FLOOR.MATH 関数は、最も近い整数、または指定した基準値の最も近い倍数に数値を切り捨てます。負の数値の場合は、モードにより 0 に近い値または 0 から離れた値のどちらかに丸めます。
FLOOR.MATH 関数の引数
FLOOR.MATH(数値, [基準値], [モード])
引数 | 説明 |
注 |
数値 |
最も近い整数に切り捨てる値です。基準値 を指定すると、その基準値の最も近い倍数に切り捨てられます。 |
|
基準値 |
数値 を丸めて求める倍数の基準となる数値です。基準値 の符号は無視されます。デフォルトは 1 です。 |
[省略可] |
モード |
数値 が負の場合に丸める方向を指定します。0 を指定するか省略すると、0 から離れた整数に丸められます。それ以外の場合は、0 に近い整数に丸められます。 |
[省略可] |
数式の例
FLOOR.MATH(5.4)
FLOOR.MATH(A2)
FLOOR.MATH(32, 5)
FLOOR.MATH(-26.2, 10, 1)
注
- デフォルトでは、小数点以下の値を持つ正の数値は最も近い整数に切り捨てられます。たとえば、4.3 は 4 に切り捨てられます。
- デフォルトでは、小数点以下の値を持つ負の数値は 0 に向かって最も近い整数に切り捨てられます。たとえば、-4.7 は -5 に切り捨てられます。
例
A | B | |
1 | 数式 | 結果 |
2 | =FLOOR.MATH(11.2) |
11 |
3 | =FLOOR.MATH(-8.8) |
-9 |
4 | =FLOOR.MATH(7.7,0.2) |
7.6 |
5 | =FLOOR.MATH(-10.2,2) |
-12 |
6 | =FLOOR.MATH(-42,10,-1) |
-40 |