要になりました。

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Google アナリティクス 4 を最大限に活用するための新しいリソースをご確認ください(google.com/analytics/learn)。新しいウェブサイトには、動画、記事、ガイド付きフローが含まれ、Google アナリティクスの Discord、ブログ、YouTube チャンネル、GitHub リポジトリへのリンクも記載されています。

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