t 検定に関連する確率を返します。2 つの標本が平均値の等しい 2 つの母集団から取り出されたものかどうかを決定します。
使用例
TTEST(A1:A4, B1:B4, 2, 1)
構文
TTEST(範囲1, 範囲2, 尾部, 種類)
-
範囲1
- t 検定で考慮するデータまたはセル範囲の一方の標本を指定します。 -
範囲2
- t 検定で考慮するデータまたはセル範囲のもう一方の標本を指定します。 -
尾部
- 使用する分布の尾部を示す数値を指定します。-
1
の場合: 片側分布を使用します。 -
2
の場合: 両側分布を使用します。
-
-
種類
- t 検定の種類を指定します。-
1
の場合: 対をなすデータの t 検定を実行します。 -
2
の場合: 等分散の 2 標本を対象とする t 検定を実行します。 -
3
の場合: 非等分散の 2 標本を対象とする t 検定を実行します。
-
注
-
尾部
と種類
には数値を指定してください。 -
範囲1
と範囲2
には同じ数のデータポイントを指定してください。 -
TTEST
は範囲1
と範囲2
のデータを使用して、非負の検定を計算します。尾部
に1
を指定すると、TTEST
は範囲1
と範囲2
が同じ平均値を持つ母集団から抽出されたと仮定して、より高い t 値が発生する確率を返します。尾部
が2
の場合にTTEST
が返す値は、尾部
が1
の場合に返す値の 2 倍です。これは、標本が「同じ平均値を持つ母集団」から抽出されたと仮定して、より高い t の絶対値が発生する確率に相当します。 -
TTEST
関数とT.TEST
関数のどちらを使用しても同じ結果が得られます。
例
この例では、学生の第 1 学期と第 2 学期の成績に基づいて、対をなす両側分布の t 検定を計算します。