Google 管理コンソールから Chrome ポリシーを設定する管理者を対象としています。
Chrome Enterprise の管理者は、Chrome のアプリまたは拡張機能が新しいバージョンにアップデートされたときに、その最新バージョンをコントロールに固定できます。
始める前に
- 特定のユーザー群や登録済みの Chrome ブラウザ群に対して設定を行うには、それらのユーザー アカウントまたはブラウザを 1 つのグループまたは 1 つの組織部門に配置します。グループに追加できるのはユーザー アカウントのみです。詳しくは、グループと組織部門を追加するをご覧ください。
- バージョンを固定できるのは、[ユーザーとブラウザ] または [管理対象のゲスト セッション] で自動インストールするように設定した Chrome のアプリと拡張機能のみです。詳しくは、アプリと拡張機能を自動的にインストールするをご覧ください。
- アプリの合計数 × グループ数の上限は 500 です。
- Chrome アプリまたは拡張機能が Chrome ウェブストアに公開されている場合、バージョンの固定はサポートされず、エラー メッセージが表示される可能性があります。次の条件を満たせばバージョンの固定を回避できます。
- [公開設定] が [限定公開] に設定されている。
- Trusted Tester に対して [公開設定] が [非公開] に設定されている。
- インストールのために支払いを必要とする。
Chrome ウェブストアのアプリと拡張機能を固定する
固定できるのは、Chrome ウェブストアから入手できる最新バージョンか、現在組織部門で利用可能なバージョンのみです。
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管理者アカウントで Google 管理コンソール にログインします。
管理者アカウントを使用していない場合は、管理コンソールにアクセスできません。
-
メニュー アイコン
[デバイス] > [Chrome] > [アプリと拡張機能] に移動します。デフォルトでは、[概要] ページが開きます。
Chrome ブラウザ クラウド管理に登録済みの場合は、メニュー アイコン
[Chrome ブラウザ] > [アプリと拡張機能] に移動します。
- 特定のバージョンに固定するアプリまたは拡張機能の種類をクリックします。
- ユーザーとブラウザ - バージョン 89 以降の ChromeOS デバイスの場合
- 管理対象のゲスト セッション - バージョン 98 以降の ChromeOS デバイスの場合
- (ユーザーのみ)グループに設定を適用するには、次の操作を行います。
- [グループ] を選択します。
- 設定を適用するグループを選択します。
- (省略可)設定を部門やチームに適用するには、横で組織部門を選択します。手順を見る
- 固定するアプリを探します。
- [バージョンの固定] で、固定するバージョンを選択します。
アプリと拡張機能を初めて固定する場合は、利用可能な最新バージョンにのみ固定できます。固定済みのアプリと拡張機能については、引き続きそのバージョンに固定できます。新しいバージョンが利用可能な場合は、最新バージョンに固定することもできます。
注: アプリまたは拡張機能が特定のバージョンに固定されないようにするには、[固定しない] を選択します。 - [OK] をクリックして確定します。
自己ホスト型のアプリと拡張機能を固定する
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管理者アカウントで Google 管理コンソール にログインします。
管理者アカウントを使用していない場合は、管理コンソールにアクセスできません。
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メニュー アイコン
[デバイス] > [Chrome] > [アプリと拡張機能] に移動します。デフォルトでは、[概要] ページが開きます。
Chrome ブラウザ クラウド管理に登録済みの場合は、メニュー アイコン
[Chrome ブラウザ] > [アプリと拡張機能] に移動します。
- 特定のバージョンに固定するアプリまたは拡張機能の種類をクリックします。
- ユーザーとブラウザ - バージョン 89 以降の ChromeOS デバイスの場合
- 管理対象のゲスト セッション - バージョン 98 以降の ChromeOS デバイスの場合
- (ユーザーのみ)グループに設定を適用するには、次の操作を行います。
- [グループ] を選択します。
- 設定を適用するグループを選択します。
- (省略可)設定を部門やチームに適用するには、横で組織部門を選択します。手順を見る
- 固定するアプリの行を見つけてクリックします。サイドパネルが開き、詳細情報を確認したり、ポリシーを設定したりできます。
- [デプロイの設定] に移動します。
- [インストール URL] には、Chrome アプリまたは拡張機能を追加したときに使用したカスタム URL を入力します。入力する URL が「http://」ではなく「https://」で始まっていることを確認してください。
- [URL を更新] で、次のどちらかを選択します。
- インストール URL(上記を参照): 常にインストール URL(マニフェスト ファイル)を使用して、バージョンの設定やインストールを行います。
- 拡張機能のマニフェストに記載された Updatecheck URL: アプリまたは拡張機能のマニフェストで指定した URL を使用して更新します。
- [保存] をクリックします。
その他の情報
- アプリと拡張機能のバージョンの固定を解除し忘れると、重要なセキュリティ アップデートや互換性に関わる更新が適用されないままになったり、新機能を使用できなくなったりするおそれがあります。
- 古いアプリまたは拡張機能には、新しいバージョンが利用可能なことを知らせる情報アイコンが表示されます。
- 古いバージョンの拡張機能が強制的にインストールされた場合、ChromeOS デバイスでは以下の処理が行われます。
- これまでに拡張機能がデバイスに強制的にインストールされていない場合は、古いバージョンをインストールする
- 一時的なユーザー セッション、管理対象ゲスト セッション、またはログイン画面上の拡張機能のために、古いバージョンにロールバックする
- 一時的でないユーザー セッションの場合はロールバックせず、新しい拡張機能を保持する