指定した集計関数を使用して、セルの垂直範囲の小計を返します。
使用例
SUBTOTAL(1,A2:A5,B2:B8)
構文
SUBTOTAL(関数コード, 範囲1, [範囲2, ...])
関数コード
- 小計の集計で使用する関数です。1
-AVERAGE
2
-COUNT
3
-COUNTA
4
-MAX
5
-MIN
6
-PRODUCT
7
-STDEV
8
-STDEVP
9
-SUM
10
-VAR
11
-VARP
1 桁のコードの先頭に
10
を追加するか、2 桁のコードの先頭に1
を追加すると、これらのコードのいずれにおいても非表示の値を無視することができます。たとえば、COUNT
関数として 102 を指定すると非表示セルが無視され、VAR
関数として110
を指定すると非表示セルが無視されます。
範囲1
- 小計を求める最初の範囲です。範囲2, ...
- 小計を求める追加の範囲です。
メモ
SUBTOTAL
関数では、自動フィルタ条件により非表示となっているセルは関数コード
にかかわらず、一切集計されません。指定した
範囲
内のセルでSUBTOTAL
関数を含むセルはすべて、二重集計を防ぐために無視されます。SUBTOTAL
関数は、関数コードの引数で別のセルを参照することにより、動的なダッシュボードを作成するのに使用できます。リストベースのデータ検証と組み合わせると、このセルはダッシュボード全体を瞬時に更新するプルダウン リストにできます。SUBTOTAL
関数は、フィルタ領域の上に小計ダッシュボードを作成することにより、さまざまなデータのサブセットをすばやく解析するのに使用できます。フィルタ条件を変更するたびに、ダッシュボードは自動的に新しい集計で更新されます。SUBTOTAL
関数を使用すると、単純なSUM
数式による二重集計を防ぐことができます。
関連項目
VARP
: 母集団全体に基づいて分散を計算します。
VAR
: 標本に基づいて分散を計算します。
SUM
: 一連の数値またはセルの合計を返します。
STDEVP
: 母集団全体に基づいて標準偏差を計算します。
STDEV
: 標本に基づいて標準偏差を計算します。
PRODUCT
: 一連の数値を乗算して積を返します。
MIN
: 数値のデータセットにおける最小値を返します。
MAX
: 数値のデータセットにおける最大値を返します。
COUNTA
: データセット内の値の個数を返します。
データセット内の数値の個数を返します。
AVERAGE
: データセット内の値の平均値を返します。テキストは無視されます。