価格の透明性レポートについて

この記事は、Google のオンラインとオフラインのソリューションを使用して、欧州経済領域(EEA)のエンドユーザーからデータを取得しているお客様を対象としています。

EEA の広告主様は、レポートにアクセスして、第三者または Google が所有するサービスで表示された広告にかかる 1 日ごとの費用を課金対象イベント単位で確認できるようになりました。価格の透明性に関するレポートで、課金対象の広告ごとに詳細を表示したダウンロード可能な価格データファイルが提供されます。EEA の広告主様は、価格データファイルに含まれる以下の情報にアクセスできます。

  • Google に対して支払われた総額
  • 購入側のオークション料
  • オークションの総収益(Google 以外のサービスで広告が表示された場合)
  • 支払いの計算に使用された価格設定(例: クリック単価、インプレッション単価)

 

仕組み

キャンペーン マネージャー 360 とディスプレイ&ビデオ 360 の広告主のアカウントで、請求先住所が EEA 内にある場合は、価格の透明性レポートにアクセスできます。広告主の請求先住所を EEA 外に変更すると、価格の透明性レポートはご利用いただけなくなります。詳しくは、価格データへのアクセスを有効にする方法をご覧ください。

広告主に対して価格の透明性レポートへのアクセスを有効にすると、Data Transfer ファイルで価格の透明性レポートにアクセスできるようになります。詳しくは、Data Transfer v2.0 をご覧ください。

課金対象の各広告について受け取った正確な金額が、EEA に拠点を置く広告主に提供されます。ディスプレイ&ビデオ 360 の広告主は、EEA に拠点を置くパブリッシャー向けの販売側レポートで、集計価格データの指標をデフォルトで確認できるようになります。価格データをパブリッシャーと共有し、課金対象の広告ごとに請求された正確な金額を開示することもできます。

レポートの内容

価格の透明性レポートには、1 日分の価格データが含まれます。次の点に注意してください。

  • オプトインしてから 48 時間以内にレポートが利用可能になり、60 日間アクセスできます。
  • 90 日間使用しなかった場合は、非集計価格データへのアクセスを再度有効にする必要があります。

ダウンロードしたファイルのデータと、アカウントのダッシュボードまたはお支払い明細詳細との間に相違が見られることがあります。こうした相違が生じる原因には以下のようなものがあります。

  • 集計対象のトラフィックの発生場所が EEA のみと世界全体の違い
  • 無効なトラフィックの調整
  • ファイル作成後にイベント シグナルを受信した
  • 金額の端数の切り捨て、通貨の換算、件数、その他の調整。

レポートはアカウントまたはネットワークのデフォルトの通貨で表示されます。

キャンペーン マネージャー 360 の価格の透明性レポートの列

列名 説明
イベント ID

課金対象の広告ごとの一意の識別子。この値は、すべてのファイルにおいて一意です。

イベントの日付

イベントが発生した日付(タイムスタンプなし)。ISO 形式の日付(例: YYYY-MM-DD)。

CM360 技術料: 広告配信

クリックの転送に対して請求される料金。

CM360 技術料: 高度なディスプレイ広告配信

スタジオのリッチメディア広告のインプレッションに対して請求される料金。

CM360 技術料: 高度な広告配信(ディスプレイ)

Ads Creative Studio のリッチメディア広告のインプレッションに対して請求される料金。

CM360 技術料: 高度な広告配信(オーディオ)

Ads Creative Studio のオーディオ広告のインプレッションに対して請求される料金。

CM360 技術料: 高度な広告配信(動画)

Ads Creative Studio の動画広告のインプレッションに対して請求される料金。

CM360 技術料: オーディオ広告配信

オーディオ広告のインプレッションに対して請求される料金。

CM360 技術料: ディスプレイ広告配信

ディスプレイ広告のインプレッションに対して請求される料金。

CM360 技術料: 合計料金

すべての技術料タイプの合計額。

CM360 技術料: トラッキング広告のクリック

トラッキング広告のクリック転送に対して請求される料金。

CM360 技術料: トラッキング広告のインプレッション

トラッキング広告のインプレッション トラッキングに対して請求される料金。

CM360 技術料: 動画広告配信

動画広告のインプレッションに対して請求される料金。

ディスプレイ&ビデオ 360 の価格の透明性レポートの列

ディスプレイ&ビデオ 360 のレポートの最初の 2 行には、次の情報が表示されます。

  • イベントの合計数。
  • ディスプレイ&ビデオ 360 にイベントレベルのレポートを表示することに同意しなかったパブリッシャーのデータ。これらの行に表示されるのは、同意しなかったすべてのパブリッシャーの合計値となります。
列名 説明
イベント ID 課金対象の広告ごとの一意の識別子。この値は、すべてのファイルにおいて一意です。
イベントの日付

イベントが発生した日付(タイムスタンプなし)。ISO 形式の日付(例: YYYY-MM-DD)。

広告主の支払い総額

オークションの総収益(メディア費用)と広告主のオークション料金の合計。

プラットフォーム料金(広告主の通貨)

ディスプレイ&ビデオ 360 の利用料。

広告主の支払い方法

広告主への請求方法。

ディスプレイ&ビデオ 360 の場合、次のような値があります。

  • CPM - インプレッション単価(インプレッション 1,000 回あたりの費用)
  • CPV - 広告視聴単価

キャンペーン マネージャー 360 の場合、次のような値があります。

  • CPC - クリック単価
  • CPM - インプレッション単価(インプレッション 1,000 回あたりの費用)
  • CPA - コンバージョン単価
  • CPV - 広告視聴単価
  • CPD - 1 日あたりの費用

オークションの総収益(メディア費用)

エクスチェンジから購入したインプレッションの原価。

パブリッシャーのオークション料金

Google のセルサイド プラットフォームから請求される料金。

パブリッシャーのオークションの支払い

オークションの総収益から販売側料金を差し引いた金額。アカウント設定でのビジネス ユーザーのデフォルトの通貨で表示され、場合によって四捨五入されます。

パブリッシャーの支払い方法

広告枠に対して広告主が支払うまたはパブリッシャーが受け取る報酬の種類。

バイサイド プラットフォームの広告配信料

高度な機能の使用によって発生する追加の広告配信料金や国別の追加料金。これらの料金は、広告主のオークション料金とは別のものです。

キャンペーン マネージャー 360 で価格データへのアクセスを有効にする

  1. キャンペーン マネージャー 360 にログインします。
  2. 広告主に移動します。
  3. [プロパティ] をクリックします。
  4. [価格の透明性] で、[非集計価格データにアクセスする] チェックボックスをオンにして、価格データファイルの受信を有効にします。 
    1. ポップアップ表示されるウィンドウで、[同意する] をクリックします。チェックボックスをオフにするには [キャンセル] をクリックします。
  5. Data Transfer ファイルを保存するには、Google グループが必要です。グループのメールアドレスで価格データファイルを利用できるようになります。詳しくは、Google グループについての記事をご覧ください。
    1. メールアドレスが Google グループに関連付けられている場合は、自動で入力されたグループのメールアドレスを使用します。または、新しい Google グループを作成して、グループのメールアドレスを入力します。
    2. メールアドレスが Google グループに関連付けられていない場合は、価格データファイルへのアクセスに使用するグループのメールアドレスを入力します。または、新しい Google グループを作成して、グループのメールアドレスを入力します。
  6. [保存] をクリックします。

ディスプレイ&ビデオ 360 で価格データへのアクセスを有効にする

  1. ディスプレイ&ビデオ 360 にログインします。
  2. 広告主に移動します。
  3. [広告主の設定] をクリックします。
  4. [基本情報] をクリックします。
  5. [価格の透明性] で、[非集計価格データにアクセスする] チェックボックスをオンにして、価格データファイルの受信を有効にします。 
    1. ポップアップ表示されるウィンドウで、[同意する] をクリックします。チェックボックスをオフにするには [キャンセル] をクリックします。
  6. Data Transfer ファイルを保存するには、Google グループが必要です。グループのメールアドレスで価格データファイルを利用できるようになります。詳しくは、Google グループについての記事をご覧ください。
    1. メールアドレスが Google グループに関連付けられている場合は、自動で入力されたグループのメールアドレスを使用します。または、新しい Google グループを作成して、グループのメールアドレスを入力します。
    2. メールアドレスが Google グループに関連付けられていない場合は、価格データファイルへのアクセスに使用するグループのメールアドレスを入力するか、新しい Google グループを作成します。
  7. (省略可)[価格の透明性] で [価格データをパブリッシャーと共有する] チェックボックスをオンにして、課金対象の広告ごとの正確な請求額を開示します。
    1. ポップアップ表示されるウィンドウで、[同意する] をクリックします。チェックボックスをオフにするには [キャンセル] をクリックします。
  8. [保存] をクリックします。

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