広告主が Floodlight アクティビティをウェブページに設定したら、Chrome デベロッパー ツールを使用してすべてが正常に機能していることを確認し、問題があればトラブルシューティングを実施できます。
実装箇所が不明な場合は、Floodlight を実装したウェブ デベロッパーにお問い合わせください。Floodlight は通常、ランディング ページか、その他のユーザー アクションがトラッキングされているページにあります。
Floodlight の実装を確認する手順
1. ブラウザのデベロッパー ツールを使用して Floodlight リクエストを確認するChrome や Firefox など標準のブラウザに搭載されているデベロッパー ツールを使用できます。デベロッパー ツールを起動した状態で、Floodlight タグを含むページを読み込みます。ページのコードに次の要素が含まれていることを確認してください。
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fls.doubleclick.net
(イメージタグを使用している場合はad.doubleclick.net
)の呼び出し。呼び出しの先頭はhttp://
(セキュアタグを使用している場合はhttps://
)で始まる必要があります。 -
src=
、cat=
、type=
の値。確認するタグの想定値と一致する、正しい値であることを確認します。次の例をご覧ください。<iframesrc="http://1234567.fls.doubleclick.net/activity;src=1234567;type=abc123;cat=fghij456;ord=[Random Number]?" width="1" height="1" frameborder="0" style="display:none"></iframe>
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src=
: この値は、Floodlight アクティビティの発生元である広告主 ID であることが必要です。 -
type=
: グループタグ文字列。キャンペーン マネージャー 360 で Floodlight アクティビティが関連付けられているアクティビティ グループを識別する文字列です。 -
cat=
: Floodlight アクティビティを識別するアクティビティ タグ文字列です。
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Floodlight 呼び出し内の乱数。この値はページの再読み込みを行うたびに変化します。
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セールス タグの場合は、タグに属するトランザクション情報(収益や数量など)。
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Floodlight タグと同時に配信される、ダイナミック タグ。[メディア] タブの URL のリストで、対応するデフォルトタグが表示されていることを確認します。
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ページの読み込みが開始された後、Floodlight が呼び出されるまでにかかった時間。
何がわかりましたか?
Floodlight の呼び出しが正しく機能しているOK です。手順 3 に進みます。
Floodlight アクティビティ タグがウェブページに実装されていないか、間違った方法で実装されているかのどちらかです。次のステップで、ウェブページのソースコードでタグの実装を確認し、ソースに問題がないか調べます。
Floodlight タグは、ページの呼び出し後 2 秒以内に読み込まれる必要があります。このように迅速に読み込まれることを推奨しているのは、ユーザーがページの読み込みをすぐに停止したり、別のページをクリックしたり、ブラウザを閉じたりしても、コンバージョンが確実にカウントされるようにするためです。
Floodlight タグが 2 秒以内に呼び出されない場合、ウェブページのコードへのタグの配置場所に問題がある可能性があります。次のステップで、ウェブページのタグの配置を確認します。タグはページ上部付近、<body>
タグの直後に配置する必要があります。そうすると、他のアイテムの読み込みに時間がかかっても、その前にタグの読み込みを終えることができます。
ソースコードを調べて、コード内に Floodlight タグがあること、正しく配置されていることを確認します。
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ブラウザ内で、Floodlight タグが実装されている広告主のウェブページのソースコードを表示します。
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Chrome: [表示] > [デベロッパー ツール] > [ソースを表示] の順に選択します。
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Firefox: [開発ツール] > [Web 開発] > [ページのソース] の順に選択します。
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ソースコードでアクティビティ タグ文字列を検索します。これは、Floodlight アクティビティ タグの「
cat=
」Key-Value の値で、アクティビティの固有の ID となります。この値は、アクティビティの [Floodlight アクティビティ] タブに表示されます。 -
Floodlight タグがページの上部付近、
<body>
タグの直後に配置されていることを確認します。
Floodlight タグがソースコードにありましたか?
はい。<body> タグの直後にありました。Floodlight タグがあるものの HTTP トレーサに表示されなかった場合は、おそらく実装に問題があります。キャンペーン マネージャー 360 で指定した Floodlight タグと正確に一致していることを慎重に確認してください。頻繁に見られる問題は、タグのいずれかの箇所に余分な引用符(")があることです。
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誤りを見つけた場合は、広告主にタグを再度送信し、誤りを除いて正しくタグを実装する方法を詳しく伝えます。
- タグがコード内に正しく実装されているのに、HTTP トレーサに表示されない場合は、手順 3 に進みます。
Floodlight タグがページの下の方にある場合、他のサーバーへの他の呼び出しが先に送信されます。場合によっては、Floodlight 呼び出しが行われる前に、ユーザーがページの読み込みを中止したり、クリックして他のページに移動したりする可能性があります。その場合、コンバージョンのカウントが実際より少なくなります。
Floodlight タグを <body>
タグにもっと近い場所に実装するよう広告主に依頼してください。この変更が行われたら、もう一度 HTTP トレーサを実行して Floodlight の読み込み時間を確認し、改善されているか調べます。
Floodlight の呼び出しが HTTP トレーサのデータになく、タグがソースコードにない場合は、まったく実装されていない可能性があります。または、ソースコードに表示されないダイナミック ページに Floodlight タグが実装されていて、その実装が間違っている可能性もあります。
広告主に Floodlight タグを再度送信し、ウェブページにタグを実装するよう依頼してください。広告主が既に実装したと確信している場合は、カスタマー サポートにご連絡ください。
ご使用の Floodlight アクティビティのカウント方法に応じて、ord=
、num=
、qty=
の各 Key-Value の値を確認する必要があります。それぞれの値は、HTTP トレーサを実行したときに Floodlight タグ内で確認できます。Floodlight タグが長い場合は、HTTP トレーサからコピーしてテキスト エディタに貼り付けると読みやすくなります。詳しくは、アクティビティ タイプと Key-Value についての説明をご覧ください。
アクティビティのカウント方法については、入稿画面でアクティビティのプロパティ ページをご確認ください。
アクティビティ タイプに応じて、確認する値は次のとおりです。
アクティビティ タイプ | ord= | num= | qty= | cost= |
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標準 | 乱数 | なし | なし | なし |
セッションごと | セッション ID | なし | なし | なし |
ユニーク | 1 |
乱数 | なし | なし |
トランザクション | オーダー ID | なし | 1 |
トランザクション費用 |
販売アイテム | オーダー ID | なし | 販売アイテム数 | トランザクション費用 |