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この記事では、Looker Studio について説明します。Looker のドキュメントについては、https://cloud.google.com/looker/docs/intro をご覧ください。

面グラフのリファレンス

面グラフを使用、設定する方法

面グラフは、折れ線グラフまたは期間グラフの変形です。このグラフでは、プロットされた線の下の色分けされた部分を使ってデータ量を表します。期間グラフと同様に、一定期間におけるデータの推移を確認する場合に役立ちます。

この記事の内容:

Looker Studio の面グラフ

面グラフでは、単一のディメンション(内訳ディメンション)と指標の一定期間の推移を視覚化できます。

面グラフの例

下の例で 2 つの面グラフを紹介します。どちらのグラフにも、架空のペットショップのデータが表示されています。左のグラフには、カテゴリ(「商品カテゴリ」ディメンションに含まれます)別のアイテムの売り上げが表示されています。このディメンションには、「鳥」、「犬」、「猫」という 3 つの値があります。

右のグラフには個々の商品(「アイテム」ディメンションに含まれます)の売り上げが表示されています。

どちらのグラフでも販売された数量の指標(データソースでは「販売数」と呼ばれます)が使用されています。

以下の例では、2 種類の面グラフを紹介しています。左のグラフは、系列値を 1 つずつ積み上げて階層的に表示したものです。右のグラフは、個々の系列値を積み上げずに同じ起点を基準として表示したものです。

積み上げ折れ線とシェーディングを示す積み上げ面グラフと、重なり合う線とシェーディングを示す積み上げのない面グラフ。

その他の面グラフ

ツールバーからグラフを追加する際には、基本的な面グラフに加えて、あらかじめ設定された次のグラフの種類から選択できます。

積み上げ面グラフ

積み上げ面グラフは、各部分と全体の関係を示し、時間の経過に伴うデータの傾向を把握するのに使用します。たとえば、3 つの製品が各月や各四半期の総売上にどのくらい貢献したかを示すことができます。
積み上げ面グラフ

100% 積み上げ面グラフ

100% 積み上げ面グラフは、各部分と全体の関係を示し、時間の経過に伴うデータの傾向を把握するのに使用します。このグラフは累計が重要でない場合に適しています。

100% 積み上げ面グラフ

グラフの設定

新しいグラフを追加するか、既存のグラフを選択し、右側の [プロパティ] パネルを使用して、グラフの [設定] および [スタイル] タブのプロパティを設定します。

Set up the chart data

[設定] タブのオプションでは、グラフのデータの構成と表示形式を指定します。

データソース

データソースはコンポーネントと基になるデータセットを接続します。

  • グラフのデータソースを変更するには、現在のデータソース名をクリックします。
  • データソースを表示または編集するには、編集 をクリックします(このアイコンを表示するには、閲覧以上の権限が必要です)。
  • 複数のデータソースからのデータを 1 つのグラフに表示するには、[+ データの統合] をクリックします。データの統合機能の詳細

期間のディメンション

このオプションは、データソースに有効な日付ディメンションがある場合に表示されます。

: Google 広告または Google アナリティクスのデータソースでは、自動的に日付ディメンションが使用されるため、このオプションは表示されません。

期間のディメンションは、グラフの期間を指定する際の基準として使用されます。このディメンションは、グラフの期間のプロパティを設定する場合、またはレポートの閲覧者が期間設定を使って期間を指定する場合などに使用されます。

時間ディメンション

時間ディメンションでは、グラフの時間単位の X 軸を指定します。このディメンションのデータ型によって、時系列の粒度も決まります。たとえば、日次データを視覚化するには、西暦、月、日を含む「日付」データ型を使用します。データを四半期ごとにグループ化するには、データ型を「年、四半期」に変更します。

互換モードの日付の場合は、[粒度] オプションを使用すると、データのグループ化方法を変更できます。詳細

ドリルダウン

このオプションは、ドリルダウンをサポートするグラフに表示されます。

グラフをドリルダウンすると、データをより詳しく把握することができます。[ドリルダウン] オプションを有効にすると、追加するディメンションごとにさらに掘り下げて調査できます。グラフのドリルダウンの詳細

内訳ディメンション

選択したディメンションに応じて分類された指標データが表示されます。たとえば、年間の売上データを示すグラフであれば、「販売地域」ディメンションで分割して地域別の売上を表示したり、「従業員 ID」ディメンションで分割して営業担当者別の売上を表示したりすることが可能です。

指標

指標は、ディメンションに含まれる要素を測定し、グラフの数値目盛りとデータ系列を指定します。

指標は、基盤となるデータセットから算出された集計値、または COUNT()、SUM()、AVG() などの集計関数を暗黙的または明示的に適用した結果を示します。指標自体には定義済みの一連の値がないため、ディメンションの場合とは異なり、グループ化できません。

集計の詳細

面グラフには単一の指標を表示できます。

デフォルトの並べ替えを設定する

グラフの設定パネルの [並べ替え] オプションと [サブの並べ替え] オプションを使用して、デフォルトの並べ替え順を設定します。グラフのデータソースの指標や、グラフに現在表示されているディメンションを選択し、メインまたはサブの並べ替えフィールドとして使用できます。

[サブの並べ替え] オプションは、グラフで適切なディメンションと指標の組み合わせが使用されている場合にのみ表示されます。
並べ替えフィールドとして指標を指定する場合、フィールドの集計方法を変更できます。たとえば、グラフに SUM として数値フィールドを含めたとしても、同じフィールドの AVERAGE 値で並べ替えることができます。

デフォルトの期間

デフォルトの期間のプロパティでは、個々のグラフの期間を設定できます。

デフォルトの期間のオプション

自動 グラフのデータソースで設定されているデフォルトの期間を使用します。
カスタム カレンダー ウィジェットを使用して、グラフのカスタムの期間を選択できます。
データ比較タイプ 選択した期間の比較データを表示します。

日付と時刻の使用についての詳細 

Google アナリティクスのセグメント

このオプションは、ユニバーサル アナリティクスをデータソースとするグラフに表示されます。

セグメントはアナリティクスのデータの一部です。Looker Studio のグラフにセグメントを適用すると、Looker Studio のレポートと Google アナリティクスのレポートで同じデータが表示されるようになります。詳しくは、Looker Studio でのアナリティクスのセグメントの使用についてご確認ください。

フィルタ

フィルタでは、追加または除外する値を指定することでコンポーネントに表示されるデータを制御できます。フィルタ プロパティの詳細

フィルタ オプション

フィルタ名 既存のフィルタをクリックして編集します。削除するには、フィルタ名にカーソルを合わせて X をクリックします。
+ フィルタを追加 グラフのフィルタを新しく作成するには、このオプションをクリックします。

グラフ インタラクション

グラフで [クロス フィルタリング] オプションを有効にすると、そのグラフを介してフィルタ オプションを使用できます。レポートをフィルタリングするには、グラフ上でマウスをクリックまたはブラッシングします。クロス フィルタリングの詳細

[ズーム] オプションを使用すると、グラフにズームインし、グラフをパンして、存在するすべてのデータを表示できます。座標型のグラフのズームとパンに関する詳細

[クロスフィルタリング] オプションを有効にしている場合、[ズーム] オプションを使用することはできません。

Stylize the chart

[スタイル] タブのオプションでは、グラフの全体的なデザインと表示形式を設定します。

グラフ全体の表示形式やレイアウトを設定します。

積み上げ表示 データ系列を積み上げて表示します。
割合による表示 このオプションを選択すると、各データ系列が全体に占める割合を示すグラフ(100% 積み上げグラフ)が表示されます。
累積表示 オンにすると、一定期間にわたるデータ系列の値が積算されます。オフの場合、データは累積されずに表示されます。
ポイントを表示する 個々のデータポイントを表示します。各データポイント上にカーソルを合わせると、その値が表示されます。
データラベルを表示する この系列の各データポイントに対し、個々の値を表示します。
数値の短縮表示 このオプションは、[データラベルを表示] をオンにすると表示されます。

数値を四捨五入して単位記号を表示します。たとえば「553,939」は「553.9K」になります。

数値精度 このオプションは、[データラベルを表示] をオンにすると表示されます。
指標値の小数点以下の桁数を設定します。
系列の数 グラフに表示される 2 つ目のディメンションの系列数を指定します。選択した系列数がデータの系列数より少ない場合は、上位 N 個の系列のみ表示されます(N は選択した系列数です)。残りの系列は「その他」のカテゴリに分類されます。

配色

データの配色方法を指定します。詳しくは、データの配色に関する説明をご確認ください。

以下のオプションは、グラフにセカンダリ(内訳)ディメンションがある場合に表示されます。

単色
このオプションを選択すると、データ系列は単色の濃淡で表示され、オフにすると、グラフは多彩な色の組み合わせ(レポートのテーマによって異なります)で表示されます。

系列の色は、下のカラー選択ツールで変更できます。

配色の順序

現在のテーマを使用して、グラフ内の位置に基づいてデータを色付けします。このオプションを使用したグラフでは、データの同一性よりも、そのデータの順位付けが重視されます。

各データ系列のカラー選択ツールを使用して、特定の色を設定できます。

ディメンション値

ディメンション値のカラーマップに指定された色で、グラフの各ディメンション値を色付けします。このオプションを使用すると、グラフ内の位置に関係なく、同じデータには常に同じ色が使用されます。

基準線

[基準線を追加] または [基準帯域を追加] を選択して、基準線または基準帯域をグラフに追加します。

基準線と基準帯域について詳しくは、グラフに基準線と基準帯域を追加する方法に関するページをご覧ください。

基準線は 100% 積み上げ面グラフでは使用できません。

データの欠落

時間ディメンションにデータが欠落している場合は、このオプションが表示されます。Looker Studio では、3 つの方法でこの状況に対処できます。

注: このオプションは、棒グラフには影響しません。ただし、「ゼロとして扱う」オプションは、トレンドラインに影響を及ぼします。

ゼロとして扱う このオプションを選択すると、データが欠落している日付については線の位置がゼロにまで下がります。これはデフォルトのオプションです。
線を途切れさせる このオプションを選択すると、データが欠落している場合は、データ系列が途切れて表示されます。
線形補間 このオプションを選択すると、欠落したデータの両側にあるデータポイントを結合して系列が作成されます。

ズーム

プロパティ パネルの [設定] タブでグラフの [ズーム] オプションを有効にすると、次のいずれかのオプションを選択できます。

  • クリック&ドラッグでズーム: 可視化の拡大する部分をクリックおよびドラッグして選択し、ズームします。
  • スクロールでズーム: マウスでスクロールしてズームします。

必要に応じて、[X 軸のみをパンまたはズーム] チェックボックスをオンにすると、X 軸に沿ったズームとパンのみが許可されます。

このオプションでは、グラフの軸のタイトルと目盛の表示形式を設定します。グラフに複数の指標がある場合は、右側の Y 軸のセクションが表示されます。

軸オプション

軸を表示する グラフの軸の表示 / 非表示を切り替えます。
Y 軸を逆方向にする Y 軸の垂直表示を制御します。
X 軸を逆方向にする X 軸の水平表示を制御します。

左 Y 軸

グラフ左側の Y 軸の表示形式を設定します。グラフに複数の指標がある場合は、右側の Y 軸のセクションが表示されます。

軸オプション

軸タイトルを表示 軸ラベルの表示 / 非表示を切り替えます。
軸の最小値と最大値 軸の最小値と最大値を設定します。
カスタム目盛り間隔 軸の目盛りの間隔を制御します。
対数目盛 軸の目盛りを対数に設定します。

X 軸

グラフの X 軸の表示形式を設定します。

軸オプション

軸タイトルを表示 軸ラベルの表示 / 非表示を切り替えます。
カスタム目盛り間隔 軸の目盛りの間隔を制御します。

グリッド

グラフのグリッドの表示形式を設定します。

軸の色 軸線の色を設定します。
グリッド線の色 グリッド線の色を設定します。
フォント ファミリー グリッド線のテキストのフォントタイプを設定します。
軸のフォントサイズ グリッド線のテキストのフォントサイズを設定します。
ラベルのフォントサイズ グリッド線のラベルテキストのフォントサイズを設定します。
グラフの背景 グラフの背景色を設定します。
グラフの枠線の色 グラフの内側の枠線の色を設定します。

背景と枠線

グラフの背景コンテナの表示形式を設定します。

背景 グラフの背景色を設定します。
枠線の角丸半径 グラフの背景に角丸の枠線を追加します。半径を 0 にすると、背景の角が 90° になります。枠線の角丸半径を100° にすると、角が丸くなります。
不透明度 グラフの不透明度を設定します。不透明度を 100% に設定すると、対象物がグラフの背後に隠れます。0% に設定すると、グラフが非表示になります。
枠線の色 グラフの枠線の色を設定します。
枠線の太さ グラフの枠線の太さを設定します。
枠線スタイル グラフの枠線のスタイルを設定します。
枠線に影を付ける グラフの下側と右側の枠線に影を追加します。

凡例

グラフの凡例の配置場所を設定します。

凡例のフォント色 凡例のフォントの色を設定します。
フォントサイズ 凡例のフォントのサイズを設定します。
フォント ファミリー 凡例のフォントのフォントタイプを設定します。
なし

凡例は表示されません。

右側 凡例は右側に表示されます。
下部 凡例は下部に表示されます。
上部 凡例は上部に表示されます。
配置 選択した位置を基準にして凡例の配置を設定します。
最大行数 凡例が使用する行数を設定します。系列数が行数よりも多い場合は、<> の矢印をクリックすると、隠れている項目を表示できます。

グラフのヘッダー

グラフのヘッダーでは、データのエクスポート、ドリルアップ、ドリルダウン、グラフの並べ替えなど、グラフに対してさまざまな操作を実行できます。グラフのヘッダーのオプションは次のとおりです。

カーソルを合わせて表示(デフォルト) グラフのヘッダーにカーソルを合わせると、縦に 3 つ並んだ点が表示されます。これらの点をクリックしてヘッダーのオプションにアクセスします。
常に表示 ヘッダーのオプションを常に表示します。
表示しない ヘッダーのオプションを表示しません。レポートの閲覧者は、いつでもグラフを右クリックしてオプションにアクセスできます。
グラフのヘッダーのオプションの色を設定します。

関連資料

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