標本に基づいて分散を計算します。
データ列の標本分散を計算します。
使用例
=VAR(テーブル名!価格)
構文
VAR(列)
列
- 標本のデータ列です。
使用例
VAR(1,2,3,4,5,6,7,8,9,10)
VAR(A2:A100)
構文
VAR(値1, [値2, ...])
-
値1
- 標本の最初の値または範囲を指定します。 -
値2, ...
- 標本に含めるその他の値または範囲を指定します。
メモ
-
VAR
関数に指定できる引数の数は通常 30 までですが、Google スプレッドシートでは任意の数の引数を指定できます。 -
値
の引数として指定した値の総数が 2 つ以上ない場合、VAR
は#DIV/0!
エラーを返します。 -
VAR
関数で値
の引数のすべてにテキストを指定するとエラーが返されます。テキスト値を0
と解釈して分散を計算するには、VARA
関数を使用してください。 -
VAR
関数は 1 つの標本に対する分散を計算します。母集団全体に対する分散を計算するには、VARP
関数を使用してください。 -
VAR
関数では、各値の偏差の二乗の和を平均値から引き、値の個数から 1 を引いた数で割ります。これは、母集団全体に対する分散の計算とは異なり、後者ではデータセットから 1 を引かずに割ります。
関連情報
VARPA
: テキストの値を 0 として、母集団全体に基づいて分散を計算します。
VARP
: 母集団全体に基づいて分散を計算します。
VARA
: テキストの値を 0 として、標本に基づいて分散を計算します。
STDEVPA
: テキストの値を 0 として、母集団全体に基づいて標準偏差を計算します。
STDEVP
: 母集団全体に基づいて標準偏差を計算します。
STDEVA
: テキストの値を 0 として、標本に基づいて標準偏差を計算します。
STDEV
: 標本に基づいて標準偏差を計算します。
SKEW
: データセットの歪度を計算します。歪度は、平均値周辺におけるデータセットの対称度を表します。
KURT
: データセットの尖度を計算します。尖度は、データセットの形、特に先鋭度を表します。
DVARP
: SQL に似たクエリを使用して、データベースの表形式の配列または範囲から選択した母集団全体の分散を返します。
DVAR
: SQL に似たクエリを使用して、データベースの表形式の配列または範囲から選択した母集団の標本の分散を返します。
DSTDEVP
: SQL に似たクエリを使用して、データベースの表形式の配列または範囲から選択した母集団全体の標準偏差を返します。
DSTDEV
: SQL に似たクエリを使用して、データベースの表形式の配列または範囲から選択した母集団の標本の標準偏差を返します。
DEVSQ
: 標本に基づいて偏差の平方和を計算します。
AVEDEV
: データセットの平均値からデータの偏差の大きさの平均を求めます。