リアルタイム ビッダーにおけるプログラマティック取引の特徴

留意事項

プログラマティック保証型取引は、購入者が一定のインプレッション数の購入を約束するものです。CPM、広告サイズ、開始日、終了日もすべて固定されています。

購入者は、取引条件で合意したインプレッション目標を達成できるように入札する必要があります。入札側の設定が最適でない場合、取引のコールアウト数は、サイト運営者またはパブリッシャーからの広告リクエスト数より少なくなる可能性があります。また、プログラマティック保証型取引のコールアウトは、割り当て量やエラーに基づく制限を受けます。購入者にこうした制限が適用された場合、コールアウト数は広告リクエスト数より少なくなります。

1 つのコールアウトにプログラマティック保証型取引の ID が複数含まれることもあります。その場合、入札者は 1 つの取引 ID につき 1 つずつ、複数の入札を返すことが想定されます。コールアウトに含まれる取引 ID が 5 つより多い場合、入札者は任意の 5 つを選んで入札を返すことができますが、6 つ以上の入札を返すことは想定されません。

詳しくは、リアルタイム ビッダー プロトコルについての記事をご覧ください。

前提条件

  1. サポート担当者に連絡し、プログラマティック取引を有効にしてもらっている。
  2. 入札者が、認定バイヤー管理画面のプレターゲティング設定で保証型取引を常に含めるよう指定している。
  3. (推奨)入札者が、プログラマティック保証型取引のトラフィックに常に広告を配信するよう設定した個別の広告グループを作成している。

プログラマティック取引で使用されるリアルタイム ビッダーの追加フィールド

  • direct_deal_id 
    • プライベート オークションおよび優先取引との整合性を保つため、プログラマティック取引はすべて取引 ID に基づいて処理されます。
  • deal_type 
    • PROGRAMMATIC_GUARANTEED に設定されます。
  • Fixed_cpm_micros 
    • 両者が合意した取引条件の CPM を表します。現在、オークションではレスポンス内の入札単価は無視され、取引条件の CPM が常に使用されます。
  • Publisher_blocks_overridden 
    • この値は、プログラマティック取引では常に true に設定されます。プライベート オークションおよび優先取引との整合性を保つため、この設定はサイト運営者またはパブリッシャーのブロック設定より優先されますが、AdX ポリシーや広告レビュー センターの決定内容より優先されることはありません。
  • must_bid_level
    • 購入者は、プログラマティック保証型取引で合意したインプレッション目標を達成する必要がありますが、すべてのコールアウトに入札を返す必要はありません。したがって購入者は、取引条件の中でターゲティングとして指定できない内容でも、自身で最適化のための対策をとることができます(プログラマティック保証型取引を含む複数のプログラマティック購入にわたって、全体的なフリークエンシー キャップを課すなど)。

      購入者がプログラマティック保証型取引の目標達成に向けてどのコールアウトに入札を返すかを判断するにあたっては、取引が目標達成に向けて順調に進んでいるかどうかを確認できるシグナル値があります。取引が目標達成に向けて順調に進んでいる場合(シグナル値が 1 より小さい場合)、購入者は入札しないことを選択できます。反対に、取引が目標達成に向けて順調に進んでいない場合(シグナル値が 1 の場合)、購入者は入札する必要があります。シグナル値が小さいほど、購入者が入札しなくても取引でインプレッション目標を達成できる可能性は高くなります。

    • 購入者は、5 件の must_bid の取引(最大で 5 件の must_bid=1 の取引)に対して入札を返さなければなりません。

上記以外のすべての RTB フィールド(広告スロットのサイズ、クリエイティブ属性など)は、プログラマティック保証型取引でも同じように使用されます。

OpentRTB

OpenRTB の場合、プログラマティック保証型取引では OpenRTB の標準 PMP オブジェクトが使用されます。

例:

pmp {
   deals {
     id: "364236728761843960"
     bidfloor: 16.64
     bidfloorcur: "USD"
     at: 3
   }
​ }

  • Deals.id は direct_deal_id と同じです

  • Deals.bidfloorfixed_cpm_micros と同じです(bidfloorcur は通貨を表します)

  • Deals.at は「オークション タイプ」を表します。プログラマティック保証型取引と優先取引の場合、「固定価格」は常に 3 に設定されます。

入札リクエストの MatchingAdData に追加される要素

以下のハイライト部分が入札リクエストに追加されます。

// 一致したプレターゲティング設定の情報。
message MatchingAdData {

// この広告枠に一致したすべての取引の情報。
message DirectDeal {
// 取引を識別する ID。
optional int64 direct_deal_id = 1 [
(datapol.semantic_type) = ST_PUBLISHER_ID
];

// アカウント内でこの広告スロットに該当する固定 CPM の取引。この
// インプレッションに入札する場合は、fixed_cpm_micros 以上の単価で
// 入札する必要があり、落札した場合は、常に fixed_cpm_micros の単価が
// 請求されます。単価はアカウントの通貨のマイクロ単位で表されます。
// たとえば、固定 CPM が 1290000(アカウントの通貨で 1.29)の場合、
// これ以上の単価で入札する必要があります。落札した場合は、
// アカウントの通貨で 1.29 の CPM が請求されます。
optional int64 fixed_cpm_micros = 2;

// 取引のタイプ。
enum DealType {
UNKNOWN_DEAL_TYPE = 0;
PREFERRED_DEAL = 1;
PRIVATE_AUCTION = 2;
PROGRAMMATIC_GUARANTEED = 3;

}
optional DealType deal_type = 3 [default = UNKNOWN_DEAL_TYPE];

// サイト運営者またはパブリッシャーがこの取引をブロック設定の適用対象外と
// しているかどうか。AdX ポリシーと広告レビュー センターの決定内容は
// この設定より優先されます。
optional bool publisher_blocks_overridden = 4 [default = false];

取引の交渉を行う

  • 取引の交渉は認定バイヤー管理画面で行うことができます。詳細
    • 認定バイヤー マーケットプレイスの [発見] タブにある検索ボックスで、トランザクション タイプ「プログラマティック取引」を検索します。
  • AdX Buyer REST API バージョン 2 を使って、取引の交渉を行うこともできます。

設定を完了して取引を成立させる

取引のプロポーザルが確定したら、クリエイティブをアップロードし、(Buyer REST API バージョン 1.4 を使用して)取引に関連付けることができます。

  • 具体的には Rest API の addDeal メソッドを使用します。
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