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在宅勤務からオフィス勤務に戻すことをご検討中のお客様は、Chrome OS の活用方法をご覧ください。

ChromeOS のバージョンが自動更新されない

管理対象デバイスで、ChromeOS が自動更新されない場合があります。

ステップ 1: 一般的な問題を確認する

Stable チャンネルでは、どのバージョンの ChromeOS を搭載したデバイスでも、最新バージョンに自動更新できます。バージョン番号によっては、最新バージョンになるまでに複数回の更新が必要になる場合があります。デバイスが最新バージョンの ChromeOS に自動更新できない場合、次のような理由が考えられます。

  • デフォルトでは、Chrome の最新バージョンが利用可能になると ChromeOS デバイスではそのバージョンに自動更新されます。Google 管理コンソールで、[デバイスのアップデート] が [アップデートを許可する] に設定されていることを確認します。詳しくは、自動更新をオンにする(推奨)をご覧ください。
  • バージョンが固定されている場合、デバイスの ChromeOS は指定したバージョンより新しいものには自動更新されません。Google 管理コンソールで、[Google Chrome のバージョンを次までに制限する] が [制約なし] に設定されていることを確認してください。詳しくは、バージョンの固定をご覧ください。
  • ユーザーのデバイスで自動更新を行うにあたり、日数を指定してダウンロードを分散させることができます。数日にわたり分散更新することが可能ですが、できる限り短い期間(2~3 日など)で行うことをおすすめします。長期間にわたり分散更新すると、一部のユーザーのバージョンが 2 つ以上古いものになる可能性があります。Google 管理コンソールの [自動更新を複数の日に分散] で期間がなるべく短く設定されていることを確認してください。
  • 管理コンソールで設定したポリシーに沿ってデバイスが動作するようにするには、デバイスにポリシーを適用する必要があります。特定のデバイスに適切なポリシーが設定されているかどうかを確認するには、そのデバイスで chrome://policy にアクセスします。[DeviceAutoUpdateDisabled]、[DeviceTargetVersionPrefix]、[DeviceUpdateScatterFactor] のポリシーが設定されていないことを確認します。設定されていなければ、デバイスでデフォルトの自動更新が行われます。
  • Google による自動更新の提供には有効期限があります。詳しくは、自動更新ポリシーをご覧ください。
  • Google ミーティング ルーム ハードウェアに対しては、ChromeOS の更新が遅れる可能性があります

ステップ 2: 原因を診断する

上述の事項を確認しても組織の ChromeOS デバイスが最新バージョンの ChromeOS に自動更新されない場合は、情報を収集して原因を診断します。

バージョン番号とポリシーを確認する

ChromeOS デバイスで、次の手順を実施します。

  1. 現在の ChromeOS のバージョンを確かめて、利用可能なアップデートがあるかどうかを確認します。詳しくは、Chromebook のオペレーティング システムを更新するをご覧ください。
  2. 現在有効になっている Chrome ポリシーを確認します。詳しくは、デバイスの現在の Chrome ポリシーを表示するをご覧ください。
  3. Browserinfo を使用して、デバイスが更新サーバー(omahaproxy)に接続できることを確認します。

デバッグログを確認する

ステップ 1: ログを収集する

  1. ChromeOS デバイスで、デバッグログを収集します。詳しくは、ChromeOS デバイスのデバッグログを収集するをご覧ください。
  2. ログを Log Analyzer にアップロードします。

ステップ 2: ログを手動で確認する

最新の更新ログに、想定する情報が含まれていることを手動で確認します。

  • [1024/011920:INFO:payload_state.cc(554)] Current download source: HttpPeer
    更新をダウンロードするためにデバイスが接続しようとしているソースを示しています。HttpPeer は Google のサーバーです。
  • [1024/011920:INFO:update_attempter.cc(405)] Setting target channel as mandated: beta-channel
    現在、デバイスからリクエストされているチャンネルです。管理コンソールでリリース チャンネルを設定します。詳しくは、ChromeOS デバイスのポリシーを設定するをご覧ください。
  • [1024/020539:INFO:omaha_request_action.cc(793)] Posting an Omaha request to https://tools.google.com/service/update2
    Omaha_request は、ピアツーピアやウェブなど、更新対象にリクエストを送信する機能です。ここでは、Google のサーバーをターゲットとしてリクエストを送信しています。ホスト名の URL が許可リストに登録されていることを確認します。詳しくは、ホスト名の許可リストを設定するをご覧ください。
  • [1023/133852:INFO:update_attempter.cc(875)] Running interactive update
    デバイス側から更新が手動で開始されたことを示しています。デバイスで更新を確認する方法について詳しくは、Chromebook のオペレーティング システムを更新するをご覧ください。
  • 1023/133854:INFO:libcurl_http_fetcher.cc(296)] Setting up curl options for HTTP
    [1023/133854:INFO:libcurl_http_fetcher.cc(433)] HTTP response code: 416
    [1023/133854:INFO:libcurl_http_fetcher.cc(468)] Transfer resulted in an error (416), 0 bytes downloaded

    デバイスが接続しているネットワークに問題があり、デバイスでファイルをダウンロードできないことを示しています。正常なネットワーク上でデバイスの更新が可能であることを確認してください。

デバッグログの例

以下はデバッグログの例です。

  • version="2913.212.0"
    ChromeOS デバイスがバージョン 2913.212.0 から更新されていることを示しています。
  • <o:updatecheck targetversionprefix="5116.">
    ChromeOS デバイスがバージョン 5116 で固定されていることを示しています。

現在サポートされているデバイスの ChromeOS のバージョン番号については、CrOS-OmahaProxy CSV Viewer をご覧ください。

==== REQUEST ===== [0206/165048:INFO:omaha_request_action.cc(252)] Request: <!--?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?-->

<o:gupdate ismachine="1" protocol="2.0" updaterversion="ChromeOSUpdateEngine-0.1.0.0" version="ChromeOSUpdateEngine-0.1.0.0" xmlns:o="http://www.google.com/update2/request"> <o:os platform="Chrome OS" sp="2913.212.0_armv7l" version="Indy"></o:os> <o:app appid="{D851316B-7E57-4805-A7CE-01829AC14}" board="daisy-signed-mp-v2keys" delta_okay="true" hardware_class="SNOW ELBERT A-E 4016" lang="en-US" track="stable-channel" version="2913.212.0"> <o:updatecheck targetversionprefix="5116."> </o:updatecheck> </o:app> </o:gupdate>

ステップ 3: サポート センターに問い合わせる

Google Cloud サポート センターに問い合わせる前に、以下の点を確認してください。

  • デバッグログを確認し、一般的な問題が見つかればそれを修正します。
  • 正常なネットワーク上でデバイスの自動更新が可能であることを確認します。
  • デバイスが特定のバージョンに固定されていないことを確認します。

それでも問題が解決しない場合は、サポート センターに問い合わせ、ケースにデバッグログを付けて送信してください。

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