この関数は、セルの配列または範囲を 1 つの列に変換します。TOCOL を使用して、値を次の方法でスキャンできます。
- 列ごとに上から下にスキャン
- 行ごとに左から右にスキャン
列でスキャン
の引数は、TOCOL が参照元の配列から値を読み取る方法を管理するブール値です。
使用例
TOCOL(A1:C3)
: すべての値を保持して行方向にスキャンする TOCOL
関数。
TOCOL(A1:C3, 1, TRUE)
: 空白を無視して列方向にスキャンする TOCOL
関数。
構文
TOCOL(配列または範囲, [無視], [列でスキャン])
配列または範囲
: 列として返すセルの配列または範囲。[無視]
: デフォルトでは、値は無視されません。次のいずれかの値を指定します。- 0: すべての値を保持する
- 1: 空白を無視する
- 2: エラーを無視する
- 3: 空白とエラーを無視する
[列でスキャン]
: 配列のスキャン方法は列でスキャン
のブール値によって決まります。デフォルトでは、TOCOL
関数は配列を行方向にスキャンします。- True: 配列を列方向にスキャンする
- False: 配列を行方向にスキャンする
例
TOCOL を使用して簡単なデータ変換操作を行う
サンプルデータ:
A |
B |
C |
|
---|---|---|---|
1 |
ベン |
ピーター |
メアリー |
2 |
ジョン |
ヒラリー |
ジェニー |
3 |
アニエス |
ハリー |
フェリシティー |
例: E1 に式「=TOCOL(A1:C3)
」を入力します。
結果:
E |
|
---|---|
1 |
ベン |
2 |
ピーター |
3 |
メアリー |
4 |
ジョン |
5 |
ヒラリー |
6 |
ジェニー |
7 |
アニエス |
8 |
ハリー |
9 |
フェリシティー |
TOCOL を使用して空白を無視する
サンプルデータ:
A |
B |
C |
|
---|---|---|---|
1 |
ベン |
ピーター |
メアリー |
2 |
ジョン |
|
ジェニー |
3 |
アニエス |
ハリー |
フェリシティー |
例: E1 に式「=TOCOL(A1:C3, 1)
」を入力します。
結果:
E |
|
---|---|
1 |
ベン |
2 |
ピーター |
3 |
メアリー |
4 |
ジョン |
5 |
ジェニー |
6 |
アニエス |
7 |
ハリー |
8 |
フェリシティー |
TOCOL を使用して列方向にスキャンする
サンプルデータ:
A |
B |
C |
|
---|---|---|---|
1 |
ベン |
ピーター |
メアリー |
2 |
ジョン |
ヒラリー |
ジェニー |
3 |
アニエス |
ハリー |
フェリシティー |
例: E1 に式「=TOCOL(A1:C3, 0, TRUE)
」を入力します。
結果:
E |
|
---|---|
1 |
ベン |
2 |
ジョン |
3 |
アニエス |
4 |
ピーター |
5 |
ヒラリー |
6 |
ハリー |
7 |
メアリー |
8 |
ジェニー |
9 |
フェリシティー |
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