この記事は教師と管理者を対象としています。
この記事では、教師向けにクラスと資料を整理する方法と、Google Workspace 管理者向けにクラスの基本設定を管理する方法について説明します。
管理者へのメール通知を管理する
Google Workspace 管理者は、教師と生徒が Classroom からメール通知を受け取れるように設定できます。これには、学校や組織のドメインによってブロックされた外部メールも含まれます。
通知には授業の更新情報、投稿へのコメント、クラスへの招待に関するものがあります。教師と生徒は、好みの通知設定を指定できます。
- Google 管理コンソールで Classroom のメール通知を許可するには、次の手順を行います。
- 教師と生徒が別々のドメインに所属している場合は、ドメイン間でメールを送受信できるようにする必要があります。信頼できる外部ドメインと連携できるようにする方法をご確認ください。
- 生徒に対して Gmail とディレクトリ サービスを有効にします。
- 省略可: Google 管理コンソールのドメインの許可リストに
classroom.google.comを追加します。これにより、Classroom からメールや通知を配信したり、教師が Classroom のメールや通知の設定をカスタマイズしたりできるようになります。
ヒント: 許可リストを使用して、ユーザーが Classroom からのメールだけを受け取るようにできます。これにより、他のドメインからのメールは除外されます。
ホームページでクラスを整理する
Classroom のホームページでクラスの順序を変更できます。変更は、すべての端末とナビゲーション リストにも自動的に反映されます。なお、別のクラスを先頭に移動しない限り、新しいクラスとアーカイブ解除されたクラスが先頭に表示されます。
重要: この機能は、パソコン版 Classroom でのみご利用いただけます。
クラスを整理するには:
- パソコンで classroom.google.com にアクセスします。
- Google アカウントでログインします。
- 次のいずれかのオプションを選択します。
- クラスを新しい位置に移動するには: クラスを目的の場所にドラッグします。
- メニューを使用してクラスを移動するには:
- クラスカードで、その他アイコン
[移動] をクリックします。
- [リストの先頭に移動] または [リストの末尾に移動] を選択します。
- または、[次のクラスの後] セクションで特定のクラスを選択して、そのクラスの後にクラスを配置することもできます。
- クラスカードで、その他アイコン
関連トピックには、クラスをアーカイブまたは削除する方法、授業ページにトピックを追加する方法などがあります。
授業ページに資料を追加する
教師は [授業] ページに資料を投稿できます。資料には、シラバス、クラスの規則、授業テーマに関連する読み物教材などが含まれます。他の投稿は、後で投稿するように設定したり、順序を並べ替えたり、トピック別に整理したりできます。
生徒をランダムに選択する
この機能は、Android デバイスと iOS デバイスでのみご利用いただけます。教師は、授業に出席する生徒をランダムに選択することができます。また、生徒をスキップして後で選択したり、生徒に欠席マークを付けたりすることもできます。
生徒を選択するには:
- モバイル デバイスで Classroom アイコン
該当するクラス
[メンバー] をタップします。
- 右上の [生徒セレクター] をタップします。
- 表示された生徒に参加を促します。
- 別の生徒を選択するには、[次へ] をタップします。
- 省略可: 生徒をスキップするには、[後で選択] をタップします。
- 省略可: 生徒に欠席マークを付けるには、[欠席] をタップします。
- リストをリセットするには、[リセット] をタップします。
- もう一度 [リセット] をタップして確定します。すべての生徒が [未選択] に戻ります。
- 省略可: すべての生徒を選択またはスキップした後にプロセスを再開するには、[最初からやり直す] をタップします。
ヒント: 生徒のステータスを確認するには、上部の [生徒セレクター] [未選択]、[選択済み]、[欠席] のいずれかをタップします。
Google ドライブ フォルダを管理する
Classroom で作成したアイテムは、クラスの Google ドライブ フォルダに自動的に保存されます。このフォルダでは、ファイルやサブフォルダの作成、アクセス、整理を行うことができます。クラスのドライブ フォルダは、Classroom のウェブ版とモバイル版の両方で利用できます。
ヒント: 生徒が登録を解除しても、提出された課題はクラスのドライブに保存されたままになります。
クラス テンプレートを共有、プレビューする
この機能は Education Plus エディションでサポートされています。教師は、クラスの授業を組織内の他の確認済みの教師と共有できます。共有相手の教師を副担任として追加する必要はありません。
- 地域のカリキュラム リーダーは、標準化されたテンプレートを作成して配布し、教師が各自のクラスに授業をインポートできるようにします。
- 教師は共同編集者とクラスを共有できます。プレビュー モードでは、提出物、成績、コメントなどの生徒に関する情報はすべて非表示になります。
授業を共有するには、次の要件を満たしている必要があります。
- 自身に割り当てられた Google Workspace for Education Plus ライセンスがある。
- クラスの教師または副担任である。
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教師に表示される項目 |
教師に表示されない項目 |
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[授業] タブ |
[ストリーム] タブ、[メンバー] タブ、[採点] タブ |
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クラス全体または個々の生徒に割り当てられた授業アイテム |
ステータスが「下書き」または「スケジュール済み」の授業アイテム |
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授業アイテムに関する一般的な情報(説明、ルーブリック、期限、投稿日など) |
主担任とセクション |
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ほとんどの授業アイテムの添付ファイルとアドオン |
クラスのカレンダー、ドライブ フォルダ、Meet のリンク |
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「生徒に編集を許可」の設定で割り当てられていないドライブ アイテムの添付ファイル |
生徒の提出物またはコメント |
- パソコンで classroom.google.com にアクセスします。
- 共有するクラスをクリックします。
- [授業] をクリックします。
- 右上の [授業を共有] をクリックします。
- この機能がオフになっている場合は、メッセージが表示されます。[リンクを使用したアクセスを教師に許可する] をオンにします。
- [コピー] をクリックして、リンクをクリップボードにコピーします。
リンクは、メール、チャット、学科のウェブサイト、カリキュラム マップで共有できます。リンクを開くことができるのは、組織内の確認済みの教師のみです。
- パソコンで classroom.google.com にアクセスします。
- 共有するクラスをクリックします。
- [授業] をクリックします。
- 右上の [授業を共有] をクリックします。
- この機能がオフになっている場合は、メッセージが表示されます。[リンクを使用したアクセスを教師に許可する] をオンにします。
- [プレビュー リンク] をクリックします。
- プレビューが新しいタブで開きます。
- クラスに戻るには、タブを閉じます。
プレビューには、他の教師がクラスを検索したときに表示される内容が表示されます。授業の下書きとコメントは非表示のままです。プレビュー モードでは、自分のクラスのアイテムをエクスポートできません。
教育機関のリーダーやスタッフによるクラス訪問を許可する
教師と生徒をサポートするために、指定されたユーザーが一時的にクラスを訪問することがあります。たとえば、生活指導教員、カリキュラム リーダー、IT 管理者、管理アシスタント、指導員、アドバイザーなどです。
たとえば、保護者面談のために生徒の [授業] ページを確認したり、代理の教師を割り当てたりすることがあります。Google Workspace 管理者は、管理コンソールでクラスを訪問できるユーザーを管理できます。
教育機関のリーダーやサポート スタッフは、クラスを訪問したときに副担任と同じアクセス権限が与えられます。次の操作を行えます。
- 副担任のタスクを実行する。
- 教師と生徒の名前、写真、メールアドレスを確認する。
教育機関のリーダーやサポート スタッフがクラスを訪問すると、主担任にメール通知が届きます。通知が届かない場合は、自分が主担任かどうかを確認してください。
クラスに他のユーザーを招待したいが、そのユーザーがクラスにアクセスできない場合は、アクセスに関する問題のトラブルシューティングと Workspace 管理者への連絡を、そのユーザーに依頼してください。