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在宅勤務からオフィス勤務に戻すことをご検討中のお客様は、Chrome OS の活用方法をご覧ください。

ローカル プリンタやネットワーク プリンタを管理する

本記事は管理対象の Chrome OS デバイスに関する説明です。

Chrome バージョン 65 以降

管理者は組織の ChromeOS デバイスで Common UNIX Printing System(CUPS)プリンタを使用できます。CUPS とは、インターネット印刷プロトコル(IPP)を使用してローカル プリンタやネットワーク プリンタで印刷するシステムです。組織内の印刷ジョブとプリンタの使用状況を追跡することも可能です。

プリンタを追加して、対象ユーザーとしてすべてのユーザーを指定することも、特定のグループや部門のユーザーまたはデバイスを指定することもできます。

注: ユーザーは、[印刷] 次へ [送信先] 次へ [もっと見る] を選択して管理対象プリンタの一覧を確認できます。細かい設定をしなくても、プリンタを選択するだけで印刷を開始できます。管理対象プリンタは、ユーザーが印刷をするときにだけ表示され、プリンタの設定には表示されません。[ChromeOS の設定] 次へ [詳細] 次へ [プリンタ] には、ユーザーが追加したプリンタのみが表示されます。

印刷機能

管理者は、ユーザーに対する以下の印刷ポリシーを管理できます。

  • 両面印刷やカラー印刷のデフォルト設定
  • 安全な IPPS 接続を経由する印刷ジョブの IPP ヘッダーに含まれるユーザー アカウントとファイル名。サードパーティの印刷機能(セキュアな印刷や印刷の使用状況の追跡など)を使用できるようになります。
  • 印刷の詳細なプロパティの設定(ステープル止め、出力用紙トレイ、PIN 印刷)
  • PIN コードを使用した印刷の管理。印刷ジョブを送信する際に PIN を入力し、プリンタで PIN を入力して印刷を開始することをユーザーに許可できます。
    注: PIN コードを使用した印刷は、HTTPS または安全な IPPS 接続でのみサポートされます。
  • サードパーティのサービスから印刷ジョブのメタデータにアクセスして印刷ジョブを送信するための拡張 API

印刷ポリシーの設定の詳細については、ユーザーまたはブラウザに Chrome のポリシーを設定するをご覧ください。

プリンタを追加または削除する

プリンタを追加する
  1. Google 管理コンソールログインします。

    管理者アカウント(末尾が @gmail.com でないもの)でログインします。

  2. 管理コンソールで、メニュー アイコン  次に  [デバイス] 次に [Chrome] 次に [プリンタ] に移動します。デフォルトでは、[プリンタ] ページが開きます。
  3. プリンタの追加先となる組織部門またはグループを選択します。
  4. 右下にある追加アイコン 質問を追加 にカーソルを合わせて 次へ プリンタを追加アイコン をクリックします。
  5. プリンタの詳細を入力します。
    注: プリンタによっては、パスにキューの名前を指定したり、URI にホストのアドレスとポート番号を指定したりする必要があります(例: ipps://192.0.2.255/ipp/print)。正確なパスについては、プリンタのメーカーにお問い合わせください。
    • プロトコル: ipps
    • ホスト: 192.0.2.255
    • ポート: 631
    • パス: ipp/print
  6. (省略可)プリンタをドライバ不要のプリンタとして設定できるようにするには、[ドライバ不要の設定を使用する] を選択します。
    プリンタのメーカーとモデルを入力する必要はありません。プリンタからデバイスにすべての詳細情報が提供されます。
  7. [プリンタを追加] をクリックします。
複数のプリンタをまとめて追加する

カンマ区切り値(CSV)ファイルを使用して、複数のプリンタを追加できます。有効な CSV ファイルの作成方法については、下記の CSV ファイルのガイドラインをご覧ください。

  1. Google 管理コンソールログインします。

    管理者アカウント(末尾が @gmail.com でないもの)でログインします。

  2. 管理コンソールで、メニュー アイコン  次に  [デバイス] 次に [Chrome] 次に [プリンタ] に移動します。デフォルトでは、[プリンタ] ページが開きます。
  3. プリンタの追加先となる組織部門またはグループを選択します。
  4. 右下の追加アイコン 質問を追加 にカーソルを合わせて 次へ プリンタをアップロード アイコン をクリックします。
  5. [CSV ファイルを選択] をクリックします。
  6. 作成した CSV ファイルを見つけて開きます。
  7. [アップロード] をクリックします。
プリンタを削除する
  1. Google 管理コンソールログインします。

    管理者アカウント(末尾が @gmail.com でないもの)でログインします。

  2. 管理コンソールで、メニュー アイコン  次に  [デバイス] 次に [Chrome] 次に [プリンタ] に移動します。デフォルトでは、[プリンタ] ページが開きます。
  3. 該当するプリンタが含まれる組織部門またはグループを選択します。
  4. 削除するプリンタの横にあるチェックボックスをオンにします。
  5. 選択したプリンタを削除アイコン 削除 次へ [削除] をクリックします。
CSV ファイルのガイドライン

CSV ファイルは、Google スプレッドシートや Microsoft Excel などのスプレッドシート アプリケーションのほか、テキスト ファイルを使用して作成できます。ファイルには、追加する各プリンタの詳細情報を記入しておく必要があります。

スプレッドシート アプリケーションを使用する場合…

  1. 下の表にある列見出しを追加します。
  2. 見出しの下に各プリンタの情報を入力します。

注: スプレッドシート アプリケーションでは大文字と小文字が区別されるため、プリンタの詳細情報はすべて小文字で入力してください。

列見出し 説明
name

プリンタの名前(必須)

プリンタ名は、プリンタのメーカーとモデル名の組み合わせです(例: brother dcp-l2535d)。

description

プリンタの説明(省略可)

driverless

ドライバなしで設定されたプリンタ(省略可)

プリンタをドライバ不要のプリンタとして設定できるようにするには、true にします。プリンタの詳細情報を要求するには、false にします。

model

プリンタのモデル(driverless の欄が空の場合や false に設定されている場合は必須)

uri

URI、ホストのアドレス、ポート(必須)

allowed for user

ユーザーが利用可能なプリンタ(省略可)

ユーザーに使用を許可するには「true」、使用を禁止するには「false」を入力します。

allowed for device

デバイスが利用可能なプリンタ(省略可)

デバイスに使用を許可するには「true」、使用を禁止するには「false」を入力します。

allowed for managed guest session

管理対象のゲスト セッションで利用可能なプリンタ(省略可)

管理対象のゲスト セッションに使用を許可するには「true」、使用を禁止するには「false」を入力します。

テキスト ファイルを使用する場合…

プリンタの詳細情報をカンマ区切りで入力します。記入する項目の説明については、上記の表をご覧ください。

例:

Test Printer, Lab Printer, false, generic pcl 6/pcl xl printer pxlcolor, ipp://192.0.2.255, true, true, false

解決方法

必須の列(name、model、uri)のうち足りないものがあります

一部のプリンタでは、プリンタ名にメーカーを 2 回追加する必要があります(例: epson epson al-2600)。

  1. エラーが引き続き発生する場合は、プリンタを手動で追加してください。
  2. CSV ファイルに記載したプリンタを今後使用する場合は、[プリンタ管理] ページの [モデル] 列に表示されているプリンタ名を使用します。

プリンタの設定を変更する

プリンタを使用できるユーザーを管理する

プリンタはどのレベルの組織部門にも追加できます。上位組織のプリンタ設定を変更すると、その設定を継承するすべての子組織部門の設定が変わります。ユーザーやデバイスは、追加したプリンタを自動的に使用できるわけではありません。使用できるようにするには、プリンタの設定が必要になる場合があります。

  1. Google 管理コンソールログインします。

    管理者アカウント(末尾が @gmail.com でないもの)でログインします。

  2. 管理コンソールで、メニュー アイコン  次に  [デバイス] 次に [Chrome] 次に [プリンタ] に移動します。デフォルトでは、[プリンタ] ページが開きます。
  3. 特定の組織部門に対してプリンタを有効にするには、次の操作を行います。
    1. [組織部門] を選択します。
    2. 全ユーザーに設定を適用する場合は、最上位の組織部門を選択したままにします。それ以外の場合は、子組織部門を選択します。
    3. リストで共有するプリンタをクリックします。
    4. 右側のパネルでプリンタの設定を選択します。
      • この組織内のユーザーに許可する - ユーザーレベルでプリンタを共有します。組織部門に属しているユーザーがデバイスにログインすると、プリンタを使用することができます。
      • この組織内のデバイスに許可する - デバイスレベルでプリンタを共有します。組織部門に所属するデバイスにユーザーがログインすると、ユーザーはプリンタを使用することができます。ユーザーは自分の Gmail アカウントまたは別のドメインの Google アカウントでログインできます。
      • この組織での管理対象ゲスト セッションに許可する - 組織部門用に設定した管理対象ゲスト セッションでプリンタを共有します。組織部門に所属するデバイスでユーザーがセッションを開始すると、プリンタを使用することができます。
  4. グループに対してプリンタを有効にするには、次の操作を行います。
    1. [グループ] を選択します。
    2. 設定を適用するグループを選択します。詳しくは、Google グループについてをご覧ください。
    3. リストで共有するプリンタをクリックします。
    4. 右側のパネルでプリンタの設定を選択します。
      • このグループ内のユーザーに許可する - ユーザーレベルでプリンタを共有します。グループに所属しているユーザーがデバイスにログインすると、プリンタを使用することができます。
  5. [保存] をクリックします。

印刷レポートを表示する

レポートを表示する

ChromeOS バージョン 96 以降をご利用の場合

管理者は Google 管理コンソールを使用して、組織内の管理対象プリンタの印刷ジョブやプリンタの使用状況を、プリンタまたは関連ユーザー別にフィルタして追跡できます。管理対象プリンタとは、管理コンソールに追加され、組織部門またはグループに割り当てられているプリンタのことを指します。

印刷レポートを有効にすると、関連する管理対象ユーザーから管理対象プリンタへの印刷ジョブのみが追跡されます。

始める前に

レポートを有効にします。詳しくは、デバイスの印刷ジョブを報告をご覧ください。

データがレポートに反映されるまでには、最長で 24 時間ほどかかることがあります。詳細については、既知の問題をご覧ください。

印刷ジョブのデータは 6 か月間保管されます。

レポートを見る

  1. Google 管理コンソールログインします。

    管理者アカウント(末尾が @gmail.com でないもの)でログインします。

  2. 管理コンソールで、メニュー アイコン  次に  [デバイス] 次に [Chrome] 次に [レポート] 次に [プリンタ] の順に移動します。
  3. (省略可)左側で組織部門を選択します。デフォルトでは、すべての印刷ジョブが表示されています。

Google および関連するマークとロゴは Google LLC の商標です。その他すべての企業名および商品名は関連各社の商標です。

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