サイト運営者に送信するキャンペーン マネージャー 360 プレースメント タグは、正しく機能するかどうかを確認するために、事前にテストすることをおすすめします。
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テスト 1: タグを書き出して、必要な内容が揃っていることを確認します。
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テスト 2: タグを配信して、クリエイティブの表示、ローテーション、リンク先への移動が適切に行われることを確認します。
ヒント: クリエイティブの変更を保存したら、20 分以上おいてから再度タグをテストしてください。変更が反映されるまでに少し時間がかかることがあります。
タグをテストする
ステップ 1. Excel 形式でタグを書き出して確認する
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Excel 形式でタグを書き出します。
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必要なタグがすべてスプレッドシートに含まれていることを確認します。タグの作成時に選択したプレースメント 1 つにつき 1 つのプレースメント タグが必要です。
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すべてのタグがスプレッドシートに含まれている場合は、次のテスト(テスト用にタグを配信する)に進みます。
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必要なタグのうち含まれていないものがある場合は、すべてのディスプレイ プレースメントにデフォルト広告があることを確認してください。通常、デフォルト広告のないディスプレイ プレースメントにタグをエクスポートすることはできません。ディスプレイ プレースメントにデフォルト広告がない場合は、同じサイズのイメージ クリエイティブか、メインの画像アセットを持つ同じサイズのディスプレイ クリエイティブをキャンペーンに追加します。これにより、画像が含まれるデフォルト広告が自動的に作成され、ディスプレイ プレースメントに割り当てられます。
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手順 2. テスト用にタグを配信する
次に、タグが正しく配信されるかどうかをテストします。ブラウザで複数のタグを開き、一度にテストすることができます。
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HTML 形式でプレースメント タグを書き出します。
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ブラウザで HTML ファイルを開きます(ファイルを右クリックし、ウェブブラウザで開きます)。
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クリエイティブがブラウザに適切に表示されるかどうかを確認します。
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クリエイティブをクリックして、適切なランディング ページに移動することを確認します。
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プレースメントに複数のクリエイティブが割り当てられている場合は、ページを更新したときにそれらのクリエイティブが正しくローテーション表示されることを確認します。たとえば、プレースメントに順次ローテーションの広告が割り当てられている場合は、ページを更新したときに、次の順番のクリエイティブが表示される必要があります。
テストで見つかったタグの問題を解決する
考えられる問題と解決方法を次に挙げます。
クリエイティブが表示されないクリエイティブに応じたタグタイプを書き出したことを確認します。
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リッチメディア クリエイティブを読み込もうとしている場合は、JavaScript タグまたは iframe タグを使用する必要があります。
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リッチメディア ディスプレイ エキスパンド クリエイティブの場合は、JavaScript タグのみが動作します。
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標準タグで表示できるのは画像ファイルのみです。
広告のプロパティで以下を確認します。
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広告がアクティブになっている。
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開始日が過去の日付になっている。
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終了日が将来の日付になっている。
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クリエイティブのステータスが有効になっている。
以下を確認します。
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関連付けられた広告内のクリエイティブに、適切なランディング ページが設定されている。
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URL が
http://
またはhttps://
で始まっている。
以下を確認します。
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広告が有効になっている。
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開始日を過ぎていて、かつ終了日に到達していない。
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必要なターゲティング条件を満たしている。すべての広告でターゲティングを使用している場合は、ターゲティング条件を満たしていない可能性があります。たとえば、すべての広告でターゲットを中国に設定していて、キャンペーンを日本でテストしている場合、広告は表示されません。タグをテストするには、ターゲティングを行っていない広告を作成してください。タグが正しく動作することを確認したら、その広告を無効にできます。
サイト運営者から報告されるタグ関連の問題を解決する
キャンペーン マネージャー 360 プレースメント タグが正しく機能するのを確認した後も、サイト運営者からタグ関連の問題が報告される可能性があります。この場合は下記を確認してください。
タグタイプ広告主側で適切なタグタイプを実装したかどうかを確認します。
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Google アド マネージャー サイト運営者: サイト運営者は内部リダイレクト タグを使用する必要があります。
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リッチメディア: アド マネージャーを使用していないサイト運営者にリッチメディア クリエイティブを配信する場合は、サイト運営者側で iframe/JavaScript タグまたは JavaScript タグのいずれかを実装する必要があります。標準のイメージタグは動作しません。
サイト運営者に、タグを正しい形式で適切に実装したかどうかを確認します。念のため、タグを再実装して問題が解決するかどうか確認してもらうこともできます。
Excel: Excel 形式でタグをサイト運営者に送信した場合は、サイト運営者側で手順どおりに作業を行ったかどうか(セル自体をコピーするのではなく、各セル内をクリックしてタグをコピーしたかどうか)を確認します。セルごと選択してコピーすると、余分な句読点がタグに追加されて、失敗の原因となることがあります。
キャンペーン マネージャー 360 のご利用にあたっては、まずブラウザにインストールされている広告ブロック ソフトウェアを無効にしてください。有効にしておくとキャンペーン マネージャー 360 が正しく機能せず、タグをテストできない可能性があります。
タグがテストで正常に動作し、サイト運営者側で適切に実装されていても、問題が発生することがあります。テストと解決方法を試しても問題が解決しない場合は、カスタマー サポートにお問い合わせください。その際、次の情報をお知らせください。
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書き出したタグ(HTML 形式と Excel 形式の両方)。
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実際のタグが実装されているサイト運営者のサイトの URL(実際にタグが配信されているサイトの URL)。
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問題の具体的な説明(広告をクリックしてもリンク先に移動しない、広告が配信されないなど)。
HTML5 アセットのタグをテストする
プレースメントに HTML5 アセットを配信する広告を設定している場合は、テスト用にサーバーでタグをホストします。
HTML5 アセットの配信を予定している場合は、タグをローカルでホストしてテストすることはおすすめしません。この方法では、HTML ファイルがダウンロードされた後、ブラウザでローカル ファイルが開かれてしまいます。いずかのプレースメントに HTML5 を使用するクリエイティブを含んだ広告が設定されている場合、ローカルでホストされたタグをテストすると問題が発生する可能性があります。
この理由は、HTML5 クリエイティブにはサーバーを呼び出してコンテンツを配信するコードが含まれる場合が多く、ローカルでホストされたタグではプロトコル(file
と http
)が混在する場合があるためです。タグをローカルでホスト(file://
)し、次にサーバーを呼び出す(http://
)と、プロトコルが混在することになり、セキュリティの問題やクリエイティブの予期しない動作が発生する可能性があります。