既定の管理者の役割
管理者権限を別のユーザーに与える最も簡単な方法は、既定の管理者の役割を割り当てることです。割り当てた役割に応じて権限が付与され、一般的な管理タスクを行えるようになります。たとえば、ユーザー アカウントの管理、グループの管理、カレンダーやリソースの管理を行う権限を持つ役割があります。複数の役割を割り当てると、それらの役割に含まれるすべての権限が付与されます。
このような事前設定されている役割では要件が満たされない場合は、カスタムの管理者の役割を作成して、個々のユーザーに特定の権限を割り当てることができます。
各役割でできることは次のとおりです。
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特権管理者 管理コンソールと管理 API のすべての機能へのアクセス権があり、組織のアカウントのあらゆる側面を管理することができます。また、すべてのユーザーのカレンダーと予定の詳細に対しても完全なアクセス権があります。特権管理者の役割をユーザーに割り当ててからカレンダーの特権を利用できるようになるまでには、24 時間程度かかることがあります。特権管理者だけができること
特権管理者は、アカウントに少なくとも 1 人必要ですが、2 人以上にすることをおすすめします。そうすれば、1 人がパスワードを忘れても、もう 1 人がパスワードを再設定することができます。ただし、特権管理者を 4 人以上にすると、すべての管理者のパスワード再設定オプションが制限されます。詳しくは、管理者パスワードの再設定をご覧ください。
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グループ管理者 管理コンソールで作成された Google グループを完全に制御できます。この管理者は管理コンソールと管理 API の両方から次の作業を行うことができます。
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ユーザー管理者 管理者以外のユーザーに関するすべての操作を行うことができます。この管理者は管理コンソールと管理 API の両方から次の作業を行うことができます。
*管理者以外のユーザーのみが対象です。この管理者は、管理者権限の割り当て、管理者パスワードの再設定、管理者アカウントのその他の変更作業を行うことはできません。特権管理者のみがこれらの作業を行うことができます。 |
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ヘルプデスク管理者 管理コンソールと管理 API の両方で管理者以外のユーザーのパスワードを再設定できます。また、ユーザー プロフィールや組織構造を表示することもできます。この管理者は組織部門の読み取りのみが可能です。 |
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管理コンソールに追加されている特定のサービス設定や端末を管理できます(例: カレンダー、ドライブ、ドキュメント、その他のサービス)。この管理者は次のことができます。
* アカウントに追加した特定のサービス(G Suite サービスやマイマップ プロなど)、Marketplace アプリ、無料の Google サービス(Google+ や Blogger など)が対象です。Google Vault やクラウド プリントといった一部のサービスでは、サービス管理者の役割はサポートされません。 |
モバイル管理者 高度なモバイル デバイス管理を使用してモバイル デバイスを管理できます。この管理者は次のことができます。
この役割が管理コンソールに表示されない場合: この役割は、2018 年 2 月以降に G Suite にお申し込みいただいたお客様にのみご利用いただけます。それ以前にお申し込みいただいた場合は、カスタムの役割を作成して同じアクセス権を割り当ててください。 |
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Voice ライセンスの割り当てを除くすべての Google Voice 設定とプロビジョニングを管理できます。この管理者は次のことができます。
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販売パートナー管理者(G Suite 正規販売パートナーにのみ適用) 顧客を管理、プロビジョニングすることができます。この管理者は次の項目にアクセスできます。
販売パートナー管理者の役割のみが割り当てられているユーザーには、ログイン時に自分の組織の管理コンソールは表示されません。 |