Google Finance から現在や過去の証券情報を取得します。
使用例
GOOGLEFINANCE("NASDAQ:GOOG", "price", DATE(2014,1,1), DATE(2014,12,31), "DAILY")
GOOGLEFINANCE("NASDAQ:GOOG","price",TODAY()-30,TODAY())
GOOGLEFINANCE(A2,A3)
構文
GOOGLEFINANCE(銘柄, [属性], [開始日], [終了日|日数], [間隔])
-
銘柄
- 検証する証券の銘柄コードです。取引所コードと銘柄コードの両方を使用して正確な結果を取得し、矛盾が起きないようにする必要があります。たとえば、"GOOG" ではなく"NASDAQ:GOOG" のようにします。-
取引所コードを指定しない場合は、
GOOGLEFINANCE
で最適と判断されたものが自動的に選択されます。 -
ロイター銘柄コードのサポートは終了しました。123.TO や XYZ.AX の銘柄はご利用いただけません。代わりに、TSE:123 や ASX:XYZ をご利用ください。
-
現時点ではすべての機能をサポートしているわけではありません。
-
-
属性
- [省略可 - デフォルトは"price"
] - Google Finance から銘柄
について取得する属性です。日付を指定する場合には必須です。-
リアルタイム データの
属性
は、次のいずれかです。-
"price"
- リアルタイムの見積価格。最大 20 分まで遅延する場合があります。 -
"priceopen"
- 当日の始値。 -
"high"
- 当日の高値。 -
"low"
- 当日の安値。 -
"volume"
- 当日の取引量。 -
"marketcap"
- 株式の時価総額。 -
"tradetime"
- 最終取引の時刻。 -
"datadelay"
- リアルタイム データの遅延度。 -
"volumeavg"
- 1 日の平均取引量。 -
"pe"
- 株価収益率。 -
"eps"
- 1 株当たりの収益。 -
"high52"
- 52 週高値。 -
"low52"
- 52 週安値。 -
"change"
- 前取引日の終値からの株価の変動。 -
"beta"
- ベータ値。 -
"changepct"
- 前取引日の終値からの株価の変動率。 -
"closeyest"
- 前日の終値。 -
"shares"
- 発行済み株式数。 -
"currency"
- 証券の販売通過。通貨には取引可能な期間の設定がないため、この引数に対してはopen
、low
、high
、volume
が返されません。
-
-
過去のデータの
attribute
は、次のいずれかです。-
"open"
- 指定した日付の始値。 -
"close"
- 指定した日付の終値。 -
"high"
- 指定した日付の高値。 -
"low"
- 指定した日付の安値。 -
"volume"
- 指定した日付の取引量。 -
"all"
- 上記のすべて。
-
-
投資信託データの
attribute
は、次のいずれかです。-
"closeyest"
- 前日の終値。 -
"date"
- 純資産価値が報告された日付。 -
"returnytd"
- 年初からの収益。 -
"netassets"
- 純資産。 -
"change"
- 直近に報告された純資産価値と前回報告された純資産価値の変動。 -
"changepct"
- 純資産価値の変動率。 -
"yieldpct"
- 流通利回り(過去 12 か月の所得分布(株式配当や債権利息の支払いなど)と純資産価値の増分の和を前月の純資産価値の数値で割った値)。 -
"returnday"
- 1 日の総収益。 -
"return1"
- 1 週間の総収益。 -
"return4"
- 4 週間の総収益。 -
"return13"
- 13 週間の総収益。 -
"return52"
- 52 週間(年間)の総収益。 -
"return156"
- 156 週間(3 年間)の総収益。 -
"return260"
- 260 週間(5 年間)の総収益。 -
"incomedividend"
- 直近の現金分配額。 -
"incomedividenddate"
- 直近の現金分配の日付。 -
"capitalgain"
- 直近のキャピタルゲイン分配額。 -
"morningstarrating"
- モーニングスターの「スター」評価。 -
"expenseratio"
- ファンドの経費率。
-
-
-
開始日
- [省略可] - 過去のデータを取得する期間の開始日です。開始日
を指定し、終了日|日数
を指定しない場合、1 日分のデータのみが返されます。
-
終了日|日数
- [省略可] - 過去のデータを取得する期間の終了日、またはデータを返す期間の開始日
からの日数です。 -
間隔
- [省略可] - データの取得頻度を "DAILY"(毎日)か "WEEKLY"(毎週)で指定します。間隔
には1
または7
も指定できます。その他の数値は指定できません。
注
使用制限: このデータは、金融業界の専門家による使用や、金融機関以外の専門家(政府機関を含む)による使用を目的としたものではありません。専門家による使用には、サードパーティのデータ プロバイダにより追加のライセンス料が適用される場合があります。
-
すべてのパラメータは二重引用符で囲むか、テキストを含むセルへの参照でなければなりません。
重要:interval
を数値として指定する場合とend_date|num_days
を日数として指定する場合を除きます。 -
リアルタイムの結果は、1 つのセル内の値として返されます。過去のデータは、1 日分の場合でも列見出しを含む展開された配列として返されます。
-
属性によっては結果が返されないコードもあります。
- 日付パラメータを指定した場合、過去のデータを取得するリクエストとみなされるため、過去の属性のみを指定できます。
-
GOOGLEFINANCE
は英語でのみ使用でき、大半の国際取引はサポートしていません。 -
Sheets API や Google Script を使用して過去のデータをダウンロードしたり、過去のデータにアクセスしたりすることはできません。ダウンロードやアクセスを試みると、スプレッドシートの対応するセルに値ではなく #N/A エラーが表示されます。
-
株価情報はすべての市場から提供されているわけではなく、また、最大 20 分の遅延の可能性があります。情報は「現状有姿」で提供されるものであり、取引目的や助言ではなく、情報提供のみを目的として提供されています。
-
GOOGLEFINANCE
に渡される日付は UTC 時間正午を起点とします。この時刻より前に取引が終了した場合、日付が 1 日前に移動することがあります。
例
重要: 例はそれぞれ独立したタブで表示されます。
一般的な使用方法
Google Finance から市場情報を取得します。
一般的な属性
過去の市場データ
Google Finance から指定した日付に基づいて過去の市場情報を取得します。
投資信託
投資信託の一般的な属性です。
為替の動向
GoogleFinance
の戻り値を使用して、過去 30 日間の為替トレンドを示したグラフをセル内に作成します。