教育機関や IT 企業は Classroom API を使用することで、Classroom や Google Workspace for Education と連携するツールを構築したり、ニーズに合わせて Classroom の機能を拡張したりすることができます。Classroom API は Google のベロッパー向け API の一部であるため、Google 以外のサービスで Google のツールやインフラストラクチャを利用することが可能です。
Classroom API を使用するには、Classroom API 利用規約に同意する必要があります。また、その他のアプリで Classroom のデータを広告目的に使用することはできません。
サードパーティのデベロッパーと管理者が Classroom API を使用できます。教師や生徒はサードパーティ製アプリケーションを承認することができます。
管理者は Classroom API を使用することで、教師や生徒が Classroom の UI からできるさまざまな作業をプログラム的に行うことができます。たとえば、生徒情報システムとの同期、ドメイン内のすべてのクラスの表示、課題の管理などを行えます。
Google 以外のサービスで Classroom API を使用して、その機能を Classroom と連携させることも可能です。たとえば、Classroom のクラスをコピーして再利用できるアプリを開発すれば、教師が再度クラスを作成して生徒を個別に追加する必要がなくなります。また、Classroom の課題を表示、作成、変更する、課題に資料を追加する、生徒に代わって課題を提出する、成績を Classroom に送信するといったことがプログラムで行えるアプリケーションを開発することも可能です。
アプリやサービスが Classroom のデータにアクセスするには、Classroom ユーザーの承認が必要になります。アプリから特定のデータ(ユーザー名、メールアドレス、プロフィール写真など)へのアクセス許可を求められたら、ユーザーはそのリクエストを承認または拒否できます。Classroom API でのアクセス許可の承認には、インターネットの標準プロトコルである OAuth が使用されています。
Google Workspace for Education 管理者向けの情報
Google Workspace for Education 管理者は、ドメイン内のデータの共有を管理できます。Google 管理コンソールでは、各種サービスによる Classroom データへのアクセスをドメイン内の教師や生徒が承認できるかどうかを組織部門単位で指定することが可能です。詳しくは、Classroom データへのアクセス設定をご覧ください。
管理コンソールでは、ドメイン内のユーザー アカウントへのアクセスが許可されているサービスを確認したり、必要に応じてアクセス権を取り消したりすることもできます。
Classroom API を介して行える作業は、Classroom の UI での場合と同様に、ユーザーの役割(生徒、教師、管理者)によって異なります。教師と生徒は、サードパーティ製アプリケーションの承認や不正行為の報告を行えます。
ユーザー | API を介して行えること |
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生徒 |
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教師 |
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管理者 |
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Classroom API について詳しくは、developers.google.com/classroom をご覧ください。