Google Workspace とその他の Google サービスのスマート機能と設定について

データをより細かく管理できるようにするため、Google Workspace のスマート機能の設定を更新しました。今回の更新により、既存の管理機能は 2 つの個別の設定に分かれ、さまざまなサービスにおけるユーザー エクスペリエンスを管理することが可能となります。また、データに関する設定や管理もより細かく行えるようになります。一方で、Google の基本的なデータ処理の方針や、強固なプライバシー保護への取り組みが変更されることはありません。

カレンダー、Chat、ドライブ、Gmail、Meet でスマート機能の設定を管理できます。スマート機能の設定に応じて、次のようなことができます。

  • Gemini in Google Workspace を使用して、Gmail から直接ドライブのファイルを参照する
  • フライトなどの予定を Gmail からカレンダーに自動的に追加する
  • ポイントカードやチケットを受信トレイから Google ウォレットにまとめる
  • Gmail の概要カードを使用して、新たな注文を追跡する。

この記事の内容

スマート機能の設定とエクスペリエンスについて

Workspace のスマート機能の設定はそれぞれ独立して動作し、異なるエクスペリエンスを提供します。たとえば、Google Workspace のスマート機能をオンにして、その他の Google サービスのスマート機能をオフにできます。 各スマート機能の設定の仕組みについては、以下の表をご覧ください。

スマート機能の設定

設定があるサービス

説明

エクスペリエンスの例

Gmail、Chat、Meet のスマート機能

Gmail

Gmail、Chat、Meet のスマート機能にこれらのサービスのデータを使用するかどうかを管理します。

Gmail のスマート作成

概要カード

Google Workspace のスマート機能

Gmail

カレンダー*

チャット*

ドライブ*

Meet*

Workspace サービス全体のスマート機能に Workspace データを使用するかどうかを管理します。

この設定は、Gmail、Chat、Meet のエクスペリエンスをパーソナライズするスマート機能には影響しません。これらの機能は、上記の設定で管理します。

Gmail からの予定(フライトの旅程や招待状など)をカレンダーに表示する

Google Workspace with Gemini

その他の Google サービスのスマート機能

Gmail

カレンダー*

チャット*

ドライブ*

Meet*

その他の Google サービスのスマート機能に Workspace データを使用するかどうかを管理します。

特定の Google サービスのデータ共有とパーソナライズには、ウェブとアプリのアクティビティDMA のリンクされたサービス(EU 内)など、追加のコントロールが適用される場合があります。

レストラン予約とテイクアウト注文を Google マップで表示する

おすすめのチケット、パス、ポイントカードをウォレットで表示する

* この設定は、ウェブブラウザからのみオンにできます。

Gmail、Chat、Meet のスマート機能

Gmail、Chat、Meet でスマート機能をオンにすると、Gmail、Chat、Meet がこれらのサービス内のコンテンツとアクティビティを使用して、これらのアプリのエクスペリエンスをパーソナライズすることに同意したことになります。

この設定をオンにすると、Gmail、Chat、Meet で以下の機能が使用可能になります。

この設定では、Gmail、Chat、Meet のエクスペリエンスをパーソナライズするアプリレベルのスマート機能を管理します。この設定を変更しても、Google Workspace のスマート機能に対する既存の設定には影響しません。

この設定をオフにすると、Gmail、Chat、Meet で上記の機能を使用できなくなります。これらの機能を引き続き使用するには、設定を再度オンにする必要があります。

Gmail、Chat、Meet でスマート機能をオフにしても、個別にオンまたはオフに設定できる一部のスマート機能は引き続き使用可能です。これらのスマート機能において、オプトアウトしたユーザーのデータは、機能を提供するモデルの改善には使用されません。以下にいくつか例を示します。

Google Workspace のスマート機能

Google Workspace でスマート機能をオンにすると、Google Workspace が Workspace のコンテンツとアクティビティを使用して、Workspace 全体のエクスペリエンスをパーソナライズすることに同意したことになります。Workspace には、カレンダー、Gmail、Chat、Meet、ドライブなど、ビジネスや学校向けのアプリが含まれています。詳しくは、Workspace のウェブサイトをご覧ください。

この設定をオンにすると、Workspace 全体で以下を含む機能が使用可能になります。

この設定をオフにすると、Google Workspace サービスで上記の機能を使用できなくなります。これらの機能を引き続き使用するには、設定を再度オンにする必要があります。

Google Workspace のスマート機能の設定を変更しても、上記の Gmail、Chat、Meet のスマート機能に対する既存の設定には影響しません。

その他の Google サービスのスマート機能

その他の Google サービスでスマート機能をオンにすると、Google が Workspace のコンテンツとアクティビティを使用して、その他の Google サービスのエクスペリエンスをパーソナライズすることに同意したことになります。

この設定をオンにすると、その他の Google サービスで以下の機能が使用可能になります。

この設定をオフにすると、その他の Google サービスで上記の機能を使用できなくなります。これらの機能を引き続き使用するには、設定を再度オンにする必要があります。

また、その他の Google サービスのデータ共有とパーソナライズには、ウェブとアプリのアクティビティDMA のリンクされたサービス(EU 内)など、追加のコントロールが適用される場合があります。

スマート機能が Google Workspace のコンテンツとアクティビティを使用する仕組み

重要: 以下の国や地域にお住まいの場合は、スマート機能の設定がデフォルトで無効になっています。

  • 欧州経済領域
  • 日本
  • スイス
  • 英国

スマート機能がオンの場合、機能の向上のためにデータが使用されることがあります。Google と Workspace は、ユーザーデータを保護しプライバシーを重視する方法についてまとめた、堅牢なプライバシーに対するコミットメントを長年にわたって共有してきました。生成 AI によってこうしたコミットメントが変わることはなく、むしろその重要性が再認識されています。詳しくは、Gemini in Gmail、Gemini in Google Chat、Gemini in Google ドキュメント、Gemini in Google ドライブ、Gemini in Google スプレッドシート、Gemini in Google スライド、Gemini in Google Meet、Gemini in Google Vids でのデータ保護の仕組みをご覧ください。

スマート機能の設定を変更する

さまざまな Google Workspace サービスのスマート機能の設定を変更する方法について説明します。スマート機能の設定は、パソコンまたは Android 版、iPhone 版、iPad 版の Gmail アプリから変更できます。

Gmail、Chat、Meet のスマート機能の設定を変更する

重要: スマート機能の設定変更は、ログインしているすべてのデバイスとアプリに適用されます。

  • モバイル版の Gmail アプリをご利用で設定変更に関する通知が表示されない場合は、アプリを更新してください。
  • パソコンで加えた変更の一部は、モバイルアプリには反映されません。
  1. パソコンで Gmail にアクセスします。
  2. 右上にある設定アイコン 次に [すべての設定を表示] をクリックします。
  3. [全般] タブで [スマート機能] までスクロールします。
  4. [Gmail、Chat、Meet のスマート機能をオンにする] の横にあるチェックボックスをオンまたはオフにします。

Google Workspace とその他の Google サービスのスマート機能の設定を変更する

Gmail

  1. パソコンで Gmail にアクセスします。
  2. 右上にある設定アイコン 次に [すべての設定を表示] をクリックします。
  3. [全般] タブで、[Google Workspace のスマート機能] までスクロールします。
  4. [Workspace のスマート機能の設定を管理] をクリックします。
  5. 次の項目のスマート機能設定をオンまたはオフにします。
    • [Google Workspace のスマート機能]
    • [他の Google サービスのスマート機能]
  6. 右下にある [保存] をクリックします。

Google カレンダー

  1. パソコンでカレンダーを開きます。
  2. 右上の設定アイコン 次に [設定] をクリックします。
  3. [全般] で [Google Workspace のスマート機能] 次に [Workspace のスマート機能の設定を管理] をクリックします。
  4. 次の項目のスマート機能設定をオンまたはオフにします。
    • [Google Workspace のスマート機能]
    • [他の Google サービスのスマート機能]
  5. 右下にある [保存] をクリックします。

Google Chat

  1. パソコンで [Chat] に移動します。
  2. 右上の設定アイコン 次に [データのプライバシー] をクリックします。
  3. [Google Workspace のスマート機能] で [設定を管理] をクリックします。
  4. 次の項目のスマート機能設定をオンまたはオフにします。
    • [Google Workspace のスマート機能]
    • [他の Google サービスのスマート機能]
  5. 右下にある [保存] をクリックします。

Google ドライブ

  1. パソコンでドライブを開きます。
  2. 右上の設定アイコン 次に [設定] をクリックします。
  3. [プライバシー] をクリックします。
  4. [Workspace のスマート機能の設定を管理] をクリックします。
  5. 次の項目のスマート機能設定をオンまたはオフにします。
    • [Google Workspace のスマート機能]
    • [他の Google サービスのスマート機能]
  6. 右下にある [保存] をクリックします。

Google Meet

  1. パソコンで Meet にアクセスします。
  2. 右上の設定アイコン 次に [全般] をクリックします。
  3. [Google Workspace のスマート機能] の横にある [管理] をクリックします。
  4. 次の項目のスマート機能設定をオンまたはオフにします。
    • [Google Workspace のスマート機能]
    • [他の Google サービスのスマート機能]
  5. 右下にある [保存] をクリックします。

Google によるスマート機能の設定に関連するデータの取り扱い

個人の Google アカウントをお持ちの場合、スマート機能の設定に関連するデータの取り扱いについては、このお知らせと Google のプライバシー ポリシーをご参照ください。

仕事用または学校用の Google アカウントをお持ちの場合、スマート機能の設定に関連するデータの取り扱いについては、このお知らせと Google Cloud のプライバシーに関するお知らせをご参照ください。

Google はどんな法的根拠に基づいて欧州経済領域、英国、スイスのユーザーのデータを処理していますか?

Google は以下の目的と法的根拠に基づいて欧州経済領域、英国、スイスに居住するユーザーの情報を処理しています。

以下に記載されている「Workspace のコンテンツとアクティビティ」には、カレンダー、Gmail、Chat、Meet、ドライブなどの Workspace アプリのコンテンツおよび Workspace サービスの利用方法に関するデータが含まれます。

Google の法的根拠は次のとおりです。

  • ユーザーの同意。Google Workspace のスマート機能の設定をオンにすると、以下の目的で Google が Workspace のコンテンツとアクティビティを使用することに同意したものとみなされます。
    • Gmail、Chat、Meet のエクスペリエンスをパーソナライズするスマート機能を提供するため。たとえば、Gmail、Chat、Meet のスマート機能をオンにすると、Gmail のスマート作成(メール内にテキストの候補を表示する機能)などの機能が利用できるようになります。
    • Google Workspace 全体でエクスペリエンスをパーソナライズするスマート機能を提供するため。たとえば、Google Workspace の設定でスマート機能をオンにすると、パーソナライズされた検索(キーワード候補、ドライブのファイル候補、関連性の高い検索結果など)が利用できるようになります。この設定は、Gmail、Chat、Meet のエクスペリエンスをパーソナライズするスマート機能の設定には影響しません。
    • Workspace 以外の Google サービスのエクスペリエンスをパーソナライズするスマート機能を提供するため。たとえば、他の Google サービスの設定でスマート機能をオンにすると、Google マップでのレストランの予約やテイクアウト注文といった機能が利用できるようになります。特定のサービスでのデータ共有とパーソナライズには、ウェブとアプリのアクティビティや DMA のリンクされたサービス(EU 域内)などの追加の制御が適用される場合があります。

    上記の「スマート機能の設定を変更する」で説明されているように、関連する設定をオフにすることで、これらの目的に対する同意をいつでも取り消すことができます。

  • ユーザーのプライバシーを保護するための適切な安全保護対策に伴う Google および第三者の正当な利益。
    • サービスの改善。スマート機能の設定をオンにしている場合は、機能の改善のために Workspace のコンテンツとアクティビティが使用される場合があります。

      この目的での情報の処理は、以下を行ううえでの Google および Google ユーザーの正当な利益のために必要となります。

      • ユーザーへのサービスの提供および維持、改善(例: フライト予約確認メールを使用して概要カードを作成し、Gmail に表示する)。
      • お客様やユーザーにとって有用な新しいサービスや機能の開発(たとえば、テキスト入力時に候補を表示する Gmail のスマート作成機能の開発とリリースにあたっては、Gmail から集計されたデータが利用されました)。
      • Google ユーザーや公衆の利益となる調査の実施(例: 返信文の候補を提示する Gmail のスマート リプライ機能の開発とリリースに役立つユーザー調査の実施)。

      詳しくは、生成 AI 時代における Google Workspace データの保護の取り組みに関するブログ記事をご覧ください。

Workspace のコンテンツとアクティビティがスマート機能の提供と改善のために使用される期間はどのくらいですか?

関連するスマート機能の設定がオンになっている限り、スマート機能の提供のために Workspace のコンテンツとアクティビティが使用されます。スマート機能の設定をオフにするか、Workspace のコンテンツとアクティビティを削除すると、それ以降、そのデータが関連するスマート機能の提供に使用されることはなくなります。

スマート機能の設定をオフにすると、関連するスマート機能の改善に Workspace のコンテンツとアクティビティが使用されなくなります。改善の過程で学習された内容は、スマート機能の設定をオフにしたり、Google アカウントから Workspace のコンテンツとアクティビティを削除したりした後も保持される場合があります。ただし、スマート機能の設定をオフにすると、それ以降は、関連するスマート機能の改善を目的とした Workspace のコンテンツとアクティビティのデータの処理が行われなくなります。

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