広告を管理する

トラッキング広告を設定する

キャンペーン マネージャー 360 以外のコンテンツをトラッキングするには、トラッキング広告を使用します。トラッキング広告を使用すると、キャンペーン マネージャー 360 で配信されていないコンテンツについても、キャンペーン マネージャー 360 のレポートツールを使ってクリックとインプレッションを確認できます。具体的には次のことが可能です。

  • キャンペーン マネージャー 360 で配信されていない広告でのインプレッションとクリックを記録する。

  • HTML メール上でインプレッションとクリックを記録する(HTML メールで画像と参照 URL の呼び出しを許可している必要があります)。

トラッキング広告は、インプレッション ピクセルとクリック トラッカーの組み合わせよりも簡単に設定できます。クリック トラッカーとは異なり、インプレッションとクリックの両方を記録します。

トラッキング広告の仕組み

トラッキング広告では何の要素も表示されません。トラッキング広告は、要素を表示するのではなく別の広告のクリックとインプレッションを記録するものとして設定します。トラッキング広告はキャンペーン マネージャー 360 によって配信され、記録対象の別の広告はキャンペーン マネージャー 360 以外から配信されます。キャンペーン マネージャー 360 以外の広告が配信されるたびに、キャンペーン マネージャー 360 はその広告と一緒にトラッキング広告を配信します。トラッキング広告によって、第三者広告に関するデータが取得されます。

仕組み

トラッキング広告のタグは、対象の第三者広告とともにサイト運営者に実装してもらう URL です。この URL から、第三者広告のアクティビティに関するデータがキャンペーン マネージャー 360 サーバーに送信されます。この URL はトラッキング広告に対応しているため、アクティビティがキャンペーン マネージャー 360 レポートに反映されます。レポートでは、実際の広告がキャンペーン マネージャー 360 によって配信されていないことが明示されます。トラッキング プレースメント タグには、トラッキング広告 ID とクリエイティブ ID がハードコーディングされます。これらの ID により、各広告を一意のトラッキング URL に対応させることができます。

  • インプレッション: 第三者広告が配信されると、トラッキング広告も配信されます。トラッキング広告は何も表示しませんが、インプレッションをキャンペーン マネージャー 360 に記録します。ユーザーに何も表示せずにインプレッションを記録するという点で、トラッキング広告はインプレッション ピクセルと少し似ています。

  • クリック: ユーザーが第三者広告をクリックすると、ブラウザはトラッキング プレースメント タグの URL に誘導されます。これにより、キャンペーン マネージャー 360 はブラウザをトラッキング広告のランディング ページにリダイレクトする前に、クリックを記録できます。

トラッキング広告の設定

ステップ 1. キャンペーン マネージャー 360 でトラッキング広告を設定する

  1. キャンペーンで [新規] > [トラッキング] をクリックしてトラッキング広告を作成します。

  2. [配信プロパティ] で、トラッキング広告によりデータを収集する期間を設定します。

    手動で無効にしない限りトラッキング広告によるデータの収集を続けるには、[強制終了] チェックボックスをオフにして、トラッキング クリエイティブの開始日と終了日をロックします。

    期間などの要素が、トラッキング広告でデータを収集できるかどうかに影響する仕組みについて詳しくは、以下のトラッキングに関する要件をご覧ください。

  3. 広告プロパティの [クリエイティブの割り当て] でトラッキング広告のランディング ページを設定します。

    設定する必要があるランディング ページ

    通常、第三者広告に関するランディング ページを設定する必要があります。第三者広告をクリックするユーザーはほとんどの場合、トラッキング広告にリダイレクトされ、そこでクリックが記録されてから、設定されたランディング ページに(または別のトラッキング サービスをさらに経由して)リダイレクトされます。

    カスタム ディープリンクは、トラッキング広告のランディング ページとしてサポートされています。

    静的ランディング ページを使用する方法

    割り当て先の各プレースメントで、トラッキング広告の静的ランディング ページを有効にできます。プレースメントを開き、[タグのデフォルト] で静的 URL を有効にします。これにより、トラッキング広告のプロパティに設定したランディング ページがプレースメント タグにハードコーディングされます。このランディング ページは、キャンペーン マネージャー 360 で URL を変更してタグを再生成しない限り変更されません。動的ランディング ページの URL はタグ内にハードコーディングされないので、キャンペーン マネージャー 360 でいつでも変更できます。

  4. ランディング ページ URL の接尾辞を選択し、トラッキング広告に適用されるイベントタグを確認します。

    ランディング ページ URL の接尾辞

    ここでは、この広告のランディング ページ URL に追加する接尾辞を入力できます。広告主レベルまたはキャンペーン レベルで設定されている接尾辞を使用するには、接尾辞をロックした状態にしておきます。

    注: 接尾辞は、トラッキング広告でクリックをトラッキングする場合のみサポートされます。詳細はこちら

    イベントタグ

    イベントタグには第三者のトラッキング URL が含まれます。この URL を使用すると、キャンペーン マネージャー 360 の外部で、広告のインプレッションとクリックに関する情報を記録できます。イベントタグを適用した広告では、イベントタグ内の第三者 URL が使用されます。トラッキング広告はインプレッション イベントタグとクリック イベントタグの両方をサポートします。

    広告主またはキャンペーンでイベントタグを作成し、広告に自動的に適用するか、手動で追加するかを選択できます。

  5. 省略可: ターゲティング キーをトラッキング広告に割り当てます。

    ダイナミック ターゲティング キー

    ダイナミック ターゲティング キーは、広告、クリエイティブ、プレースメントに割り当てて、スタジオのダイナミック クリエイティブのターゲティングに使用できる、使いやすい一意のラベルです。このラベルを使用すると、数値形式のキャンペーン マネージャー 360 の ID(プレースメント ID など)をダイナミック フィードで使用する際に、時間を節約し、誤りを防止できます。

    キーを作成して広告に割り当てるには、[ターゲティング キーを割り当て] をクリックします。ダイナミック ターゲティング キーについては、こちらをご確認ください。

  6. トラッキング クリエイティブとプレースメントを作成します。トラッキング クリエイティブをトラッキング広告に割り当てて、そのトラッキング広告をプレースメントに割り当てます。

    新しいトラッキング クリエイティブ

    トラッキング クリエイティブを作成するには、キャンペーン(または広告主の [クリエイティブ] タブ)で [新規] > [トラッキング] をクリックします。次に、キャンペーンでトラッキング広告を選択し、広告プロパティの [クリエイティブの割り当て] で広告にトラッキング クリエイティブを割り当てます。

    省略可: クリエイティブ フィールド

    トラッキング クリエイティブのプロパティでクリエイティブ フィールドを設定できます。クリエイティブ フィールドは通常、レポート用に広告内のクリエイティブにラベルを付けるものです。トラッキング広告はクリエイティブを表示しませんが、ここでクリエイティブ フィールドを設定して、トラッキング広告がトラッキングする第三者クリエイティブや第三者広告にラベルを付けることができます。

    新しいプレースメント

    トラッキング広告とトラッキング クリエイティブを割り当てる新しいプレースメントを作成するには、[新規] > [プレースメント] をクリックします。次に、キャンペーンでトラッキング広告を見つけて、[プレースメント] 列にある [割り当て] をクリックします。

    省略可: 静的ランディング ページを使用する

    この方法は、静的 URL が必要な既存のワークフローでトラッキング広告を扱う入稿担当者にとって便利な場合があります。プレースメント プロパティの [タグのデフォルト] で、静的ランディング ページ URL のチェックボックスをオンにして、トラッキング広告のランディング ページ URL を静的にすることができます。

    静的 URL は、トラッキング プレースメント タグを書き出した後で変更されることはありません。こうしたタグのランディング ページ URL を変更するには、新しいタグを書き出して、サイト運営者にその実装を依頼する必要があります。

    デフォルトでは、トラッキング広告のランディング ページ URL は動的 URL です。動的 URL の場合、広告のプロパティ([クリエイティブの割り当て])でその URL を編集するだけで、配信中のトラッキング広告に対して URL を変更できます。タグがすでに書き出されてサイトに配置されている場合でも、タグに変更が適用されます。

    必要なプレースメントとクリエイティブをすでに作成している場合は、広告プロパティで割り当てを設定できます。キャンペーン マネージャー 360 での割り当ての手順をご覧ください。

    プレースメントにトラッキング広告が割り当てられている場合、キャンペーン マネージャー 360 でデフォルト広告は必要ありません。これは、トラッキング広告が割り当てられたプレースメントはページ上にコンテンツを表示するものではないからです。この場合、キャンペーン マネージャー 360 が第三者広告に関するデータを取得できるようにするためのタグのみが生成されます。

  7. トラッキング広告のステータスを [有効] に設定すると、クリックとインプレッションの記録を開始できます。

    注: トラッキング広告による情報の記録を停止する必要がある場合は、ステータスを [無効] に設定するのみです。

  8. アプリ内広告枠のプレースメント タグには、多くの重要な機能を使用するために、追加のパラメータが必要になります。該当するパラメータは dc_rdid=tag_for_child_directed_treatment=、dc_lat= です。

    こうしたパラメータは、すべてのアプリ内プレースメントのタグの書き出しに自動的に含まれます。

    上記のパラメータとモバイル広告配信について詳しくは、モバイル広告ガイドをご覧ください。

ステップ 2.トラッキング プレースメント タグを書き出す

通常の手順で、タグをダウンロードまたは送信します。プレースメント タグを初めて書き出す場合は、タグを送信またはダウンロードする手順の詳細をご確認ください。

トラッキング広告用にタグをダウンロードする際のおすすめの方法をいくつかご紹介します。

  • イベントタグ トラッキング用に iframe や JavaScript のタグを選ぶ: トラッキング広告でイベントタグを使用している場合は、JavaScript や iframe のタグタイプを必ず含めます(両方を送信することをおすすめします)。インプレッションのイベントタグは、標準タグではサポートされていません。

  • タグ作成時にトラッキング広告を含める: タグを書き出すワークフローで必ず [トラッキング広告を含める] チェックボックスをオンにします。タグをダウンロードする場合、このチェックボックスはプレースメント リストの左側に表示されます。タグを送信する場合は、その後のページの [添付ファイルのプロパティ] に表示されます。

  • タグを確認する: タグをダウンロードする場合は、ファイルを開いてタグを確認することができます。各トラッキング プレースメント タグには、インプレッション用の URL とクリック用の URL が含まれています。URL の場所は、使用するタグの形式によって異なります。
    • Excel 形式: Excel ファイルでは、URL は別個のワークシートに追加されます。

    • テキスト形式: URL はテキストとしてタグに追加されます。

    • HTML 形式: URL は表の行として追加されます。

トラッキング広告のサンプルタグ

トラッキング広告タグの形式の例を次に示します。割り当て先のトラッキング クリエイティブには複数のタグのバージョンがあります。タグ内でのサイトのキー名、クリエイティブ ID、広告 ID、プレースメント ID、タイムスタンプの場所を確認できます。

インプレッション(イメージ):

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インプレッション(iframe):

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インプレッション(JavaScript):

<SCRIPT language='JavaScript1.1' SRC="https://ad.doubleclick.net/ddm/trackimpj/N1315459.3748068PROGRAMMATICSERV/B29422130.359600204;dc_trk_aid=550722822;dc_trk_cid=186748336;ord=[timestamp];dc_lat=;dc_rdid=;tag_for_child_directed_treatment=;tfua=;gdpr=${GDPR};gdpr_consent=${GDPR_CONSENT_755};ltd=;dc_tdv=1?" attributionsrc></SCRIPT>

クリック:

https://ad.doubleclick.net/ddm/trackclk/N1315459.3748068
PROGRAMMATICSERV/B29422130.359600204;dc_trk_aid=550722822;dc_trk_cid=186748336;dc_lat=;
dc_rdid=;tag_for_child_directed_treatment=;tfua=;ltd=;dc_tdv=1

第三者ベンダー トラッキング タグ:

<SCRIPT TYPE="application/javascript" SRC="https://pixel.adsafeprotected.com/xxxx/yyyy/111111/22222222/skeleton.js"></SCRIPT> <NOSCRIPT><IMG SRC="https://pixel.adsafeprotected.com/xxx/yy/333333/44444444/skeleton.gif" BORDER=0 WIDTH=1 HEIGHT=1 ALT=""></NOSCRIPT>

トラッキング広告でデータを収集するための要件

スタンダード広告を配信する要件、トラッキング広告でデータを収集するための要件

スタンダード広告を配信したり、トラッキング広告でデータを収集したりするための要件を次に示します。広告が機能しない場合は、下記詳細を確認のうえ問題解決にあたってください。

要件となるステータスとローテーション

  • 広告には、有効なクリエイティブを少なくとも 1 つ割り当てる必要があります。

  • 広告のステータスが有効になっている必要があります。また、その広告の 1 つ以上のクリエイティブが有効になっている必要もあります。

  • 広告がプレースメントのローテーションに含まれている必要があります。また、その広告の 1 つ以上のクリエイティブが広告のローテーションに含まれている必要もあります(キャンペーン ビューの [ローテーションに含める] 列を確認してください)。

要件となるスケジュール設定と配信プロパティ

  • 広告とクリエイティブの両方が開始日に達している必要があります。現在の日時が、広告とクリエイティブの開始日時を過ぎていることを確認してください。

  • 割り当てられているクリエイティブの少なくとも 1 つが、開始日から終了日の間である必要があります。それ以外の場合は、割り当てられているクリエイティブを配信できないため広告も配信されません。

  • 広告を強制終了する場合は、広告の終了日が将来の日付になっている必要があります。広告を強制終了しない場合は、広告の終了日が将来の日付になっている必要はありません([強制終了] チェックボックスは広告プロパティの広告終了日の横にあります)。

  • 広告を配信するには優先度を設定する必要があります。キャンペーン マネージャー 360 では、優先度の数字が小さい広告ほど優先的に配信されます。

    広告が配信されない場合は、割り当てられている他の広告を確認してください。他の広告の優先度の数字が、この広告の優先度の数字よりも小さくなっていないか調べます。他の広告の優先度の方が数字が小さいと、その広告が配信対象になるため、目的の広告が配信されなくなります。この問題は、手動で優先度を変更した場合に発生することがあります。

詳細については、下記のスケジュールの設定をご覧ください。

広告配信の要件となるサイトとユーザーの詳細

  • サイト運営者のサイトまたはネットワーク上でプレースメント タグが配信されており、正常に機能している必要があります。

  • サイトの訪問者が、キャンペーン マネージャー 360 内で設定したすべて広告ターゲティング条件を満たしている必要があります。また、割り当てられているクリエイティブをユーザーのデバイスがサポートできることをキャンペーン マネージャー 360 が検出する必要があります。

  • フリークエンシー キャップを設定した場合は、広告がそのフリークエンシー キャップに達しないようにする必要があります。つまり、広告プロパティのフリークエンシー キャップの設定に基づいて、同じユーザー(たとえば同じ DoubleClick Cookie が関連付けられているブラウザ)に何度も同じ広告を配信しないようにする必要があります。

  • 上記で説明したとおり、広告終了日以降もスタンダード広告の配信を継続するには、30 日間に少なくとも 1 回のクリックまたはインプレッションが必要です。終了日から 30 日以上クリックやインプレッションがない場合、その広告は自動的に無効になります

サイズ要件

  • ディスプレイ プレースメントはさまざまなサイズになるため、このプレースメントに割り当てる広告には、サイズごとに少なくとも 1 つのクリエイティブが必要になります。割り当て先の広告から配信されるクリエイティブは、プレースメント サイズに適合するものに限られます。 

広告とクリエイティブのスケジュール設定

仕組み
  • スタンダード広告は、[配信プロパティ] で指定された広告の開始日に配信を開始できます。スタンダード広告で配信できるクリエイティブは、(クリエイティブの開始日として)開始が設定されているクリエイティブです。デフォルトで、割り当てたクリエイティブは同じ日時に配信を開始するように設定されますが、[クリエイティブの割り当て] でクリエイティブのスケジュールを変更することもできます。割り当てたクリエイティブごとに開始日と終了日を指定できるので、クリエイティブによって異なるタイミングで配信するようにスケジュール設定できます。

  • トラッキング広告は、広告の開始日に配信(データの収集)を開始できます。既定では、割り当てたトラッキング クリエイティブは同じ日時に配信を開始してデータを収集するようにスケジュール設定されます。スタンダード広告と同様に、この設定は [クリエイティブの割り当て] で変更できます。

  • スタンダード広告とトラッキング広告の場合、広告の終了日に配信を停止するには [強制終了] チェックボックスをオンにする必要があります。このチェックボックスがオフのとき、広告の配信はキャンペーン マネージャー 360 の設定が他の条件を満たしている限り継続されます。たとえば、配信するようスケジュール設定されているクリエイティブが 1 つ以上ある場合などは配信が継続されます。

広告とクリエイティブのスケジュールを変更するには

広告のスケジュールを設定するには

[開始日時] 欄と [終了日時] 欄をクリックして編集します。広告の終了日が適用されるのは、横にある [強制終了] チェックボックスをオンにした場合のみです。

終了日を過ぎても広告の配信を継続するには、[強制終了] チェックボックスをオフにして、1 つ以上のクリエイティブの終了日が広告のスケジュールから継承されるようにします。

クリエイティブのスケジュールを設定するには

[クリエイティブの割り当て] を開いて開始日 / 終了日の列を探し、変更する日付のロックを解除します。

  • 継承された日時が広告のスケジュールと一致します。これは、広告と一致するように自動的に更新されるためです。たとえば、広告の開始を 2014 年 3 月 1 日午後 0 時に設定すると、クリエイティブも 2014 年 3 月 1 日午後 0 時に開始するように更新されます。これにより、クリエイティブは常に広告に合わせて配信可能となります。

  • 日時の横に [継承] が表示されない場合、対象のクリエイティブは広告のスケジュールに一致するように更新されません。このオプションは、広告でそれぞれのクリエイティブを異なるタイミングで配信する場合に有効です。たとえば、あるクリエイティブを最初の週に配信し、次の週に別のクリエイティブを配信するようにスケジュールを設定することも可能です。継承を無効にするには、[編集] をクリックし、[開始日を継承] または [終了日を継承] をオフにして、開始日または終了日を設定します。

クリエイティブのスケジュール設定に関するヒント:

  • [クリエイティブの割り当て] の設定は、クリエイティブをこの特定の広告で配信できる場合にのみ適用されます。クリエイティブには、割り当て先の広告ごとに異なる配信期間を設定できます。

  • 広告の開始日に配信を開始するクリエイティブが 1 つ以上あることを確認します。開始日に配信されるクリエイティブがない場合、広告からプレースメントには何も配信できず、キャンペーン マネージャー 360 で別の広告が選択されることになります。また、トラッキング広告の場合、その広告でのデータの収集は停止します。

  • 広告の終了日を継承しないようにクリエイティブを設定しなかった場合は、広告の強制終了を無効にしても、広告またはクリエイティブの終了日を過ぎた後も広告の配信が無期限に継続されます。ただし、終了日から 30 日を超える期間クリックやインプレッションがない場合、スタンダード広告は自動的に無効になります。これはトラッキング広告には適用されません。

強制終了とクリエイティブの開始日 / 終了日の連携
広告設定 クリエイティブの開始日 クリエイティブの終了日 クリエイティブの終了日を過ぎた後の動作
強制終了 + クリエイティブの開始日または終了日を継承しない 広告の開始日から終了日までの任意の日付を指定できます。デフォルトで広告の開始日に設定されますが、継承されないため編集できます。 広告の配信期間内の任意の日付を指定できます。デフォルトで広告の終了日に設定されますが、継承されないため編集できます。

スタンダード広告: クリエイティブの終了日を過ぎても広告が配信されるようにスケジュール設定されている場合は、キャンペーン マネージャー 360 で別の割り当てクリエイティブが選択されて配信されます。他に配信可能なクリエイティブが広告に設定されていない場合は、キャンペーン マネージャー 360 で別の広告が選択されてインプレッションが埋められます。他に配信可能な広告がプレースメントに設定されていない場合は、透明のピクセルが送信されます。

トラッキング広告: データの収集を停止します。

強制終了 + クリエイティブの開始日または終了日を継承 広告の開始日と同じです。クリエイティブの日付は広告から継承されます。 広告の終了日と同じです。クリエイティブの終了日は広告から継承されるため、広告の終了日と同一です。

スタンダード広告: クリエイティブの配信は広告の終了日に停止します。このため、キャンペーン マネージャー 360 では別の広告が配信される必要があります。他に配信可能な広告がプレースメントに設定されていない場合は、透明のピクセルが送信されます。

トラッキング広告: データの収集を停止します。

強制終了なし + クリエイティブの開始日または終了日を継承しない 広告の配信期間内の任意の日付を指定できます。デフォルトで広告の開始日に設定されますが、継承されないため編集できます。 広告の配信期間内の任意の日付を指定できます。デフォルトで広告の終了日に設定されますが、継承されないため編集できます。

スタンダード広告: クリエイティブの終了日にクリエイティブの配信を停止します。新しいインプレッションを埋めるため、キャンペーン マネージャー 360 では別のクリエイティブが必要になります。他に配信可能なクリエイティブが広告に設定されていない場合は、キャンペーン マネージャー 360 で別の広告が選択されてインプレッションが埋められます。他に配信可能な広告がプレースメントに設定されていない場合は、透明のピクセルが送信されます。

トラッキング広告: データの収集を停止します。

強制終了しない + クリエイティブの開始日または終了日を継承 広告の開始日と同じです。クリエイティブの日付は広告から継承されます。 広告の終了日と同じです。クリエイティブの終了日は広告から継承されるため、広告の終了日と同一です。

スタンダード広告: クリエイティブの配信を無期限で継続できます。ただし、広告の終了日を過ぎてから 30 日間クリックやインプレッションがない場合、その広告は自動的に無効になります。他に配信可能な広告がプレースメントに設定されていない場合は、透明のピクセルが送信されます。

トラッキング広告: トラッキング クリエイティブによるデータの収集を無期限で継続できます。

キャンペーン マネージャー 360 で広告の作成時に開始日 / 終了日が設定される仕組み

広告を作成すると、既定の開始日と終了日が設定されます。キャンペーン マネージャー 360 では、キャンペーンの開始日に応じて異なる日付が選択されます。開始日と終了日はいつでも編集できます。仕組みは次のとおりです。

キャンペーンの配信日 広告の配信日
キャンペーンの開始日が将来の日付である。 デフォルトでは、新しい広告の開始日には現在の日付、広告の終了日にはキャンペーンの終了日が設定されます。

キャンペーンを 5 月 1 日に開始して 7 月 1 日に終了するとします。キャンペーンの開始日よりも前の 3 月 2 日に広告を作成した場合は、デフォルトで、広告は 3 月 2 日(現在の日付)に開始して 7 月 1 日(キャンペーンの終了日)に終了するように設定されます。

キャンペーンの開始日は過ぎたが終了日は過ぎていない。 既定により、新しい広告の開始日には現在の日付、広告の終了日にはキャンペーンの終了日が設定されます。

キャンペーンを 5 月 1 日に開始して 7 月 1 日に終了するとします。6 月 16 日に広告を作成した場合は、デフォルトで、広告は 6 月 16 日(現在の日付)に開始して 7 月 1 日(キャンペーンの終了日)に終了するように設定されます。

キャンペーンの終了日を過ぎた。 既定により、新しい広告の開始日には現在の日付、広告の終了日には 1 か月後の日付が設定されます。

キャンペーンを 5 月 1 日に開始して 7 月 1 日に終了するとします。8 月 16 日に広告を作成した場合は、デフォルトで、広告は 8 月 16 日(現在の日付)に開始して 9 月 16 日(1 か月後)に終了するように設定されます。

トラッキング広告へのリダイレクトの追加

トラッキングを目的として第三者のインプレッション ピクセルにリダイレクトする必要がある場合は、そのピクセルの URL をトラッキング広告に追加できます。キャンペーン マネージャー 360 は、トラッキング広告の配信時に、1x1 ピクセルを配信する代わりにその URL にリダイレクトします。こうした目的には、リダイレクト クリエイティブを使用する代わりにこの方法を使用します。

  1. 上記の手順に沿ってトラッキング広告を作成し、トラッキング広告タグを生成します。
  2. トラッキング広告タグを生成したら、タグのインプレッション セクションの末尾に、疑問符(?)と第三者のインプレッション ピクセルの URL を追加します。
  3. 編集済みのトラッキング広告タグ全体をサイト運営者に送信します。

URL が追加された編集済みのトラッキング広告タグの例を以下に示します。

<IMG SRC="https://ad.doubleclick.net/ddm/trackimp/Nxxxx.site-keyname/Byyyyyyy.n;dc_trk_aid={ad_id};dc_trk_cid={creative_id};ord=[timestamp];dc_lat=N;dc_rdid=Czzzz;tag_for_child_directed_treatment=I;tfua=;gdpr=${GDPR};gdpr_consent=${GDPR_CONSENT_755};ltd=;dc_tdv=1?URL"
attributionsrc BORDER="0" HEIGHT="1" WIDTH="1" ALT="広告">

2018 年 5 月 21 日の時点で、YouTube での測定に関して認定を受けているのは、次の少数のベンダーのみです。comScore、DoubleVerify、IAS、MOAT、Nielsen、Kantar、Research Now、Google(Google マーケティング プラットフォームを含む)。

トラッキング広告が YouTube で配信される場合、他のベンダーに対して、認定されていない第四者呼び出しを行うことはできません。

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