Classroom の「Read Along」機能を使用すると、教師は簡単に音読課題を割り当てて、クラス全体の成績と生徒ごとの成績を確認できるようになります。これには、各課題における正確性、スピード、読解力に関するデータが含まれます。Read Along を使って音読を割り当てることで、教師は次のことが可能になります。
- 生徒の習熟度をより詳しく、継続的に把握する。
- 定期的および実用的なデータを活用して、指導方法を修正する。
- 生徒の学習ニーズに基づいて、授業内で生徒に最適な指導を行う。
- 生徒の習熟度を保護者や学校の指導者と共有する。
Read Along は生徒の関心を引き出すように設計されており、以下の特長があります。
- 多様な音読教材(フィクション、ノンフィクション)、目を引くイラスト、魅力的な音読体験を実現するライブラリが用意されている。
- リアルタイムでフィードバックが提供される。
- 生徒がつまづいたときには、助けを求める手段やサポートが提供される。
- 生徒が順調に読み進めているときは、星やバッジをあげることで、励ましたり、褒めたりすることができる。
- 進み具合に応じて、生徒を導くことができる。
Classroom の Read Along の使用を開始する
重要: この機能は、Teaching and Learning Upgrade エディションと Education Plus エディションで、全世界でご利用いただけます。Read Along には、英語(米国)、スペイン語、ポルトガル語(ブラジル)の音読コンテンツと練習課題が含まれています。
教師が行う操作
3 つの簡単なステップで、楽しい音読課題を提供して、生徒の習熟度を把握できます。
- フィクション、ノンフィクション、発音予想問題(デコーダブル)など、学年に応じたさまざまな教材から割り当てます。詳しくは、音読教材を割り当てる方法をご覧ください。
- 生徒ごとに音読データを表示します(音読の正確性、流暢さ、読解力など)。詳しくは、音読データを表示する方法をご覧ください。
- 複数の課題をまたいだ生徒の総合的な習熟度を確認します。詳しくは、音読の習熟度を確認する方法をご覧ください。
Google Classroom で Read Along を使用する方法について詳しくは、次の動画をご覧ください。
音読教材を割り当てる- Google Classroom に移動します。
- クラス名を入力します。
- [授業]
[作成]
[課題] をクリックします。
- 下にある添付のリストで、[Read Along] を選択します。
- 要件に基づいてコンテンツを選択する: 発音予想問題(デコーダブル)やレベル別の読み物が上部に表示されます。
- レベル別の読み物を選択した場合は、対象学年または適切な Lexile® 指数に基づいて、さらに絞り込むことができます。
- ELL(英語学習者)のサポート:
- 生徒の母国語が英語と異なる場合(スペイン語やポルトガル語など)、Read Along は生徒が英語で音読する際に、母国語でサポートします。
- この機能は、一部のコンテンツで利用できます(今後拡大予定)。ELL 機能付きのコンテンツを選択する場合は、次の手順で操作してください。
- 必要な言語サポートを選択します。
- 左側のメニューから、サポートされている言語(および英語)で読める本を探します。
- 使いたい音読教材をクリックします。
- 教材を閲覧するには、左矢印または右矢印をクリックします。
- 生徒に表示される画面を確認するには、[生徒用のビューを試す] をクリックします。
- [このお話を添付] をクリックします。
- [割り当て] をクリックします。
ヒント: 一部の生徒にのみ課題を割り当てたり、期日や成績の設定を行ったりすることも可能です。
- Google Classroom に移動します。
- クラス名を入力します。
- 音読データを表示するには、[授業] をクリックします。
- 課題を選択します。
- [課題を確認する] をクリックします。
- 生徒を自由に選択することもできます。左側に生徒のリスト、右側に生徒の音読データが表示されます。
ヒント:
- 開始していない: まだ課題を開始していない生徒の名前の横にはデータが表示されません。
- さらに音読が必要: これは、ダッシュボードにデータを表示するのに最低限必要な音読量(最小 100 語または音読教材の単語数の 50%)に達していない生徒の名前の横に表示されます。
音読レポートは 3 つのセクションで構成されています。
- 正確性: 生徒が本をどれだけ正確に音読できたかを示します。自分で正しく読めた単語数、アプリの助けを借りて読んだ単語数、誤って読んだ単語数、スキップした単語数などの内訳を確認できます。正確性の割合は、「正しく読めた単語数」を「本に含まれる単語の総数」で割って算出されます。また、選択した生徒が苦戦していた上位 10 語も表示されます。これは、生徒が苦手とする単語について理解し、パターンを把握するのに役立ちます。
- 読解力: このセクションでは、実際の問題文、問題の種類、生徒が 1 回で答えられたかどうか、クラスの他の生徒から見た難易度が詳しく示されます。アプリでは、1 回で正解できなかった場合、生徒は問題に再挑戦できます。ただし、2 回目以降で正解しても、このレポートでは「正解」としてカウントされません。
- 全体の達成状況: このセクションでは、お話ごとの習熟度の概要が表示されます。直近 5 つのお話の音読の正確性、読解力、読了率、速度などの指標が表示されます。また、さまざまな期間のデータも表示されます。音読のパフォーマンスの推移を追跡し、改善の余地がある分野を特定できます。
特定の生徒のさまざまな音読スキルの成長度合いを把握し、懸念がある生徒を特定し、音読の上達度を追跡するには、下部の [全体の達成状況] までスクロールします。
特定の生徒に割り当てられた直近 5 つの音読教材の正確性、読解力、速度、読了率に関する 4 つのグラフが表示されます。
クラス全体のパフォーマンスを追跡するには、左側のパネルで [すべての生徒] をクリックします。
クラス分布: 与えられた課題に関するクラス全体のパフォーマンス(正確性、速度、読解力)を表示します。どの階層にどの程度の生徒が分布しているのかを確認できます。
練習が必要な単語: ここには、ほとんどの生徒が苦戦した上位 10 単語が含まれます。これは、クラスの生徒が苦戦している単語の種類を理解し、パターンを把握するのに役立ちます。
ヒント: 生徒が苦戦した単語がすべて網羅されているわけではありません。
読解力: このセクションでは、実際の問題文、問題の種類、1 回で答えられた生徒の数と答えられなかった生徒の数が詳しく示されます。アプリでは、1 回で正解できなかった場合、生徒は問題に再挑戦できます。ただし、2 回目以降で正解しても、このレポートでは「正解」としてカウントされません。
生徒に表示される内容
生徒が課題をクリックすると、Read Along の添付によって新しいタブで音読教材が表示されます。音読は、次の手順で開始できます。
- [音読を開始] をクリックします。
- ヒント: 他言語の ELL サポートが本に表示されている場合、生徒はスペイン語やポルトガル語など、利用可能な言語から選択することができます。
- 開始したら、生徒は Diya に対して教材を音読します。
- ヒント: Read Along が正しく機能するには、マイクにアクセスできる必要があります。詳しくは、カメラとマイクを使用する方法をご覧ください。
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Diya を使用してお話を音読します。Diya は次のように使用できます。
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お話を 1 行読んでもらう: Diya の画像をクリックします。
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単語を読み上げ、意味を説明し、音節に分割してもらう: 単語をクリックします。
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ヒント: うまく音読できた生徒は星を獲得できます。
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お話のページをめくるには:
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次へ進む: [お話の次のページを読む] をクリックします。
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前へ戻る: [お話の前のページを読む] をクリックします。
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ヒント:
- 音読を続けるには、正解するまで再挑戦する必要があります。
- 1 回目で正解すると、より高いポイントが得られます。
- 音読を途中でやめた場合、後から戻って、中断した箇所から再開できます。
- 音読が完了すると、画面が自動的に Classroom に移動し、課題を提出できます。
管理者向け機能
生徒と教師は、Google Workspace for Education アカウントを使用して Read Along にアクセスできます。
重要: Classroom の Read Along は現在 Workspace サービスとなっています。ドメインで Read Along がまだ有効になっていない場合は、管理コンソールで次の手順に沿って有効にすることでアクセスできます。
Read Along を有効にする
- Read Along を有効にするには、管理者アカウントにログインしていることを確認してください。詳しくは、管理コンソールへのログイン方法をご覧ください。
- 管理コンソールで、メニュー アイコン
アプリアイコン
[Google Workspace] に移動します。
- [Read Along] をクリックします。
- [サービスのステータス] をクリックします。
- 組織内のすべてのユーザーに対してサービスを有効にするには、[オン(すべてのユーザー)] をクリックします。
- [保存] をクリックします。