XMATCH
は、配列内または範囲内において、指定された値と一致するアイテムの相対位置を返します。XMATCH
の特長は次のとおりです。- 高度なマッチングと検索機能をサポートします。
- 疑問符(?)またはアスタリスク(*)によるワイルドカードのマッチングが使用可能です。
使用例
XMATCH("りんご", A2:A)
XMATCH("価格", A2:A)
構文
XMATCH(検索キー, 検索範囲, [一致モード], [検索モード])
検索キー
: 検索する値を指定します(例:42
,"ネコ"
、B24
)。検索範囲
: 検索対象の範囲です。この範囲には単一の行または列を指定する必要があります。一致モード
: [省略可: デフォルトは0
]検索キー
に一致するものを検出する方法を指定します。0
は完全一致です。1
は完全一致、または検索キー
より大きい次の値を一致とみなします。-1
は完全一致、または検索キー
より小さい次の値を一致とみなします。2
はワイルドカードの一致です。
検索モード
: [省略可: デフォルトは1
] 検索範囲を検索する方法を指定します。1
は最初のエントリから最後のエントリに向かって検索します。-1
は最後のエントリから最初のエントリに向かって検索します。2
は、指定された範囲をバイナリ検索を使用して検索します。事前に範囲内を昇順に並べておく必要があります。-2
は、指定された範囲をバイナリ検索を使用して検索します。事前に範囲内を降順に並べておく必要があります。
例
すべての例のルックアップ テーブル。
Sales rep 列に対して
XMATCH
を使用します。一致モード
と検索モード
は省略します。
Total Amount sold に対して
XMATCH
を使用します。一致モード
には 0
、検索モード
には 1
と -1
を指定します。
水平方向に対して
XMATCH
を使用します。
XMATCH
で一致モード
= 1
と一致モード
= -1
を指定します。検索モード
は省略します。