AdMob モバイル広告の掲載結果

AdMob をリンクして AdMob の収益データをインポートし、ユーザーに対して表示される広告の効果を把握します。

ユーザーのライフタイム バリュー(LTV)を理解することはビジネスにとって重要です。AdMob と Firebase のアプリをリンクすると、AdMob での収益と AdMob の Open Bidding に参加しているネットワーク由来の収益が、Firebase の指標(ユーザーあたりの平均収益額(ARPU)や LTV など)に自動的に組み込まれます。これらの指標は、ユーザーの価値やセグメントについて、購入収益と広告収益の両方を踏まえた包括的なレポートを作成するのに役立ちます。

アプリを AdMob にリンクすると、Mobile Ads SDK は広告のインプレッションとインタラクションを自動的に記録します。Firebase Analytics はこれらのイベントに基づいて、ad_clickad_impression のイベント レポート内に広告の掲載結果レポートを生成します。広告の掲載結果の指標には、表示回数、クリック数、広告の表示時間と推定収益があり、これらのデータは広告ユニット、スクリーン、広告フォーマット、広告のソースで分割して表示できます。また、ユーザーやユーザー プロパティでこのレポートにフィルタをかけると、ユーザーベースのさまざまなセグメントにおける広告の掲載結果を詳しく知ることができます。

この記事の内容:

要件

AdMob のデータを Firebase に組み込むには、次の要件を満たしている必要があります。

  • SDK(iOS)
    • Firebase Analytics SDK: FirebaseAnalytics.framework(4.0.0)
    • Mobile Ads SDK: GoogleMobileAds.framework(7.20.0)
  • SDK(Android)
    • Firebase Analytics SDK: SDK 11.0.X
    • Mobile Ads SDK: SDK 11.0.X
  • リンク: AdMob アプリを Firebase にリンクします。
    注: Firebase が AdMob のデータを受け取れるようにするには、AdMob のアカウント管理者が同時に Firebase プロジェクトのオーナーでもある必要があります。

統合の確認

統合が正しく機能しているかどうか調べるには、Firebase の DebugView を使って(詳細)、ad_click および ad_impression イベントがアプリから送信されていることを確認します。DebugView を設定した後、アプリ内で広告を読み込み、表示させることによって ad_impression イベントを発生させてください。対応するイベントが DebugView に表示されたら、統合は正しく機能しています。

イベントの指標

すべてのイベント レポートに表示される一般的な指標に加えて、ad_clickad_impression のイベント レポートには、アプリでの広告の掲載結果に関連する次の指標も表示されます。

  • 表示回数: 配信された広告の表示回数
  • 広告の表示時間: 広告がユーザーに対して表示された時間
  • クリック数: 広告のクリック回数
  • 推定収益: AdMob での見積もり収益額

プライマリ ディメンション

広告の掲載結果の指標は、次の 4 つのプライマリ ディメンションを使って分割して表示できます。

  • 広告ユニット: AdMob で定義されている広告ユニットの名前
  • スクリーン: スクリーン クラス(アナリティクス SDK で自動的に追跡)またはスクリーン名(Firebase Analytics API を使って手動で追跡)
  • 広告フォーマット: 広告ユニットのフォーマット(バナー、インタースティシャル、リワード、ネイティブなど)
  • 広告のソース: 広告を配信したネットワークの名前(AdMob など)。メディエーション ネットワークも含まれる

ただし、例外もあり、広告の表示回数はスクリーンで分割できず、広告の表示時間は広告フォーマットと広告のソースで分割できません。

フィルタの適用

ユーザー プロパティとユーザーの一般的なフィルタに加えて、ad_clickad_impression のイベント レポートではスクリーンのフィルタも使用できます。このフィルタを使うと、レポートのすべての指標をスクリーンでフィルタすることができます。

AdMob とのデータの整合性

AdMob はアナリティクスに表示される広告の掲載結果や収益の指標の直接のソースですが、アナリティクスに表示される掲載結果の指標と AdMob に表示される掲載結果の指標が一致しないことがあります。この不一致には次のような原因があります。

  • ユーザーが古いバージョンのアプリを使用: AdMob を使用するがアナリティクスは使用しないバージョンのアプリを配布中の場合(あるいは使用している Mobile Ads SDK またはアナリティクス SDK が両プロダクト間の統合以前のバージョンの場合)、一部のインプレッション、クリック、収益は AdMob にだけ認識され、アナリティクスには認識されません。
  • アナリティクスのデータ収集が無効: アナリティクスのデータ収集を一時的または永続的に無効にしている場合、アナリティクスのレポートに広告イベントや収益が反映されなくなります。
  • レポートのタイムゾーンの違い: AdMob のレポートのタイムゾーンとアナリティクスのレポートのタイムゾーンが異なる場合、特定の期間の指標が一致しなくなります。レポートの精度を高めるには、AdMob のタイムゾーンの設定(画面右上の 設定アイコン 次に [アカウント設定] 次に [タイムゾーンと通貨])と、Firebase アプリのタイムゾーンの設定([プロジェクトの設定] 次に [全般] 次に [タイムゾーン])を一致させてください。AdMob のタイムゾーンの設定は AdSense の管理画面から更新できます。詳細
  • データ収集と処理における違い: アナリティクスと AdMob ではデータ収集と処理の期間がわずかに異なり、実施方法も異なります。システムによるデータ収集と処理の期間の違いに応じて、指標も異なってくる可能性があります。また、モバイル端末ではハードウェアの不安定さやネットワークの切断もわずかな不一致の原因となることがあります。
  • メディエーションによる収益: アナリティクスに表示される指標データのうち、インプレッション数(表示回数)、クリック数、広告の表示時間には、メディエーションによって表示された広告のデータも反映されています。一方、推定収益に反映されているのは、AdMob での収益と、AdMob の Open Bidding に参加しているネットワーク由来の収益のみです。
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