YEARFRAC

指定した日数の計算方法を使用して、2 つの日付の間の年数(1 年に満たない年を含む)を返します。

使用例

YEARFRAC(DATE(1969,7,16),DATE(1969,7,24),1)

YEARFRAC(A2,A3)

構文

YEARFRAC(開始日, 終了日, [日数の計算方法])

  • 開始日 - 計算対象となる期間の開始日です。日付を含むセルへの参照、日付の種類を返す関数、または数値を指定する必要があります。

  • 終了日 - 計算対象となる期間の終了日です。日付を含むセルへの参照、日付の種類を返す関数、または数値を指定する必要があります。

  • 日数の計算方法 - [省略可 - デフォルトは 0] - 使用する日数の計算方法を数値で指定します。

    • 0 = 30 日/360 日(NASD 方式)- 全米証券業者協会(NASD)の基準に従って 1 か月を 30 日、1 年を 360 日と想定し、入力した日付が末日の場合に必要な調整を行います。

    • 1 = 実際の日数/実際の日数 - 指定した日付の間の実際の日数や、その間に含まれる年の実際の日数に基づいて計算します。米国の長期国債や短期国債にも使用されますが、金融以外の目的で最も一般的に使用されます。

    • 2 = 実際の日数/360 日 - 指定した日付の間の実際の日数に基づいて計算しますが、1 年を 360 日と想定します。

    • 3 = 実際の日数/365 日 - 指定した日付の間の実際の日数に基づいて計算しますが、1 年を 365 日と想定します。

    • 4 = 30 日/360 日(ヨーロッパ方式)- 0 と同様に 1 か月を 30 日、1 年を 360 日として計算しますが、ヨーロッパの金融業界の慣習に従って末日を調整します。

メモ

  • この関数は、確定利付証券などの計算といった金融関連で主に使用されます。最も一般的な計算方法では NASD 標準カレンダーが使用されるため、これをデフォルト値としています。ただし、金融以外の目的で使用する場合は、1(実際の日数/実際の日数)を指定するのが最も適しているといえます。

  • 関数には、日付を含むセルへの参照か、DATEDATEVALUETO_DATE などの日付オブジェクトを返す関数か、N 関数で返される型の日付のシリアル値を指定してください。

  • YEARFRAC 関数では、セルに直接入力した値に対して Google スプレッドシートで行われるような数値形式の自動変換は行われません。したがって、YEARFRAC(10/10/2000,10/10/2001)YEARFRAC(0.005,0.00499750124938)(それぞれ 10÷10÷2000 と 10÷10÷2001 の商)と解釈されます。

関連項目

TO_DATE: 指定された数値を日付に変換します。

N: 指定された引数を数値として返します。

DAYS360: 1 年を 360 日として(利率の計算で使用されます)、2 つの日付の間の日数を返します。

DATEVALUE: 既知の形式で指定された日付の文字列をシリアル値に変換します。

DATE: 年、月、日を日付に変換します。

サンプル

さまざまな日数の計算方法を使用して、開始日終了日の間の日数に対する 1 年の割合を計算します。

YEARFRAC 関数と TODAY 関数を組み合わせ、結果に ROUNDDOWN 関数を適用して年数を返して、ある人物の年齢を計算します。

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