指定リスト

指定リストを使用すると、ビジネスニーズに合わせてキャンペーン マネージャーのカスタム セグメントをより効率的に作成したり、広告キャンペーンのオフライン データをオンラインのオーディエンス ターゲティングに組み込んだりできます。データ転送ファイル内のデータを活用するには、マッチテーブルをダウンロードし、リターゲティングの候補となるユーザーの Cookie を絞り込んで選択します。Google Cloud Storage を使ってオーディエンス リストのファイルをアップロードすると、選択した Cookie が特定のオーディエンス リストに関連付けられます。こうして関連付けられたオーディエンス リストを、広告のリターゲティングに使用できます。オーディエンス リストの仕組みについて

オーディエンス リストを使用する際は、適用される契約上 / ポリシー上の制限事項をすべて遵守してください。具体的な項目としては、個人情報の受け渡しの禁止、特定種類のユーザー特性の収集およびターゲティングの禁止などが挙げられます(オーディエンスのプライバシー ポリシーをご覧ください)。子供向けのサイトに広告を掲載する場合やその他の方法で関わる場合は、COPPA ガイドラインもご覧ください。

使用例

独自のカスタムデータとデータ転送ファイルの情報を組み合わせて複雑なリストを作成できます。次に例を示します。

  • クロスセルとアップセル: 特定のカスタム Floodlight 変数(高級ホテルの部屋の予約など)に基づいてオーディエンス リストを作成し、ディスプレイ広告を使って新製品のラインナップやプロモーションをアップセルとして展開します。さまざまなアクティビティのデータ転送ファイルから取得したカスタム Floodlight 変数を使って、リストに追加する適切な Cookie を選択できます。
  • 登録ユーザーと非登録ユーザー: ログインしたユーザーまたは CRM システムの登録情報に基づいてオーディエンス リストを作成します。広告タグまたは Floodlight タグのいずれかに渡される匿名のイベント ID を使って、そのデータをオフライン CRM データまたはサイトのアナリティクス データと照合し、リストに追加する適切な Cookie を選択できます。
指定リストのメリット

Google Cloud Storage を使って Cookie をオーディエンス リストにアップロードすると、次のようなメリットがあります。

  • Google Cloud Storage を使うと短時間でアップロードでき、デフォルトで HTTPS を使用するためセキュリティで保護されます。

  • 管理画面、コマンドライン、または API の 3 種類の方法でファイルをアップロードできます。

  • 1 日にリストを何件でもアップロードできます。

  • リストごとに 1 ファイルという制限はなく、複数のリストを含めることができます。

オーディエンス リストをアップロードする

事前の準備

指定リストを使用する条件は以下のとおりです。

  • キャンペーン マネージャーを現在利用していること。

  • アカウント マネージャーに連絡して、アカウントでデータ転送を有効にしていること。

  • Google Cloud Storage 上のデータへのユーザー アクセスを管理するための Google グループを設定していること(詳細)。このグループの管理はお客様の責任で行ってください。データ転送用に作成した Google グループを使用することもできます。手順についてはデータ転送ファイルへのアクセス方法をご確認ください。

リストをアップロードする

  1. プラットフォーム ソリューション コンサルタントにリクエストを提出します。Google Cloud Storage に、お客様のデータ用のバケットが 2 つ作成され、それぞれに名前が付けられます。1 つ目のバケットはデータのアップロード用です。2 つ目のバケットは結果のログファイルのダウンロード用で読み取り専用です。バケットについてのページをご覧ください。

  2. Cookie のアップロード先となるオーディエンス リストを用意します。新しいリストを作成するか既存のリストを使用できます。オーディエンスの作成と編集についての説明をご覧ください。

  3. 割り当てられた Google Cloud Storage バケットにデータをアップロードします。ファイル名、ヘッダー、および全体のフォーマットについては、以下の「ファイル フォーマット」をご覧ください。

  4. アップロード方法には次の 3 種類があります。割り当てられたバケットにすべてのデータをアップロードできるのであれば、どの方法を使用してもかまいません。現在のインフラストラクチャに合うソリューションを選択することをおすすめします。gsutil と API のどちらのアクセス方法でも、自動システムを使用してデータ転送ファイルにアクセスできます。

    • ブラウザで Cloud Storage の管理画面にアクセスする。URL は、http://storage.cloud.google.com/bucket_name のようになります。

    • Python ベースのコマンドライン ツールである gsutil を使用する。

    • Google Cloud Storage REST API を使用する。

  5. Google のシステムで約 1 時間ごとにバケットがスキャンされ、新しいデータが処理されます。アップロードしたファイルは、アップロード バケットからログファイル バケットに移動され、同じ名前と新しい拡張子のログファイルが作成されます。

  6. ログファイル バケットをチェックして、アップロードが完了したかどうかとその他の処理の詳細を確認します。処理が完了すると新しい Cookie がオーディエンス リストに追加され、リターゲティングの対象になります。

    • リストが正常にアップロードされた場合、ログファイルの拡張子は .success になります。

    • アップロードに失敗した場合、ログファイルの拡張子は .fail になります。

ファイル フォーマット

オーディエンス リスト ファイルを正常にアップロードするには、ファイル名、ヘッダー、コンテンツが所定の条件を満たしている必要があります。

ファイル名

ファイル名には次の情報を指定する必要があります。指定した情報はファイルの処理に使用されます。

accountid_floodlightConfigurationid_yyyymmdd_uploadnumber.dat

説明:

  • accountid は、キャンペーン マネージャー アカウント ID です。
  • floodlightConfigurationid は、リストを所有する広告主を参照するための ID です。
  • yyyymmdd は、ファイルをアップロードする日付です。
  • uploadnumber は、特定の日の個々のアップロードを区別するために指定する固有の番号です。任意の数値を指定できます。連続した値である必要はなく、値の順序はファイルの処理には影響しません。
  • .dat はファイルの拡張子です。現時点では、ZIP 形式(圧縮ファイル)はサポートされていません。

ファイル ヘッダー

ファイル ヘッダーは、ファイルの残りのデータのフォーマットを組み立てる基準となります。後続の各行には、ヘッダーで指定されているのと同じデータタイプを同じ順序で含める必要があります。下に示すように、すべてのファイル ヘッダーは小文字にする必要があります。サポートされているデータタイプとキーワードは次のとおりです。

  • cookie_encrypted: 英数字の値。
  • cookie_decimal: 任意の数値。
  • list_id: Cookie の追加先となるオーディエンス リストの ID。
  • timestamp: (省略可)エポックからの秒数。
  • delete: (省略可)リストから Cookie を削除する場合に使用します。値には、「true」(削除する)を表す 1、または「false」(削除しない)を表す 0 を指定します。空白にすると「false」値を指定したことになります。
各ファイル ヘッダーには、list_id に加えて、cookie_encryptedcookie_decimal のいずれかを含める必要があります。ファイル内のその他の列はすべて、通常は省略できます。

ファイル コンテンツ

ヘッダーの後のすべてのデータがファイル コンテンツとなります。オーディエンス リスト ファイルは次の条件を満たす必要があります。条件が満たされていないと、ファイルは正常に処理されません。

  • ファイルは CSV 形式にしてください。各行の列数はヘッダー内の列 / キーワード数と同じ数とし、値の順序もヘッダーに合わせます。列の値が存在しない場合は、カンマでその列を示します。

  • リストには重複した Cookie を含めることはできません。

  • 各ファイルには、同じ広告主が所有するリストであれば複数のリストのデータを含めることができます。ファイルに有効なリスト ID が含まれていることを確認してください。

  • 各リストで一度にアップロードできる Cookie の数は 5,000 万件までです。一度に 1~2 個の大きなファイルをアップロードするのではなく、複数の小さなファイルをアップロードすることをおすすめします。

  • 残りの値はデータ転送ファイルから取得され、ヘッダーで指定した値とその順序に一致している限り、任意の順序で指定できます。

  • Windows または UNIX 形式の改行を使用できますが、すべてのファイルで同じ形式を使用する必要があります。

次に、正しいフォーマットのファイルの例を示します。このファイルは正常に処理されるはずです。

正常にアップロードできる

ヘッダー:

cookie_encrypted,list_id

ファイルの内容:

22a569d88c010015,56432
22a569d88c010017,56432
22a569d88c01001a,56433

次に、正常に処理を完了できない、誤ったフォーマットのファイルの例を示します。

正常にアップロードできない

ヘッダー:

cookie_encrypted,list_id,timestamp

ファイルの内容:

22a569d88c010015,1234,1111
22a569d88c010017,1234,
22a569d88c01001a,1234

最後の行は、末尾のカンマが欠落しているため無効です。

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