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この記事では、Looker Studio について説明します。Looker のドキュメントについては、https://cloud.google.com/looker/docs/intro をご覧ください。

レポートのフィールドを編集する

フィールドの名前、集計方法、データタイプ、表示形式をグラフ単位で変更します。

 

デフォルト状態では、レポート内の各フィールドの定義は、もとになっているデータソースにおける該当フィールドの定義に準じます。具体的には、レポートの各フィールドの名称、データタイプ、集計方法が、データソース側のそれと同一になります。

データソースの [レポートのフィールド編集] オプションをオンにすると、レポートの編集者はグラフごとにフィールドの定義を変更できます。これにより、レポートのカスタマイズを手軽に行えるようになります。同じデータに異なる集計方法や関数を適用する場合でも、データソースで同じフィールドを複数作成する必要がありません。また、データソースではフィールド定義を標準化しつつ、さまざまな要件に合わせてフィールドをカスタマイズできます。

この記事の内容:

レポートのフィールド編集をオンまたはオフにする

レポートのフィールド編集は、データソース単位でオンまたはオフにできます。新しいデータソースでは、デフォルトでこの設定がオンになっています。この設定を変更するには、データソースを編集する権限が必要です。

レポートのフィールド編集をオフまたはオンにするには(古いデータソースの場合):

  1. レポートで使用されているデータソースを編集モードにします。
  2. データソースのヘッダーで [レポートのフィールド編集] をクリックします。

レポートのフィールド編集を有効にしたデータソースの例

レポートのフィールド編集の仕組み

[レポートのフィールド編集] がオンに設定されているデータソースを使用してレポートを作成すると、レポート内で、そのデータソースに基づくすべてのフィールドが編集可能になります。この設定は、同じデータソースを使用しているすべてのレポートに適用されます。レポートのフィールド定義を編集する手順は次のとおりです。

  1. レポートを作成または編集します。
  2. 新しいグラフを追加するか、既存のグラフを選択します。
  3. [プロパティ] パネルの [設定] タブで、フィールドのデータ型アイコンをクリックしてフィールドの編集メニューを開きます。

グラフの [設定] タブにあるディメンション タイプのアイコンにカーソルを合わせると、フィールド タイプを編集できます。

編集可能な設定

フィールドの編集では次の設定を変更できます。

  • フィールドの名前。たとえば、フィールド名を「注文金額」から「平均注文金額」に変更できます。
  • 指標の集計方法。たとえば、「注文金額」フィールドの集計方法を [合計] から [平均] に変更して、再計算できます。
    • 指標の集計方法が「自動」の場合、このオプションは使用できません。
  • フィールドのデータタイプ。たとえば、[数値] から [%]、[テキスト] から [URL]、完全な [日付] から日付の一部、などと変更できます。
  • 指標の比較計算。たとえば、合計に対する割合の関数を注文数に適用できます。
  • 指標の関数。たとえば、データの累積合計をレコードごとに表示できます。
  • 計算フィールドの数式またはカスタム グループの定義。
  • ディメンションのドリルダウン(表グラフのみ)。
  • 数値または日付と時刻のタイプ ディメンション、指標、計算フィールドのカスタム値形式

詳しくは、比較計算と関数に関する詳細をご覧ください。

特定のフィールドに加えた変更は、そのグラフ内の当該フィールドのインスタンスにのみ適用されます。たとえば、あるレポートに表と棒グラフが挿入されており、両方に「平均受注金額」フィールドがあるとします。この場合、表の「平均受注金額」フィールドの属性を変更しても、棒グラフの「平均受注金額」フィールドは影響を受けません。

フィールドの名前を変更する

選択したグラフに表示されるフィールドの名前を変更できます。これにより、グラフ内に同じフィールドを複数追加できます。たとえば、表に「注文金額」フィールドを 2 つ追加し、一方の名前を「平均注文金額」に変更します。次に説明する集計オプションを使用して、フィールドの計算方法を変更します。

フィールドの集計方法を変更する

フィールドの集計方法では、そのグラフでデータをどのように集計するかを指定します。次のいずれかの集計方法を選択できます。

  • 平均値
  • 個別件数
  • 件数
  • 最大値
  • 中央値
  • 最小値
  • 標準偏差
  • 合計
  • 差異

その指標の集計方法が「自動」の場合は変更できません

フィールドのデータタイプを変更する

フィールドのデータタイプは、そのフィールドに入力されるデータの種類を指定します。たとえば、テキスト フィールドには、入力した文字が(何も処理されず)そのまま表示されます。数値を入力した場合でも、それらの値は集計されません。一方、URL として定義したフィールドは、ハイパーリンクとして表示されます。

指定したデータタイプと実際のデータが一致しないと、予期しない結果になる可能性があります。データソースが正しく設定されていない場合、そのデータソースの編集権限が与えられていれば、フィールドのデータタイプを変更できます。たとえば、有効なデータが含まれているディメンションのデータタイプを [テキスト] から [日付] に変更すると、期間のディメンションとして使用できるようになります。

グラフのディメンション フィールド、指標フィールド、カスタム フィールドにカスタム値の書式を適用することで、[数値] と [日付と時刻] のフィールド タイプの値の表示形式をさらにカスタマイズすることもできます。    

日付の粒度を変更する

[日付と時刻] フィールド タイプを変更すると、新しいタイプ別にデータが集計されます。たとえば、年、月、日別にデータをグループ化する代わりに、年と月別にグループ化できます。

日付フィールドに年、月、日がすべて含まれている場合は、四半期別にグループ化できます。

次の表は同じデータを示しています。1 つ目の表では、[販売数] が [日付] と [項目] ごとにグループ化されているため、各項目と [販売数] が複数回リスティングされています。2 つ目の表では、時間粒度を [年、四半期] に設定し、[販売数] を [項目] ごとにグループ化しています。これにより、各項目は第 4 四半期の [販売数] として一度だけリスティングされます。

 

日付 項目 販売数
2016 年 10 月 1 日 Healthy Dog Dog Food

3

2016 年 10 月 1 日 Hungry Kitty Cat Food 1

2016 年 10 月 1 日

Pretty Bird Bird Seed 5
2016 年 10 月 1 日 Happy Cat Catnip 1
2016 年 10 月 2 日 Pretty Bird Bird Seed 3
2016 年 10 月 2 日 Happy Cat Catnip 2
2016 年 10 月 2 日 Parrot Perch 4
2016 年 10 月 3 日 Playful Puppy Toy 9
2016 年 10 月 3 日 Hungry Kitty Cat Food 2
2016 年 10 月 4 日 Pretty Bird Bird Seed 5
  総計 62

 

日付 項目 販売数
2016 年第 4 四半期 Pretty Bird Bird Seed 20
2016 年第 4 四半期 Healthy Dog Dog Food 16
2016 年第 4 四半期 Playful Puppy Toy 11
2016 年第 4 四半期 Parrot Perch 8
2016 年第 4 四半期 Happy Cat Catnip 4
2016 年第 4 四半期 Hungry Kitty Cat Food 3
  総計 62

 

互換モードの日付でのデータのグループ化方法を変更するには、[タイプ] オプションではなく、[粒度] オプションを使用します。

グラフのディメンション フィールド、指標フィールド、カスタム フィールドにカスタム値の書式を適用することで、[数値] と [日付と時刻] のフィールド タイプの値の表示形式をさらにカスタマイズすることもできます。    

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