IMAGE
関数は、データソースの画像フィールドを作成します。画像フィールドは、表内に画像を表示します。レポートに商品画像や動画のサムネイルといった画像情報を表示する際に、この関数を使います。
使用例
商品カタログページへのリンクを作成し、リンクラベルとして商品の SKU を表示します。
構文
パラメータ
image_URL
- URL として評価されるフィールドまたは式。alt_text
-(省略可)テキストとして評価されるフィールドまたは式。
IMAGE
関数の仕組み
IMAGE
関数は、URL を入力値として受け取ります。image_URL
パラメータには、データソースの既存の URL フィールドから取得する値、または他のフィールドや関数から URL を作成する式を指定できます。
alt_text
パラメータ(省略可)では、目の不自由なユーザーのためにスクリーン リーダーで読み上げる画像の代替テキストを指定します。
レポートに画像を表示するには、IMAGE
関数で作成した画像フィールドをレポート内の表に追加します。表示される画像のサイズは、その画像が表示される列の幅に応じて変わります。入力した URL に誤りがある場合や、サポートされていない種類の画像だった場合は、代わりに壊れた画像のアイコンが表示されます。
画像リンク フィールドのデータ型は変更できません。
Examples
例 1: YouTube のサムネイルを表示する
- YouTube アナリティクスのデータソースを編集します
- 計算フィールド(Thumbnail など)を作成します
- 次の数式を使って画像フィールドを作成します
IMAGE(CONCAT('https://i.ytimg.com/vi/', External Video Id, '/hqdefault.jpg') , Video Title)
- サムネイル フィールドを、次のように表のディメンションとして追加します
例 2: HYPERLINK でクリック可能な画像を作成する
画像フィールドに表示される画像は静止画像ですが、画像フィールドを HYPERLINK 関数の image
パラメータとして指定して、クリック可能な画像を生成することもできます。
IMAGE 関数の制限事項
表内の画像のみ
画像フィールドは表内でのみ機能します。表を他のタイプのグラフに変更すると、そのグラフ内の画像フィールドは無視されるか、image_URL がディメンション値として表示されます。
画像とデータ
ハイパーリンクと画像の URL では、表示するファイルの名前のほか、URL パスにクエリ パラメータを付加する形式で情報を送信することもできます。例:
http://some.domain.com/a/b/c/somefile.jpg?foo=bar&baz=bat
この URL は、JPEG 画像 somefile.jpg
をリクエストしています。また、foo
パラメータと bar
パラメータを介してデータも送信しています。
レポートまたはデータソースにハイパーリンクや画像の URL が含まれる場合は、その URL で信頼できるドメインが指定されていること、および送信される追加データが適切なものであることを確認する必要があります。
そのため、Looker Studio の画像には次の制限事項が適用されます。
画像とデータ管理オプション
レポートにデータ管理オプションを含めると、次の場合に画像が表示されます。
- データ管理オプションによって、デフォルトのデータセットが表示されている場合。
- データ管理オプションによって別の(デフォルトではない)データセットが表示されており、かつ、画像フィールドが信頼できるドメインからの画像を配信している場合。現在、大半の Google ドメインは信頼できるドメインに該当します。
データ管理オプションによって別の(デフォルトではない)データセットが表示されており、かつ、信頼できないドメインからの画像がリクエストされた場合、画像は表示されません。表にはその画像の URL が代わりに表示され、レポートの閲覧者はその URL をクリックして画像を表示することができます。その際にはダイアログが表示され、リンク先が信頼できるドメインであることを確認するよう注意を促します。
コピーされたデータソースの画像
データソースをコピーすると、そのコピーではすべての Image フィールドが無効になります。その場合は、次の方法で画像を再度有効にできます。
- データソースを編集します。
- 有効にする各フィールドで、その他アイコン をクリックします。
- [有効にする] を選択します。