ターゲティングを行うと、ユーザーが特定の条件を満たす場合にのみ広告が配信されるため、求めるオーディエンスを探し当てるうえで有用です。ターゲティング パラメータには、曜日、時間、場所、キーワード、ブラウザのタイプなどがあります。
ターゲット設定オプション
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オーディエンス セグメンテーション: オーディエンスを複数のグループに分類して、これらのグループを広告のターゲットにできます。
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地域: 地域に基づいてターゲットを選択します。
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言語: ブラウザの言語設定に基づいてターゲットを選択します。
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時間と曜日: インプレッションの時間と曜日に基づいてターゲットを選択します。
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ユーザーの環境: 広告の表示に使用されるデバイス、オペレーティング システム、接続タイプに基づいてターゲットを選択します(モバイル環境を含む)。
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キーワード: サイト運営者がタグに挿入したキーワードに基づいてターゲットを選択します。
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オーディエンス: オーディエンス リストを使用すると、特定のページにアクセスしたことがあるユーザーや、モバイルアプリに対して操作を行ったことのあるユーザーをターゲットにできます。
ターゲティングの詳細
キャンペーン マネージャー 360 でターゲティング情報が取得される仕組みキャンペーン マネージャー 360 プレースメント タグが設定されたウェブページにユーザーがアクセスするたびに、リクエストが広告サーバーに送信されます。コンテンツを配信する標準プロトコルの一環として、広告サーバーは、ユーザーの IP アドレス、リクエストに関連付けられた HTTP ヘッダー、ユーザーの DoubleClick Cookie(存在する場合)を読み取ります。従来型のセットトップ ボックスなど、検出可能な IP アドレスまたは通過 IP アドレスを持たないデバイスの場合は、地域ターゲティングを含め、キャンペーン マネージャー 360 のターゲティング機能と配信機能のほとんどがサポートされていません。
広告を検索結果ページに表示する場合は、広告サーバーにユーザーの検索クエリが送信されることもあります。
この情報に基づいて、広告サーバーはユーザーに関する情報を推測することができます。その後、この情報は、各広告に設定されたターゲティングと比較されます。広告は、ユーザーがターゲティング条件に適合する場合に限り配信されます。
必須とするターゲティング条件が多いほど、広告を表示するユーザーについて多くの情報が得られます。ただし、条件を組み合わせると、広告が表示される可能性のあるユーザーを狭めることにもなります。
たとえば、広告を見るには、ユーザーが米国内にいることを条件にする場合、多くのユーザーが対象となります。他にも、特定の時刻に特定のキーワードを検索するなどの条件をユーザーが満たす必要がある場合、対象となるユーザーは通常少なくなります。しかし、数は少なくとも、すべてのターゲティング条件を満たすこのようなユーザーたちこそ、意味のある訴求相手(オーディエンス)といえます。
複数のターゲティング タイプ
ユーザーは、指定したターゲティング タイプごとに、それぞれターゲティング条件を満たす必要があります。
たとえば、複数の都市と複数のブラウザタイプを広告のターゲットに設定したとします。この場合、いずれかの対象都市にいて、かつ、いずれかの対象ブラウザタイプを使用しているユーザーだけが広告の対象となります。
1 つのターゲティング タイプで複数のターゲティング条件を指定する
1 つのターゲティング タイプで複数のオプションを指定して、対象を広げることができます。
たとえば、地域ターゲティングの項目で日本を広告のターゲットに設定すると、日本にいるユーザーしかその広告を見ることができません。しかし、日本、ベルギー、スペイン、中国を広告のターゲットに設定すると、これらの国のいずれかにいるユーザーに広告が表示されます。