Chrome Enterprise および Chrome Education リリースノート

最終更新日: 2025 年 6 月 18 日

ビジネスまたは学校の Chrome ブラウザおよび ChromeOS デバイスの管理者を対象としています。

 

必要なタブを選択して、Chrome ブラウザまたは ChromeOS の更新情報を確認してください。

 

Chrome 137 リリースの概要

 
Chrome ブラウザの変更内容 セキュリティ / プライバシー ユーザーの生産性向上 / アプリ 管理
Gemini in Chrome    
Blob URL のパーティショニング: 取得 / ナビゲーション    
詐欺リスクの軽減に関するクライアントの LLM の支援    
DTLS 1.3    
Google Chrome で --load-extension コマンドライン スイッチを削除    
SwiftShader フォールバックを削除    
カスタム ロゴとラベルを使用して管理対象プロファイルをカスタマイズ    
決済用の WebAuthn 認証情報の作成時にスローされるエラータイプを SecurityError から NotAllowedError に変更    
HSTS によるトラッキング防止    
管理者に対する 2 段階認証プロセスの適用    
AI による自動入力    
Chrome ブラウザの新しいポリシー    
Chrome ブラウザの削除されたポリシー    
Chrome Enterprise Core の変更内容 セキュリティ / プライバシー ユーザーの生産性向上 / アプリ 管理
IP アドレスのロギングとレポート    
Chrome Enterprise の概要ページ    
管理対象プロファイル リストの新しいリモート コマンドと CSV エクスポート    
Microsoft 365 の新しいタブページのカード  
Chrome Enterprise Premium の変更内容 セキュリティ / プライバシー ユーザーの生産性向上 / アプリ 管理
File System Access API(FSA)に対する DLP ダウンロード サポート  
モバイルでのレポート コネクタ  
iOS でのセーフ ブラウジング イベントのレポート    
今後予定されている Chrome ブラウザの変更内容 セキュリティ / プライバシー ユーザーの生産性向上 / アプリ 管理
パソコン版 Chrome のブックマークとリーディング リストの改善  
拡張機能ごとのユーザー スクリプトの切り替え    
セーフ ブラウジング保護強化機能の同期設定    
共有タブグループ    
Chrome DevTools Console の警告とエラーに対する分析情報を生成    
プライベート ネットワーク アクセスのエンタープライズ ポリシーの削除    
TLS 1.3 早期データ    
所定の保存容量の報告    
Storage Access API の厳格な同一オリジン ポリシー    
Summarizer API    
Language Detector API    
Translator API    
Bluetooth 経由の Web Serial(Android)    
今後予定されている Chrome Root Store に含まれる CA 証明書の変更内容    
Android 版 Chrome での Android Oreo または Android Pie のサポート終了    
2025 年 6 月より前に拡張機能を Manifest V3 に移行
Chrome で macOS 11 のサポートを終了    
Happy Eyeballs V3    
独立したウェブアプリ  
file:// 以外の URL のホストでスペースを禁止    
SafeBrowsing API の v4 から v5 への移行    
Windows の UI オートメーション アクセシビリティ フレームワーク プロバイダ    
今後予定されている Chrome Enterprise Core の変更内容 セキュリティ / プライバシー ユーザーの生産性向上 / アプリ 管理
Chrome アドレスバーへの Agentspace 検索候補の表示  
Chrome Enterprise Core での非アクティブなプロファイルの削除  
iOS での複数の ID のサポート    
今後予定されている Chrome Enterprise Premium の変更内容 セキュリティ / プライバシー ユーザーの生産性向上 / アプリ 管理
iOS での URL フィルタリング機能    
File System Access API(FSA)に対する DLP ダウンロード サポート    

 

リリースノート(PDF)をダウンロード

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Chrome Enterprise のリリースノートは、9 つの言語で利用可能です。Chrome の更新に関するお知らせは、英語、ドイツ語、フランス語、オランダ語、スペイン語、ポルトガル語、韓国語、インドネシア語、日本語でお読みいただけます。一部の言語では、翻訳に 1~2 週間かかる場合があります。

Chrome Enterprise および Chrome Education のリリースノートは、Chrome のリリーススケジュールに沿って、Chrome ブラウザの早期安定版のリリース日に公開されます。

 

Chrome ブラウザの変更内容

   

  • Gemini in Chromeback to top

    Gemini が macOS と Windows の Chrome に組み込まれ、ユーザーが現在見ているページの内容を理解できるようになりました。ユーザーは Chrome タブを離れることなく、重要なポイントの把握、コンセプトの明確化、疑問の解決などをシームレスに行うことができます。今回の更新では、ユーザーがテキストで Gemini とやり取りできるチャットと、ユーザーが音声で Gemini とやり取りできる Gemini Live の両方が Chrome に組み込まれます。

    Chrome 137 では、米国で Google AI Pro または Ultra をご利用中のユーザーが Gemini in Chrome を利用できるようになります。今後のマイルストーンで、より多くのユーザーに展開される予定です。提供状況の最新情報については、今後公開される Enterprise リリースノートをご確認ください。

    管理者は GeminiSettings ポリシー(値 1)、または GenAiDefaultSettings ポリシー(値 2)を使用して、この機能をオフにできます。詳しくは、ヘルプセンターの Gemini in Chrome をご覧ください。

     
    • Chrome 137: この機能は、米国の非 Stable(Dev、Canary、Beta)チャンネルにて、米国で Google AI Pro または Ultra をご利用中のユーザーの一部に利用可能となります。
    • 今後のマイルストーンで、より多くのユーザーに展開される予定です。提供状況の最新情報については、Enterprise リリースノートの今後の公開情報をご確認ください。

   

  • blob URL のパーティショニング: 取得 / ナビゲーションback to top

    ストレージ パーティションの延長として、Chrome 137 では、ストレージキー(トップレベル サイト、フレーム オリジン、has-cross-site-ancestor ブール値)による Blob URL アクセスのパーティショニングを実装します。ただし、フレーム オリジンのみで引き続きパーティショニングされるトップレベル ナビゲーションは除きます。この動作は、現在 Firefox と Safari の両方で実装されている動作と類似しており、Blob URL の使用を、ストレージ パーティションの一部として他のストレージ API で使用されるパーティショニング スキームに合わせています。また、Chrome 137 では、レンダラによって開始されたトップレベルの Blob URL へのナビゲーションに対して noopener が適用されます。この場合、対応するサイトは、ナビゲーションを実行するトップレベル サイトのクロスサイトです。これにより、Chrome が Safari の同様の動作と整合するようになり、これらの両方の変更が反映されるように関連する仕様が更新されました。

    この変更は、PartitionedBlobURLUsage ポリシーを設定することで一時的に元に戻すことができます。他のストレージ パーティション関連のエンタープライズ ポリシーが非推奨になったときに、このポリシーも非推奨となります。

     
    • Android、ChromeOS、Linux、macOS、Windows 版 Chrome 137

   

  • 詐欺リスクの軽減に関するクライアントの LLM の支援back to top

    ウェブを利用するユーザーが日々遭遇する詐欺には、非常に多くの種類があります。このような詐欺に対処するため、Chrome ではオンデバイスの大規模言語モデル(LLM)を使用して、セーフ ブラウジング保護強化機能を利用しているユーザー向けに詐欺ウェブサイトの特定を行います。Chrome は、ページ コンテンツをデバイス上の LLM に送信してページのセキュリティ関連のシグナルを推測し、これらのシグナルをセーフ ブラウジングのサーバーサイドに送信して最終的な判定を行います。有効にすると、Chrome は LLM のダウンロードにより多くの帯域幅を使用することがあります。

    セーフ ブラウジング保護強化機能は既存の機能であり、SafeBrowsingProtectionLevel ポリシーで管理します。

    • Linux、macOS、Windows 版 Chrome 134: キーボード ロックを引き起こしたページのブランド名とインテントの概要を収集して、詐欺サイトを特定します。
    • Linux、macOS、Windows 版 Chrome 135: キーボード ロックを引き起こしたページのブランドとインテントの概要を使用してサーバーを判定し、これに基づいてユーザーに警告を表示します。
    • Linux、macOS、Windows 版 Chrome 137: サーバー評価スコアリング システムに基づき、ページのブランドとインテントの概要を収集します。
    • Linux、macOS、Windows 版 Chrome 138: サーバー評判システムがスコアを付けたページのブランドとインテントを使用してサーバーを判定し、これに基づいてユーザーに警告を表示します。

   

  • DTLS 1.3back to top

    Chrome 137 では、ウェブ リアルタイム通信(WebRTC)接続の Datagram Transport Layer Security(DTLS)1.3 がサポートされるようになりました。これまで、すべての WebRTC 接続で DTLS 1.2 が使用されていましたが、WebRTC に耐量子暗号を追加するには DTLS 1.3 が必要です。

     
    • Android、ChromeOS、Linux、macOS、Windows、Fuchsia 版 Chrome 137

   

  • Google Chrome で --load-extension コマンドライン スイッチを削除back to top

    より安全で安定したブラウジング環境をユーザーの皆様に提供するため、公式の Chrome では、Chrome 137 以降、--load-extension コマンドライン フラグを使用して拡張機能を読み込む機能が非推奨になります。この変更は、有害で望ましくない拡張機能に関連するリスクを軽減することを目的としています。

    パッケージ化されていない拡張機能は、デベロッパー モードを有効にして拡張機能の管理ページ(chrome://extensions/)の [パッケージ化されていない拡張機能を読み込む] ボタンから読み込むことができます。デベロッパーは、Chromium や Chrome for Testing のようなブランド外のビルドでは、引き続き --load-extension スイッチを使用できます。

     
    • Linux、macOS、Windows 版 Chrome 137

   

  • SwiftShader フォールバックを削除 back to top

    SwiftShader をベースとする WebGL への自動フォールバックは非推奨となり、SwiftShader にフォールバックせずに WebGL コンテキストの作成が失敗するようになります。

    この変更には主に 2 つの理由があります。

    1. Chromium の GPU プロセスで JIT コードが実行されるため、SwiftShader はセキュリティ リスクが高い。
    2. 高パフォーマンスの GPU ベースの WebGL から CPU ベースの実装にフォールバックすると、ユーザー エクスペリエンスが低下する。ユーザーはこの動作を制御できず、バグレポートで説明するのが困難。

    SwiftShader は、ヘッドレス システムやサポートされている GPU がないシステムでサイトをテストする際にウェブ デベロッパーにとって便利なツールです。このユースケースは、オプトインすることで引き続きサポートされますが、信頼できないコンテンツの実行を目的としたものではありません。セキュリティ保証を下げて、WebGL 用に SwiftShader を許可するには、--enable-unsafe-swiftshader コマンドライン スイッチを使用して Chrome の実行可能ファイルを実行します。

    サポート終了までの間、SwiftShader をベースとして WebGL コンテキストを作成すると、JavaScript コンソールに警告が表示されますが、--enable-unsafe-swiftshader を渡せば、この警告メッセージは表示されなくなります。

    Chromium などのブラウザでは、WebGL の可用性が保証されません。WebGL コンテキストの作成をテストしてエラーを処理し、Canvas2D などの他のウェブ API にフォールバックするか、ユーザーに適切なメッセージを表示することが重要です。Chrome 138 では、変更を元に戻すための一時的なエンタープライズ ポリシーが利用可能になります。

     
    • Windows 版 Chrome 137: SwiftShader が無効になり、別のソフトウェア WebGL フォールバックである WARP に置き換えられます。SwiftShader が生成したピクセル値に基づくテストは失敗する可能性があります。
    • Linux、macOS 版 Chrome 138: Swiftshader は、Chrome 138 以降、macOS と Linux で無効になります。GPU のないマシンでは、WebGL を使用できなくなります。

   

  • カスタムロゴとラベルを使用して管理対象プロファイルをカスタマイズback to top

    Chrome 137 では、新しいツールバーとプロファイル メニューのカスタマイズにより、ユーザーは Chrome プロファイルが管理対象かどうか、仕事用デバイスか個人用デバイスかを簡単に識別できるようになります。これは、従業員が管理対象アカウントで自分のデバイスを使用している BYOD の場合に特に便利です。

    こうした状況に対応するため、以下の 3 つの新しいポリシーを追加します。

    - EnterpriseCustomLabel: ツールバー要素に表示されるテキストを、組織のブランディングに合うようにカスタマイズします。

    - EnterpriseLogoUrl: プロファイル メニューに会社のロゴを追加します。

    - EnterpriseProfileBadgeToolbarSettings: このポリシーを使用すると、Chrome ツールバーの管理対象プロファイルのデフォルト ラベルを無効にできます。

    Chrome 134 では、これらのポリシーを使用して、管理対象プロファイルに表示されるロゴとラベルをカスタマイズできるようになりました。Chrome 137 以降、アカウント アバターに重ねて表示されるプロファイルのラベルとアイコンのデフォルトの動作が更新されます。Chrome 138 では、管理対象プロファイルに、プロファイル ディスクのほかに「仕事」または「学校」のラベルが表示されます。プロファイル メニューでは、建物のアイコンがアカウントのアバターに重なった状態で表示されます。展開されたプロファイル ディスクは、EnterpriseProfileBadgeToolbarSettings. で無効にできます。

     
    • LaCrOS、macOS、Windows 版 Chrome 134: ツールバーのラベルとアイコン(プロファイル メニュー内)をカスタマイズするポリシーが追加されました。
    • Linux、macOS、Windows 版 Chrome 137: プロファイル メニューに [組織によって管理されています] を追加しました。ロゴは EnterpriseLogoUrl ポリシーでカスタマイズできます。
    • Linux、macOS、Windows 版 Chrome 138: Chrome ツールバーにデフォルトの [仕事] ラベルと [学校] ラベルをリリースしました。このラベルは、EnterpriseProfileBadgeToolbarSettings で無効にできます。
     

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  • 決済用の WebAuthn 認証情報の作成時にスローされるエラータイプを SecurityError から NotAllowedError に変更back to top

    この変更により、支払い認証情報の WebAuthn 認証情報作成時にスローされるエラータイプが修正されます。過去の仕様が一致していなかったため、ユーザーのアクティベーションなしでクロスオリジン iframe に支払い認証情報を作成すると、支払い以外の認証情報でスローされる NotAllowedError ではなく、SecurityError がスローされていました。

    これまでスローされていたタイプのエラーを検出するコード(e instanceof SecurityError など)は影響を受けます。認証情報の作成中にエラー全般を処理するコード(catch (e) など)は、引き続き正しく機能します。

     
    • Windows、macOS、Linux、Android 版 Chrome 137

   

  • HSTS によるトラッキング防止back to top

    HTTP Strict Transport Security(HSTS)トラッキング防止機能により、HSTS キャッシュを介したサードパーティによるユーザー トラッキングを軽減します。この機能は、トップレベル ナビゲーションの HSTS アップグレードのみを許可し、サブリソース リクエストの HSTS アップグレードはブロックします。これにより、サードパーティのサイトはウェブ上で HSTS キャッシュを使用したユーザーのトラッキングができなくなります。

     
    • Windows、macOS、Linux、Android 版 Chrome 137

   

  • 管理者に対する 2 段階認証プロセスの適用back to top

    組織の情報の保護を強化するため、まもなく admin.google.com にアクセスできるすべてのアカウントで 2 段階認証プロセス(2SV)の有効化が必須となります。Google Workspace 管理者は、2 段階認証プロセスで本人確認を行う必要があります。2 段階認証プロセスでは、パスワードに加えて、スマートフォンやセキュリティ キーなどの追加情報が必要です。

    この変更は、今後数か月かけて段階的に適用されます。Google が 2 段階認証プロセスを適用する前に、組織内の管理者アカウントで 2 段階認証プロセスを有効にしてください。詳しくは、こちらのヘルプセンターの記事をご覧ください。

     

   

  • AI による自動入力back to top

    Chrome 137 以降、一部のユーザーは AI による自動入力を有効化できるようになります。これは、オンライン フォームをより簡単に入力できる新しい機能です。Chrome が AI を活用して関連する複数のフォームの内容を理解し、保存済み情報の自動入力をユーザーに提案します。管理者は、既存の GenAiDefaultSettings ポリシーと新しい AutofillPredictionSettings ポリシーを使用して、この機能を制御できます。

     
    • Linux、macOS、Windows、ChromeOS 版 Chrome 137
     

   

   

  • Chrome ブラウザの削除されたポリシー back to top
    ポリシー 説明
    MutationEventsEnabled 非推奨または削除済みのミューテーション イベントを再度有効にする
    TabOrganizerSettings タブの整理機能の設定
    ZstdContentEncodingEnabled

    zstd コンテンツのエンコードのサポートを有効にする

     

   

Chrome Enterprise Core の変更内容

   

  • IP アドレスのロギングとレポートback to top

    Chrome Enterprise では、ローカル IP アドレスとリモート IP アドレスを収集して報告し、それらをセキュリティ調査ツール(SIT)のログに送信することで、セキュリティ モニタリングとインシデント対応の機能を強化しています。また、オプションで、管理者が Chrome Enterprise レポート コネクタを介して、自社やサードパーティのセキュリティ情報およびイベント管理(SIEM)プロバイダに IP アドレスを送信できるようになります。詳しくは、Chrome Enterprise のレポート コネクタを管理するをご覧ください。この機能は、Chrome Enterprise Core と Chrome Enterprise Premium をご利用中のお客様にご利用いただけます。

     
    • Windows、macOS、Linux 版 Chrome 137

   

  • Chrome Enterprise の概要ページback to top

    Chrome ブラウザ エンタープライズでは、Google 管理コンソールの [Chrome ブラウザ] セクションに新しい [概要] ページが導入されます。IT 管理者は、この [概要] ページでデプロイに関する主要な情報をすばやく確認できます。

    - アクティブなプロファイルと非アクティブなプロファイルや、登録済みブラウザの確認

    - 古いブラウザや更新待ちブラウザの特定

    - リスクの高い拡張機能の特定(Spin.AI による)、および最もリクエストが多い拡張機能のプレビューの取得

    [概要] ページでは、拡張機能の管理(ブロックと許可)、ブラウザとプロファイルのリストへのアクセスなど、主要なアクションもすばやく実行できます。

     
    • Android、iOS、Linux、macOS、Windows 版 Chrome 137
     

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  • 管理対象プロファイル リストの新しいリモート コマンドと CSV エクスポートback to top

    管理コンソールでは、プロファイル レベルでの「キャッシュを消去」リモート コマンドと「Cookie を消去」リモート コマンド、および管理対象プロファイル リストの CSV エクスポートがサポートされるようになります。リモート コマンドは、複数のプロファイルを選択して実行することもできます。

    • Android、Linux、macOS、Windows 版 Chrome 137: 管理対象プロファイルの CSV エクスポートを追加しました。管理対象プロファイル データを管理コンソール外にエクスポートできます。
    • Linux、macOS、Windows 版 Chrome 138: 「キャッシュを削除」リモート コマンドと「Cookie を削除」リモート コマンドがプロファイル レベルでサポートされます。管理対象プロファイルのリストで 1 つまたは複数のプロファイルを選択して、リモート コマンドを実行できます。

   

  • Microsoft 365 の新しいタブページのカードback to top

    Outlook または Sharepoint を使用している Enterprise ユーザーは、[新しいタブ] ページから、今後のミーティングや提案されたファイルに直接アクセスできるようになりました。エクスペリエンスが効率化され、タブを切り替えたり、次の会議の検索に時間を費やしたりする必要がなくなり、最も重要なことに集中できるようになります。

    管理者は、NTPSharepointCardVisibleNTPOutlookCardVisible を使用してカードを有効にできます。自己認証を許可していない Microsoft テナントの場合、管理者は最初の認証時にアプリの権限に同意するか、Microsoft Entra でこのアプリの使用を承認する必要があります。

     
    • Linux、macOS、Windows 版 Chrome 134: Trusted Tester 向け
    • Linux、macOS、Windows 版 Chrome 137 ロールアウトを開始

 

Chrome Enterprise Premium の変更内容

Chrome Enterprise Core と Chrome Enterprise Premium の違いをご確認ください。

   

  • File System Access API(FSA)に対する DLP ダウンロード サポートback to top  

    Chrome Enterprise Premium では、データ損失防止(DLP)のコンテンツ分析とセーフ ブラウジングの詳細スキャンが、ウェブベースの IDE などで File System Access(FSA)API によって開始されるフォルダとディレクトリのダウンロードに拡張されました。これは、セキュリティ ギャップの解消を目的とし、既存の DLP ルール(DataLeakPreventionRulesList ポリシーと SafeBrowsingDeepScanningEnabled ポリシーで構成)をこれらのオペレーションに適用することで、データ セキュリティを強化します。

    ダウンロードが DLP ポリシーに違反している場合、そのダウンロードはブロックされ、空のファイルが作成されます。また、ウェブサイトに「セーフ ブラウジングによってブロックされました」というエラーが表示されることがあります。今回の変更は、この経路でのデータの引き出しを防止することで、セキュリティを強化するものです。管理者は、FSA API とウェブ アプリケーションを使用してこの機能をテストし、現在の DLP 構成での動作を確認する必要があります。

     
    • ChromeOS、Linux、macOS、Windows 版 Chrome 137: 選択されたプラットフォームにおいて、File System Access API を介して開始されたダウンロードに対して DLP コンテンツ分析を有効にします。これは、既存のエンタープライズ ポリシーに則って管理されます。

   

  • モバイルでのレポート コネクタback to top  

    Chrome Enterprise レポート コネクタ が更新され、モバイル デバイス(Android と iOS)の Chrome からのセキュリティ イベント レポートが追加されました。これにより IT 管理者は、モバイルで発生した安全でないサイトへのアクセス、機密データの転送(データ保護ルールに基づく)、URL フィルタリングの検出といったイベントを可視化できるようになり、既存のパソコン版のレポートと同等の機能を実現できます。この機能強化は、脅威の検出機能とデータ保護機能をモバイル プラットフォームに拡張することで、組織の全体的なセキュリティ対策を強化することを目的としています。

    セキュリティ調査ツール(SIT)をご利用中のお客様は、こうした新しいモバイル ブラウザ イベントを調査できます。この機能は、Chrome Enterprise Premium の機能として SIT に統合されます。新しいモバイルでのイベントタイプは、構成済みのレポート コネクタを介して送信されるため、IT 管理者は注意が必要です。

    このモバイル レポート拡張機能自体を制御するための新しいエンタープライズ ポリシーは導入されません。生成およびレポートされるイベントは、レポート コネクタ、データ保護ルール、URL フィルタリング ポリシーの既存の構成によって決定されます。

     
    • Android、iOS 版 Chrome 137: モバイル版 Chrome のレポート コネクタを介して、安全でないサイトへのアクセス、機密データの転送、URL フィルタリングといったセキュリティ イベントのレポートを有効にします。

   

  • iOS でのセーフ ブラウジング イベントのレポートback to top  

    この機能により、iOS でセーフ ブラウジング イベントのレポートが有効になり、企業環境のセキュリティ強化に役立ちます。この機能はパソコンと Android ではすでに実装されており、今回 iOS に拡張します。この機能を有効にする方法について詳しくは、こちらのヘルプセンターの記事をご覧ください。

     
    • iOS 版 Chrome 137: iOS でセーフ ブラウジング イベントのレポート機能が利用可能に

 

近日提供予定

注: 以下の項目は、試験運用版または計画中の更新内容であり、Stable チャンネルへのリリース前に、変更、延期または中止されることがあります。

 

今後予定されている Chrome ブラウザの変更内容

    

  • パソコン版 Chrome のブックマークとリーディング リストの改善 back to top

    パソコン版 Chrome 138 では、Chrome にログインする一部のユーザーが新しいブックマークを保存する際に、ブックマークやリーディング リストのアイテムを Google アカウントで使用、保存できるようになりました。ブックマークを制御する、関連のあるエンタープライズ ポリシーおよび BrowserSigninSyncDisabledSyncTypesListDisabled はこれまでどおり動作するため、管理者はユーザーが Google アカウントでアイテムを使用、保存可能かどうかを設定できます。EditBookmarksEnabled を false に設定すると、ユーザーはデバイスに保存したブックマークを Google アカウントにアップロードできなくなります。  

     
    • Linux、macOS、Windows 版 Chrome 138

    

  • 拡張機能ごとのユーザー スクリプトの切り替え back to top

    Chrome 138 では、ユーザーと管理者がユーザー作成のスクリプトを実行したり、userScripts API を使用したりするための拡張機能を制御する方法が変更されます。この変更により、セキュリティが強化されます。こうした強い影響力を持ちうるスクリプトに関し、実行できる拡張機能を明示的に選択することで、デベロッパー モードを有効にするときにエンドユーザーが意図せずすべての拡張機能にユーザー スクリプト権限を付与することを防げます。変更の背景について詳しくは、Chrome for Developers のブログをご覧ください。

    エンドユーザーは、chrome://extensions のページの [ユーザー スクリプトを許可する] 切り替えボタンで、拡張機能ごとにこの設定を切り替えられるようになりました。これは、包括的だった [デベロッパー モード] 切り替えボタンに代わるもので、より細かい設定が可能です。既存の拡張機能では、デベロッパー モードがオンで、拡張機能にユーザー スクリプトの権限が付与されている場合、この切り替えボタンは自動的にオンになります。

    現在、デベロッパー モードを無効にしてユーザー スクリプトを管理している管理者は、blocked_permissions ポリシーまたは Google 管理コンソールを使用して、ユーザー スクリプトの権限と拡張機能のデベロッパー モードを個別に管理する必要があります。

    拡張機能のデベロッパーは、この新しい切り替えボタンをドキュメントに反映することをおすすめします。API の使用に関するその他の変更や詳細については、Chromium Extensions Google グループのメーリング リストをご覧ください。

     
    • ChromeOS、Linux、macOS、Windows 版 Chrome 138: 機能のリリース
     

     

    

  • セーフ ブラウジング保護強化機能の同期設定 back to top

    Chrome のセーフ ブラウジング保護強化機能が同期機能になります。これにより、ユーザーが 1 台のデバイスでセーフ ブラウジング保護強化機能を有効にすると、同じアカウントで Chrome にログインしている他のすべてのデバイスにも同様の保護レベルが自動的に適用されるようになります。この変更は、より強力で一貫性のあるセキュリティ保護と、安定したユーザー エクスペリエンスを提供することを目的としています。

    セーフ ブラウジング保護強化機能を有効にすると、この保護機能(フィッシングの事前防御、マルウェアや不正な拡張機能の高度な検出など)が、パソコン(Windows、macOS、Linux、ChromeOS)、Android、iOS の同期済み Chrome インスタンス全体に一貫して適用されます。セーフ ブラウジング保護強化機能の設定が同期されると、ユーザーには各種 UI 要素を通じて変更が通知されます。

    セーフ ブラウジングの保護レベルは既存の機能であり、SafeBrowsingProtectionLevel ポリシーで制御されます。

     
    • Android、ChromeOS、Linux、macOS、Windows 版 Chrome 138

    

  • 共有タブグループ back to top

    ユーザーは共有タブグループ機能を使用して、タブを共同編集できるようになります。この機能を使用すると、ユーザーがパソコンまたはモバイル デバイスでタブのセットを作成して使用した場合、その共同編集のパートナーも自分のデバイスで同じタブセットをブラウジングできるようになります。グループ内で 1 人がタブを変更すると、その変更はグループ内のすべてのユーザーのブラウザに反映されます。この機能を制御するには、エンタープライズ ポリシー TabGroupSharingSettings を使用します。

     
    • Android、ChromeOS、Linux、macOS、Windows 版 Chrome 138: 共有タブグループに参加して使用できる機能をリリースしました。ただし、安定版 Chrome のユーザーは共有タブグループを作成できなくなります(エントリ ポイントを使用できません)。現段階のリリースでは、作成に関しては Beta、Dev、Canary でのみ可能です。

    

  • Chrome DevTools Console の警告とエラーに対する分析情報を生成 back to top

    Chrome DevTools Console の警告とエラーに対する分析情報を生成する、新しい生成 AI 機能を管理対象外ユーザーも利用できるようになりました。これらの分析情報は、選択されたエラーや警告に対して、パーソナライズされた説明と修正案を提供します。最初の段階では、この機能は英語を使用する 18 歳以上のユーザーにのみ提供されます。管理者は、DevToolsGenAiSettings ポリシーを使用してこの機能を制御できます。

     
    • ChromeOS、Linux、macOS、Windows 版 Chrome 125: ヨーロッパ、ロシア、中国を除く全世界の管理対象外ユーザーがこの機能を利用できるようになります。
    • ChromeOS、Linux、macOS、Windows 版 Chrome 127: サポート対象の地域で Chrome Enterprise または Chrome Education をご利用の管理対象ユーザーがこの機能を利用できるようになります。
    • ChromeOS、Linux、macOS、Windows 版 Chrome 131: Chrome 131 では、管理対象ユーザーが新しい生成 AI(GenAI)機能を利用できるようになります。Chrome DevTools の専用の AI アシスタンス パネルは、人間のオペレーターによるスタイル設定の問題の調査と修正をサポートし、CSS のデバッグを支援します。
    • ChromeOS、Linux、macOS、Windows 版 Chrome 132: AI アシスタンス パネルで、以前からサポートされていたスタイルのデバッグに加えて、[パフォーマンス] パネル、[ソース] パネル、[ネットワーク] パネルのリソースを説明できるようになりました。
    • ChromeOS、Linux、macOS、Windows 版 Chrome 138: AI アシスタンス パネルで内部 API が公開され、Model Context Protocol(MCP)サーバーなどの外部ツールによる AI アシスタンス パネル機能の使用が簡素化されました。

    

  • プライベート ネットワーク アクセスのエンタープライズ ポリシーの削除 back to top

    プライベート ネットワーク アクセス(PNA 1.0)は、ローカル ネットワークへのウェブサイト アクセスを制限するように設計された未公開のセキュリティ機能です。デプロイに関する懸念から、デフォルトでは PNA 1.0 を出荷できませんでした。これは、多数の既存のデバイスとの互換性が低いためです。

    PNA 1.0 では、ローカル ネットワーク上のデバイスの変更が必要でした。これに代わるものとして、Chrome では更新されたプロポーザルのプライベート ネットワーク アクセス 2.0(PNA 2.0)を実装しています(GitHub)。PNA 2.0 では、ローカル ネットワーク上のデバイスを変更する必要はありませんが、ローカル ネットワークにアクセスする必要があるサイトのみを変更する必要があります。サイトの更新はデバイスよりもはるかに簡単なため、このアプローチによりスムーズにリリースできるようになります。

    PNA 1.0 を適用する唯一の方法は、エンタープライズ ポリシーを使用することです。PNA 2.0 のリリース前に PNA 1.0 を有効にしたエンタープライズ ユーザーのセキュリティが低下しないように、PNA 2.0 と互換性がなくなるまで Chrome に特別なプリフライト メッセージを送信させる PrivateNetworkAccessRestrictionsEnabled ポリシーが維持されます。

    PNA 1.0 の制限を緩和する InsecurePrivateNetworkRequestsAllowedForUrls ポリシーと InsecurePrivateNetworkRequestsAllowed ポリシーは、直ちに削除されます。これらのポリシーは、現在 PNA 1.0 が配布されていないため無効であり、PNA 1.0 が削除されると意味をなさなくなります。

     

    

  • TLS 1.3 早期データ back to top

    TLS 1.3 早期データを使用すると、互換性のある TLS 1.3 サーバーへの接続を再開するとき、handshake 中に GET リクエストを送信できます。この機能によりパフォーマンスの向上が期待されます。この機能と、今回の変更点を制御するポリシー(TLS13EarlyDataEnabled)は Chrome 138 で利用可能になります。

    TLS 1.3 早期データは確立されたプロトコルです。既存の TLS サーバー、ミドルボックス、セキュリティ ソフトウェアは、接続を切断することなく、TLS 1.3 早期データを処理するか、拒否することが想定されます。ただし、デバイスで TLS 標準(RFC8446)が正しく実装されていない場合、TLS 1.3 早期データが使用されるときに正しく動作せず、接続が切断される可能性があります。その場合は、管理者からベンダーに修正を依頼する必要があります。

    上記のポリシーは機能を制御するための一時的な措置で、今後のマイルストーンで削除される予定です。テストして問題を探す際には有効にし、問題を解決している間は無効にするとよいでしょう。

     
    • Android、ChromeOS、Linux、macOS、Windows 版 Chrome 138

    

  • 所定の保存容量の報告 back to top

    Chrome 138 では、無制限のストレージ権限を持たないサイトに対して、StorageManager の estimate API から所定の保存容量が報告されるようになります。

    ユーザーがどのブラウジング モードを使用しているかは、報告される保存容量から検出できます。これは、利用可能な保存容量が、シークレット モードでは通常モードより大幅に少ないためです。今回の機能では緩和策として、ストレージの権限が制限されているサイトに対し、すべてのブラウジング モードで使用量 + 最小値(10 GiB、ディスク容量は 1 GiB に切り上げ)に相当する仮の容量を報告することで、ストレージ API を介したブラウジング モードの検出を防止します。なお、無制限のストレージ権限を持つサイトや強制割り当て容量への影響はありません。

     
    • Windows、macOS、Linux、Android 版 Chrome 138

    

  • Storage Access API の厳格な同一オリジン ポリシー back to top

    セキュリティを強化するために、Storage Access API のセマンティクスを調整し、同一オリジン ポリシーに厳密に準拠させることを予定しています。フレームで document.requestStorageAccess() を使用すると、デフォルトでは iframe のオリジン(サイトではない)へのリクエストにのみ Cookie が付加されます。CookiesAllowedForUrls ポリシーまたはストレージ アクセス ヘッダーを使用したクロスサイト Cookie のブロック解除は引き続き可能です。

     
    • Windows、macOS、Linux、Android 版 Chrome 138

    

  • Summarizer API back to top

    Summarizer API は、AI 言語モデルを基盤として入力テキストの要約を作成する JavaScript API です。現在、ブラウザとオペレーティング システムが言語モデルにアクセスする必要性が増しています。この組み込みモデルの公開により、各ウェブサイトが数ギガバイトの言語モデルを独自にダウンロードしたり、入力テキストをサードパーティの API に送信したりする必要がなくなります。特に、summarizer API は、さまざまなユースケースの入力を要約(GitHub)するために、指定された特定言語のモデルに依存しない方法で言語モデルとやり取りするための高度な API を公開します。

    エンタープライズ ポリシー GenAILocalFoundationalModelSettings を使用して、基盤となる言語モデルのダウンロードを無効にできます。その場合、この API は使用できなくなります。

     
    • Windows、macOS、Linux 版 Chrome 138

    

  • Language Detector API back to top

    Language Detector API は、テキストの言語を検出するための信頼性の高い JavaScript API です。言語の検出は、翻訳機能を補完する重要な機能です。これは翻訳と組み合わせて使用できます。たとえば、ユーザーの入力言語が不明の場合も、言語を検出して特定のターゲット言語に翻訳します。現在、多くのブラウザには言語検出機能がすでに備わっています。Google は、JavaScript API を通じてウェブ デベロッパーにこの機能を提供し、翻訳 API を補完します。エンタープライズ ポリシー GenAILocalFoundationalModelSettings を使用して、基盤となる言語モデルのダウンロードを無効にできます。その場合、この API は使用できなくなります。

     
    • Windows、macOS、Linux 版 Chrome 138

    

  • Translator API back to top

    Translator API は、ウェブページに言語翻訳機能を提供する JavaScript API です。ブラウザで言語翻訳機能を提供するケースは増加しています。そのため、こうした翻訳機能はウェブ デベロッパーにとっても有用です。特に、ブラウザに組み込みの翻訳機能では不十分な場合に活用できます。エンタープライズ ポリシー GenAILocalFoundationalModelSettings を使用して、基盤となる言語モデルのダウンロードを無効にできます。その場合、この API は使用できなくなります。

     
    • Windows、macOS、Linux 版 Chrome 138

    

  • Bluetooth 経由の Web Serial(Android) back to top

    この機能を使用すると、ウェブページとウェブアプリは Android デバイスから Bluetooth 経由でシリアルポートに接続できます。Android 版 Chrome で、Bluetooth RFCOMM を介した Web Serial API がサポートされるようになりました。他のプラットフォームの既存のエンタープライズ ポリシー(DefaultSerialGuardSettingSerialAllowAllPortsForUrlsSerialAllowUsbDevicesForUrlsSerialAskForUrlsSerialBlockedForUrls)は、Android では future_on 状態で有効になります。この機能が有効になると、SerialAllowUsbDevicesForUrls 以外のすべてのポリシーが有効になります。SerialAllowUsbDevicesForUrls は、Android が有線シリアルポートをシステムレベルでサポートした後、今後のリリースで有効になります。

     
    • Android 版 Chrome 138

    

  • Android 版 Chrome での Android Oreo または Android Pie のサポート終了 back to top

    Chrome 138 をもって Android Oreo と Android Pie のサポートを終了します。影響を受けるユーザーには、オペレーティング システムのアップグレードを知らせるメッセージが表示されます。Chrome 139 以降のバージョンでは、Android Oreo または Android Pie の使用はサポートされず、これらを使用するユーザー向けの提供もありません。

     
    • Android 版 Chrome 139: Android 版 Chrome での Android Oreo と Android Pie のサポートを終了しました。

    

  • 2025 年 6 月より前に拡張機能を Manifest V3 に移行 back to top

    Manifest V3 を利用するように拡張機能を更新する必要があります。Chrome 拡張機能は、新しいマニフェスト バージョンの Manifest V3 に移行しています。これによって、たとえば、拡張機能が個々のリクエストを見ることなく宣言的にリクエストを変更するモデルに移行することで、ユーザーのプライバシーが向上します。また、リモートでホストされるコードが Manifest V3 で許可されなくなるため、拡張機能のセキュリティも向上します。

    2024 年 6 月より、ブラウザで実行されている Manifest V2 拡張機能を段階的に無効にします。この移行前に、エンタープライズ ポリシー ExtensionManifestV2Availability を使用して、組織で Manifest V3 をテストできます。また、このポリシーが有効になっているマシンは、翌年(2025 年 6 月)にポリシーが削除されるまで Manifest V2 拡張機能の無効化の対象となりません。

    フリートで実行中のすべての Chrome 拡張機能で使用されている Manifest のバージョンは、Chrome Enterprise Core の [アプリと拡張機能の使用状況] ページで確認できます。

     
    • ChromeOS、Lacros、Linux、macOS、Windows 版 Chrome 127: ユーザー デバイスで Manifest V2 拡張機能を段階的に無効にします。組織で Manifest V2 拡張機能を引き続き使用できるのは、ExtensionManifestV2Availability エンタープライズ ポリシーが有効になっているユーザーのみです。

    

  • Chrome で macOS 11 のサポートを終了 back to top

    Chrome 138 をもって macOS 11 のサポートは終了します。Chrome 139 以降、Apple のサポート対象外となった macOS 11 はサポートされなくなります。セキュリティを維持するためには、サポートされているオペレーティング システムで実行することが不可欠です。

    macOS 11 を搭載した Mac では、Chrome は引き続き動作しますが、警告の情報バーが表示され、今後のアップデートは行われなくなります。Chrome を引き続きアップデートしたい場合は、パソコンをサポート対象の macOS バージョンへアップデートする必要があります。Chrome 139 以降を新規にインストールするには、macOS 12 以降が必要です。

     
    • Windows、macOS、Linux 版 Chrome 139

    

  • Happy Eyeballs V3 back to top

    今回のリリースでは Chrome の内部最適化を行い、Happy Eyeballs V3 を実装してネットワーク接続の同時実行性を向上させます。Happy Eyeballs V3 は DNS の解決を非同期で実行し、優先プロトコル(H3、H2、H1)とアドレス ファミリー(IPv6、IPv4)を使用して接続試行のタイミングをずらすことで、ユーザーに表示されるネットワーク接続の遅延を短縮します。この機能は、一時的なポリシー HappyEyeballsV3Enabled によって制限されます。

     
    • Android、ChromeOS、Linux、macOS、Windows 版 Chrome 140

    

  • 独立したウェブアプリ back to top

    独立したウェブアプリ(IWA)は、PWA のインストールとウェブ パッケージングに関する既存の機能を拡張したもので、セキュリティに関連するアプリケーションのデベロッパーが必要とする、サーバー侵害やその他の改ざんに対する強力な保護を提供します。

    これらのアプリは、ライブ ウェブサーバーでホストされて HTTPS 経由で取得されるのではなく、ウェブバンドルにパッケージ化され、デベロッパーによって署名されたうえで、説明にある 1 つ以上の方法でエンドユーザーに配布されます。

    初回となるこのリリースでは、IWA は企業が管理する ChromeOS デバイスで管理者ポリシーを使用した場合のみインストールできます。

     
    • Windows 版 Chrome 140 このリリースでは、Windows 上で企業が管理するブラウザ構成に、独立したウェブアプリのサポートが追加されます。

    

  • file:// 以外の URL のホストでスペースを禁止 back to top

    URL 標準の仕様では、URL ホストにスペース文字を含めることはできませんが、現在、Chromium の URL 解析ではホストにスペースを使用できます。このため、Chromium は Interop2024 の「WebSocket の HTTPS URL」および「URL」の重要分野に含まれる複数のテストで不合格となります。Chromium を仕様に準拠させるために、URL ホストからスペースを完全に削除したいと考えていますが、Windows の file:// URL のホスト部分でスペースが使用されているので(GitHub)、これは困難です。

    • Android、ChromeOS、Lacros、Linux、macOS、Windows、Fuchsia 版 Chrome 141

    

  • SafeBrowsing API の v4 から v5 への移行 back to top

    Chrome による SafeBrowsing v4 API の呼び出しは、v5 API の呼び出しに移行されます。メソッド名も v4 と v5 で異なります。管理者が v4 固有の URL 許可リストを使用して https://safebrowsing.googleapis.com/v4* へのネットワーク リクエストを許可している場合は、ドメイン全体(safebrowsing.googleapis.com)へのネットワーク リクエストを許可するように変更する必要があります。変更しないと、v5 API へのネットワーク リクエストが拒否され、ユーザーのセキュリティが低下します。詳しくは、V4 からの移行 - セーフ ブラウジングをご覧ください。

     
    • Android、iOS、ChromeOS、Linux、macOS、Windows 版 Chrome 145

    

  • Windows の UI オートメーション アクセシビリティ フレームワーク プロバイダ back to top

    Chrome 126 以降では、Microsoft Windows の UI オートメーション アクセシビリティ フレームワークを使用するアクセシビリティ クライアント ソフトウェアが直接サポートされるようになります。この変更が行われる前は、このようなソフトウェアは Microsoft Windows の互換性シムを通じて Chrome と相互運用されていました。この変更は、多くのユーザーにとってより快適なユーザー エクスペリエンスを実現するために行われるものです。ナレーター、拡大鏡、Voice Access が完全にサポートされ、Windows の UI オートメーション アクセシビリティ フレームワークを使用するサードパーティ製アプリの利便性が高まります。Chrome ユーザーは、ユーザー補助ツールと併用している際のメモリの使用量と処理のオーバーヘッドを削減できます。また、支援技術を使用したソフトウェアの開発も容易になります。

    Chrome 125 以降、管理者は UiAutomationProviderEnabled エンタープライズ ポリシーを使用して、新しいプロバイダを強制的に有効にする(すべてのユーザーが新しい機能を利用できるようにする)か、新しいプロバイダを無効にするかを選択できます。このポリシーは Chrome 146 までサポートされ、Chrome 147 で削除されます。このような 1 年の期間を設けているのは、Microsoft の互換性 shim から Chrome の UI オートメーション プロバイダへの切り替えの際、企業がサードパーティ ベンダーと連携して互換性の問題を解決するのに十分な時間を確保するためです。

     
    • Windows 版 Chrome 125: UiAutomationProviderEnabled ポリシーの導入により、管理者は Chrome の UI オートメーション アクセシビリティ フレームワーク プロバイダを有効にして、サードパーティのユーザー補助ツールが引き続き機能することを検証できるようになります。
    • Windows 版 Chrome 126: ユーザーに対して Chrome の UI オートメーション アクセシビリティ フレームワーク プロバイダの有効化を開始するために、Chrome のバリエーション フレームワークが使用されるようになります。このフレームワークは、Chrome で解決可能な互換性の問題に対処するため必要に応じて中断を挟みながら、Stable 版の全ユーザーを対象に段階的に有効化されます。企業の管理者は引き続き UiAutomationProviderEnabled ポリシーを使用して、新しい動作を早期に有効にするか、Chrome 146 で一時的に無効にすることができます。
    • Windows 版 Chrome 147: UiAutomationProviderEnabled ポリシーが Chrome から削除されます。すべてのクライアントが、ブラウザの UI オートメーション アクセシビリティ フレームワーク プロバイダを使用することになります。

 

今後予定されている Chrome Enterprise Core の変更内容

    

  • Agentspace による検索候補を Chrome アドレスバーに表示  back to top

    このリリースにより、Agentspace のエンタープライズ検索結果(ユーザー、ファイル、クエリの候補など)が Chrome のアドレスバーに追加され、企業ユーザーが内部情報ニーズに対応しやすくなります。検索結果は、デフォルトで Chrome のアドレスバーの候補に表示されます。また、カスタム キーワードによってトリガーされた場合にのみ表示することもできます。

    キーワード モードを使用して、Agentspace でアクションを起こすこともできます(例: 「現在のプロジェクトのステータスをまとめたメールを作成して」)。

    ユーザーがアドレスバーに「@」と入力すると、エンタープライズ検索プロバイダが表示されます。組織は、キーワードやショートカット、表示されるアイコンをカスタマイズできます。

    これは、EnterpriseSearchAggregatorSettings ポリシーで設定できます。

     
    • ChromeOS、Linux、macOS、Windows 版 Chrome 135: Trusted Tester 向け
    • ChromeOS、Linux、macOS、Windows 版 Chrome 138: 一般提供
     

    

  • Chrome Enterprise Core での非アクティブなプロファイルの削除 back to top

    2025 年 6 月、プロファイル削除の非アクティブ期間の設定がリリースされます。2025 年 7 月より、定義済みの非アクティブな期間を超えて非アクティブな状態であった管理対象プロファイルは、この設定に基づいて管理コンソールから自動的に順次削除されます。この設定がリリースされると、非アクティブな期間はデフォルトで 90 日に設定されます。つまり、デフォルトでは、90 日を超えて非アクティブであった管理対象プロファイルはすべてアカウントから削除されます。管理者は、この設定を使用して非アクティブな期間の値を変更できます。プロファイルの非アクティブな期間は、最大で 730 日、最小で 28 日に設定できます。

    設定値を小さくすると、現在の管理対象プロファイルに対して広範囲に影響する可能性があります。影響を受けるすべてのプロファイルが非アクティブとみなされ、削除されます。ユーザー アカウントは削除されません。デバイスで非アクティブなプロファイルが再度アクティブになると、そのプロファイルがコンソールに再び表示されます。

     
    • Android、ChromeOS、Linux、macOS、Windows 版 Chrome 138: ポリシーは 6 月にリリースされます。削除は 7 月に開始され、8 月末までに初回の削除が完了予定です。初回の削除の完了後は、一定の非アクティブ期間を経過したタイミングで非アクティブなプロファイルが順次削除されます。

    

  • iOS での複数の ID のサポート back to top

    iOS 版 Chrome で、複数のアカウント(特に、職場や学校といった管理対象アカウント)のサポートが導入されます。この更新により、管理対象アカウントごとに個別のブラウザ プロファイルが導入され、仕事用ブラウジングと個人用ブラウジングでデータが厳密に分離されるようになります。通常のアカウントでは引き続き 1 つのプロファイルが共有されます。

    この変更は、Chrome のエンタープライズ向けサービスを改善し、特にデバイスに個人アカウントと仕事用アカウントの両方を持つエンドユーザーに向けて、より安全で整理されたブラウジング エクスペリエンスを提供することを目的としています。管理対象アカウントをデバイスに追加する際に、オンボーディング フローが 1 回表示されます。アカウントを切り替えるには、[新しいタブ] ページでアカウントを示す小さな円をタップします。

    iOS で Chrome ポリシーを有効にした管理者(手順はこちら)は、引き続き既存のポリシーを利用できます。  

    • iOS 版 Chrome 138
     

今後予定されている Chrome Enterprise Premium の変更内容

   

  • iOS での URL フィルタリング機能back to top

    現行のデスクトップ版 WebProtect URL フィルタリング機能がモバイルでも利用可能になります。これにより組織は、特定の URL または URL カテゴリに関し、管理対象の Chrome ブラウザや管理対象ユーザー プロファイルによるモバイル デバイスでの読み込みを、監査、警告、ブロックできるようになります。この機能は Chrome Enterprise Premium に含まれており、企業ユーザーがあらゆるデバイスから安全にインターネットにアクセスできるようにすることを目的としています。管理者は URL フィルタリング ルールを作成して、従業員が iOS デバイスでアクセスできる URL を安全で承認済みのもののみに限ることができます。Chrome は、モバイルのレポート コネクタによって URL フィルタリング イベントと安全でないサイト イベントを報告します。

     
    • iOS 版 Chrome 138: iOS で URL フィルタリング機能が利用可能になります。

   

  • File System Access API(FSA)に対する DLP ダウンロード サポートback to top

    File System Access(FSA)API を使用してダウンロードされたファイルとディレクトリが、データ損失防止(DLP)の保護対象に追加されます。この機能強化により、ブラウザベースのエディタなど、最新のウェブ アプリケーションからのダウンロードが組織の DLP ルールに従ってスキャンされるようになります。ユーザーとウェブサイトにはスキャン結果に関する通知が届き、データ セキュリティとコンプライアンスを強化することができます。


    • Windows、macOS、Android、ChromeOS 版 Chrome 138 Linux

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