スプレッドシートのパフォーマンスを上げる方法

Google スプレッドシートのパフォーマンスを改善し、計算をスピードアップできます。

Google スプレッドシートの計算の仕組み

インターネットに接続していなくても Google スプレッドシートを使用できます。変更内容はブラウザに保存された後 Google に送信されるため、オフラインでも Google スプレッドシートを引き続き使用できます。  

編集すると、Google スプレッドシートはバックグラウンドで計算を実行します。ユーザーまたは他の共同編集者が編集している間、右上に緑色のデータ読み込みバーが表示されることがあります。この進行状況バーは Google スプレッドシートが正常に動作していることを示しているため、引き続き編集することができます。たとえば、最初にシートを読み込むときや、式を計算するときに、緑色のデータ読み込みバーが表示されることがあります。

共同編集者が変更し、バックグラウンドで自動スクリプトが実行されているときも、進行状況バーが表示されることがあります。進行状況バーは、アプリケーションが正常に動作し、更新中であることを視覚的に表しているだけです。完了まで待つ必要はありません。

Google スプレッドシートでは、セルが編集されるたびに、そのセル内の式とすべての従属セルが計算されます。たとえば、B1 の式が =A1+1 となっていて、A1 の式を =2+2 に変更した場合、スプレッドシートは A1 と B1 を計算します。1 つのセルの値をわずかに変更した場合でも、多くの変更がトリガーされ、計算が完了するまでに少し時間がかかることがあります。

繰り返し使用するサブ式を参照する

同じサブ式を繰り返し使用する場合は、サブ式を別のセルに移動してそのセルを参照するようにします。

下の例のように、各セルで SUM($A$2:$A$6) 式を繰り返すのではなく、

この計算を新たなセルに移動し、計算結果を参照することを検討してください。以下の例では、数式 SUM($A$2:$A$6) を B8 に移動し、その他の数式では $B$8 を参照するだけの形を取っています。

ヒント: TODAYNOWRAND などの一部の関数は値が変化するため、このような使用を控えてください。値が常に変化するため、編集するたびに計算が実行されます。必要に応じて、これらの関数を別のセルに移動してください。

VLOOKUP および MATCH 関数と補助列を使用する

VLOOKUP 関数と MATCH 関数の範囲引数に、関数やネスト関数を使用することは避けてください。これらのルックアップ関数は、シンプルな範囲引数で処理を実行するように最適化されています。

ヒント:

  • VLOOKUP(“key”, SORT(A1:B10, 1), 2) を使用して A1:B10 のデータを整理する代わりに、[データ] 次に [範囲を並べ替え]をクリックします。
  • UNIQUE で重複データを削除する代わりに、[データ] 次に [データ クリーンアップ] 次に [重複を削除] をクリックします。
  • MATCH(7, ARRAYFORMULA(WEEKDAY(G2:G4)), 0) を使用する代わりに、ARRAYFORMULA を補助列に移し、その列と照合します。

条件付き書式ルールを削除する

条件付き書式ルールを確認して、不要なルールを削除するようにします。不要なルールにより、計算速度が低下することがあります。

  1. Google スプレッドシートでスプレッドシートを開きます。
  2. シート全体を選択します。
  3. 上部の [表示形式] 次に [条件付き書式] をクリックします。
  4. 右側で削除するルールを見つけます。
  5. ルールを削除アイコン 削除 をクリックします。 

条件付き書式の計算には時間がかかり、データの範囲全体にすべてのルールが適用されるため、このような最適化は大切です。データ容量が大きくなるにつれ、必要な計算量も増えます。また、条件付き書式ルールは重複したり、相互に上書きしたりすることがあるため、スプレッドシートのパフォーマンスを簡単に改善するには、不要な条件付き書式ルールを削除することをおすすめします。

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