Floodlight アクティビティの実装をグローバル サイトタグに移行する

概要

ウェブ全体のコンバージョン測定に影響する最近の変更を受け、実装しているコンバージョン タグがサイトで正確なカウントを行えているか必ずご確認ください。オンライン広告の掲載結果を正確に測定するには、サイト全体のタグ付け(サイトのすべてのページに適用されるタグ付け)をおすすめします。

Google では、すべてのユーザーがサイト全体のコンバージョン タグに移行することを推奨しています。ディスプレイ&ビデオ 360 とキャンペーン マネージャー 360 でこの測定方法をご利用になると、今後数か月の間に測定結果の改善が見込まれます。

サイト全体のタグを使った測定方法は主に 2 つあります。

方法 1: サイト全体にグローバル サイトタグ(gtag.js)をインストールする

グローバル サイトタグは、Google 広告、Google アナリティクス、キャンペーン マネージャー 360、ディスプレイ&ビデオ 360、検索広告 360 などのコンバージョン測定サービスや Google のサイトで機能するサイト全体のウェブタグ付けライブラリです。グローバル サイトタグは、グローバル スニペットとイベント スニペットという 2 つの JavaScript スニペットで構成されます。グローバル スニペットはサイトのすべてのページに配置し、イベント スニペットはトラッキングするイベントが発生するページに配置します。ウェブサイト管理者は、グローバル サイトタグの特定のフィールドに値を渡す必要があります。

方法 2: Google タグ マネージャーを使用する

Google タグ マネージャーは、サイト上のタグやコード スニペットを早く簡単に更新できるタグ管理システムです。

検索広告 360 をご利用のお客様は、こちらでグローバル サイトタグへの移行についてご確認ください。

サイトの現在のタグ実装に応じたこの測定方法のおすすめの使い方について詳しくは、下記をご覧ください。

現在の実装に応じた移行のガイダンス

コンバージョン タグを現在どのように管理しているかに応じて、サイト全体の測定方法の実装は異なります。複数のカテゴリに該当する場合は、カテゴリごとに異なるタグ付け方法が必要になる可能性があります。

デスクトップとモバイルウェブ用にサイトで直接 iframe タグまたはイメージタグを使用している場合

現在、デスクトップとモバイルウェブ用にサイトで直接 iframe タグまたはイメージタグを使用している場合は、下記の手順に沿ってグローバル サイトタグに移行することをおすすめします。グローバル サイトタグは、キャンペーン マネージャー 360 やディスプレイ&ビデオ 360 から直接生成することも、キャンペーン マネージャー 360 API を使って生成することもできます。

タグの管理方法を必要としている場合は、Google タグ マネージャーを使うこともできます。

Google タグ マネージャーを現在使用している場合

すでに Google タグ マネージャーを使ってすべてのコンバージョン タグを管理している場合は、コンテナにコンバージョン リンカー タグを追加するだけで済みます。

グローバル サイトタグを現在使用している場合

別の Google サービス用に設定したグローバル サイトタグがすでにサイトにある場合は、次の操作が必要です。

  1. Google マーケティング プラットフォームのアカウント識別子を追加するように、タグのグローバル スニペットのセクションを更新します。
  2. 以下の手順に沿って、iframe タグまたはイメージタグをグローバル サイトタグのイベント スニペット セクションに置き換えます。

第三者タグのプロバイダを使用している場合

グローバル サイトタグに利用できる最適な実装について詳しくは、第三者タグのプロバイダにお問い合わせになることをおすすめします。

モバイルアプリで Floodlight アクティビティを使用している場合

グローバル サイトタグの使用環境としてモバイルアプリは想定されていません。これまでどおりの手順に沿ってモバイルアプリのコンバージョンをトラッキングしてください。

Accelerated Mobile Pages(AMP)で Floodlight アクティビティを使用している場合

グローバル サイトタグは、Accelerated Mobile Pages(AMP)には対応していません。これまでどおりの手順に沿って AMP で Floodlight アクティビティを使用してください。

iframe タグまたはイメージタグからグローバル サイトタグに移行する場合

グローバル サイトタグを始めて導入する際は、まずサイトの各ページにグローバル スニペットを追加してから、iframe タグまたはイメージタグをイベント スニペットにまとめて置き換えることをおすすめします。こうすると、グローバル サイトタグの実装をテストしたうえですべてのタグを移行できます。

ステップ 1: サイトで iframe タグまたはイメージタグが設定されているページを特定する(広告担当者とウェブサイト管理者)

まず、サイトで現在 iframe タグまたはイメージタグが設定されているページを特定します。

キャンペーン マネージャー 360 をご利用の場合は、こちらの手順で Floodlight の基本レポートを作成して確認することもできます。

ステップ 2: Floodlight アクティビティのグローバル サイトタグを用意する(広告担当者)

新しいタグを作成するのではなく、既存の Floodlight アクティビティのタグ形式を変更することをおすすめします。アトリビューション、リマーケティング、最適化、レポートに影響を与えることなく移行できます。

既存の Floodlight アクティビティの形式を変更するには:

  1. 広告主の画面を開き、[リソース] メニューの [Floodlight グループ] をクリックします。
  2. 既存の Floodlight アクティビティの名前をクリックします。
  3. [基本情報] で、[形式] を変更します。
  4. [保存] をクリックします。

グローバル サイトタグを生成したら、ウェブサイト管理者に送信して実装を依頼します。

ステップ 3: サイトから既存のタグを削除してグローバル サイトタグを追加する(ウェブサイト管理者)

コンバージョン データが失われないように、既存のタグの削除とグローバル サイトタグの追加を同時に行うことをおすすめします。

大まかな手順は次のようになります。

  1. サイトの各ページにグローバル スニペットを追加します。
  2. iframe タグやイメージタグがあることを特定したページから、これらのタグを削除します。
  3. トラッキングするイベントが発生するページにイベント スニペットを追加します。これは、iframe タグまたはイメージタグが設定されていたページと同じページです。

既存のタグを削除する場合は、コメント、<script> セクション、<noscript> セクション、キャッシュ無効化コード、その他の関連するコードを含め、タグ全体を削除してください。たとえば次のタグ全体が削除対象になります。

<!-- 
Start of DoubleClick Floodlight Tag: Please do not remove
Activity name of this tag: Name
URL of the webpage where the tag is expected to be placed: http://www.foo.com
This tag must be placed between the <body> and </body> tags, as close as possible to the opening tag.

Creation Date: 10/30/2017
-->

<script type="text/javascript">
var axel = Math.random() + "";
var a = axel * 10000000000000;

document.write('<img src="http://ad.doubleclick.net/ddm/activity/src=[floodlightConfigID];type=[activityGroupTagString];cat=[activityTagString];ord=' + a + '?" width="1" height="1" alt=""/>');
</script>
<noscript>
<img src="http://ad.doubleclick.net/ddm/activity/src=[floodlightConfigID];type=[activityGroupTagString];cat=[activityTagString];ord=1?" width="1" height="1" alt=""/>
</noscript>
<!-- End of DoubleClick Floodlight Tag: Please do not remove -->
イベント スニペットを追加したページに iframe タグまたはイメージタグが残っていると、コンバージョンが重複してカウントされます。このため、イベント スニペットを追加したページから iframe タグとイメージタグを完全に削除してください。

ステップ 4: Floodlight インプレッション レポートを作成して、タグが正しく設定されていることを確認する(広告担当者)

サイトで想定しているインプレッション数が、タグで適切に記録されていることを確認します。このレポートは、タグの実装後 24 時間以上経過してから作成することをおすすめします。

  1. レポート ビルダーで [新しいレポート] > [Floodlight] > [Floodlight インプレッション数] を選択します。
  2. レポートに名前を付けて、生成するレポート ファイルを指定します。
  3. Floodlight アクティビティを実装したページにアクセスがあったと想定される [期間] を選択します。
  4. レポートの対象となる広告主をフィルタ条件として指定します。
  5. レポートを実行します。

ステップ 5: タグの実装で問題があれば調査する(広告担当者とウェブサイト管理者)

新しいタグの実装で問題が生じた場合は、次のツールを使ってトラブルシューティングを行うことができます。

  • Google Tag Assistant をダウンロードする: 無料の Chrome 拡張機能でタグを診断できます。詳細
  • Chrome デベロッパー ツールでデバッグする: グローバル サイトタグを分析できます。詳細

iframe タグまたはイメージタグとグローバル サイトタグのパラメータの対応を確認する

iframe タグまたはイメージタグからグローバル サイトタグに移行する際は、利用できるパラメータの違いに注意する必要があります。iframe タグ / イメージタグとグローバル サイトタグのそれぞれのパラメータの対応表を以下に示しますので、新しいタグ形式を設定する際の参考にしてください。グローバル サイトタグのパラメータにデータを渡す方法について詳しくは、こちらの記事をご覧ください。

iframe タグ / イメージタグのパラメータ グローバル サイトタグのパラメータ タグタイプ
src= send_to の一部 すべて
type= send_to の一部 すべて
cat= send_to の一部 すべて
u1=u2= など u1u2 など すべて
qty= quantity 販売データ対応
cost= value 販売データ対応
ord= transaction_id 販売データ対応
dc_lat= 'dc_custom_params':{'dc_lat'} すべて
dc_rdid= グローバル サイトタグはアプリには利用できないため、適用できません。 すべて
tag_for_child_directed_treatment 'dc_custom_params':{'tag_for_child_directed_treatment'} すべて
 

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