ターゲティングを管理する

ユーザーの環境に基づいたターゲティング

ユーザーの環境(広告掲載サイトへのアクセスに使用される接続、携帯通信会社、プラットフォーム、オペレーティング システム、ブラウザ)に基づいて広告のターゲットを設定するには、広告プロパティまたはターゲティング テンプレートの [ユーザーの環境] を使用します。

  1. それぞれのプルダウンで条件を選択します。

    • たとえば、[ブラウザ] > [Firefox 3.5] の順に選択すると、Firefox 3.5 を使用しているユーザーのみに広告が配信されます。[Firefox 3.5] と [Safari] を選択すると、Firefox 3.5 または Safari 4.0 を使用しているユーザーに広告が配信されます。

  2. プルダウンに表示されるすべてのタイプに広告を配信するには、[項目が選択されていません] のままにします。

    • たとえば、接続タイプを選択しない場合、あらゆる接続タイプが対象になります。ユーザーがモバイル接続を使用する場合でも、ブロードバンド、Wi-Fi などの接続タイプを使用する場合でも、広告が配信されます。

ガイドライン

  • ターゲティング条件を指定するとオーディエンスは限定されます。どのターゲティング条件についても言えることですが、範囲を狭くすると、対象ページを表示したユーザーに対して広告が配信される可能性は低くなります。つまり、[ブラウザ] プルダウンから 1 つのブラウザのみを選択した場合、広告が配信されるにはユーザーがそのブラウザを使用している必要があります。選択しているブラウザの数が多ければ、ターゲティング条件を満たすユーザーも増えることになります。[項目が選択されていません] のままにすると、ユーザーがどのブラウザを使用していても広告が配信されます。

  • 条件同士が矛盾していないことを確認します。たとえば、モバイル オペレーティング システムとモバイル以外のデバイスの両方をターゲットに設定することのないようにします。モバイル以外の端末でモバイル OS を使用することは不可能なため、この場合広告は配信されません。このように、無効な組み合わせは多くあります。ターゲティング条件を慎重に確認してください。各カテゴリで複数の条件を選択すると、この問題が発生する可能性が低くなります。条件の範囲を広げることで、ユーザーがターゲティング条件を満たす可能性が高まります。

    2 つの具体例

    例 1

    接続タイプとして [ブロードバンド / Wi-Fi / その他] を選択する場合は、[携帯通信会社] プルダウンで携帯通信会社を指定しないでください。携帯通信会社を利用するユーザーはブロードバンドや Wi-Fi などを使ってインターネットに接続することはなく、これらのターゲティング条件を両方とも満たすユーザーは存在しません。携帯通信会社(au、NTT ドコモなど)のユーザーは当然 [携帯通信会社] 接続タイプでのみインターネットに接続します。

    ただし、携帯通信会社とすべての接続タイプを組み合わせてターゲットに設定した場合は、広告に問題は生じません。その広告はターゲットに設定している携帯通信会社にのみ配信され、ブロードバンドや Wi-Fi など他の接続タイプを使用しているユーザーには配信されません。したがってこの場合は、[携帯通信会社] 接続タイプのみを選択してください。

    例 2

    [Linux] オペレーティング システムのみをターゲットにする場合は、[Microsoft Internet Explorer] をターゲット ブラウザとして設定しないでください。現在、Linux は IE をサポートしていません。そのため、Linux マシン上で IE が使用されることはありえず、両方のターゲティング条件を満たすユーザーは存在しません。

    ただし、すべてのオペレーティング システムをターゲットとする場合は、IE ブラウザを選択しても問題はありません。この場合、広告は IE ブラウザを使用している(IE に対応したオペレーティング システムを使っている)ユーザーにのみ配信されます。

ユーザーの環境のカテゴリ

すべてのタイプを含める場合は、これらの条件を [すべて] のままにします。各カテゴリについてのヒントと追加情報を以下でご確認ください。

接続タイプ

  • 上記のとおり、接続タイプと既に設定した他のターゲティング条件との間に矛盾がないかどうかを確認してください。たとえば、モバイル以外のオペレーティング システムをターゲットとする場合は、接続タイプとして [携帯通信会社] を指定しないようにします。モバイル以外のオペレーティング システムを実行しながらモバイル接続を使用するユーザーは存在しません。

携帯通信会社

  • 携帯通信会社をターゲットとする場合は、[接続タイプ] メニューで [すべて] または [携帯通信会社] を設定していることを確認します。[ブロードバンド / Wi-Fi / その他] を設定すると携帯通信会社が除外されるため、携帯通信会社をターゲットにする場合はこの接続タイプを設定しないでください。

プラットフォーム タイプ

  • パソコン: デスクトップ パソコンとノートパソコンがターゲットとなります。

  • ハイエンド モバイル: フィーチャー フォンよりも多くの機能を備えたスマートフォンがターゲットとなります。通常は Android や Apple OS を搭載しています(例: Nexus、iPhone)。

  • タブレット: タッチスクリーン モバイル デバイスがターゲットとなり、スマートフォンとは別個にターゲットに設定します(例: iPad、Nexus)。

  • インターネット テレビ: スマートテレビや、テレビをインターネットに接続するデバイスがターゲットとなります。ゲーム機、Apple TV、Android TV、Roku などのデバイスが含まれます。

オペレーティング システム

  • iOS オペレーティング システムをターゲットにする場合は、ブラウザをターゲットに設定しないでください。どのブラウザをターゲットにしても、iOS 上で実行されるすべてのブラウザに広告が配信されます。[すべて] のままにしておくことをおすすめします。

  • Roku をオペレーティング システムとしてターゲットに設定した場合、ブラウザとしての設定は不要です。

  • オペレーティング システムをターゲットにする場合は、使用する接続タイプ条件との間に矛盾がないようにします。たとえば、Windows 8 などのモバイル以外の OS とモバイル接続タイプを同時にターゲットに設定しないようにしてください。モバイル以外の OS をモバイル接続タイプで使用するユーザーは存在しないため、広告は一切配信できなくなります。

  • キャンペーン マネージャー 360 では、モバイル オペレーティング システムのバージョンをターゲットに設定することもできます。モバイル オペレーティング システムを選択した後、[バージョンを選択] チェックボックスをオンにするとバージョンを選択できます。たとえば次のようになります。

    • [Apple iOS] を選択して、特定のバージョンを指定しなかった場合は、すべてのバージョンの Apple iOS がターゲットになります。

    • [バージョンを選択] をオンにし、[4.0] と [5.1] を選択すると、広告は Apple iOS 5.1 と 4.0 に加えて、[追加] をクリックしてターゲティングするその他のオペレーティング システムに配信されます。

ブラウザ

  • バージョン番号に基づいてブラウザをターゲティングできます。前述のように、ブラウザのバージョンの範囲を狭くすると、広告が表示される可能性のあるユーザーの数が制限されます。

  • Roku をブラウザとしてターゲットに設定した場合、オペレーティング システムとしての設定は不要です。

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