コンバージョン

[コンバージョン] には、マーケティングのそれぞれの要素(キャンペーン、広告ネットワーク、クリエイティブなど)で発生した、コンバージョン イベントや購入の回数、収益と生涯価値が表示されます。

この記事の内容:

コンバージョン イベント タブ

Firebase では、最も重要なイベントはコンバージョンと呼ばれ、うち 3 つは Firebase によって事前定義されています。

イベントをコンバージョンとして有効にする

イベントをコンバージョンとして有効化または無効化する方法:

該当イベントの行で、[コンバージョンとしてマークを付ける] 列のスイッチをオンにします。

Firebase がデフォルトで定義している 3 種類のイベントに加え、プロパティあたり最大 30 種類のイベントをコンバージョンとして扱うことができます。

新しいコンバージョン イベントを作成する

  1. [カスタムデータ] > [コンバージョン] の順にクリックします。
  2. [新しいコンバージョン イベント] をクリックします。
  3. コンバージョンとして扱いたいイベントの名前を入力します。
  4. [保存] をクリックします。

表内のイベントをクリックすると、ソース別に貢献したコンバージョン数を確認できます。イベントを評価するときは、次のいずれかのアトリビューション モデルを選びます。

  • クロスチャネルのラストクリック: Firebase はすべてのソースからのクリックを調べて、コンバージョンをラストクリックに関連付けます(直接訪問は除外されます*)。
  • クロスチャネルのラスト エンゲージメント: Firebase はコンバージョンをラストクリックに関連付けるか、最近クリックがない場合は広告のインプレッションに関連付けます(直接訪問は除外されます*)。
  • Google 広告優先のラストクリック: Firebase は別の参照元からのクリックがあるかどうかにかかわらず、コンバージョンを Google 広告に関連付けます(直接訪問は除外されます*)。
  • Google 広告優先のラスト エンゲージメント: Firebase は別のソースからのクリックや広告のインプレッションがあるかどうかにかかわらず、コンバージョンを Google 広告に関連付けます(直接訪問は除外されます*)。

* Firebase ではすべてのアトリビューション モデルで、直接訪問にはアトリビューション クレジットが付与されません(どのキャンペーンにも関連付けられないコンバージョンを除く)。

アトリビューション モデルの選択に加えて、ソース、メディア、キャンペーン、ネットワーク、広告グループ、およびクリエイティブ別にイベントの発生元を確認することも選択できます。

Google 広告のキャンペーンまたは広告グループの名前を変更した場合:

  • 2018 年 12 月 31 日またはそれ以前のデータだけを含む期間を指定すると、その当時のキャンペーン名または広告グループ名が表示されます。
  • 2019 年 1 月 1 日またはそれ以後のデータだけを含む期間を指定すると、最新のキャンペーン名または広告グループ名が表示されます。
  • 2018 年 12 月 31 日の前と後の両方を含む期間を指定すると、次のようになります。
    • 2018 年 12 月 31 日までに使用されたキャンペーン名または広告グループ名がそれぞれ単独の行として表示される
    • 2019 年 1 月 1 日以降のすべてのデータについては、最新のキャンペーン名または広告グループ名で 1 行にまとめて表示される

稀に、データ結合に必要なキャンペーン ID または広告グループ ID をアナリティクスが把握していない場合があります。この場合、2019 年 1 月 1 日の前と後の両方のデータを含むレポートでは、同じキャンペーンまたは広告グループのデータが複数の行(名前)に分かれて表示されることがあります。

Google 広告のアトリビューション レポートに Google 広告が関連するコンバージョン イベントを表示するには、Firebase プロジェクトを Google 広告にリンクして、Firebase からコンバージョン イベントをインポートします([運用ツール] → [コンバージョン] → [Firebase])。

コンバージョンについて詳しく把握するには、Firebase 向け Google アナリティクスのビュースルー アトリビューションが役立ちます。アプリのインストールに関連付けられたクリック イベントがない場合、Firebase 向け Google アナリティクスは特定の期間内にアプリ インストール広告が表示されているかを調べ、インストール前の最も近いタイミングで表示されたアプリ インストール広告にコンバージョンを関連付けます。

first_open のアトリビューション期間は 30 日です。これ以降のアプリ内コンバージョンのアトリビューション期間はすべて 180 日です。これらのアトリビューション期間を変更することはできません。

Google 広告の iOS 検索アプリ インストール キャンペーンの iOS インストール指標とアプリ内イベント アトリビューション データには、Firebase Analytics の [コンバージョン] に参照元 [direct] が表示されますが、Google 広告のコンソールには表示されません。

ネットワークを追加する

ネットワークを追加するには:

  1. アナリティクスで自分のアプリに移動します。
  2. [コンバージョン]、[ネットワーク設定] の順にクリックします。
  3. [新しいネットワーク] をクリックします。
  4. メニューからネットワークを選択します。
  5. ソースは自動的にネットワーク名になります。一部のネットワークでは [キャンペーンのメディア] や [キャンペーン名] のメタデータも提供されるため、改めて入力する必要はありません。自動で入力されないネットワークについては、[キャンペーンのメディア] と [キャンペーン名] の欄にカスタム情報を入力できます。生成された URL は参照リンクとして使用します(URL をコピーして貼り付けてください)。
    • クリック: アプリのダウンロードをユーザーに促すキャンペーンを実施する場合は、[クリック] タブで生成した URL を使用します。
    • ディープリンク: アプリの既存のユーザーに再度アプローチするキャンペーンを実施する場合は、[ディープリンク] タブを使用します。このセクションでは、URL スキームとパスの情報を入力します。同じパラメータが追加されます。
  6. コンバージョン情報をネットワークに送り返すには、[ポストバックを設定] をオンにします。それ以外の場合は [保存] をクリックします。

ポストバック

ポストバックを設定すると、コンバージョン データが広告ネットワークに送り返されます。ポストバックは必須の設定ではありません。他のアプリ内コンバージョン イベントに加えて first_open データも送信できます。ポストバックを設定する場合は、すべてのコンバージョンをネットワークに送信するか、Firebase でその特定のネットワークに関連付けられたコンバージョンのみを送信するかを選択できます。

ポストバックを使用すると、ネットワークから送信されるトラフィックを最適化できます。たとえば、アプリがデバイスにダウンロードされたことをネットワーク側で把握できれば、そのデバイスにはそれ以上広告を表示する必要がないことがわかります。

すべてのコンバージョン データをネットワークに送信する場合、そのネットワークではすべてのネットワークからのコンバージョンの情報に基づいてトラフィックを最適化できます。すべてのコンバージョン データをネットワークに送信する際には、コンバージョンの発生に関与したその他のネットワークは匿名になります。

ポストバックを設定するには:

  1. アナリティクスで自分のアプリに移動します。
  2. [コンバージョン]、[ネットワーク設定] の順にクリックします。
  3. ネットワークの行で [ポストバックを設定] をクリックします。
  4. 送信するコンバージョンを選択し、[このネットワークのみ] または [すべてのコンバージョン] を選択します。
  5. ネットワーク パラメータ(トラッキング ID、広告主のパスワードなど)を入力します。パラメータはネットワークによって異なります。
  6. [保存] をクリックします。

Google Play のアプリ向けのカスタム キャンペーン

Google Play で配信しているアプリ向けのカスタム キャンペーンを使用する場合は、Google Play の URL 生成ツールを使ってカスタム URL を生成します。

アトリビューションにおける各種コンバージョンの扱い

Dynamic Links

アプリに Dynamic Links を追加すると、ユーザーがそれらのリンクをクリックした際に、次のイベントが記録されます。

  • dynamic_link_first_open
  • dynamic_link_app_open
  • dynamic_link_app_update

アナリティクスでは、これらのイベントのデータを [イベント] レポートで確認できます。

これらのイベントをコンバージョンとして扱うよう設定した場合、[アトリビューション] レポートにアトリビューションのデータが表示されます。

Dynamic Links の詳細

ユニバーサル リンク

ユニバーサル リンクは、utm パラメータ(utm_source、utm_medium、utm_campaign)を含めるように設定することができます。関連データは [アトリビューション] レポートに表示されます。

ユニバーサル リンクの例:

http://my.app.link?utm_campaign=myappcampaign&utm_source=google&utm_medium=cpc

ユーザーがリンクをクリックすると、firebase_campaign イベントが上記のパラメータとともに記録され、キャンペーン関連のイベントについては次のデータが表示されます。

  • キャンペーン: myappcampaign
  • 参照元: google
  • メディア: cpc

Android App Links

Android App Links は、utm パラメータ(utm_source、utm_medium、utm_campaign)を含めるように設定することができます。関連データは [アトリビューション] レポートに表示されます。

Android App Link の例

http://example.com/gizmos?utm_campaign=myappcampaign&utm_source=google&utm_medium=cpc

ユーザーがリンクをクリックすると、firebase_campaign イベントが上記のパラメータとともに記録され、キャンペーン関連のイベントについては次のデータが表示されます。

  • キャンペーン: myappcampaign
  • 参照元: google
  • メディア: cpc

Play ストア経由のインストール

Google Play ストア経由で得られたインストールは次のように表示されます。

  • 参照元 = google-play: 以下 2 つのいずれかを意味します。
    • ユーザーが参照 URL 情報付きのディープリンク(例: play.google.com/store/apps/details?id=com.foo.bar&referrer=R)によって Play ストアのリスティングに誘導された
    • ユーザーが Play ストアでのオーガニック検索によって自分でアプリを発見した
  • 参照元 = (direct): 以下を意味します。
    • ユーザーが参照 URL 情報を含まないディープリンクによって Play ストアのリスティングに誘導された

アトリビューション期間

first_open コンバージョン イベントのアトリビューション期間は 30 日です。

first_open コンバージョン イベントの発生要因となったキャンペーンがアトリビューションによって確定すると、その後は同じユーザーとアプリの組み合わせで発生したコンバージョン イベントはすべて、そのキャンペーン由来と判定されます。この扱いは、アトリビューション期間の更新終了期日(1 年後)まで続きます。アトリビューション期間は後続のコンバージョンが発生するたびに更新されますが、最初のコンバージョンから 1 年で期限切れとなり、更新が停止されます。

再エンゲージメント キャンペーンのアトリビューション期間は 6 か月です。

再エンゲージメント キャンペーン

再エンゲージメント キャンペーン経由のコンバージョンの場合、貢献を認められるキャンペーンは 2 つあります。

  • first_open イベントの発生元と判定されたキャンペーン。このキャンペーンで LTV が発生します。(first_open 以外のイベントに収益の詳細が含まれている場合、それらは LTV に追加されます(例:in_app_purchase イベントまたは小売 / 電子商取引のイベントなど )。)
  • 再エンゲージメント キャンペーン。こちらのキャンペーンでは LTV は発生しません。

どちらのキャンペーンについても、コンバージョンのアトリビューションは次のように行われます。

  • クリックスルー: 最後にクリックされたキャンペーンの広告が、コンバージョンの発生要因と見なされます。同時に運用中のキャンペーンがいくつあっても同様です。
  • ビュースルー: 広告の閲覧からコンバージョン発生までの間にクリックが発生しなかった場合、最後に閲覧されたキャンペーンの広告が、コンバージョンの発生要因と見なされます。同時に運用中のキャンペーンがいくつあっても同様です。

Apple Search Ads

Apple Search Ads のクリックによってアプリがインストールされた場合、firebase_campaign イベントが上記のパラメータとともに記録され、キャンペーン関連のイベントについては次のデータが表示されます。

  • 参照元 = Apple
  • メディア = search
  • キャンペーン = <iad キャンペーン名>

Apple Search Ads をトラッキングするには、アプリ用の Xcodeプロジェクトファイルに iAd フレーム ワークを追加する必要があります。

(未設定)

ソース、メディア、キャンペーン、広告ネットワーク タイプ、またはクリエイティブのいずれかで情報が不足している場合、ディメンション値(未設定)が表示されます。

Firebase と Google 広告のコンバージョン データの不一致

状況 説明
キャンペーンのコンバージョンが Firebase と Google 広告のどちらかにしか表示されない キャンペーンのコンバージョン データが Firebase には表示されるのに Google 広告には表示されない場合、次のいずれかまたは両方が済んでいないことが考えられます。
Firebase と Google 広告のアカウントのリンク設定が済んでおり、コンバージョン データが Google 広告では表示されるものの、Firebase では表示されない場合、Firebase 以外のアプリ解析サービスから Google 広告に直接コンバージョン データを送信していないか確認してください。
アトリビューションで同じキャンペーン由来と判定されたコンバージョンの件数が、同期間のデータなのに Google 広告と Firebase とで異なる これは想定どおりの挙動です。Google 広告では、クリック発生日(コンバージョンにつながったクリックが発生した日)を基準にコンバージョンが記録されます。これに対して Firebase では、コンバージョンそのものの発生日を基準にコンバージョンが記録されます。このため、クリック発生日とコンバージョン発生日の両方がレポートの指定期間に収まっていなければ、そのコンバージョンは一方の環境でしか表示されず、件数にずれが生じます。
Firebase でも Google 広告でも、キャンペーンのクリックのデータは表示されるが、コンバージョンのデータが表示されない iOS アプリ用のキャンペーンでターゲットを Google 検索ネットワークに設定した場合、コンバージョン トラッキングはサポートされていません。該当キャンペーンについては、クリックは記録されるもののコンバージョンは記録されないため、Firebase でも Google 広告でもクリックの情報だけが表示されます。
Google 広告ではキャンペーンのクリックは表示されるもののコンバージョンは表示されず、Firebase では Google 広告由来と判定されたコンバージョンのデータが表示されない

Firebase とリンクされているのが Google 広告のクライアント センター(MCC)アカウントの場合、子アカウントからインポートしたコンバージョンのデータは Google 広告にも Firebase にも表示されません。


この問題を修正するには、MCC アカウントから Firebase のコンバージョン イベントをインポートする必要があります。

Firbase と Google 広告とでコンバージョンの件数が異なる Firebase と Google 広告でタイムゾーンの設定が異なる場合、コンバージョンの件数が一致しないことがあります。タイムゾーンの違いにより、同一のコンバージョンでも発生時間帯によっては別の日付で記録されることになりますが、レポートの指定期間の始点や終点付近でこのずれが生じると、期間中のコンバージョン件数にも差が出てきます。

Firebase のアトリビューション期間と Google 広告のコンバージョン計測期間の違いにより、コンバージョン数にずれが生じることがあります。たとえば、Firebase における first_open イベント(コンバージョン)のアトリビューション期間は 30 日です。同じイベント(コンバージョン)に対して、Google 広告でコンバージョン計測期間を 7 日に設定した場合、Firebase 側でカウントされる first_open コンバージョンの件数は Google 広告側よりもかなり多くなることが予想されます。

 

この情報は役に立ちましたか?
改善できる点がありましたらお聞かせください。