数式でテーブルまたはテーブルの一部を参照するには、テーブル参照を使用します。データをテーブルに変換するときに、テーブル名と各列の見出しを指定する必要があります。これらの名前を使用して、テーブル内のセルを参照できます。
たとえば、明示的なセル参照 =Sum(C2:C7)
の代わりに、テーブル参照 =SUM(DeptSales[Sales Amount])
を使用できます。
名前を使用してテーブル要素を参照すると、テーブルにデータを追加または削除するときに参照が更新されます。
構文と使用例
ヒント: 例はそれぞれ独立したタブで表示されます。
構文
テーブル参照を使用すると、次のものを参照できます。
- テーブルの列:
Table1[Column 1]
- 単一列:
Table1[[#ALL],[Column 1]]
- 複数の列にまたがって同時に指定する場合:
Table1[[#ALL],[Column 1]:[Column 3]]
- 単一列:
- 列見出し、データ、フッターを含む完全なテーブルの列:
Table1[#ALL]
- テーブルのヘッダー:
Table1[#HEADERS]
- テーブルのフッター:
Table1[#TOTALS]
- テーブルのデータとヘッダー:
Table1[[#HEADERS],[#DATA]]
- ヘッダーのないテーブルのデータとフッター:
Table1[[#DATA],[#TOTALS]]
- ヘッダーとフッターのないテーブルのデータ:
Table1
またはTable1[#DATA]
ヒント: #This Row は現在サポートされていません
使用例
数式でテーブル参照を使用する:
- SUM:
SUM(Table1[Column1])
- IMPORTRANGE:
IMPORTRANGE("https://docs.google.com/spreadsheets/d/abcd123abcd123", "DeptSales[Sales Amount]")
チップ抽出構文でテーブル参照を使用する: IF(Table1[Column 1]="","",Table1[Column 1].[file name])
Google スプレッドシートでスマートチップからデータを抽出する方法の詳細。
- 常にテーブルを使用する: 構造化データがある場合は、テーブルに変換します。これにより、テーブル参照やその他の多くのテーブル機能を利用できるようになります。
- データをテーブルに変換するには: 上部のメニューバーで、[表示形式]
[テーブルに変換] をクリックします。
- データをテーブルに変換するには: 上部のメニューバーで、[表示形式]
- わかりやすいテーブル名を作成する: 数式をわかりやすくするために、テーブルにわかりやすい名前を付けます。
- テーブル名は、特定のルールと形式の要件に従って作成する必要があります。詳しくは、Google スプレッドシートでテーブル名を作成するをご覧ください。
- 数式では、スペースはアンダースコアに置き換えられます。たとえば、
Sales_Tracker[Sales Amount]
などです。
- 候補をオンにする: 関連する関数を使った数式の作成に役立つように、オートコンプリート、数式の修正、数式の候補をオンにします。
- シート上部のメニューバーで、[ツール]
[候補の管理] をクリックします。
- 次の項目をすべて選択します。
- 予測入力を有効にする
- 数式の修正を有効にする
- 数式の候補を有効にする
詳しくは、数式の修正や候補についての記事をご覧ください。
- シート上部のメニューバーで、[ツール]
- 必要に応じて ARRAYFORMULA を使用する。 テーブル全体または範囲全体の値を取得するには、ARRAYFORMULA を使用します。
ARRAYFORMULA(Table1)
ARRAYFORMULA(Table1[Column1])
- テーブル参照の構文に従う。
- テーブル名や列名などの指定子は角かっこで囲みます。
- 読みやすくするために、数式に空白文字を使用します。例:
=SUM( Table1[ [#ALL],[Column 1]:[Column 2] ] )
現在、次の機能では、範囲を選択する際にテーブル参照を使用できません。
- 条件付き書式
- グラフ
- ピボット テーブル