プレースメント タグに含まれるキーワードを広告のターゲットに設定できます。
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プレースメントのプロパティで [プレースホルダを挿入] を選択して、サイト運営者用のキーワード プレースホルダを挿入します。これにより、お客様やサイト運営者はタグに簡単にキーワードを追加できます。
または、各広告のターゲットとなるキーワードごとに異なるタグを使用する必要がある場合は、[キーワードごとにタグを作成する] を選択します。キャンペーン マネージャー 360 では、ターゲットに設定したキーワードは自動的に個別のタグに含められます。1 つのタグに複数のキーワードが含まれることはありません。詳細
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サイト運営者に依頼して、ターゲットとするキーワードをプレースホルダに挿入してもらうか、自分でキーワードを追加します。
キャンペーン マネージャー 360 ではタグ内のキーワードがターゲットとして照合されるので、この作業は重要です。インプレッションを取得できるとき、キャンペーン マネージャー 360 ではターゲットに設定しているキーワードがタグに含まれているかどうかがチェックされます。タグに含まれていない場合、広告は配信されません。
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キーワードを広告プロパティの [キーワード式] セクションに追加します。プレースメント タグのキーワード処理セクション(
kw=
)にこのキーワードが含まれる場合にのみ、広告がサイトに配信されます。
高度なキーワード ターゲティングでは、高度なキーワード式を使用します(下記参照)。
キーワード ターゲティングを使う状況
キーワード ターゲティングは通常、サイト運営者データに基づいて広告をターゲティングする際に利用します。たとえば、サイト運営者が、広告リクエストが発生したサイト セクションやページの使用言語を特定するキーワードを挿入することがあります。また、サイト運営者が、この種のデータを動的に追加していることもあります。
たとえば、サイトに検索機能がある場合、サイト運営者は、ユーザーがサイトで検索した語句に動的に展開するコードをタグに追加することがあります。検索語句が、広告プロパティでターゲットに設定したキーワードに合致した場合、ユーザーに広告が配信されます。検索語句が合致しない場合、別の広告が配信されます。
基本的なキーワード ターゲティングの例サイトの 3 つの場所(メインページ、連絡先ページ、概要ページ)に表示される広告に対して、同一のプレースメントを使用するとします。ただし、プレースメントの広告の 1 つは、メインページのユーザーのみに向けたものです。この場合、次のようにします。
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複数の広告を 1 つのプレースメントに割り当てて、タグを書き出します。サイトの 3 つの場所(メインページ、連絡先ページ、概要ページ)にタグを実装するようサイト運営者に依頼します。
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メインページに配信するタグに「main」というキーワードを追加するようサイト運営者に依頼します。
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メインページで表示する広告のプロパティを開きます。[キーワード式] フィールドに「main」と入力します。「main」があるのはメインページのタグだけなので、この広告はメインページのユーザーにのみ配信されます。
ユーザーがサイトで検索した語句(「soda」、「juice」、「water」)に応じて異なる広告を表示するとします。該当の語句を検索しなかったユーザーには、一般的な広告を表示します。この場合、次のようにします。
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ソーダの広告、ジュースの広告、水の広告、一般広告を 1 つのプレースメントに割り当てます。広告プロパティの [キーワード式] フィールドを使用して、ソーダの広告のターゲットに「soda」、ジュースの広告のターゲットに「juice」、水の広告のターゲットに「water」を設定します。
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一般広告の優先度の数値を他の広告よりも大きくします(優先度が低くなります)。
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ユーザーがサイトで検索した語句に応じて動的に展開するコードを追加するようサイト運営者に依頼します。ユーザーが「soda」を検索すると、このコードは「
soda
」に展開され、「soda」をターゲットに設定している広告が配信候補になります。他の語句の検索でも同様に、検索語句に応じてジュースの広告や水の広告が配信候補になります。ユーザーが指定語句を検索しなかった場合、一般広告のみが配信候補となります。
サイトで以下のいずれかのキーワードを検索したユーザーに広告をターゲティングするとします。
- soda
- juice
- drink(ただし、一緒に straw を検索したユーザーは除く)
この場合、次のようにします。
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広告をプレースメントに割り当てます。
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広告プロパティの [キーワード式] セクションに、「soda, juice, (drink and !straw)」というキーワード式を入力します。
「straw」の前の感嘆符は、「straw」という単語が見つかった場合は除外することを意味します。つまり「(drink and !straw)」は、「straw」が見つからない場合のみ「drink」が条件に合致することを意味します。
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一般広告をプレースメントに割り当てます。ターゲットにキーワードは設定しません。一般広告の優先度の数値を別の広告よりも大きくします(優先度が低くなります)。
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ユーザーがサイトで検索した語句に応じて動的に展開するコードを追加するようサイト運営者に依頼します。
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この場合、ユーザーが「soda」、「juice」、「drink」(「straw」も検索している場合は除く)を検索した場合に、広告が配信候補となります。
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ユーザーが指定語句を検索しなかった場合、一般広告のみが配信候補となります。
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キャンペーン マネージャー 360 では、条件に合致する検索語句が記録され、他の検索語句は記録されません。上記の例では、ユーザーが「juice」を検索した場合、検索語句「juice」のみが記録されます。
キーワード式には、キーワードのグループを含めることができます。キーワードをグループ化する最も単純な方法は、各キーワードをカンマで区切ることです(例: soda, juice, water)。この場合、タグのキーワード処理セクションにキーワードが 1 つでも見つかると、広告が配信されます。
キャンペーン マネージャー 360 でのキーワード ターゲティングでは、特殊文字を使用して、より高度なルールを設定することもできます。キーワード ターゲティングで利用できる特殊文字については、下記の表をご覧ください。
キーワード ターゲティングとレポート
キャンペーン マネージャー 360 では、ターゲットに設定しているキーワード式がそのまま記録され、個々のインプレッションに関連付けられます。タグに含まれていた具体的なキーワードは記録されません。レポートでは、特定のインプレッションでタグに一致したキーワード式のみを確認できます。
例-
キーワード式「
car,driver
」を使用して自動車広告をターゲティングするとします。この場合、キャンペーン マネージャー 360 でお客様の広告を配信するには、タグ内に「car」または「driver」のいずれかが含まれている必要があります。
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次に、サイト運営者が、サイトでのユーザーの検索キーワードを挿入するコードをタグに追加します。
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タグが配信開始となり、ユーザーがサイト上で「cars」を検索します。ユーザーがサイトで検索した語句が、サイト運営者のシステムによって動的にお客様のタグに追加されます。つまりここではキーワード「car」がタグに挿入されます。
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このユーザーが、お客様のタグのあるページに移動します。タグのキーワードと、お客様が自動車の広告でターゲットに設定したキーワード式が一致します(2 つのキーワードのうちの 1 つ(car)が同じであるため)。この結果、お客様の自動車の広告がインプレッションを獲得します。
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レポートには、キャンペーン マネージャー 360 でキーワード式「
car,driver
」に関連付けられたインプレッションが表示されます。タグで見つかったキーワードそのものは記録されません。レポートでは、いずれか、または両方のキーワードが見つかったということのみを把握できます。
よくある質問
キーワードに使用できない文字は何ですか?以下の特殊文字はキーワード式に使用できません。
^
(キャレット)+
(プラス記号)< >
(山かっこ)- *(アスタリスク)
特殊文字を代替表現に変換するコードをタグのキーワード処理セクションに追加するようサイト運営者に依頼します。そのうえで、代替表現を使ったキーワードをターゲティング条件に設定します。
たとえば、キーワード「C++」を検索するユーザーを広告のターゲットにするとします。その際、タグ内にプラス記号がある場合は {plus}
に置き換えるコードを設定するようサイト運営者に依頼します。そのうえで、キーワード「C{plus}{plus}」を広告のターゲットに設定します。
広告では、全期間で 1,500 個のキーワードを使用できます。キーワードの合計数には、現在有効なキーワード(キーワードを変更するたびに新しいキーワードとしてカウントされます)と、以前使用して削除したキーワードが含まれます。and
で結合された語句は 1 つのキーワードとしてカウントされます。
かっこを使用しているキーワード式は、かっこを使用しないキーワード式として解析されカウントされます。たとえば、「car and (stereo,audio)
」と入力した場合、キーワードは同等の式「car and stereo,car and audio
」として、つまり 2 つのキーワードとしてカウントされます。
キーワード式で使用できる特殊文字
特殊文字 | 使用方法 | 例 |
---|---|---|
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リスト内のキーワードを区切ります。リスト内のキーワードを 1 つでも満たせば条件に合致したものとみなされます。ブール演算子の OR と同じです。 |
「audio」、「equipment」、あるいは両方のキーワードが見つかった場合に、広告が配信候補になります。 |
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シャープ記号に続く文字列が完全に一致することが条件となります。 |
タグに「car」が単独で見つかった場合にのみ、広告が配信候補になります。キーワード セクションに他のキーワードが含まれている場合、広告は配信されません。
「car」と「audio」が両方でなく片方だけ見つかった場合に広告が配信候補になります。 |
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引用符内の語句に完全に一致することが条件となります。 |
「audio equipment」という完全一致の語句が見つかった場合のみ、広告が配信候補になります。2 つの単語が含まれていたとしても、他の並び方になっていたりさらに文字があったりした場合は、条件に適合しません。「audio equipments」、「equipment」、「equipment audio」などの変化形は一致と見なされません。 スペースを含むキーワード フレーズを作成するには、フレーズを引用符で囲みます。たとえば、「
audio equipment 」というキーワード式は、引用符で囲んだ場合のみ保存できます。ただし、and や or などのブール演算子はスペースで区切ることができます(たとえば、「audio and equipment 」はキーワード フレーズとして使用できます)。 |
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2 つのキーワードの間に |
「audio」と「equipment」の両方が見つかった場合に、広告が配信候補となります。他のキーワードも含まれていた場合や、キーワードの順序が異なる場合でも、広告は配信可能です。 |
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キーワードをグループ化します。かっこ内でルールを設定できます。 1 つのキーワードがかっこで囲まれている場合、かっこは無視されます。 |
「car」に加えて、「new」または「used」のいずれかが見つかった場合に、広告が配信候補となります。たとえば、「car」と「new」が見つかった場合、または「car」と「used」が見つかった場合、広告は配信候補となります。「car」、「new」、「used」がすべて見つかった場合も、広告は配信候補となります。「new」のみが見つかった場合、広告は配信されません。 |
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感嘆符の後に続くキーワードが除外されます。 キーワードを除外する場合、それ以外に、ターゲットにするキーワードを含める必要があります。除外キーワード単独で追加することはできません。
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「car」が見つかり、かつ「stereo」が見つからなかった場合にのみ、広告が配信候補となります。「car」と「stereo」が両方とも見つかった場合、または「car」と「stereo」が両方とも見つからなかった場合、広告は配信されません。「stereo」が見つかった場合も、広告は配信されません。 |