ユーザー ID の暗号化

Cookie とモバイル ユーザー ID のプライバシーを確保する
2020 年 7 月 1 日以降、カリフォルニア州では、ユーザー ID はデータ転送やユーザー用の %m マクロで使用されなくなります。詳細

ユーザーのプライバシーを確保するために、キャンペーン マネージャー 360 のすべてのユーザー ID はお客様に表示される際に必ず暗号化されます。これらのユーザー ID には、Cookie の他に、IDFA、Android ID、AdID 形式のモバイル ID が含まれることがあります。

暗号化されたユーザー ID は決して復号できません。また、Google が暗号化の方法を公開することはありません。キャンペーン マネージャー 360 のユーザーまたは第三者パートナーに暗号鍵が提供されることはありません。暗号鍵は、複数の Google アカウントまたは第三者アカウントが共有できる暗号化 ID を提供する手段としてのみ使用されます。

キャンペーン マネージャー 360 のユーザー ID

キャンペーン マネージャー 360 では次の 2 か所でユーザー ID が表示されます。

元の形式によらず、暗号化されたユーザー ID の値は 50 文字以下の英数字です。

%m 一致マクロは、デフォルトではキャンペーン マネージャー 360 の広告主レベルで暗号化されるため、Data Transfer の暗号化とは異なる場合があります。

Data Transfer ファイルのメインの暗号化がキャンペーン マネージャー 360 の広告主レベルに指定されていない場合、%m マクロは一致しません。つまり、同じユーザーがそれぞれ別に識別されます。

キャンペーン マネージャー 360 アカウントでこれらの値を一致させたい場合は、Google マーケティング プラットフォームの担当者にリクエストしてください。

ユーザー ID = 0

さまざまな理由により、ユーザー ID = 0 となることがあります。次のような理由が考えられますが、これらに限定されるものではありません。

  • ユーザーが Cookie をブロックしている、または無効にしている。Apple Safari ブラウザのユーザー(iOS のユーザーを含む)で、サードパーティ Cookie を受け入れるデフォルト設定を変更していないユーザーはすべてこれに該当します。
  • 権限チェックの Cookie または Sentinel がある。
  • COPPA フラグ付きのイベントがある。

ID を共有する

複数のアカウントとプラットフォームでのユーザー インタラクションの比較を容易にするため、他のキャンペーン マネージャー 360 アカウント、ディスプレイ&ビデオ 360、Ad Exchange との間で暗号化 ID を共有できます。そうすると、すべてのアカウントとプラットフォームにわたって同じユーザーを同じ暗号化 ID 値で確認できます。

表示される値は実際のユーザー ID(Cookie またはモバイル ID)ではなく、複数のアカウントとサービスにわたり同じ暗号化方式で暗号化された値です。

Google マーケティング プラットフォームの担当者と協力して、第三者パートナー向けに共通の暗号化を設定することもできます。そうすると、第三者パートナーは複数のキャンペーン マネージャー 360 アカウントと他の Google プラットフォームの間でユーザーを一致させることが可能になります。この場合も、パートナーには実際のユーザー ID ではなく暗号化された値のみが表示されます。

他のキャンペーン マネージャー 360 アカウント、ディスプレイ&ビデオ 360、Ad Exchange との間で ID を共有する

ID の暗号化は、アカウントに固有の安全に保存された秘密暗号鍵を使って行われます。ただし、複数のアカウントを運用している場合は、アカウント間でデータが一致するように、使用しているすべてのキャンペーン マネージャー 360 アカウントで同じ暗号鍵を共有できます。

同様に、ディスプレイ&ビデオ 360 か Ad Exchange を使用している場合は、これらのサービス間で ID を一致させることができます。

第三者パートナーと ID を共有する

承認された第三者サービス(BlueKai、[x+1] など)を利用してデータ処理を行っている場合は、こうしたサービスともデータを共有できます。この機能が有効になっている場合、データ転送ファイルの末尾に PartnerId1PartnerId2 の 2 つの列が追加され、そこにパートナー固有の暗号化 ID が表示されます。第三者がユーザー ID を復号して暗号化前の元の形式にすることはできません。

これらのパートナー列に表示される暗号化ユーザー ID は、他のお客様のアカウントも含め、すべてのプロパティで共通です。つまり、ユーザーがキャンペーン マネージャー 360 の広告を表示したか、ディスプレイ&ビデオ 360 の広告を表示したか、別のお客様の広告を表示したかに関係なく、第三者には同じユーザーが同じ暗号化 ID で表示されます。このように、共有される暗号化ユーザー ID を使用することで、第三者はより効率的にデータを集計できます(お客様は、自分が所有していないプロパティのデータをダウンロードすることはできません)。

たとえばパートナー側で、お客様のプログラマティック購入(ディスプレイ&ビデオ 360)と予約購入(キャンペーン マネージャー 360)で共通の画面を使ってユーザーを一元管理することを希望しているとします。お客様はこのパートナーを最初のパートナーとして登録します。この場合、PartnerId1 列に表示される暗号化ユーザー ID はお客様の各種プロパティで共通のものとなり、パートナーはこの共通の値を受け取ることになります。たとえば、ある Cookie ID に対応する暗号化ユーザー ID が ALMkneg00m5gCSyo04jpQregmURw であるとします。PartnerId1 列には、キャンペーン マネージャー 360 からのデータであるか、ディスプレイ&ビデオ 360 のパートナーからのデータであるかに関係なく、このユーザーは常に BV2487nkq5590poMmUR6 として表示されます。

Google マーケティング プラットフォームの別のお客様が、同じ第三者パートナーに対してユーザー ID の共有を設定しているとします。その場合、前述の同じユーザー(同じ Cookie ID で表されるユーザー)がそのお客様の広告を表示すると、このお客様のデータ転送ファイルには、この Cookie のユーザーが同じ暗号化 ID BV2487nkq5590poMmUR6 で表示されます。

2 つのパートナーに変更を加えたい場合は、ご連絡いただければ、DoubleClick 側でパートナーの設定を更新いたします。

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