グラフをドリルダウンすると、データをより詳しく把握することができます。
たとえば、セッション数のレポートを国別と都市別に作成する場合、レポートに 2 つのグラフを含めるのではなく、ドリルダウンを有効にした単一のグラフを含めることもできます。グラフでドリルダウンを有効にすると、以下のことができます。
- 詳細レベルを上位から下位にドリルダウンする(例: 国から都市)
- 詳細レベルを下位から上位にドリルアップする(例: 都市から国)
ドリルダウン グラフをレポートに追加すると、レポートでさらにインタラクティブな操作ができるようになり、必要となる個別のグラフの数が減って、さまざまな詳細レベルでより簡単にデータのインサイトを得られるようになります。
グラフのドリルダウンを有効にする
- レポートを編集します。
- グラフを選択します。
- 右側の [ディメンション] の下にある [データ] プロパティ パネルで、[ドリルダウン] をオンにします。
- ディメンションをグラフに追加します。追加されたディメンションに応じて別の詳細レベルで分析できるようになります。
- [デフォルトのドリルダウンのレベル] を選択します。
凡例:
- ディメンションを追加します。
- ドリルダウンを有効にします(注: ドリルダウンのディメンションを追加する前に有効にする必要があります)。
- デフォルトのドリルダウンのレベルを設定します。
ドリルダウンの仕組み
グラフにドリルダウン機能を追加するには、ディメンションの階層を定義します。階層では、ドリルダウン時やドリルアップ時にグラフに表示される詳細レベルを決定します。階層の例は以下のとおりです。
- 日付(年 > 月 > 日)
- 地域(国 > 地域 > 都市)
- サービス(部門 > カテゴリ > SKU)
- Google アナリティクスのイベント(イベント カテゴリ > イベント アクション > イベントラベル)
すべての値にドリルダウンする
- レポートを表示または編集します。
- ドリルダウンを有効にしたグラフを選択します。
- グラフを右クリックし、[ドリルダウン] をクリックします。
例: ドリルダウンしてすべての都市を表示する
以下のグラフでは、セッション数が国別に表示され、ドリルダウン階層が [国] と [都市] のディメンションに定義されています。セッション数をすべての都市にドリルダウンして表示するには、グラフを右クリックして [ドリルダウン] をクリックします。
このグラフでは、国を問わず、すべての都市が表示されます。
選択した値にドリルダウンする
- レポートを表示または編集します。
- ドリルダウンを有効にしたグラフを選択します。
- 値を選択します(例: カナダ)。
- グラフを右クリックし、[ドリルダウン] をクリックします。
- 再度ドリルアップするには、グラフを右クリックして [ドリルアップ] をクリックします。
例: 特定の国の都市を表示する
カナダの都市のみを表示するには、グラフでカナダを選択し、右クリックして [ドリルダウン] をクリックします。
カナダの都市のセッション数が表示されるようになりました。
グラフのドリルダウンを無効にする
ドリルダウンを無効にするには:
- レポートを編集します。
- グラフを選択します。
- 右側の [データ] プロパティ パネルで、[ドリルダウン] をオフにします。
ドリルダウンとピボット テーブル
ピボット テーブルでより詳しい情報を表示するには、[展開する - 折りたたむ] をオンにします。そうすると、列ヘッダーの [+] や [–] をクリックして、ピボット テーブルでディメンション階層のデータを表示したり、非表示にしたりできるようになります。詳しくは、ピボット テーブルに関する記事をご覧ください。
ドリルダウンに関する制限
- コミュニティ ビジュアリゼーションでは、ドリルダウンはサポートされていません。
- ドリルダウンは、スコアカードやブレットグラフなど、ディメンションがないグラフには適用されません。
- マップチャートでは、すべてのズームエリア内の地理フィールド タイプがすべてサポートされているわけではありません。詳しくは、マップチャートのリファレンスをご覧ください。