入札が除外される原因には、Google による入札レスポンスの除外、入札単価とパブリッシャーの設定の不一致、単なるオークションの結果であるということのほかに、コールアウトのエラーや設定の誤りも挙げられます。
コールアウトのフィルタ |
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オークションで入札が除外された場合は、入札レスポンスのコールアウトでステータスが返されます。これを基に、エラーとなる原因がないか調べることができます。以下にステータス コードとその対応方法や注意事項をご紹介します。 |
内部エラーです認定バイヤーの HTTP インフラストラクチャで内部エラーが発生しました。これには複数の理由が考えられます(入札リクエストの送信失敗、設定の誤り、リクエストのサイズ超過など)。この除外理由は、コールアウトのステータス コード 2 に該当します。 対応方法
この数値が 10% を超える場合は、担当のアカウント チームにお問い合わせください。 |
不明なステータスですこのステータスが返された場合、まれなケースですが、認定バイヤーにバグがある可能性があります。この除外理由は、コールアウトのステータス コード 4 に該当します。 対応方法
この数値が 10% を超える場合は、担当のアカウント チームにお問い合わせください。 |
割り当て量を超えましたビッダー エンドポイントの最大 QPS に達しました。この除外理由は、コールアウトのステータス コード 5 に該当します。入札者のスマート スロットリングでは、入札する可能性が高い入札リクエストを最適化します。 |
入札エンドポイントが設定されていません入札エンドポイントが設定されていません。この除外理由は、コールアウトのステータス コード 29 に該当します。 対応方法
エンドポイントのない地域で入札を行っていないことを確認します(ヨーロッパ、中東、アフリカ地域のトラフィックを購入しているものの、同地域のサーバー エンドポイントを設定していないなど)。担当のアカウント チームに問い合わせる前に、自社の技術担当者にこの点についてご確認ください。
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応答エラー率が高いため抑制されました入札リクエスト率が、算出されたエラー割り当ての上限を超えています。この除外理由は、コールアウトのステータス コード 30 に該当します。 対応方法
ネットワークのエラー率が 15% を下回っていることを確認します。
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無視されると予測認定バイヤーで入札者の収益最大化に向けて処理が行われた結果、このステータスとなることがあります。この除外理由は、コールアウトのステータス コード 6 に該当します。 対応方法
これは想定内の正常な状況であり、特に何もする必要はありません。ご不明な点があれば、担当のアカウント チームにお問い合わせください。 |
HTTP コールアウト リクエストがタイムアウトしましたHTTP コールアウト リクエストがタイムアウトしました。この除外理由は、コールアウトのステータス コード 7 に該当します。 対応方法
詳しくは、RTB アプリケーション開発のベスト プラクティスや、遅延制限とピアリングのガイドで、接続が終了しないようにする方法をご確認ください。 |
HTTP 応答にデータが含まれていませんビッダーから有効なレスポンスが返されなかった可能性があります。この除外理由は、コールアウトのステータス コード 8 に該当します。 |
HTTP 応答を解析できませんでしたHTTP プロトコルが正しく実装されていない可能性があります。この除外理由は、コールアウトのステータス コード 9 に該当します。 |
不明な HTTP ステータス コードまたは TCP エラーです認定バイヤーで、不明な HTTP ステータス コードまたは TCP エラーが検出されました。この除外理由は、コールアウトのステータス コード 10 に該当します。 対応方法
RTB アプリケーション開発のベスト プラクティスを参考に、接続の管理とエラーの処理を適切に行います。 |
ビッダーが HTTP 3xx ステータス コードを返しましたビッダーからリダイレクトを示す HTTP ステータス コードが返されました。この除外理由は、コールアウトのステータス コード 11 に該当します。 対応方法
HTTP のエラーを回避するには、RTB アプリケーション開発のベスト プラクティスや、遅延制限とピアリングの設定に関するヒントをご確認ください。 |
ビッダーが HTTP 4xx ステータス コードを返しましたビッダーからクライアント側のエラーを示す HTTP ステータス コードが返されました。この除外理由は、コールアウトのステータス コード 12 に該当します。 対応方法
HTTP のエラーを回避するには、RTB アプリケーション開発のベスト プラクティスや、遅延制限とピアリングの設定に関するヒントをご確認ください。 |
ビッダーが HTTP 5xx ステータス コードを返しましたビッダーからサーバー側のエラーを示す HTTP ステータス コードが返されました。この除外理由は、コールアウトのステータス コード 13 に該当します。 対応方法
HTTP のエラーを回避するには、RTB アプリケーション開発のベスト プラクティスや、遅延制限とピアリングの設定に関するヒントをご確認ください。 |
入札レスポンスが大きすぎます入札レスポンスが許容サイズを超えています。この除外理由は、コールアウトのステータス コード 15 に該当します。 対応方法
入札レスポンスのサイズの上限はデフォルトで 100 KB です。ビジネス上の理由からこれより大きいサイズの入札レスポンスを送信する必要がある場合は、担当のアカウント チームに上限の引き上げについてご相談ください。 |
BidResponse プロトコルを解析できませんでしたビッダーで認定バイヤー ビッダー プロトコルまたは OpenRTB プロトコルのいずれかが使用されており、HTTP ペイロードが有効なレスポンスではありません。この除外理由は、コールアウトのステータス コード 16 に該当します。 対応方法
RTB プロトコルまたは OpenRTB プロトコルの現在のバージョンを確認し、有効な入札レスポンスを返すようにします。 |
DNS ルックアップに失敗しました入札用エンドポイントのホストサーバーが見つかりませんでした。この除外理由は、コールアウトのステータス コード 17 に該当します。 対応方法
入札用エンドポイントの DNS レコードが最新で、正しく設定されていることを確認します。 |
応答内のすべての広告が除外されましたこのステータスは、配信の問題やクリエイティブの不承認、あるいはそれらの組み合わせが原因となって返される可能性があります。この除外理由は、コールアウトのステータス コード 18 に該当します。 対応方法
[広告] セクションで、クリエイティブの承認状況や、クリエイティブが不承認になった詳しい理由を確認できます。また、スニペット ステータス レポートを使用して、広告とスニペットのステータスの内訳を確認することもできます。 |
テストモードが有効になっていましたビッダーは正しく動作しているようですが、テストモードに設定されています。この状態は、ビッダーの起動段階の 1 つとして発生します。認定バイヤーではレスポンスの処理が正常に行われますが、オークションより前にすべての広告が破棄されます。この除外理由は、コールアウトのステータス コード 19 に該当します。 対応方法
テストモードを無効にするには、担当のアカウント チームにお問い合わせください。 |
入札レスポンスで広告が返されませんでしたビッダーから「入札単価なし」という入札レスポンスが返されました。この除外理由は、コールアウトのステータス コード 20 に該当します。 対応方法
これは想定内の正常な状況であり、特に何もする必要はありません。これは入札を行わないときの適切な処理方法です。 |
SSL 認証エラーですビッダーで入札に使用されている HTTPS と SSL 証明書が無効です。この除外理由は、コールアウトのステータス コード 21 に該当します。 |
条件付き広告ポリシーの違反広告ポリシーによって広告枠のコンテキストが広告コンテンツにそぐわないと判断されたため、クリエイティブは除外されています。この除外理由は、コールアウトのステータス コード 151 に該当します。 対応方法
認定バイヤーの [トラブルシューティング]、[広告] でクリエイティブの詳細を確認し、見つかったポリシー関連の問題を解決します。 不承認の詳細な理由がギャンブルまたはソーシャル カジノ ゲームに関連している場合は、ギャンブルとゲームに関するポリシーを参照して認定についてご確認ください。 |
プレターゲティングの割り当てによるフィルタ対象となるすべてのプレターゲティング グループの QPS の上限に達しました。この除外理由は、コールアウトのステータス コード 26 に該当します。 対応方法
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入札レスポンスのフィルタに関する問題を解決するをご覧ください。